2021年6月15日

『amazon music HD』が追加料金無しでハイレゾ利用可能になりました

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先週のニュースになりますが「amazon music HD」の追加利用料金がなくなり、ベーシックな「amazon music unlimited」の利用料金だけでハイレゾ楽曲の再生が可能になりました。

プライム会員なら780円、そうでない方も月額980円でハイレゾ楽曲が聴き放題になりました。

こんにちは、店員佐藤です。

ハイレゾ楽曲の提供が始まった2013年にはアルバム1枚を3,000円～4,000円出して、月に1枚ずつ、ちょっとずつライブラリーを増やしていっていたものですが、ついに月額780円で聴き放題です。ハイレゾ楽曲のデフレが止まらないというか、記録媒体であるマイクロSDカードの超大幅プライスダウンもあったり、高音質試聴環境が本当に安く実現するようになりましたね。

amazon music HDの月額1,780円や、mora qualitasの月額2,178円のハイレゾストリーミングサービスもまだ2年前に始まったばかりですが、今や360 Reality Audioなどの新しいフォーマットの配信もスタートしています。2021年もハイレゾオーディオ大変革の年になるかも！？

さて、そのamazon music HDですが、従来から月額980円（プライム会員は780円）でamazon music unlimitedという配信サービスを提供していて、それにプラス1,000円でハイレゾ楽曲も楽しめる、というサービスで展開していました。

amazon music unlimitedでは最大320kbpsの圧縮音源で配信していたものを、amazon music HDに月額1,000円でパワーアップするとCDフォーマットの16bit/44.1kHzと、最大24bit/192kHzのハイレゾ音源が楽しめるとなっていました。

今回のサービス変更により、この「プラス1,000円」が撤廃され、amazon music unlimitedの契約料金のままでCD音源、ハイレゾ音源のロスレス再生ができるようになりました。

なんでもapple musicも同様のプライスダウンをしたそうで、それに追従する形で料金を合わせてきたようです。

アーティストやレコード会社さんへの支払いがどうなっているのかは謎なんですが、オーディオファン、ユーザーにとっては嬉しい価格変更です

で、ソニーファンとして気になるのが、ソニーのハイレゾ音源のストリーミングサービス「mora qualitas」で、これで価格が大幅に差が付くのでプライスダウンをしてくれるのか、それともサービスでなにか差をつけるのか、という点です。

現時点でも360 Reality Audioについてはスピーカー向けの音源はamazon music HDでは配信しているのに、mora qualitasは音沙汰なしなんですよね

と、そんなところで気になる記事を発見しました。

★PHILE WEB「「Apple Music」VS「Amazon Music HD」、音がいいのはどっち？ハイレゾストリーミング比較試聴してみた」

AVオーディオ系のニュースサイトPhile webさんでApple Musicとamazon music HDの音質比較の記事を掲載しているのですが、最後にmora qualitasの比較もしていて、音質ではmora qualitasが圧倒しているそうです。

音源は同じフォーマットのデータを使っていると思われるんですが、ストリーミングするときのフォーマット、圧縮方法などに違いがあるんですかね？　この手の記事で「圧勝だった」という言葉はなかなか使わないと思うんですが、相当な音質の差があるようです。

さて、この記事の中では立派なオーディオセットでの比較試聴をしています。こうした質の高いオーディオセットを使うとこうしたハイレゾ音源の聴き比べをしても違いが歴然として出るんですが、手持ちの機器で実際に自分でも試してみようとすると、ちょっと違いがわかりにくいかも

特にAndroid OSのスマートフォンでの再生は注意が必要です。

と、いうのも、Android機の場合はOSの制限でハイレゾストリーミングサービスやハイレゾ音源の再生時にCD音質並みのフォーマットにダウンコンバートして再生しているものがほとんどだからです。

OSの制約でハイレゾ音源をそのままハイレゾ再生できないようになっています。

ところが、同じAndroid OSを採用しているソニーのストリーミングウォークマン「NW-ZX507」と「NW-A100」シリーズでは、そうしたOSの制約を解除する仕組みを用意していて、音の設定からハイレゾストリーミング機能をオンにすることで、ハイレゾ音源をそのまま再生することができるようになります。

ついに最終形態へ！　ハイレゾストリーミングに完全対応のウォークマン・アップデート

これは昨年5月のウォークマンのアップデートで実現した機能で、mora qualitasもamazon music HDも対応します。これでないと実は「amazon music HD」の契約をしても意味がなかった、と言えるかもしれません。

さらに、新発売のワイヤレスヘッドホン「WF-1000XM4」は24bit/96kHzのハイレゾ音源を圧縮して伝送できるLDACコーデックをソニーの完全ワイヤレスヘッドホンとして初めて搭載しています。

ソニーのストリーミングウォークマン＋WF-1000XM4のおかげで、左右完全ワイヤレスでハイレゾ音源を月額780円（プライム会員）で実現する爆安便利環境が突然出来たことになります。

これでならamzon music HDとmora qualitasのハイレゾ比較試聴もできるかも。

ストリーミングウォークマン＋WF-1000XM4ユーザーさんは是非、チャレンジしてみてください。

ちなみに今月の6月21日と22日は年に一度のプライムデーとなっています。初めての利用登録をされる方は6月22日までの申し込みで4ヶ月無料で利用ができます。従来3ヶ月というキャンペーンはありましたが4ヶ月というのは見たことがありません。

これはチャンスかも！

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