ホームシアターシステム『HT-CT260』ショールーム展示レポート
金曜日に書ききれなかった銀座ソニービルショールームの展示レポートの続きです。
27日(月)に発表された新型ホームシアターシステム「HT-CT260」の特別先行展示が始まっており、そちらの展示の様子もお伝えしたいと思います。
「HT-CT260」はBluetoothを搭載したサウンドシステム。10月20日発売予定でソニーストアでは29,800円の販売予定価格になっています。
従来のホームシアターシステムもWM-Portを搭載しておりウォークマンの音を手軽に鳴らすシステムを搭載してくれていましたが、今度はスマートフォン自体にふさわしくBluetooth機能を搭載し、ホームシアターシステムと無線でつながり、さらに音楽再生のコントロールをシアターシステムから行うことができるというものになっています。
お客様からのご質問で、Bluetoothのコントロールはウォークマンでもできますか?というお問い合わせをいただいていたので、それをまずは確認して参りました。
銀座ソニービルショールームで展示されているHT-CT260はすでにBluetooth接続されているウォークマンZ1000が用意されており、そのデモンストレーションをしています。
再度確認してきたところ、ウォークマンZ1000ではなくて、Xperia acro HDでした。失礼しました。ただ、対応プロファイル搭載機では同様にリモートコントロールが可能で、ウォークマンZ1000でも同様の操作は可能です。
結論から言うとウォークマンZのコントロールをHT-CT260付属のリモコンで行うことが可能。付属リモコンには下部分に「Bluetooth」という文字があり、その部分からペアリングされた機器のコントロールが可能。
上部にあるオレンジの文字はテレビの操作をすることができるボタンになっており、これひとつでテレビとBluetooth機器のコントロールができるようになっています。
ついでなのでBDソフトの映像と音を楽しませてもらうんですが、これがなかなかの臨場感。音の広がり方がすごく良い感じで、なんかテレビ画面から音が聞こえてくる感じ。
こういうショールームとかだとなにか特別な展示というかセッティングに秘密があるのかと思っていたらどうやらそういうことではなく、スピーカーの形状に秘密がある様子。
6角柱のスピーカー本体になっているんですが、通常の設置だとスピーカーが上方向に30度向くようになっていて、これにより音の指向性がテレビから来ているものと勘違いできてしまうみたいなんです。
試しに付属のスピーカースタンドを持ってきてくださって、スピーカーの向きを正面に向くようにしてもらうと、これはなんか普通にスピーカーから音が聞こえてくるように聞こえます。
設置している環境にもよるところはあると思いますが、こうしてスピーカーをやや上向きにすることでこういう効果ってあるものなんですね。
さらにちょっと興味があって背面を見せてもらうんですが、スピーカーの配線がやけにすっきりしています。スピーカーから出ているラインは2本だけ。電源と光デジタルケーブルだけなんです。
これがスピーカー本体の配線部分。光デジタルと同軸デジタルとあとはステレオミニ端子だけ。
あ、そうか、うちもブラビアにホームシアターシステムを接続していますが、ウーファー側に配線を全部集中していて、そこからサテライトスピーカーに音を出すだけなんですよね。って話をアテンダントさんにしたら嬉しそうに「そうではないんですよ」とのこと。
にっこりとして見せてくれたのがサブウーファーの配線なんですが、サブウーファーにつながっているケーブルは電源ケーブルだけなんです。
なるほど、そうでした! このシステムってサブウーファーが無線接続になっていて、サテライトスピーカーからのウーファー信号は電波で渡しているんでした。
ということはテレビとの結線も光デジタルケーブルの1本だけ。ホームシアターシステムを自分で配線している方でしたら、おわかりになると思いますが、これは超シンプル構造になっています。
従来のシステムだとHDMI接続になっていて、BDレコーダー、PS3なども一度ホームシアターシステムの方にHDMIで接続して、そこからテレビにHDMIで接続。HDMI連動をさせて操作を簡単にする代わりにウーファーの裏などにHDMIケーブルが集まるため、結構配線がごちゃごちゃになったりします。
ですが、この方法であればHDMI連動が出来ない代わりにテレビの音を単に光デジタルで回すだけにして配線を超シンプルにすることが可能。HT-CT100を我が家では使っていますが、こっちの方が良いんじゃないの!?と、思えました。
ウーファーもこれだったらテレビの近くに置かなくても良いんですよね。ソファーの裏とかに持って行くことも出来るし、やや離れたところに設置しても低域の音は指向性がないので不自然にはあまり感じません。
ちなみにウーファーの振動板は底面にあって、サブウーファーの底を見せてもらうとこんな感じになっています。設置場所だけではなく設置する向きもあまり気にしないでよいわけです。
こうしてテレビの前に設置することもあるかと思いますが、スピーカー前面で受信した赤外線信号はそのままスピーカーの後ろにパススルーで出力する機能もついているため、スピーカーシステムの設置によってテレビリモコンの受信感度が下がることもないように気を遣っています。
これだけの機能がついて29,800円。
これももしかしてこの秋のヒット商品になる
予感。液晶テレビは省電力化、薄型化によってあまり音質を前面に出しているモデルってないと思います。テレビのスピーカーを使っている方はこの新しいスタイルのお手軽&本格派シアターシステムとか利用してみるというのはどうでしょう!?
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☆ソニープレスリリース「スマートフォンからのワイヤレス音楽再生やサブウーファーのワイヤレス接続により、利便性と設置の自由度を向上させたホームシアターシステム発売」
tsuyo111
2012年9月2日 @ AM 1:32
確認頂きありがとうございました!
ただ、1つ気になる事が…
MDR-1RBTだと、Bluetoothと有線の差が大きいとのこと。
現在、ウォークマンを有線でシアターシステムにつないでいるので
Bluetooth接続にしたときの音の悪化が気になります。
店員佐藤
2012年9月2日 @ AM 8:39
♪tsuyo111さん、こんにちは。
ライン入力も端子として用意されていますので
音質にこだわるのでしたらライン入力でも使えます。
機会がありましたらショールームへウォークマンなどを
持ち込んでお試しになってみてください。
MDR-1RBTほどの再生帯域はこのシステムには
ありませんので気にならないと思います。