Windows 8搭載VAIOでメールアプリの設定技
先日VAIO標準搭載ソフトの「PlayMemories Home」の基本的な使い方を今更ながらレポートしてみたんですが、なんかすごいPV数になってびっくりしました。
ながらく使っているソニーの写真管理・編集ソフトですが、みなさんも使い方に慣れてしまっていて、そういえば他の人はどんな使い方をしているんだろう?という興味をお持ちなのかも。
ということで、VAIOの基本シリーズ第2弾を今日はお届けしたいと思います。今回はWindows 8になって使い方が変わったメールソフトのお話です。
さて、Windows OSの最新バージョンを常にお使いの方ならご存知の通り、XP時代からどんどんOS付属のメールソフト事情が変わってきていて、Windows 7ではついにメールソフトが付属しないようになってしまっているのはご存じでしょうか?
☆マイクロソフト「Windows 7にWindows Live メールをインストールする」
マイクロソフトさんのホームページでもこうしてご案内をしているんですが、Windows XP時代には「Outlook Express」が。Vista時代には「Windows Mail」というソフトがOSに付属してついてきていたんですがWindows 7からは付属のメールソフトがなくなっていて「Windows Live メール」というソフトを自分でインストールすることになっていたんです。
VAIOの一部モデルでは最初から「Windows Live メール」がインストールされているケースもあったんですが、これも厳密にはマイクロソフトがOSの一部としてインストールしているのではなく、メーカーがプレインストールソフトのひとつとしてインストールしていたことになります。
で、今回のWindows 8ですが、この最新OSにもメールソフトウェアは入っていません。ですが、デスクトップスタイルではなく、タブレット操作を主体にしたアプリスタイルにはそういえば「メール」アプリがあります。
そう、実はWindows 8になって「メール」機能が復活していたりするんです。
なんだ、それだったら問題ないじゃない。わざわざWindows 8時代のVAIOのメール事情なんて解説する必要なし!というところですが、それがそうでもないんです。
ちょっと解説が必要なんです。
どういうことなのかというと、順を追ってご説明してきたいと思います。
さて、まずはこちらの画面。Windows 8 アプリで最初から入っているメールアプリの様子です。私の場合、ここにアカウント登録で「outlook.com」メールと、GoogleのGmailの設定をしています。
登録しているのは2つだけなんですが、これだけで全部のメールを受信できるようにしているんですが、これの設定にちょっとしたコツがあるんです。残りの2つのメールは会社のメールアドレスと、プライベートで使っているSo-netメールになります。
で、ここではSo-netメールの設定を試してみることにします。
メールアプリで設定を呼び出し、そこで「アカウントの追加」を選択。するとここで設定ができるメールアカウントの種類が登場します。
So-netメールは「その他のアカウント」になるので、それを選択。
そして多くのプロバイダーがそうですが、メールデータをダウンロードしてくる形で利用する「POP」方式でメール受信をするのがSo-netです。ここでは「POP」を選択して、次に進めようと思うんですが。。。
ここでエラーが出ます。
Windows 8 アプリのメールなんですが、なんと驚いたことにPOP3メールは対応をしていないんです。
プロバイダーのSo-netのメール設定についてもページで調べてみても。。。
こちらに各種メールソフト別のメール設定方法が記載されています。右の枠には「Windows 8 でメールの設定をしたい」というのがあるので、これをクリックしてみるんですがするとこうなります。
これが結論という形になります。Windows 8 アプリのメールアプリでは、IMAP方式で利用できるプロバイダーのメールや、Hotmail、Gmail、Outlook mailなどしか利用ができないんです。
☆マイクロソフト Windows Essentialsのご案内はこちらから
なので、従来通りの方法でPOP3方式のメールの送受信をしたい場合は「Windows Live Mail」をインストールして使ってください、ということになります。
ですが、ここからが今回のキモになります。
私もそれをどうにかしたいと思って解決しようとして見つけた方法ではなく、たまたま「Outlook Mail」の設定をいじっててそういう風にして使っていたので、裏技発見!という話でもなんでもないんですが、Windows 8のメールアプリでPOP3サーバーのメールを受信することができる技があるんです。
答えは簡単なんですが、Windows 8のメールアプリで受信をさせるのではなく、Outlook mailの方でPOP3サーバーの送受信をさせてしまうんです。
「Outlook.com」はマイクロソフトが用意するフリーのメールアカウントサービスで、WEBメールとしても利用ができます。
ブラウザから「Outlook.com」にアクセスして、ブラウザ上でメールの送受信、閲覧をすることが可能。その状態でメールの詳細設定を呼び出します。
ここでアカウント編集を使って、POP3サーバーのメールアカウントを登録します。サーバーのアドレスはpop.so-net.ne.jpになっていますので、これでPOP3サーバーを設定しているのがおわかりになると思います。
会社のメールもPOP3サーバーなんですが、これでOutlookがほかのメールサービスのメールまで代理で収集してきてくれます。
この方法を使うとPOP3メールもWindows 8のメールアプリで受信ができるので、別途、メールソフトをインストールする必要はない、ということになります。
ただし、このメールアプリでできるのは受信することだけ。POP3サーバーを登録したメールクライアントですが、このアプリからメール送信をすることはできないんです。
私の場合、メールアプリから送信できるメールはGmailと、outlook mailだけになります。
どうしても会社のメールアドレスからメール送信をしたい場合は。。。なんてことないんですが、ブラウザを開いて、Outlook.comのWEBメールを使います。Outlook.comのWEBメールからだったらPOP3サーバーのメールプロバイダのメールの送信もできるんです。
そんなに難しい話ではないんですが、この春、新たにWindows 8に引っ越してきて、しかも引っ越し元がWindows XPだったり、Vistaだったりする人だったら、ちょっと迷うだろうな、というお話でした。
さて、今回のメールアプリの紹介で利用していたのはタッチパネル搭載のVAIO Tシリーズ13型モデルです。人気のある13型モデルなんですが、現時点で納期はどれくらいなのか昨日調べてみたら、なんと5月28日お届け目安とかになってしまいました!!
もう、新学期に間に合うとかいうレベルではなく、ゴールデンウィークにも間に合わないという。。。
ですが、パーツを入れ替えるとこれが一気に4月2日納期まで短くできます。コツは搭載メモリーをベースモデルの2GBではなく4GB以上にアップグレードすること。
それとタッチパネル仕様にすると若干納期が早まります。
新生活、新学期需要で先週あたりから急にオーダーが盛り上がっているVAIO本体。まだ4月上旬の納期で購入することが可能です。
★ソニーストア タッチパネル搭載可能ウルトラブック「VAIO Tシリーズ13型」のご案内はこちらから
☆当店blog 13.3.19「VAIO標準搭載の『PlayMemories Home』を使いこなそう!」
☆当店blog 13.2.13「スマートフォンの画像をVAIOにバックアップ!」
☆当店blog 12.7.17「nasneとVAIOのおいしい関係『VAIO TV with nasne』とストレージ利用紹介」
☆当店blog 12.6.13「『VAIO Eシリーズ』14型プレミアムモデルの開梱&セッティングレポート」