Xperia 1 VIIは本当にBluetoothが強い? 世代別に通信距離を実測比較

ワイヤレスイヤホンの通信距離は、イヤホン側だけで決まるのでしょうか。今回は「Xperia 1 VII」「Xperia 1 V」「Xperia 1 III」を使い、同じワイヤレスイヤホンでBluetoothの到達距離を実測してみました。
結果は、思った以上にスマートフォン側の違いが出るものになりました。
ソニーのXperiaで、世代別の通信距離比較のレポートをお届けします。
こんにちは、店員佐藤です。
ワイヤレスイヤホンの新製品が登場すると「電波強度アップ」「音跡切れが減少」ということがうたわれることがあるんですが、実際に音が途切れる現象を自分で計測しようとしても、同じ環境でのテストができず、どうしても客観的な数字での計測ができません。
そこで、電波の到達距離の計測で、電波強度をある程度比較することができるのではないか?ということで、先日、公園にもっていってワイヤレスイヤホンの比較テストを行いました。
結果は上記の通りでした。
記事をご覧いただくと詳細がわかりますが「Xperia 1 VII」+「WF-1000XM6」の組み合わせは他を圧倒しており、ずば抜けた電波到達距離の記録をたたき出しています。
■通信距離の比較結果
| 機種名 | 音質優先 | 接続優先 | |
![]() |
WF-1000XM6 | 約72m | 約88m |
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LinkBuds Fit | 約48m | 約53m |
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WF-C710N | 約42m | 約53m |
.
主な最新モデルの比較をしたものが上記になりますが、中には6mしか届かなかったモデルがある中で、ソニーのワイヤレスイヤホンの性能の高さを思い知る結果になっています。
なお、メーカーのカタログ性能では電波到達距離は「10m」という記載になっていて、これらの通信距離をメーカーが保証するものでも、当店が保証するものでもありません。公園でほかに電波を発するものがほとんどない状態でのテストとなっています。
なお、計測に使った「Xperia 1 VII」も実はものすごい機種で、Bluetoothの出力を端末ごとに最適化し、法規制の上限まで電力を高めている送信出力が強化されたモデルです。
WF-1000XM6もアンテナと本体構造の最適化を行い、アンテナサイズはWF-1000XM5と比較して1.5倍に大型化されているモデルです。
前回の当店テストでは「Xperia 1 VII」と「WF-1000XM6」の組み合わせがもっとも長い通信距離になったのですが、では、スマートフォン側のアンテナ性能はどの程度違うんでしょう?
それも検証してみたくて、またまた近所の公園で試してきました。
今回も河川敷にある公園です。前回テストした公園よりも人気のないところで、来園者が持っている携帯電話などの影響を受けにくいところを選びました。(前回、テストしているときにスマートフォンとイヤホンの間を通過する方が多数いらしたので)
用意したのは「Xperia 1 VII」(2025年モデル)と「Xperia 1 V」(2023年モデル)「Xperia 1 III」(2021年モデル)の3機種です。2年ごとの違いでモデル比較をしてみようと思います。
ワイヤレスイヤホンも最強モデル「WF-1000XM6」(2026年モデル)だけではなく「WF-1000XM5」(2024年夏モデル)と「LinkBuds Fit」(2024年秋モデル)の3機種で比較します。
やるんだったら「Xperia」は全機種比較してよ、というところですが、このテスト、ものすごく体力を使うんです。テスト1回ごとに100m以上の歩きがあるので、かなり体力消耗するんです。
テストの際は、まず、XperiaとワイヤレスイヤホンをBluetooth接続して、接続優先と音質優先を切り替えて2回テストします。同時接続はオフ、イコライザーなどのエフェクトもすべてオフ。
切り株の上にXperiaを置いて、音楽再生をさせている状態でワイヤレスイヤホンを装着し、音が途切れるところまで歩いていき、通信が安定できる最長距離を探していく、ということをします。
あらかじめ切り株からの距離をメジャーで測っていて、10mごとに枝や枯れ草などの山を作っておき、それを目安にして通信できる距離を測りました。
計測方法はかなりアナログなんですが、通信途絶する距離というのは、わりと正確に「プツッ」っと切れるので見た目以上に正確に計測できていると思います。
前回、WF-1000XM5をもっていくのを忘れてしまって、このイヤホンだけ距離計測ができなかったんですが、測ってみて驚きましたが、通信距離はあまり長くはありませんでした。
もちろん、メーカーのカタログ数値である10mはらくらくこなしているんですけど、WF-1000XM6ほど距離が伸びる結果にはなりませんでした。
ということで、検証の結果ですが、今回は下記のようなテスト結果が得られました。
驚いたんですが「WF-1000XM5」が妙に接続距離が短くなっています。2年近く使い込んだモデルとはいえ、バッテリーは満充電にしてテストしています。メーカーのカタログ値ではいずれの機種も10mとなっているので、基準はクリアしているのですが、少し変ですね。(テスト前にLE Audioで使っていたので、その設定が残っていたのかもしれません)
それ以外の「WF-1000XM6」と「LinkBuds Fit」については、ほぼ性能差がわかる数値になっています。
やはり「Xperia 1 VII」は電波の到達距離がかなり伸びます。2割から最大9割近くも通信距離が長くなります。法規制ぎりぎりの電波出力になっているというのは伊達ではありませんね。
人混みでの通信安定性とそのままイコールになるものとは証明できないのですが、個人的にはある程度目安になるのかな?という気はしています。
スマートフォン側の機種別の通信距離測定比較でもそれなりに差が出ることがわかったので、次回は「Xperia 10 VII」や「Xperia 1 VI」なども比較してみようと思います。
ゴールデンウイーク中のミニ検証作業でした。
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