松田聖子 ハイレゾ解禁が12月24日にやってきます!
大変です。ついにハイレゾ音源に「松田聖子」がやってきます! 12月24日にmoraにて6アルバムの配信がスタートするそうです。
インプレス AV Watchさんの記事のよると。。。
「青い珊瑚礁」、「裸足の季節」ほか全10曲
「風は秋色」、「Only My Love」ほか全10曲
「チェリーブロッサム」、「夏の扉」ほか全10曲
「風立ちぬ」、「白いパラソル」ほか全10曲
「赤いスイートピー」、「渚のバルコニー」ほか全10曲
ということで一番おいしいところが一挙に販売になります。というのも83年あたりから収録の現場でもデジタル収録が始まってしまいアナログ音源が楽しめる最後の年が82~83年あたりと言われています。
デジタル収録になると初期のものは当時の技術によるもので高音質化が望めなくなります。
CDの量子化ビットは16ビットでハイレゾ音源は24ビットで配信しているじゃないですか? この16ビットというのはデジタル録音が始まったときに収録に使っていたテープのデータ記録の上限が16bitだったからだそうで、特に聴感上の特性を優先したものではないんだそうです。
人間の耳で聞き分けられのは20ビットくらいまでで、現在のスタジオ収録の現場では24ビットで行われていて、それがダイレクトに聞けるようになっているのが現在のハイレゾ音源。
松田聖子の当時の収録はアナログで行われていて、その音質が損なわれない様にデジタル化されて発売されるのが今回のmoraでのハイレゾ音源になります。
私の個人的な考えですが20kHz以上の高周波の音も聞こえないまでも感じることが出来るからハイレゾは良いんだ、というお話がありますが、そうではなくて量子化ビットの差は高周波の音は関係なく、誰でも聞き分けられるモノだと思っています。
今回の松田聖子のハイレゾ楽曲のリリースは、待ちに待ったものだと多くの方が思われているのでは? 私も実はシングルレコードを始めた買ったのが松田聖子さんの「白いパラソル」でした。これがハイレゾで聞けるのはすごい楽しみ。
なお、当店にはすでに「赤いスイートピー」のハイレゾ楽曲が店頭に届いています。当店の店頭で体験視聴ができます。
これも個人的な意見ですが映像って最初に見たときのクオリティが大事で最初に入ってくるイメージで映像の画質が頭の中で形成されてしまうと思うんです。映画館でみた作品とVHSビデオで最初に見た映画だと、画質のイメージがかなり違ってくる気がします。
それがこと音楽だと上書きが可能。学生時代にオーディオテープでワウフラッターに悩まされながら聞いていた音楽のイメージを、この時代に聞くとハイレゾの音でイメージの上書きができるんです。情報量が少なかった音楽の場合は脳内で新しい音で更新できる気がしています。
松田聖子さんの今回のアルバムは日本人のもっとも多くの方、最大公約数的にハイレゾになってもらいたい!と、思われていた曲ばかりだと勝手に思っているんですが、そうですか、この年末に発売されますか。
ハイレゾオーディオ普及についての今までで一番大きな起爆剤になる気がします。
moraでは12月24日発売に向けてのメール登録を始めているそうです。
合わせて、これに合わせてハイレゾの再生環境を用意しておかれると良いかも。80年代ミュージックはなんせアナログ音源からハイレゾ音源への切り替えで最も多くの恩恵を受けられる音楽だと思います。
ハイレゾ対応ヘッドホン「MDR-Z7」で80年代ミュージックをハイレゾで聴き直すっていうのは最高の「大人買い」的な魅力にあふれた遊びじゃないですかね。
「白いパラソル」のハイレゾ音源を聴くのが楽しみです。
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