サラウンドシステム『HT-A9』ソニーショップ店頭展示レポート お客様の声を紹介
現在、もっとも熱いソニー製品、というか当店店頭で一番人気なのが今月発売のサラウンドシステム「HT-A9」で、今週も店頭にて試聴デモを楽しんでいただいています。
今日は店頭でのお客様の声を紹介するのと、当店の最新の試聴デモの様子を紹介したいと思います。試聴いただいているお客様の数が多いと、こちらもいろいろなお声をいただき勉強させていただきフィードバックさせてもらっています。
その一部を紹介したいと思います。
こんにちは、店員佐藤です。
コロナウイルス感染拡大のための緊急事態宣言が出ていますので、なかなか声を大きくして「店頭へお越しください!」というのが言えないのですが、当店では現在、予約制にて店頭体験会を開催しています。一度に一組様だけのご来店として感染予防対策をさせていただいています。
予約の手間などでご不便をおかけいたしますが、何卒、ご理解とご協力のほど、よろしくお願いします。
さて、店頭での「HT-A9」の体験試聴ですが、まだ発売されたばかりなのと、この製品は量販店やショールームの高い天井では実力を発揮できないことがあり、小さな店舗ではありますが、珍しく人気のある試聴体験会になっています。
以前は有機ELブラビアA9F、A9Gによるセンタースピーカー出力を使った5.1.2chのドルビーアトモス体験で人気をはくしたことがありますが、今回もそれに近いモノがあります。
ただ、そのときはブラビアが主役でしたが、今回はサラウンドシステム「HT-A9」が主役です。ご希望のお客様には初期設定のところからご案内をしているのですが、ここで好評をいただいています。
接続には4本のスピーカーとセンターユニットにそれぞれコンセントが必要になるため、5つのコンセントが必要にはなるんですがスピーカーへの信号自体はすべて無線になります。
設置がこんなにシンプルで良いの!?という声をいただいています。
さすが20万円のサラウンドシステムなので、サウンドバーみたいに気軽に購入を決定できるモノではないですし、ご来店になるお客様の半数くらいの方は「以前、AVアンプを買ってサラウンドシステムを自分で組んだコトがある」という方々。
セッティングは製品自体で音を出してバランスを取るだけで、苦労してレベル調整やスピーカーの設置場所を作らなくても良いというのに驚かれています。
テストサウンドが流れたあとに、デモンストレーションでドルビーアトモスのデモ映像風の包まれるような音が流れるのですが、その時点で「こんな音場が一発で作れてしまうの?」と、驚かれています。
そして、先週からはサブウーファーの「SA-SW3」を追加しています。こちらもウーファーボリュームを絞ることでウーファーのあり、なしを体験していただいています。
音楽ソフトを聞くときはサブウーファーがなくても全然問題がなくて、低域の音はHT-A9だけでも充分なっていることがわかるんですが、映画ソフトを再生するとちょっと物足りなくなるシーンがある感じ。そこでウーファーを足してみると「そうそう、これこれ!」となるんですが、ウーファーを足すまではなくてもOK、なんですよね。
そこで試しにSA-SW3を足してしまうと、やっぱりないと物足りなくなってしまう、という方が多い様です。
マンションにお住まいで隣家への音の響きを気にされる方がいらっしゃるんですが、そういうときは「夜は絞って、あかるい日中に楽しまれるときは迷惑にならない範囲でボリュームを上げてみては?」という提案をさせていただいています。
HT-A9のリモコンに低音とリアチャンネルの音量を単独で調整するボタンがあるので、これを使えば自由に設定ができます。実際の音の違いも聞いてみないと分からないし、これは体験会で実際に試聴しないと判断がつかないところですね。
ちなみにウーファーの効きを試すのには「ボヘミアン・ラプソディ」がキラーコンテンツで、これで試していただいています。
そして、今週からは最新型ブラビア「BRAVIA XR」に付随してくるサービス「BRAVIA CORE」によるデモも加えました。
こちらは「BRAVIA XR」搭載モデルを購入すると2年間利用できるビデオ・オン・デマンドサービスで、ソニーピクチャーズの映画ソフトが最大80MbpsというUHD BD並みの高画質&高音質で楽しめる、という今だけのブラビア購入特典になっています。
聞いたところによると、このサービスは有料化される予定はなく2年経つと、ある日突然アプリが消えてサービスが終了するとかいうものになるんだそうです。一部、クーポンチケットを使って引き換え視聴をすることになるので、全タイトル楽しめるわけではないのですが、見放題コンテンツも山ほどありますので、ソニーピクチャーズの映画についてはこれで全部、超高画質で見放題になります。
で、こうしたものをデモするのには、それなりのタイトルを見て、見どころを探しておいてお客様にご案内をするのですが、さすがにそういう時間が取れません。お店で単に映画を観ていたらやっぱり遊んでいるように見えますからね。(^_-)
というところでソニーさんからお助けアイテムがやってきました。
ソニーマーケティングさんからショップ店員向けに商品の紹介方法についてのレクチャーがあって、定期的にコンテンツ提供を受けられるんですが今月のコンテンツで「BRAVIA CORE」の見どころシーンの紹介をいただいています。権利上ここではお見せできませんが、見どころのある映画タイトルとオススメシーンがまとめて掲載されています。
これらのシーンをピックアップしてご案内できるようになりました。それぞれ3~5分くらいで楽しめるシーンになっているのでご希望のコンテンツをご覧いただくことができます。
こちらの「ブレードランナー2049」もオススメコンテンツのひとつでIMAX+dtsの最強コンテンツのひとつとなっています。ちなみにこのタイトルも見放題コンテンツです。10枚しかないクーポンチケットを消費しないでも見られます。
ちなみに当店にはUHD BDソフトの「ブレードランナー2049」もあります。こちらはドルビーアトモスで、BRAVIA COREはdtsの5.1chサラウンド。
ドルビーアトモスと通常の5.1chの音の差も比較出来ます。
※この映画は上方の音がすごく多いんです。ご覧になった方はご存じの通り、街中で上空を飛ぶ物体の音がやかましいほど鳴りますからね。
HT-A9はイネーブルドスピーカーを4本使っている事もあり、皆さん、ドーム上に広がる頭上の音に感激してくださるんですが「これってドルビーアトモスだから? それともHT-A9だから? ドルビーアトモスではないソフトだとこの音は味わえないの?」というのが次の疑問。
「HT-A9」には「Immersive Audio Enhancement」という機能が搭載されており、十字キーの上にある「Immersive AE」というボタンを押せば、これで2chコンテンツでも包み込まれる様なサラウンドサウンドに作り替えてくれます。
ドルビーアトモスではない通常の5.1ch音声も頭上の音を生成して鳴らしてくれるんですが、これを「ブレードランナー2049」で試すと、すごくわかりやすく体感できます。
本来、頭上の音としては収録されていないはずのdts 5.1chでも、ちゃんと頭上の音を持ち上げてくれて天井から聞かせてくれます。UHD BDソフトのドルビーアトモスよりも派手に鳴らしてくれるんですが、UHD BDではより狭い範囲でピンポイントでイネーブルドスピーカーを使う感じ。
しかし、ここまで正確に音を再現してくれるなら、どんなソフトでもドルビーアトモス風に楽しめます。
昨日は久々に2018年の神回だったNHK紅白歌合戦をブラビアA90J+HT-A9で再生してみましたが、いやー、このときのNHKの5.1chサラウンドの質の高さに驚かされました。
NHKの22.2ch並みの迫力が家庭で楽しめる感じ、というのはNHKが以前あちこちでやっていた8Kイベントに参加されたお客様の声です。
そうそう、今まで撮りためたBS4Kの5.1chサラウンドコンテンツもHT-A9があれば、さらに臨場感を増して楽しめますね。
そして、もうひとつ「HT-A9」ならではの楽しみが「360 Reality Audio」です。
今年の春からソニーが本格的にサービスを開始しはじめてていて、海外での展開を中心に新しいフォーマット「360 Reality Audio」でストリーミングサービスを行っています。
今まではヘッドホンを使ったバーチャルサラウンド的な360オーディオが中心でしたが、ついに、リアルサラウンドで「360 Reality Audio」を楽しめる様になりました。その初の製品が「HT-A9」になります。今までバーチャルでしか楽しめなかったものが、これで本当の360度のドーム状の音場を体験できます。
ヘッドホンサウンドと、スピーカーサウンドでは別々のサービスになっていて、スピーカーでのフォーマットの場合、日本語サービスで「amazon music HD」が利用できます。「amazon music HD」は従来は月額1,980円で提供されていたのですが、この夏からベーシックな「amazon music unlimited」と同価格に設定されていて、今は「amazon music unlimited」に入ったあとに追加料金無しで「amazon music HD」へのアップデートができます。プライム会員でしたら月額780円で利用ができます。
激安です。
スマートフォンの場合は「amazon alexa」アプリをセットアプして、ソニーの「Music Center」アプリからHT-A9→alexaの接続設定をすることで、「360 Reality Audio」を楽しむことができます。
やや複雑な仕組みになっているのですが、一度鳴らせれば、あとは簡単です。
ただし、設定ができたあとなんですが楽曲探しがちょっと大変。「360 Reality Audio」で検索しても「Best of 360 Reality Audio」は見つかるモノの「360 Reality Audio」フォーマットの楽曲だけ、とかいう検索ができないもので、自力で対応曲を探さないといけないんです。
「3D」で検索をするとドッサリとジャンル別のプレイリストはみつかるんですが、これがまたややこしいことに「360 Reality Audio」以外の3Dフォーマットがあるようで、これも再生してみてHT-A9のプレイ画面で確認しないといけない、という、これまた手間がかかる内容。
こんな時間のかかることやってられないんですが。。。お盆明けから特に新製品の発表もないので時間があるため、自分でこれらの曲探しをしてみました。
3Dプレイリストの中で「360 Reality Audio」のモノだけをピックアップしてプレイリストを作ってみたところ103曲のプレイリストを作れました。
クラシック、ジャズ、ダンスミュージック、ロック、ポップス、ヒップホップなど海外の楽曲が中心なんですが、中にはEPOとか森高千里なども。
これらの曲をフックにアルバム検索をすると、たまに「360 Reality Audio」フォーマットの曲が芋づる式に見つかることがあります。
こちらの当店オリジナル「360RAデモ音源」はamazon music HDのプレイリストとしてこちらで公開しています。店頭でお試しいただけるほか、HT-A9ユーザーさん、SRS-RA5000ユーザーさんも利用ができると思います。
なかなか楽曲数が増えてきませんが、それまではこれで「360 Reality Audio」の楽曲を発掘してみてください。
無線で音声信号を飛ばしていることもあり、ピュアオーディオユーザーさんにはお勧めしませんが、サラウンド音声にしたときに変なエコーみたいな音が加わるわけでもなく、バーチャルサラウンド的な付加される音もなく、元の音源情報を拡大して広げているようで、音楽再生もかなりお楽しみいただける音だと思います。
あとは、皆さん気にされるのが「S-センタースピーカー入力」で、対応するテレビが現時点ではソニーの「A90J」「A80J」「X95J」の3シリーズのみとなります。
これらのテレビ以外とも組み合わせはできますが、テレビのスピーカーをセンターチャンネルとして使えるのはこのモデルのみ。実際に店頭で聴いていただくと威力も絶大で、やはりこの3モデルから選ぶしかないか。。。という感想をいただいています。
さらに言うと、この「S-センタースピーカー入力」は2021年モデルのブラビア上位機種と、HT-A9、HT-X7000というこれらの製品だけにしかない端子で、来年モデルのブラビアや、今後のサラウンド製品に搭載されるかどうかはわからない、本日時点では特殊な端子になっています。
テレビは7~8年は使い続ける製品になるし、HT-A9などの音響製品はもっと寿命が長い製品でもあるんですが、今年はHT-A9、テレビは来年にしよう、とかすると製品が接続できるかどうかわかりません。
購入できるなら、ソニーのブラビア「A90J」「A80J」「X95J」の3シリーズとHT-A9を同時に購入するのがお勧め。もっと言うなら、S-センタースピーカー入力以外に、もうひとつ通常のセンタースピーカー入力も搭載している「A90J」がオススメです。「A90J」ならHT-A9からシステムアップするときや、HT-A9が何かしらの理由で使えなくなってシステムを買い換えるときにも最悪、AVアンプを用意すればセンタースピーカーモードが使えます。
例えば、8K時代になったときに8Kプロジェクターを追加し、音響システムを共通化させるため2系統の出力ができるAVアンプを導入した場合、S-センタースピーカー出力端子がAVアンプにあるかどうかがわかりませんからね。
たくさんのお客様にご質問をいただく、こういうことも思いつくわけです。
ということで、今週も店頭にてブラビアA90J+HT-A9によるS-センタースピーカー入力付きのサラウンドシステム試聴体験会を開催しています。
実際に試聴してみたい、という方は是非、東京・新橋にある天井の低いソニーショップ・テックスタッフまでどうぞ。
現在は完全予約制でのご来店申し込みをお願いしています。試聴体験をご希望の方は予約申し込みの上、お越しください。
なお、ソニーストアの「HT-A9」ですが、こちらも納期が延び始めました。本日時点でお届けは9月18日予定となっています。
販売店ルートで聞いたところによると生産の問題などではなく、オーダーが単純に多いためという話です。最近の傾向ですが、ソニーストアからの出荷が始まりクチコミが広まると一気に品薄になるというのは、いつも通りという感じですね。
価格は税込みで22万円と安い製品ではありませんが、これだけ簡単にスマートに絶大な効果のあるサラウンドシステムは今までになかったと思います。
リビングシアターの導入に是非、ご検討になってみてください。
ホームシアターシステム HT-A9 |
ソニーストア価格: 220,000 円税込 |
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発売日 | 2021年8月7日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:22,000円(税込) 3年ワイド/5年ベーシック:11,000円(税込) 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 24回払いまで分割払手数料【0%】 |
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テックスタッフ 店頭入特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 3年ワイド保障半額クーポンププレゼント テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
サブウーファー SA-SW5 |
ソニーストア価格: 82,500円税込 |
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発売日 | 2021年8月7日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証サービス | 5年ワイド:8,800円(税込) 3年ワイド/5年ベーシック:4,400円(税込 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 24回払いまで分割払手数料【0%】 |
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テックスタッフ 店頭購入特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 3年ワイド保証半額クーポンプレゼント テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
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サブウーファー SA-SW3 |
ソニーストア価格: 44,000円税込 |
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発売日 | 2021年8月7日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証サービス | 5年ワイド:4,400円(税込) 3年ワイド/5年ベーシック:2,200円(税込) 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 24回払いまで分割払手数料【0%】 |
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テックスタッフ 店頭購入特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 3年ワイド保証半額クーポンプレゼント テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
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【値下げ】究極ホームシアターシステム『HT-A9』がプライスダウン
ドルビーアトモス対応、4本のワイヤレススピーカーを使ったホームシアターシステム「HT-A9」が値下げになりました。
PlayStation 5がアップデートでドルビーアトモス出力対応に
9月13日にPlayStation 5本体のシステムソフトウェアアップデートがあり、Tempest 3Dオーディオのドルビーアトモス出力に対応するようになったとのこと。早速、当店でも試してみました。
『トップガン・マーヴェリック』デジタル先行配信スタート
予告があったとおり、amazonプライムビデオ他にて、映画「トップガン・マーベリック」のデジタル先行配信が始まりました。早速、当店(というか店員佐藤)も購入しましたので、内容を紹介します。
ホームシアターシステム『HT-A9』供給に関するお知らせとお詫び
8月7日発売のドルビーアトモス&360 Reality Audio対応のホームシアターシステム「HT-A9」の出荷について、ソニーから「供給に関するお知らせとお詫び 」が発表されました。 今週まで12月下旬頃の見込みでご […]
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