海外にて“α7 IV”が正式発表 日本発売は現時点では検討中
YouTubeチャンネルにて予告があったとおり、日本時間の10月21日23時に新型“α”ボディ「ILCE-7M4」、“α7 IV”が発表になりました。3300万画素、秒10コマ連写の「New BASIC」モデルが全世界に発表になりました。
こんにちは、店員佐藤です。
“α7S3”、“α7C”、“α1”と矢継ぎ早にニューモデルが投入されていたソニー“α”のフルサイズセンサー搭載モデルですが、ここ半年ほどちょっと間が空きましたが、噂通り、新しいベーシックモデルとして“α7 IV”が発表になりました。
直近のモデルを見るとどれも動画撮影に力の入ったモデルになっていて、次に登場する”α7 IV”も動画に寄ったモデルになるとは思っていましたが、発表によるとハイブリッドカメラということで静止画写真カメラとしても、動画撮影カメラとしても進化をした、両方ともどちらも撮れるカメラという位置づけになっています。
簡単にムービーの内容を紹介したいと思います。
まずは搭載されるセンサーが3300万画素の裏面照射CMOSセンサー搭載となっています。連写は秒10コマを実現しておりベーシックモデルのカメラとしては2400万画素から画素数が上がった分、解像度の高い写真撮影が期待できます。
ISO感度は50~204800に対応、ダイナミックレンジも15-stopということで“α”シリーズで最高レベルに近い数値となっています。
連写枚数については非圧縮RAW+JPEGで828枚、圧縮RAW+JPEGで1000枚以上となっています。注意書きとしてCF Express type Aカードを使っているとのことなので、カードスロットは“α7S3”や“α1”と同様にSDカードとCF Express type Aカードの両対応になる模様。
その他、10bit HEIFの撮影機能も搭載されているなど、まさに“α7S3”や“α1”譲りの機能が満載。BIONZ XRを搭載しており、メニュー画面も新UIになっています。
リアルタイムトラッキングAFは絞りF22まで対応しているため望遠レンズにテレコンバーターを付けたときでも威力を発揮するとなっています。
フラッシュも新型モデルが2製品登場することが明かされています。
動画撮影ではXAVS HSのHEVC / H.265記録が可能なのと、4:2:2 10bit記録、Intraによる600Mbpsでの記録も可能となっているので、こちらも“α7S3”同様のものになります。
“α”シリーズとして初の機能搭載もあり、動画撮影時の鳥瞳AFに対応。“α1”で鳥瞳AF対応がありましたが、あちらは静止画のみでした。動画撮影で鳥瞳AFが使えるのは“α7 IV”が初のモデルと言うことになります。
静止画撮影、動画撮影のハイブリッドカメラたる所以としてはモードダイヤルの下に位置する静止画、動画、スロー&クイックの切替ダイヤルです。
Vlogcam「ZV-E10」にもボタンでこれら3つのモードを切り替えるスイッチが搭載されていて、実際に使ってみると動画と静止画を切り替えて撮影するのにはこれがベストなのでは?と、思っていたんですが、なるほど、こうしてダイヤル切替にすると動画→静止画への切替もワンアクションで済みます。(ZV-E10だとボタン送りなので動画→S&Q→写真と、2アクション必要でした)
さらにモードダイヤルもシンプルになっていて動画、静止画についてそれぞれPASMのモードがハードウェアスイッチで切り替えられるのでさらにさらに便利そうです。
背面液晶はベーシックモデルとしては初めてバリアングル液晶を搭載します。“α7S3”発売以降、“α1”をのぞくと全てバリアングル液晶になっています。
写真を中心に撮影されている方だと抵抗があるようで、やっぱりチルト液晶の方が使いやすい、という“α”ファンが多いのも事実です。ポートレート撮影や動画撮影をされる方にはバリアングル液晶でないと!という方もいらっしゃるので、どこかでAマウント時代にあった3軸チルトが復活してくれると誰も不満を言わなくなると思うのですが。。
個人的にはZV-E10を1日使ってみたら慣れてしまったので、どちらでも良い感じです。
その他、撮影したデータをクラウドにあげて、そこでAIが撮影データを処理してクリエイターにデータを渡す、というシステムを構築しているとかで、クリエイターの生活を一変させる可能性がある、という紹介があるのですが、実際にはなにをどうするのか謎でした。
昔、ソニーVAIOに「VAIO Movie Story」というショートムービーの自動生成アプリが搭載されていたことがありましたが、あんなのとは違うんだろうなー。どんなコトをしてくれるんでしょうね。
そして地球に優しいリサイクル素材を使った紙製パッケージは“α”にもやってきます。7月発売のワイヤレスイヤホン「WF-1000XM4」から始まったソニーの生成可能資源への取り組みはこれからずっと続いていくようで、これが新しいカメラのパッケージの形になるんだと思います。
ソニーUKのサイトには、早速、デジタル一眼カメラ”α7 IV”の製品情報ページも掲載されているのですが、そういえばどこにも発売時期と価格については案内がないようです。
同時刻に日本でも発表があったのですが、内容は下記の通り。
『海外にて発表させていただきましたフルサイズミラーレス一眼カメラ「α7 IV」、フラッシュ「HVL-F60RM2」、「HVL-F46RM」、および関連アクセサリー「PCK-LG2」は、日本国内でも発売を検討しております。
準備が整い次第、詳細をご案内させていただきます。』
ここ1年くらいは海外と日本国内で同時プレスリリースになることが多かったのですが、今回は日本での正式発表はなく、後日の案内となっています。
さすがに日本では“α7 IV”の発売がない、という事態はないと思いますが、部品供給の問題があり一部モデルでは品薄になることがアナウンスされています。それの影響もあって発売時期が確定できないのでいるのかもしれません。日本での発表時期、価格が気になるところです。
【追記】
その後、ソニーUSAサイトにて価格と発売時期が明らかになりました。
ボディのみで2500ドル(約285,000円)、SEL2870をセットにしたレンズキットが2700ドル(約308,000円)と発表になっています。発売はUSAで12月予定となっています。
新型フラッシュ「HVL-F60RM2」は550ドル(約62,700円)、「HVL-F46RM」は400ドル(約45,600円)でそれぞれ11月発売予定となっています。
日本での正式発表、及び価格が判明しましたら続報として当店でもお知らせをしたいと思います。
デジタル一眼カメラ 『α7IV』 ILCE-7M4 |
ソニーストア価格: 328,900円 税込 |
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発売日 | 2021年12月17日 | メーカー商品情報ページはこちら | ||
延長保証 |
5年ワイド:33,000円(税込)
3年ワイド/5年ベーシック:16,500円(税込) 3年ベーシック:無償 |
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金利0% クレジット |
24回分割手数料0%+10%オフクーポン 月々-円 残価設定24回分割+10%オフクーポン 月々-円 (初回のみ-円) |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ α7 IV 購入者限定 レンズキャッシュバック 【最大2万円】対象レンズの購入でキャッシュバック 24回払いまで分割払手数料【0%】 残価設定クレジットの分割払手数料が【0%】 |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
★ソニーマーケティング日本向けお知らせ「フルサイズミラーレス一眼カメラ「α7 IV」等について」
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