デジタル双眼鏡『DEV-3』開梱レポート

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本日の開梱レポート第2弾です。デジタル双眼鏡の「DEV-3」の開梱、初期セットアップの様子を紹介したいと思います。

 

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「デジタル録画双眼鏡」という新しいカテゴリーの製品として登場した「DEV-3」ですが、CEATEC JAPANで見ていたら案内をされていたのはいつものハンディカムグループの方たちでした。なので新カテゴリーの製品ではありますが、製品としてはハンディカムのつもりでオーダーをしていたんですが。。。箱とか見事に新しいデザインになっていてびっくりでした。

なんかアウトドアグッズっぽいパッケージになっています。

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同梱品はこちら。本体、バッテリー以外にもろもろ、いろいろなものが入っています。クイックガイドと取扱説明書があって、両方ともすごい厚さなんですが中身は各国語版が一緒になっているので、それで厚いだけ。

日本語の部分はそれほど多くはありません。

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付録のソフトウェアCD-ROMです。中身はPMB Ver.5.8とPDFファイルなど。いつもの製品登録のためのソフトウェアは入っていなくて、製品登録をするためにはやはりPCとDEV-3本体をUSB接続するんですが、そのデータのやりとりをするソフトウェアはWEBからダウンロードして利用するというちょっと変わったスタイルになっています。

なので、PMB 5.8をすでにインストールして使っている方は、このソフトウェアCD-ROMを使う必要は特にないと思います。

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業務用上位機種の「DEV-5」には充電器が付属するそうですが、民生用のDEV-3ではACアダプターを使って本体内充電をする仕組みになっています。

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うちには「BC-TRP(生産終了品)」という充電器があるので、これを使って充電することができるんですが、本格的に運用するのであれば充電器は別途用意した方がよいでしょうね。

V型バッテリーを充電できるものとしてはこんなものがあります。

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★ソニーストア チャージャー「BC-TRV」のご案内はこちらから

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★ソニーストア チャージャー「AC-VQV10」のご案内はこちらから

業務用モデルDEV-5に付属するのはAC-VQV10です。

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そしてこちらが付属コード。通常のUSBケーブルと、それと今時必要があるとは思えないコンポジットケーブル。3Dハイビジョン映像が撮影できるDEV-3をRCAピン端子でアナログ映像として見ることはまずないと思うんですが、これはなにか法律的な制限で付属するのかもしれませんね。

たとえばですが景品表示法で、別途なにか買わないと製品として成り立たないものは懸賞景品に使えないとかいうのがあったので、もしかするとそういう絡みでなんでもいいから映像出力をできるようなケーブルを同梱しないといけないのかも。

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さて、ここからは使用準備です。本体底にフラップがあるので、そこを開くと、バッテリーを収納するスペースがあります。ここにバッテリーを装着して本体内充電をするというのが第一歩です。

私は楽しみにして、予備バッテリーをすでに満タン充電してあるので、それを装着します。

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装着できるのはNP-FV70(付属品)と、より大容量のNP-FV100の2タイプです。NP-FV70を装着するとこうしてバッテリースペースにゆとりがあるんですが。。。

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NP-FV100を収納するとごらんの通りスペースは満タンになります。

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★ソニーストア リチャージャブルバッテリーパック「NP-FV70」はこちらから

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★ソニーストア リチャージャブルバッテリーパック「NP-FV100」はこちらから

取扱説明書によると3Dモードでの撮影で実撮影がNP-FV70で75分、NP-FV100で150分。その差は倍。

録画をしないモニタリング利用でNP-FV70が185分、NP-FV100が370分になるそうです。

光学式の双眼鏡とは違ってデジタルなのでバッテリーが切れたらなにも使い物にならなくなります。アウトドアフィールドに持ち出すなら予備バッテリーを1本は必ず用意した方がよいと思います。NP-FV100の方が重量もあるのでハンディカムの場合は取り回しもしにくくなるんですが、こうして内蔵型だとそれも問題にならないし、本体重量がかなりあるので、FV70とFV100の重量差もそれほど感じられないと思います。

実際に使ってみてからでないと判断はできないんですがFV100の方が予備としては良いかもしれません。 

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そのほか、説明書を見て気がついたんですが、DEV-5にはレンズキャンプなどが付属するんですけど、DEV-3にはそれがありません。また、専用のポーチなども今回は用意がないんです。

早急に本体をしまうケースなりポーチなりを探さないといけません。(当面はαカメラバッグを使えば良いんですが。)

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そして、付属のストラップを装着。先日、ソニービルショールームで長時間使わせてもらって初めて気がついたんですが、DEV-3の本体って結構重いんです。手が滑って落としてしまったときのショックはかなり大きそうなので、使うときはストラップをかならず首にかけて落下防止をしたいところです。

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そして、電源を入れてセットアップをスタート。

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電源を入れてもすぐには操作はできません。

それよりも先に双眼鏡の視度調整を行います。デジタル一眼カメラだとファインダーの視度調整をダイヤル一つでするだけですが、デジタル双眼鏡では3つの調整を行います。

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まずは両目のファインダーの両方についているダイヤルで左目、右目を別々に視度調整で映像がはっきり見えるところを探します。

その後に両目の間にあるつまみを手前に引き出して「IPD ADJ」というのを回して両目の感覚を調整します。これがかなり重要でちゃんと映像が2重に見えないところ、ちゃんと両目でひとつのものを見ている状態にあわせます。

自分一人で使うようでしたら一度調整したらもういじることはないので、つまみを奥に押し込んでこれで固定。複数の人たちで利用するようであれば、このつまみを引き出しておいて、使う人ごとに調整をすることになります。

この調整項目は一人一人の目の状態にあわせる必要があるので、ちょっと面倒なんです。

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視度調整が終わったら、ようやく本体のソフトウェアセッティングです。ここでは日本語を選択します。

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双眼鏡を持つと左手の指の位置にこれら十字キーが配置されているので、ファインダーをのぞきながら十字キーで操作をします。

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2011年11月11日に日時調整します。タイムゾーンの設定もありますが、このあたりはハンディカムと同じ流れです。

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そして、これが結構キモなんですけど、通常の設定項目が終わると、こんな自動3Dレンズ調整というのを行います。

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明るいところで、ある程度カラフルな景色のところで調整を行ってくださいとのこと。単調な風景のところではできないらしいんですが、調整を実行すると自動でズームを切り替えて、おそらくズーム位置による3Dのレンズ調整をするんでしょう。

ショールームでも、どうも立体感が薄いな、と言うときにこの調整を行うとくっきりと3Dになるのを体感しています。

これで調整は終了。。。というところなんですが、あともうひとつ。

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実はこのデジタル双眼鏡ですが、いろんなモードを持っているんです。モニタリングだけでも使えるので、モニタリングで3Dになるものと2Dになるもの。さらに録画で3Dになるものと2Dになるもの。

購入当初の初期設定ではモニタリングは3Dなんですが、録画するデータは2Dという設定になっています。なので、画面をみると小さく右上に「2D」という表示があります。モニタリング3Dなので、ファインダーをのぞくと3Dなんですが、この状態で録画をすると録画した動画ファイルは2D映像になってしまいます。

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メニューを呼び出して「画質・画像サイズ」に入り、ここで3Dモードに切り替えてあげれば、これで設定完了です。これで3D撮影ができるようになります。

ショールームで撮影を試すんですが再生しても3Dにならないのがわかったので、これで私はちょっと悩みました。

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変な設定になっているなぁ、と思っていたんですが、おそらく3D撮影モードにするとズーム倍率は下がるので、それよりはズーム倍率を優先させているんでしょう。3Dハンディカムとして利用するなら動画撮影を3Dモードにする必要があります。

DEV-3とDEV-5の決定的な差がデジタルズームが使えるかどうかだったりするんですが、こと、3D動画撮影に関してだけみると上記の通り倍率は変わりません。一緒なんです。DEV-3もDEV-5も3D動画に関しては。

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最後にレンズ横のフラップを開いて、ここにメモリースティックDuo(もしくはSDカード)を入れて試し撮りです。

全然、おもしろいものは撮れていませんが、うちのビルからの景色をズームばりばり操作して撮影をしてみました。サイドバイサイドの3D動画に変換してYoutubeにアップロードしてあるので、アナグリフメガネ(赤青メガネ)などでごらんいただければ3D動画としてごらんになれると思います。(3D表示にならない場合はYoutubeサイトに移行してから再生してみてください。)

ビルからの景色で立体感のある風景がないんですが、ズームしてもワイドにひいても立体感がしっかりとあるんです。双眼鏡なので望遠側しか使えないと思いきや、ワイド側もちゃんと撮れますし、普通にハンディカムとして撮影が楽しめそうです。

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ここ最近、週末になると天気が悪くてちょっと元気がなかったんですが、今週末は天気も良さそうなので、これをもってどこかでかけてきたいと思います。

ソニーストアでは入荷未定、販売店ルートでも納期未定になっているんですが、特にタイの洪水被害という話も伝わってはきていませんので、発売当初の品薄状態になっているだけだと思います。

ソニーストアさんでの入荷状況がわかればそれもまたすぐにレポートしたいと思います。

 

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★ソニーストア デジタル録画双眼鏡「DEV-3」のご案内はこちらから

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★ソニー製品情報サイト「DEV-3」ご案内ページはこちらから

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☆ソニープレスリリース「ズーム、オートフォーカス、手ブレ補正機能を搭載 世界初フルハイビジョン動画を記録可能なデジタル録画双眼鏡『DEV-3』発売」

☆当店blog 11.11.4「デジタル双眼鏡『DEV-3』が11時より受注開始」 
☆当店blog 11.9.30「デジタル録画双眼鏡『DEV-3』発表」
 

 

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