2022年モデル 有機ELフラッグシップモデル『BRAVIA XRJ65A95K』開梱&セッティングレポート BRAVIA CAM初体験!
今週は2022年モデルのソニーBRAVIA 有機ELパネル搭載のフラッグシップモデル「XRJ-65A95K」の発売日を迎えています。当店でも新型モデルの展示がスタート。開梱&セッティングの様子を紹介したいと思います。
2022年モデルの新機能である「BRAVIA CAM」も初体験。なるほど、これはお子様のいらっしゃるご家庭だと威力を発揮するかもしれません。
こんにちは、店員佐藤です。
当店の年中行事である店頭展示のブラビアの掛け替えを今週は行いました。ご存じの通り、日本一狭いソニーショップではないか?というくらいの狭い店内なのでブラビアの展示は1台しかできないんですが、ソニーの今年の最高画質を店頭でご覧いただきたく、今年もフラッグシップモデル、65型の有機ELモデルを展示させていただくことになりました。
今年も担当マネージャーさんにお願いして一緒に掛け替えです。
有機ELテレビのフラッグシップモデルA95Kだけの機能としては、センタースピーカー入力端子の搭載があります。これはAVアンプを使った本格的な5.1chサラウンド環境を構築する際に、センタースピーカーの代わりにブラビアA95Kのテレビのスピーカーを利用するコトができる機能。スピーカー出力をテレビに接続して、AVアンプのスピーカー群と一緒に駆動させることができる、A95Kだけの機能になります。
これがあるとすでに5.1chの本格的なサラウンド環境が構築されているシステムにも入れられるし、これからAVアンプを使って本格的なリビングシアターを構築する、という方もどんなシステムでも自由に追加することができます。
そして、その簡易的な端子として2021年モデルから「S-センタースピーカー入力」というものが一部の上位モデルに搭載されています。こちらはA80KシリーズにもX95Kシリーズなどにも装備されています。
ソニーのサラウンドシステム「HT-A9」と「HT-A7000」の2機種に限りますが、これらのスピーカーシステムと組み合わせて使う場合のみ、サラウンドシステムのセンタースピーカーとしてブラビアのスピーカーを駆動させることができます。主に台詞音声だけを拾ってテレビスピーカーから出力させるようで、これでセンターチャンネルの音声の定位がグッとあがります。
4極の3.5mmステレオミニ端子を黄色いところにつないで使います。間違えて緑のヘッドホン端子につなぐとテレビスピーカーから音声がでなくなりますのでご注意を。
ブラビアの本体マイクスイッチは背面のこんなところにありました。お店では他にスマートスピーカーも使っているので、ここはオフにしておき、テレビリモコンのマイクボタンを使って音声入力をします。
「OK Google」でブラビアの操作をしたい方は、ここはオンにすべしですね。
HDMI端子は4つ装備されていてeARC対応のアンプとつなぐ端子はHDMI端子の3番。120P VRR対応の端子はHDMI 4になるので、ここにはPlayStation 5を。
BDレコーダーやその他の機器はHDMI1番、2番を使います。当店では1番をプレゼン用の長いケーブルをつなぎ、HDMI 2番にBDレコーダーを接続してつかっています。
これ以外にも接続したい機器がある場合はHDMI 3の先に接続されているHT-A9の入力端子を使う感じです。
ブラビアA95Kには新機能の「BRAVIA CAM」も付属します。他のシリーズは別売になっていて、あとからオプションで追加することになります。
設置時に装着しておきましたが、天面から手が伸ばせるところに接続端子があるので、あとからの接続でも全然問題はありません。最初はファームウェアが対応していないのでつないでも何も機能は利用できない状態になっています。
壁掛け設置が終わって、仮設置が終わったら、ここで電源を入れて通電テストをします。無事にテレビ放送が映ったら、隠線作業とブラビア本体のセットアップを始めます。
言っても仕方がないんですが、最近のAndroid OSを搭載したテレビはセットアップに時間がすごくかかります。まずはGoogleアカウントを使ってGoogle TVの設定をしていきます。
スマートフォンをお持ちの方は「Google Home」というアプリをスマートフォンにインストールして、そこからセットアップコードを読ませてから作業に入ります。
リモコンで設定をすることもできますが、文字入力を全部リモコンですることになるのでとんでもない時間と労力がかかります。うちでは店頭用のXperiaがあるので、それを使ってセットアップします。
テレビ放送の受信テストやセンタースピーカーをスタンド設置なのか壁掛け設置なのかで設定をしたり、諸々を聞いてきてくれるので言われたとおりに設定をしていけば一通り使える様になります。
あとは自分で細かい設定をしていきます。HDMI信号フォーマットは4K HDR対応製品をつないでいる場合は「拡張フォーマット」にする必要があります。これをやらないとHDR映像が映りません。4K対応BDレコーダーをつないでいる際は拡張フォーマットに切り替えます。
4K対応のUHD BDプレーヤーを接続してる場合は「拡張フォーマット(ドルビービジョン優先)」がオススメです。
特に嵐ファン方で9月15日発売のUHD BD再生を楽しみにしている方はお忘れ無く。
HDMI端子の4番にPlayStation 5を接続している方はここだけ「拡張フォーマット(VRR)」に設定をします。
4KテレビのHDR対応が始まったばかりのときは標準と拡張フォーマットの2種類しかなかったのに、今はもうこんなにも複雑な選択をするようになっています。ちょっと注意が必要です。
さらに音声出力のところでAVアンプやサウンドバーが「eARC」対応になっている場合はeARCモードをオンにするのも忘れずに。
こちらもARC(オーディオリターンチャンネル)の規格が策定されたあとに登場した高音質フォーマット(ドルビーデジタルプラスやMPEG4 AACなど)に対応させるための追加フォーマットになっています。ARCのままでも音は出ますが、eARCにしておくとより高音質で遅延の可能性の少ない音声出力ができます。
以上、ここまでの基本的な設定ができたところで当店のBDレコーダーにおさめられている秘蔵録画番組の再生を開始。
こちらは神回と言われている第69回NHK紅白歌合戦の映像です。ラストをサザンが締めた回です。BS 4Kの放送が始まった年の紅白で、コロナ前の密集した感じも味わえる、ド派手な回の紅白歌合戦でした。
NHKもここぞとばかりに力の入った4K HDR & 5.1chサラウンド放送をしてくれていて、豪華絢爛な画質&音質が楽しめます。
もう店頭で100回近くデモをしていると思うんですが、A95Kの色域がさらに広がった感を感じます。光線の色がド派手! ソニーの有機ELはなんでも国内ではすでに5年半トップセールスを記録しているそうで、画質ナンバーワン!だと思っていたんですが、さらにその上を行く画質が待っていました。
こちらは2019年のラグビーワールドカップです。8K放送のダイジェスト版を4Kにダウンコンバートして放送してくれていたことがあって、それを録画しておいたもの。解説音声は入っていなくて試合会場の雰囲気そのまま楽しめます。
こちらも数え切れないくらい店頭で再生している映像。
お客様と一緒に無数にA90Jの画質で見ているので、まだ網膜に残像としてA90Jの映像が残っています。こうしてA95Kの映像を見ると、その違いが感じやすく、HDRでの色再現性がまた1段良くなっているのがわかりました。
こちらはA80Kの有機ELパネルを拡大表示したところですが、A90Jも同様でした。画素は白、青、緑、赤の4色になっていて、白を表現するときは白色画素を発光させています。
A95Kで採用された新方式のQD-OLEDでは白画素がなくなり、RGBだけで発光しています。白色を表示するときは全画素点灯をしています。
これは従来、白色発光されていたものにカラーフィルターを載せていたモノから代わり、青色発光したものを量子ドット技術により緑、赤に変色させて発光させる方式による違いになります。
これにより白色のサブ画素がなくても輝度の高い映像が再現できるのと色再現性がさらに高まると聞いています。
なるほど、これは本当に威力があるかも。
そして、ソニーピクチャーズの映画作品が無料で2年間楽しめるBRAVIA XRモデルの購入特典「BRAVIA CORE」にも変化がありました。
もしかしたら、これはアプリのアップデートがあったので2021年モデルのブラビアユーザーさんも体験されているかもしれませんが。。。
従来は映像再生中に決定キー長押しをすると、こうして配信データの表示画面が出ていてどれくらいのビットレートで映像を見ているのかモニターすることができていたんですが、これに加えてグラフ表示ができるようになっていました。
これを使うと自宅のネット環境のストリーミングの実効速度変化がリアルタイムで見ることができます。
当店のネット環境がこれまたあまり良くなくて、平日の日中はかなり遅くなる(会社での共有線なので)んですが、ご覧の通りのグラフ表示になっています。これだとまともな映像再生ができないんですが、今度は土曜日の空いている時間に試してみようと思います。
こちらは付属リモコンです。各社スポンサー?のボタンが並んでいますが今回はTSUTAYAがなくなって、代わりにDisney Plusが入りました。先月、スターウォーズシリーズの最新作「オビワン」が公開になっているし、これをきっかけにディズニープラスに入会して見てみようと思うんですが、それはまた後日。
リモコンについている「ヘルプ」ボタンからブラビア本体のアップデートを行います。
ヘルプ画面>「情報と更新」に『システムソフトウェアの更新』という項目があるので、これを選択します。
これでブラビア本体のソフトウェアがいきなりですがアップデートします。これによりBRAVIA CAMが動作するようになります。カメラをつなぐだけでは利用できないのでご注意を。
システムのアップデートが終わると、最初に新しいカメラ機能についての案内があり、カメラ自体のアップデートもここで行います。
今回のモデルは初期設定に本当に時間がかかりますね。
カメラのアップデートが終わると、そこでようやく画音質調整の画面がでてきます。すべて「有効」にして設定していきます。「近すぎアラート」というのもあったので設定しておきました。
すべて設定が終わると利用が可能になっています。再び設定を呼び出すときはリモコンの「クイック設定」から「設定」>「リモコンとアクセサリ」>「BRAVIA CAM」で呼び出せます。
すごい面倒で階層の深いところにありますが、最初に設定をしてしまえば、おそらくもうほとんど二度と呼び出すことはないでしょうからね。
ここで「カメラによる画音質設定」を呼び出すと、面白い画面が見られます。
じゃじゃーん。これが「BRAVIA CAM」で動作している画音質の自動調整のモニター画面になります。上の方にあるレーダー画面で、どこにユーザーがいるのかを検知して、それに合わせて映像の明るさや音のバランスを調整しているのが見られるようになっているんです。
上記は普通に正面に座っているポジションです。
そこから移動してテレビの向かって右前方に移動しました。レーダー画面でテレビの右側すぐ近くにユーザーがいるのがわかります。それと同時に音のバランスが変わって音像を右側に移動させているようです。
さらに、下からゆっくりと「はなれてみてください」という文字が出てきました。
言うことを聞かずにそのままテレビに近寄ったままでいたら、映像が見られなくなりました。
これが「近寄りアラーム」で設定した距離よりも近いところに人が来ると、警告を表示した上で、さらに近寄ったり、離れずにそのままでいると映像を表示しなくなる、という仕組みになっています。
小さいお子様がいらして、テレビから離れて見て欲しい、テレビに触れないで欲しい、というときに、この機能を使うと自然とテレビに近づかないようになるのかもしれないですね。
離れると画面は元に戻ります。
また、要領の良いお子さんだとリモコンメニューから近寄りアラームの機能をオフにしてしまうんじゃないか?という恐れがありますが、近寄りアラームの設定にはパスワードが必要になっていて4桁の数字を入力しないと設定が変更できなくなっています。自由にお子さんが設定を変更できなくしているところなどもよく考えられているなー、というところです。
BRAVIA XR搭載モデルではHT-A9などの対応周辺機器の操作が画面から行えるようになっているんですが、よく見たらBRAVIA CAMの設定もここから行えるようになっていました。
なるほど、この製品操作の一体感はたまらないですね。
BRAVIA CAMには他にカメラのシャッタースイッチがあります。よく、パソコンのカメラにテープを貼って、万一の際にでも映らないようにとしている方がいらっしゃいますが、BRAVIA CAMでもそれが可能。これをオフにするとカメラ機能は使われなくなる、といのがハードウェアスイッチでも用意されています。
他にもBRAVIA CAMにはジェスチャーコントロール機能なども用意されているんですが、こちらはまだ利用ができません。後日、ソフトウェアアップデートで機能が利用できるようになる予定です。
以上、駆け足でしたが、新型BRAVIA「XRJ-65A95K」の開梱レポートでした。2022年モデルの新型BRAVIAは今週から当店店頭にて展示スタートです。
現在はサラウンドシステム「HT-A9」とのセット展示を行っています。S-センタースピーカー入力による5.1.4chのドルビーアトモスサラウンドが楽しめます。使い勝手を含めて、いろいろお試しいただけます。
BDレコーダーも用意があります。お好みのUHD BDソフトなどがあれば再生してご覧いただくこともできますので、是非、お気軽に遊びにお越しください。
ご購入相談をお待ちしています。
■4K有機ELテレビ フラッグシップモデル
4K有機ELテレビ A95Kシリーズ 55型・65型 |
ソニーストア価格: 473,000 円税込~ |
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発売日 | 2022年7月 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証 サービス |
5年ワイド:47,300円(税込)~ 3年ワイド/5年ベーシック:24,200円(税込)~ 3年ベーシック:無償 |
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