副都心線とPlaceEngineの話
開通から10日経った、東京メトロの副都心線。ソニーハイビジョンフェアでお越しになったお客様から、こんなプレゼントをいただいてしまいました。副都心線グッズが何もゲットできなかった店員佐藤に、限定3,000個の「東京メトロ10000系ホッチキス」です。
ありがとうございます。これから、当店の発送物でホッチキス留めをするときは、当店の公式ホッチキスとなった、この10000系ホッチキスで留めさせていただきます。m(_ _)m
で、話は変わるんですが。。。
昨日は月曜日。PlaceEngineのデータベース更新があり、最新のPEデータベースをPSPに入れて、またまた副都心線に乗車してきました。
ちょっと説明させていただくと「PlaceEngine」というのは無線LANの電波をたよりに自分の位置を特定する技術。GPSの場合はGPS衛星からの電波を複数受信して、信号到達までの時間差で地球上のどこにいるのかを特定しますが、これだと空が見えるところでないと位置が特定できないのと、衛星電波の受信まで結構時間がかかるので、電源投入後に位置特定までちょっと待たされるデメリットがあります。
PlaceEngineの場合はあちこちに飛んでいる無線LANのMACアドレスを元にそれがどこで受信できるのかをデータベースとして持って、それを元に位置を特定しようという技術。GPSと違い瞬時に場所の特定ができるのと、屋内で空が見えないところでも無線LANの電波があれば場所がわかるというメリットがあります。デメリットとしては無線LANがない山中では全く役に立たなかったり、またデータベースに無線LANの登録情報がないと位置特定ができない点があります。
で、6月14日に開通した東京メトロの「副都心線」なんですが、新たにオープンしたばかりの地下の駅です。東京メトロでは全駅で公衆無線LAN「ホットスポット」が敷設されているので、無線LANの電波は飛んでいるんですが、まだ誰もデータベースに登録をしていません。
なので、先日、開通日の6月14日に遊びにいってきたときにはまったく位置が特定できず、副都心線の各駅で、私のPSP「みんなの地図3」は迷子になってしまっていました。
そういう時は、PSP「みんなの地図3」で位置情報を自分のメモリースティックに登録をしていくことになります。自分で現在、ここの場所にいる、とカーソルを動かしてそこで「PEログの取得」をします。
すると、その場所で受信できた電波と場所情報を一緒にしてメモリースティックにログデータとして記録。あとで自宅から地図サイト「PetaMap」にログをアップロードすることでPlaceEngineのPEデータベースへ新しい場所のデータとして組み込まれる、というわけです。
PEデータベースの更新は毎週月曜日の早朝。6月14日に取得したPEログはすぐにPetaMapからアップロードしていたんですけど、翌週月曜日の6月16日のPEデータベースには反映されていませんでした。うーん、残念。
で、昨日は6月23日の月曜日。私がデータをアップロードして2回目のPEデータベース更新になるんですが、そのデータを持って副都心線でPlaceEngineを試してみたところ。。。
これは副都心線の新宿三丁目駅。「みんなの地図3」には副都心線の地図表示はないんですが、その副都心線が通っているところにちゃんとジャンプしてくれました。自分で登録した情報を自分で利用しているだけなんですが、なるほど、位置情報の反映には最長2週間かかるということになるみたいです。
その後も順調に駅ごとにPE受信ができて、停車した駅ごとに、移動軌跡が残っています。これで新宿三丁目から池袋、そして地下三階に新設された要町、千川駅までPlaceEngine対応が確認できました。
副都心線で「みんなの地図3」を使うと、しっかり位置の特定が今週からできますよ!! 私以外の方もPEログをとられているかもしれませんが、副都心線のPlaceEngineデータを作ったのが自分!というのがちょっと自慢だったりします。(^_^)v
あとは新宿三丁目~渋谷の副都心線遊び後半戦をいつ実行するかです。
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