CEATEC JAPANレポート【ソニー以外編】

LINEで送る
Pocket


こんにちは、店員佐藤です。今日は昨日行ってきたCEATEC JAPANのレポート第2弾です。


※全部で写真を50枚ほど掲載しています。モバイル環境でご覧になる方はご注意ください。





さて、昨日のイベントレポート【ソニーブース編】に続き、今回はソニーブースを出てからの足取りを紹介。


あまり、時間が無くてブラッと見てきただけですので、期待しないでご覧ください。知識が少なくて、大したコメントが全然できていませんので。



さて、ソニーブースを出発してまず最初に目がとまったのが近くにあるブルーレイディスク連合のブースです。


ソニーのハイビジョンクオリティ戦略の最後のパズルの1ピース、ブルーレイレコーダー「BDZ-V9・V7」の発表があったばかりですし、ちょっと中を覗いてみます。



定期的にプレゼンテーションがあり、たまたま出くわしたので見入ってしまったんですが、ブルーレイディスクを使うことでどんなインタラクティブ性が発揮できるのか、機能をフルに使ったデモンストレーションを見るのですが、うーん、こういうのってDVDが出始めの頃もよく見ましたね。


ただ、圧巻なのが。。。



この賛同企業の多さ。写真はハードメーカーですが、これ以外にソフトメーカー、ゲームメーカーなども名前を連ねており、合計170社の連合になっているって説明をしています。


なんか、今さらながらブルーレイ時代が今日から始まったみたいな印象です。



続いてはパイオニアさん。プラズマディスプレイの大プレゼンテーション会場なんですが、外人さんが生演奏で歌を歌っていました。手前にプラズマディスプレイがズラッと並んでいるんですが、ごめんなさい。SXRDリアプロのソニーのブラビアA2500を見慣れてしまっている目には、パイオニアに限らず、プラズマ、液晶ディスプレイがどれも綺麗に見えません。



面白いなぁ、と思ったのがコッチの車載ロボット。参考出品とのことですが、ダッシュボードにいて、いろいろとドライバーさんとコミュニケーションをとれるんだそうです。


居眠り運転防止には良いかもしれません。



それと、この裸眼で立体に見えるという4面ディスプレイ。中央のモニタが立体映像になるんですが、これは確かに鮮明に立体映像が見えます。R2D2が映し出すレイア姫の映像よりもくっきり鮮明。


こういう立体映像ものっていつでもどこでもスゴイ人だかりになるんですが、ここでも席に座らせてもらうのが大変でした。



続いてはパナソニックさん。



メインのプレゼンテーションスペースではF1のパナソニック・トヨタのマシンが流れていましたが、走っているF1マシンをハイビジョン映像で見るのはこれが初めて。うーん、繰り返しになってしまいますが、この映像をブラビアA2500で観たい。。。(T_T)


って、今週末の日本GPではフジテレビさんが初めてハイビジョン中継してくれるとのことですので、大いに期待しています。



なお、これは参考出品で展示されていたデジタルハイビジョンカメラです。たまたまテレビ取材が入っていたので、近寄れませんでしたが、HDR-HC3よりもさらにひと回りくらい小さいボディに見えます。


こうなると、ハイビジョンカメラ=でかいってのもなくなりますね。良い時代になってきたなぁ。



続いては「DLNA」のブース。これもメーカーの展示ではなくて「DLNA」 という規格の展示ブースです。メーカーの垣根を越えてホームネットワークでのAVコンテンツの共有をはかるものになります。



ソニーからはネットワークメディアレシーバーの「ルームリンク VGP-MR200」が展示されています。たった24,800円で買える、もっとも安いハイビジョン製品です。


自宅にも置いて使っていますので、特に私は目新しくもないのですが。。。



これ、よく見ると他社のHDD&DVDレコーダーともつながっています。VAIOにもつながっているんですが東芝さんの「RD-XD92」とか、どこのメーカーさんだかわかりませんが「Media Tnak」とか「AVM4939-DIXIM」なんてサーバーも見えて、で、そのサーバーにアクセスすると中身が見えるんです。


DLNAに準拠して接続されているんですから、当たり前の話ではありますがこういう製品で互換が試せるのって珍しい機会ですよね。



ちなみに、全チャン録画でおなじみのVAIO「Xビデオステーション」もDLNA対応製品。これをルームリンクで見るとトンデモない数の番組が表示されて面白いですよぉ。(ここの会場では試せませんが。。。)


Xビデオステーション」は一度大幅値下げになっており、ベースモデルが今では69,800円~となっています。おそらく後継機は出てこないでしょうから、今が購入の最後のチャンスかもしれませんね。2011年までしか使えませんが、あるとテレビ録画生活が一変します。



続いてはHITACHIさんのブースです。1階に店舗があったときから取引がなかったメーカーさんなので、あまりなじみがありません。



参考出品ということで、高精細なプラズマディスプレイ「1080ALISパネル」というのを展示しています。



素子の小型化をして、42型のプラズマでもフルHDを実現ってところなんですが、それでもブラビアA2500のメッシュ感のなさを見てしまっているので、メッシュ感ありまくりな映像に閉口。。。


最初からフルHD表示を考えて作られたSXRDデバイスと、あとからフルHDを目指して開発を進めているプラズマの違いがよくわかります。


ただ、プラズマディスプレイと聞くと、肌色の表現で階調の縞模様とかよく見えていましたが、そういうわかりやすい欠点って今のプラズマではみられなくなりましたね。ちゃんと毎年進化しているんだなぁ。。



お次はビクターさん。駆け足で回りまくっているので、見たいモノをワンポイントで見るしかないんですが、ここではプロジェクションテレビで使われているD-ILAに注目。


SXRDと同じ反射型液晶デバイスを使っています。



SXRDが0.61インチに対し、D-ILAは0.7インチ。



A&Vフェスタの時のソニーブースでデモしていたのと同じように、D-ILAパネルの生の映像を見せてくれるところもありました。



で、そのD-ILAを採用したリアプロがずらっと並んでいるんですが。。。あの、このノイズがスゴいことになっているんですけど。。。


画質がうんぬんではなく、ブツブツとハイビジョン映像にノイズが出まくっており、これ、もしかしてD-ILAデバイスの特性なの!?とか疑ってしまいそうです。単体ではなく、複数のディスプレイで同じようなノイズが出ているので、おそらく配線のどこかでノイズが混入しているんでしょうね。


なんかもったいないです。



そして、お次はシャープさん。



テレビコマーシャルで「液晶テレビの性能は工場の性能です」なんてキャンペーンが始まっていますが、この展示ブースでもモロにそれをやっています。


テレビに「世界の亀山モデル」なんて書いてありますが



もうブースのあちこちに「亀山工場」の文字ばかり。



「美しい日本」ってのもどこかで聞いたフレーズですが、こうして「世界の亀山」ってのを消費者に刷り込んでいくんですねぇ。


以前のエントリーで「液晶テレビの決め手」なんて話をしたことがありますが、そのうち、購入アンケートの項目で「工場が決め手」なんて項目が出来てしまうのかも!?


ちなみに工場の様子もいろいろと紹介されていました。



技術展示としては「メガコントラストスタジオモニター」という、かなりコントラストの高い液晶テレビの展示とかもあります。確かに黒い色が真っ黒に見えるんでスゴいんですが、暗いところの階調表現が全然ダメダメ。と言ってもそれは映像ソースの問題の様な気もして、こんなCG映像ではなくて、自然の風景とかを流しておけば良いのになぁ。。。と思いつつ、こういう液晶の開発はさすが!


業務用だけではなくて、是非一般家庭向けにも開発して欲しいですね。



あとは64型のデジタルシネマ対応4K×2Kの884万画素、超高精細液晶なんてのもありました。こうなると敵は他社の液晶ではなくて、プロジェクターとの戦いってことになるんでしょうけど、プロジェクターでないと表現できなかったものが液晶パネルに映し出せるとなると、業務用とでは一大革命ってことになるのかな?


ソースがどんなことになっているのかわかりませんでしたが、映画ソフトを観る限り、私の目には普通のハイビジョンと代わりがありませんでした。



はい、次は東芝さんです。東芝さんと言えば今はHD DVDですね。



ブースの近所には「HD DVD」のブースもあります。



東芝さんブースは飛ばしてしまい、こちらのHD DVDブースを一周してきたんですが、うーん、このソフトのラインナップには、誰の目にも貧弱さが。。。だって、私の知らないタイトルばっかりなんですもん。



HD DVDにはマイクロソフトさんも名を連ねていますが、X-box360にはこうしてHD DVDドライブを接続するのかな?



そして、こちらもCEATEC JAPANでは毎年見かけるJEITA(社団法人 電子情報技術産業協会)のブース。



BSデジタル放送が始まった前後では、ここで各社のハイビジョン映像の比較が出来たし、地上デジタル放送の開始前後では、ここでエリアマップを見て自宅がエリアに入るのがいつなのか、一喜一憂していました。


受信エリアマップもすでに放送中のオレンジ色のエリアがかなり増えてきています。あとは2011年のアナログ放送終了まで、告知活動ももうひとがんばりですね。


なお、ここでBSデジタル放送各局の10月の番組ラインナップのチラシとかを配ってくれています。普段、見る機会があまりない、BSデジタル放送ですが、ここで番組改編期直後の新番組チェックができますよ。


私も全局のパンフレットをもらってきました。



さぁ、いよいよ時間がなくなってきました。そろそろ帰らなければなりません。区切り廊下を渡って次のゾーンに足を踏み入れます。で、最初にあるのがドコモさんのブースです。



昨年はワンセグ携帯の展示があったので、私も興味津々だったのですが、デジタルラジオ対応携帯とか、次世代モデルの技術展示くらいしか見るモノがなかったかなぁ。。。


もともと、あまり携帯電話には興味がないというか、今持っているモデルすら使いこなせないでいますので。


詳しくは、当店blogにもよくコメントをいただくVirgoさんのエントリーなどをご覧いただくと良いかもしれません。



で、さっさと進んでいきたいところなのですが。。。ここ、NECさんのブースで足止めをしてしまいました。



こんな子がいたんです。



名前はパーソナルロボットの「PaPeRo(パペロ)」と言うんだそうですが、そうそう、最近テレビコマーシャルで見かけますよね。



で、実際にお話とかさせてもらったんですが。。。良いですか?言っちゃって。


これ、AIBOですよ。


 


AIBOは犬型ロボットとして歩行するとかのギミックがふんだんに盛り込まれていましたが、これはAIBOからコミュニケーション機能だけ抜き出したようなロボット。


会話をしたり、なでてあげると変化が起こるんですが、こういうソフトウェア面がウリ!みたいなロボットだったら、AIBOでももっともっと進化をさせられたんじゃないですか?


カーナビゲーションと連動して、情報共有するらしいですが、ソニーさんもこういう方向で、もう一度AIBOを復活させましょうよ!!


なぁんてことを思ったりしていました。「こんにちは」とか「誰が好き?」とか話しかけてあげると(頭頂部にマイクがあります。)、返事をしてくれるし「ものまねして」っていうと、ちょっと意外なもののモノマネも披露してくれます。


これがQRIOだったらなぁ。。。迷わず買うのに。



地図データのゼンリンさんとかも展示を行っています。このあたりはカーナビゾーンみたいですね。



おなじみ、みんなの地図とか展示されています。そういえば、全然使っていません。私。 やはりGPSユニットがないとイマイチなんですよね。



はい、もう時間切れです。今日はここまで。最後は初登場の日産自動車さんのブースです。


ええ?クルマメーカーさんもいよいよ出展しちゃうの!?なんでもアリじゃないですか!?



と、思っていたら、これは日産で開発したナビソフトの展示。このナビソフトを軸にこれからネットワーク機能を生かして、いろんなサービスの展開を目指すんだそうです。


で、ここにもあるんです。ソニー製品が。



ほら、PSPとかtype Uとかが置いてあります。これらはまだ製品化とかの具体的な話ではなく、あくまでイメージでってことらしいのですが、行くところまで行けば、クルマのナビ機能、ネットワーク機能をこういうモバイル機器にも広げていきたいと。



そうそう「VAIO type U」とかって、最初からナビゲーション可能な地図ソフトとかもっていますし、別売りのGPSユニットを使えば、徒歩ナビもできるんですが、カーナビ特有のわかりやすいルート案内とかっていうのはまだ出来ないですよね。


それが実現したらtype Uってますます使えるマシンになりますよねぇ。


是非、頑張ってください。日産さん。


 



以上、店員佐藤ナビゲートによるCEATEC JAPANレビューでした。


昨日、今日と超長文エントリーにおつきあいくださった皆様、ありがとうございました。


CEATEC JAPAN 2006は明後日10/7(土)まで開催しています。かなりの混雑が予想されますが、都合が合いましたら是非足を運ばれてみては!


 


☆CEATEC JAPAN 2006のご案内はこちらから


 

LINEで送る
Pocket