「PlayMemories Online」サービス終了の2月29日まであと1日 写真データのクラウドサービスの話
この話はもう少し前にしなくてはいけなかったのですが、すっかり忘れていました。
ソニーの写真クラウドサービス「PlayMemories Online」が明日でサービスを完全終了します。データのダウンロードができるのは明日までになります。ダウンロードにかなり時間がかかるので今夜がラストチャンスかもしれません。
こんにちは、店員佐藤です。
カレンダーのリマインダーで思い出しました。明日でソニーのクラウドサービス「PlayMemories Online」が終了します。10年以上続いたサービスでアカウントをもっていて利用していた方も多いはずです。
昨年の2月28日で新規アカウントの登録が停止し、9月30日には画像のアップロードや関連アプリの利用ができなくなり、明日の2月29日まではデータのダウンロードサービスのみとなっていました。
ギリギリで気づいて良かったです。
さて、すでに写真データの閲覧なども出来なくなっていて、現在はデータの一括ダウンロードのみができるようになっているだけです。専用のダウンロードツールがサイト上に用意されているのでそれをインストールしてダウンロードを行います。
Windows用とMac用のツールが用意されているのですが、これを使うことができるのは1回のみ。ひとつのアカウントから2回ダウンロードすることはできない、となっています。
ソフトウェア自体は軽いのですぐにツールのインストールはできます。ツールを起動するとPlayMemories Onlineへのログインをして、そのままダウンロード先をPC内に指定して、それでダウンロードが始まります。
どれくらいのファイルが保存されているのかわからないのですが、PlayMemories Onlineってかなり便利で、スマートフォンからでもPCからでも写真データのアップロードが可能。映像閲覧管理ソフトの「PlayMemories Home」にもアップロード機能が搭載されていて、PC内に保存した写真データを自動でアップロードすることができました。
保存容量は無制限だったので、タイムラプス動画のための写真データなどもアップロードしているんだろうなー。
ダウンロードが先ほどスタートしたんですが、なるほど、ダウンロードにはかなり時間がかかるというか、私の場合、計算すると7万枚近くあるみたいで、かなりの時間がかかりそう。画質はHD相当のものにダウングレードされてアップロードされていたと思うんですが、これは今夜、徹夜でダウンロードしてもらうことになりそうです。
もう、最近は利用をしていないし、いいか、とか思っていたんですけどダウンロードされたファイルを見ると、ここにしか保存されていないであろう画像もあって、ひとまず全部ダウンロードしておかなくては!と、思い直しています。
さて、このPlayMemories Onlineに代わるサービスですが、ソニーさんとしては「Creators’ Cloud」の利用を推奨しています。
PlayMemories関連のソフト、アプリ、サービスは現在はすべて終息に向かっていて、新たにサービスとして登場しているのが、こちらのCreators’ Cloud関連のアプリになります。
PlayMemories Onlineの様に無制限アップロードができるサービスではないのですが、こちらにも無料で写真データなどをアップロードするコトはできます。
ソニー”α”の製品登録をしたアカウントであれば25GBまでのストレージが利用可能。ちなみに画質をダウングレードすることはないし、25GBまでなら動画データのアップロードも可能。「Master Cut」機能を使うと動画データの手振れ補正や風切り音低減などの効果をサーバー上で行うことも可能。手振れ補正にしても風切り音低減にしてもPC内で行うと、かなりの負荷がかかりますが、それを無料で自動で補正してくれる珍しいサービスが利用できます。
なお、ストレージは増量することが可能で100GBにすると月間700円、500GBにすると月間1400円がかかります。容量的にはかなりのサイズのモノが利用できます。(Google フォトの場合は+100GBで月額250円です。品質の差というところでしょうか。)
“α”ユーザー同士で写真データの閲覧が出来たり、ソニーらしいサービスが用意されていますので、”α”ユーザーの方は一考の価値があるかと思います。
★ソニーのクラウドサービス「Creators’ Cloud」のご案内はこちらから
その他のクラウドサービスですが、多くの方が利用しているであろう「amazon photos」などが候補になると思います。
こちらのクラウドサービスはamazonのプライム会員に提供されているサービスなので有償になってしまうんですが、写真データのアップロードは無制限です。しかもJPEGに限るとかはなく画質について制限はなくRAWデータもそのままアップロードできます。
動画データは全部で5GBまでという制限はあるものの、プライム会員の会費以外に追加料金の請求もなく、全部保存出来るというのはすごいサービスです。
私も撮影した写真データは全部保存しています。RAWデータもアップロードしているので、自宅と会社にPCに保存した写真データについてはオリジナルデータで残っています。もう、これさえあれば安心じゃないか!というところですが。。。
検索性が悪いというか、PCでデータのダウンロードをするときはサムネールなども見られず、保存したフォルダ名だけで探さないといけないという。(ブラウザでamazon フォトにアクセスすればサムネールを見ることができます)
しかし、RAWデータもそのまま残っているので、以前、タイムラプス動画で撮影したRAWデータもその気になれば全部復元可能。今日時点で64万枚の写真データがあるそうです。
スマホアプリも用意されていて、こちらは画像閲覧ができます。何年か前の同日の写真記録などが表示されるアクションがあるんですが、そうそう、東京マラソン2016とか走った時のものをピックアップしてくれました。翌年の2017年には浜離宮恩賜庭園で撮影会をしていたみたいです。
2014年には河津桜を撮りに行くついでに「孤独のグルメ」ごっこもしてきていたみたいです。やっぱり、写真のクラウドデータっていいですねー。想い出の宝庫です。
amazonのプライム会員の年会費は現在5,900円になっています。月額換算すると491円相当になるわけですが、プライムビデオや、amazonでの買い物をされている方ですでに会員になっている方であれば無料です。RAWデータのバックアップをお考えの方は、もうこれしかないんじゃないかと思います。
どうしても無料で使いたい、という方には、おなじみ「Google フォト」があります。無料で15GBの利用ができます。いつから使っているのか記憶がないんですが、こちらもPlayMemories Onlineと併用していたことがあり、かなり昔の写真から残っています。10年前に何してたかな?と、探してみたらどうやら2014年2月にPlayStation 4が発売されていたようで、楽しそうに遊んでいる写真が出てきました。
こちらもPCとスマートフォンと両方で利用が可能です。写真のアップロードはパソコンからは手動で、スマートフォンからは自動でアップロードできます。
私の場合、容量制限があるのでPCの写真データはアップロードしていなくてスマートフォンで撮影した写真、それとデジタル一眼”α”から転送された写真データだけがアップロードされています。なので、無駄カットがなく閲覧性の高いフォトストック的に使っています。
ただし、15GBしか容量が使えない(私は以前、Googleのサービス特典で+4GBをもらっていて19GBあります)のでオリジナルデータをアップロードするとすぐに満杯になってしまいます。
その点はPlayMemories Onlineと同様に画質を落として保存することで大量枚数の保存をすることに割り切って使います。
スマートフォンアプリの場合、デフォルトでオリジナル画質の保存になっているので、まずはバックアップの画質設定を行います。Google フォトアプリの設定を開き「バックアップ」の設定画面を開きます。
バックアップの設定画面の下の方に「バックアップの画質」というものがあるので、これを「節約画質」にすると16Mサイズまで圧縮して保存してくれます。これで1枚10MBくらいあった写真データも100KB~1MBくらいで保存してくれる様になります。この設定を使わないと15GBなんてあっという間に満杯になりますからね。
さらに、すでにアップロードしてしまったサイズの大きな写真データもあとからダウンサイジングすることが可能。この機能はPCからブラウザを使ってアクセスする必要があるのですが、Googleフォトの設定画面を開き「ストレージを管理」という項目を選びます。
次の画面で下の方に「容量を解放」という項目があるので、ここで詳細をクリック。
すでにアップロードしてあるデータを時間をかけて圧縮してくれます。スマートフォンで見ることを前提にしているのであれば16Mピクセルサイズ(1600万画素相当)あれば充分。そもそもXperia 1 Vのカメラが1200万画素ですからね。
すでにGoogle フォトの容量がいっぱいになっているんだけど、という方は上記の方法をお試しになってみてください。
なお、Google フォトはGoogleドライブとデータ容量を共有しています。写真データで容量を使いきってしまうとGmailが一切メール受信できなくなりますのでご注意を。
ということでPlayMemories Onlineのサービス終了前日になってしまいましたが、写真データのクラウド保存についてのご案内でした。
写真を探していたら、なんとソニータブレットの時にはもうPlayMemories Onlineってプレインストールされていたんですね。調べてみたら2012年4月25日からのサービスだったそうです。12年間、お世話になりました。最後にデータダウンロードができて良かった。
★ソニー「PlayMemories Online」のご案内はこちらから(すでにサービスは終了しています)
★「PlayMemories Online」サービス終了のお知らせ および、サービス終了に伴う預かりコンテンツお引取りのお願い
★α universe「ソニーの『Creators’ App』で、『FX3』や『FX30』などで撮影した画像や動画の『クラウドアップロード』が可能に」
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