2022年6月15日

『嵐』初のUHD BD発売がドルビービジョンフォーマットに

tecstaff BRAVIA & Home AV, Home AV & PlayStation Dolby Vision, ドルビービジョン, UHD BD, 嵐 0 Comments

先週のニュースになりますが、昨年11月にドルビーシネマで先行上映されて全国展開された嵐の映画「ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”」がUHD BD & BDソフトで発売されることが発表になりました。

嵐としては初の4K画質、UHD BDソフトでの発売になるのですが、かなりのスペックのディスクになっているみたいです。嵐ファンの多い？当店のお客様向けにご案内します。

こんにちは、店員佐藤です。

2020年末をもって活動の一時停止に入った「嵐」ですが、一昨年の大晦日は我が家も大騒ぎでした。今回も、これを家族が知ったら大騒ぎになるのかもしれませんが、こっそりとここでご案内です。

「ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”」はコロナ前の2018年11月から2019年12月まで1年以上にわたり行ったツアーのフィルム記録をした映画。今もまだ一部で上映が続いているようですが、それが4K画質のUltra HD Blu-ray ソフトとして9月15日に発売されます。

ソフトは4Kの「UHD BD」版と、通常のハイビジョン画質の「Blu-ray」版の2種類となっています。

ハイビジョン版のソフトは特に特筆するところはないんですが、UHD BD版はそのフォーマットがすごいことになっています。

音声はドルビーアトモスという天井から音が降ってくる5.1.2ch仕様で、これは映画ソフトではほとんどのものが採用しているので珍しくはないのですが、音楽ソフトでの採用は珍しいかも。

さらに映像が3840×2160の4K解像度なのと「ドルビービジョン」対応のHDRフォーマットになっている凝りようです。

4K解像度のUHD BDは今ではそれほど珍しいものでもなく、4Kテレビと4K対応のBDレコーダー、もしくはPlayStation 5のディスク搭載モデルがあれば再生は可能です。ですが「ドルビーシネマ」という映画館の中でも特殊な高画質・高音質フォーマットでの上映をしていたおかげで「ドルビービジョン」というちょっと珍しいフォーマットまで対応されたというのがすごい。

「ドルビービジョン」というのは従来よりも映像輝度の幅をもったHDR（ハイダイナミックレンジ）映像規格です。通常のUHD BDソフトでは「HDR10」という規格が採用されています。4K Ultra HDソフトの標準規格になっていて現在はほぼ全てのUltra HDソフトが「HDR10」で記録されています。

ドルビーラボラトリーの「ドルビービジョン」はHDR10よりもさらに幅の広いHDR体験をできる規格。HDR10ではタイトル毎に規定されるPQカーブが、ドルビービジョンではシーン毎に規定できるとされていて、テレビの機種毎に違う最大輝度出力にうまく合わせてHDR映像を出力できるそうです。

HDR10でも10000nitまで規定があるそうですが、現在は出力機器がそこまで追いついていないため暫定的に1000nit、もしくは4000nitで運用されているところが、ドルビービジョンでは10000nitまでカバーされているというのも違うようです。

「ドルビービジョン」の再生のためにはいくつも条件があります。まずはソフトが「ドルビービジョン」で記録されていること。これは採用しているソフトがあまり多くはなく、当店店頭のデモ再生用ディスクの中ではスパーダーマン・ホームカミングくらいしかありませんでした。（最近はあまり買っていないんですが）

映像フォーマットのところに「ドルビービジョン採用」や、ドルビービジョンのロゴが記載されているとドルビービジョンで記録された映像ソフトとなります。

そして「ドルビービジョン」に対応したテレビと「ドルビービジョン」の再生に対応したプレーヤーが必要になります。

ソニーのブラビアの場合、2016年の秋以降に発売されたモデルと、2017年以降のモデルがソフトウェアアップデートで対応している他、2018年モデル以降でドルビービジョン対応になっています。

Netflixがドルビービジョン対応の映像配信を行っているので、対応モデルをお持ちの方は知らず知らずのうちにドルビービジョンの映像をご覧になっていると思います。

うちのブラビアは何年のモデルだったかな？という場合、ブラビアの4Kチューナーが内蔵され始めたのが2019年から（全モデルではありません）なので、4Kチューナーが内蔵されているモデルであれば間違いなし、4Kチューナーが内蔵されていなくても、その1年くらい前のモデルから対応になっています。

有機EL『BRAVIA A1』がアップデートでDolby Vision対応

ブラビア「A1」やブラビアの型番の最後がFシリーズ以降であれば対応しているかと思います。

そして、最後の対応確認がプレーヤーです。残念ながらソニーのBDレコーダーは全機種が「ドルビービジョン」には対応していません。ディスクドライブを搭載したPlayStation 5も通常のHDR10には対応をしているのですが、ドルビービジョンには非対応です。

ソニー製品で唯一、ドルビービジョンの再生対応するのが「UHD BDプレーヤー」になります。

これは再生専用のプレーヤー機で録画などはできないものの、UHD BDの再生や、Netflixなどのビデオオンデマンドに対応したプレーヤー機になります。

ソニーストアで現在販売している機種としては「UBP-X700」と「UBP-X800M2」になります。

嵐のUHD BDソフトと、2018年以降に発売された4Kブラビアがあるようでしたら、あとはUHD BDプレーヤーがそろうと「ドルビービジョン」画質での映像再生が楽しめます。

ちなみに10000nitまで対応したというドルビービジョンですが、どういう風に画質が違うのかというと、テレビっぽい「ギラギラ」した感じがなくなり、間接光で観る映画館のフィルム上映の様なしっとりとした質感のある画質が楽しめるようになります。

ドルビービジョンでなくても楽しめるんですが、ドルビービジョン対応の4Kブラビアをお持ちの方は、プレーヤーをそろえるだけで「ドルビービジョン」による、ドルビーシネマ的な映像が楽しめるようになります。

是非、ご検討になってみては？

ちなみに音声の「ドルビーアトモス」を楽しみたい、ということであれば、迷わず「HT-A9」がオススメです。包まれるような映画館の音が手軽に楽しめます。

☆amazon「ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories” (4K ULTRA HD Blu-ray)」


Ultra HD BDプレーヤー UBP-X700		ソニーストア価格： 38,500円税込

発売日	2018年6月23日	メーカー商品情報ページこちら
長期保証サービス	5年ワイド：3,300円 3年ワイド／5年ベーシック：2,200円 3年ベーシック：無償
ソニーストア購入特典	ソニー提携カード決済で3%オフ
テックスタッフ店頭購入特典	テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内

【レビュー】新型UHD BDプレーヤー『UBP-X700』で試すドルビービジョン


Ultra HD BDプレーヤー UBP-X800M2		ソニーストア価格： 60,500円税込

発売日	2019年7月6日	メーカー商品情報ページこちら
長期保証サービス	5年ワイド：5,500円 3年ワイド／5年ベーシック：3,300円 3年ベーシック：無償
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