【新製品】最高ISO409600の高感度や高精細4K 120p動画を可能にしたミラーレス一眼『α7S III』プレスリリース!5分でわかる新機能まとめ
ソニーのプレスリリースにて「映像クリエイターの創造力を突き動かす フルサイズミラーレス一眼カメラ『α7S III』発売 最高ISO409600の高感度や高精細4K120p動画などの撮影性能と機動性を強化」と発表がありました。
こんにちは、店員よねっちです。
ついに高感度センサー搭載のデジタル一眼カメラ『α7S III』が日本国内で正式発表になりました。
「α7S III」は最高ISO409600の高感度性能と15+ストップの広いダイナミックレンジ、高精細4K120p動画記録、精度と追従性を高めたAF性能など、撮影性能と機動性を追求した映像クリエイター向けフルサイズミラーレス一眼カメラとなっています。
新開発の35mmフルサイズ有効約1210万画素 裏面照射型CMOSイメージセンサーExmor R(エクスモアアール)や、従来比約8倍の処理性能をもつ新開発の画像処理エンジンBIONZ XR(ビオンズエックスアール)を搭載しています。
α7Sシリーズの特長である感度性能がさらに進化し、特に中高感度域のノイズ低減による1段分の画質向上を実現。大型照明設備がない暗いシーンなどにおける撮影の幅を大きく広げます。また15+ストップの広いダイナミックレンジにより、明暗差の大きい環境でも豊かな階調の質感表現が可能になり、撮影後の編集の自由度を一層高めます。
さらに、画素加算なしの全画素読み出しによる高精細な4K120p、4:2:2 10bit記録にαシリーズとして初めて対応。高品位な画質で最大5倍の4Kスローモーションの映像表現も可能です。
効率的な放熱設計やデュアルスロットを活用したリレー記録(2枚以上のメモリーカードへの連続書き込み)で、バッテリー容量を使い切るまで、1時間を超える高精細4K60p動画の記録が行えます。
市場想定価格は410,000円前後となる見込みで、ソニーストアでの予約販売の受付は、8月4日(火)10時より開始となります。
■「α7S III」の主な特長
■高速処理や高画質を実現、有効約1210万画素の新開発裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R」搭載
静止画、動画撮影における表現領域のさらなる拡大を目指し、ソニーが誇るイメージセンサー技術を結集。α7Sシリーズとしては初めてとなる、裏面照射型の有効約1210万画素35mmフルサイズCMOSセンサーを新開発し、α7Sシリーズの特長である高感度・低ノイズ・広ダイナミックレンジはそのままに、さらなる感度向上、2倍の読み出し速度を実現しています。
さらに、α7Sシリーズ初の像面位相差AFにも対応しました。
イメージセンサーの撮像画面のほぼ全域(約92%)に、α9 /α9 IIの693点よりさらに多い、759点の選択可能な位相差測距点を高密度に配置。従来の高感度性能に加えて、像面位相差AF時のフォーカスの安定性と精度向上を実現しています。
■従来比最大約8倍の高速処理が可能、将来を見据えた革新的な新アーキテクチャー採用
従来モデルでは、高性能画像処理エンジン「BIONZ X」とフロントエンドLSIが連携して処理していたAF、画像認識、画質調整、現像といったリアルタイム処理を、新画像処理エンジン「BIONZ XR」に集約することで、画像処理の遅延時間を短縮するとともに、動画・静止画処理能力を大幅に向上。
中・高感度域において、ノイズ低減による1段分の画質向上を実現しています。
■α7Sシリーズ初、被写体をすばやく捉え、粘り強く追随するファストハイブリッドAF搭載
位相差検出AFとコントラストAFを併用したファストハイブリッドAFを、α7Sシリーズとして初搭載。4K 120p記録を含む全動画記録モードで、浅い被写界深度でも動きの速い被写体に高精度かつなめらかに、ワイドなエリアでフォーカスを合わせ続けます。
加えて、リアルタイム処理に優れた新画像処理エンジンBIONZ XRにより、検出能力が従来比30%向上したリアルタイム瞳AF(人物)を用いれば、角度のある横顔や上向き、下向きの顔でも、高精度に自動的に瞳にフォーカスを合わせ続けられるため、撮影者は構図に集中できます。画面内の任意の場所にいる人物をAIを活用したリアルタイムトラッキングで追従し、瞳を認識すればリアルタイム瞳AFでの追従ができます。
■基本画質が向上し、「可視光+IRセンサー」の活用により被写体に最適なクリアな映像を実現
全ての感度域で低ノイズ性能を有し、滑らかな階調表現や細やかな質感、色再現性能などを実現したほか、新搭載の可視光+IRセンサーを活用し、蛍光灯やLEDなど色調整が難しい人工光源下でもより正確なホワイトバランスが得られるよう、AWB(オートホワイトバランス)性能も進化。
植物の緑や人物の肌など個々に最適な色再現性や質感表現と、撮影光源に左右されない色の安定化に加え、階調再現性も見直し、ポートレートの肌色再現やハイライトの粘り(ロールオフ)を大幅に改善し、さらに高感度時のノイズを抑制して解像感の高いクリアな映像を実現しています。
この「可視光+IRセンサー」は動画撮影でも活用でき、シーンに合わせてホワイトバランス設定を調整します。映像の色味はゆっくりとスムーズに変化するため、室内から屋外へ移動しながら記録するウェディングなどの撮影時に便利です。
裏面照射型構造に合わせて、伝送速度が速いCu(銅)配線を採用。包含するAD変換処理の高速化により、従来比で約2倍速でのセンサーからのデータ読み出しを実現し、高速に動く被写体を撮影する際に起こりやすい動体歪み(ローリングシャッター現象)を静止画・動画撮影時において大幅に低減します。
4K撮影時は従来機『α7S II』比で約3倍、ローリングシャッター動体歪みを低減しており、素早いパン・チルト時やジンバルを用いた高速移動撮影時など、歪みなく正確に撮像することが可能です。
■幅広い感度域と、15+ストップの高いダイナミックレンジを実現
常用ISO感度は従来比で低感度側80から102400(静止画、動画共通。静止画拡張時40 – 409600、動画拡張時80 – 409600)へ拡大。加えて、15+ストップの広いダイナミックレンジを達成しています。それにより、明暗差の大きい環境でも豊かな階調の質感表現が可能になり、撮影後の編集の自由度を一層高めます。
従来のRAW、JPEGに加えて、ソニーのデジタルカメラとして初めて、静止画記録フォーマットHEIFに対応。階調が変化する空やポートレート撮影時の肌再現など、さまざまなシーンで10bitの豊かな階調表現を可能にします。
また、HEIFは進化した圧縮技術により、従来のJPEGと同等の画質を保ちつつ、約2倍の圧縮効率でファイルの保存が可能。ディスクスペースを節約できるほか、ネットワーク経由でのすばやい送信など、プロのワークフローを効率化します。
画質メニューで4:2:2および4:2:0のカラーサンプリングを選択することも可能。幅広い再生環境に対応した4:2:0を推奨しますが、高画質を求められる場合には4:2:2を利用することもできます。
さらに、ダイナミックレンジの広い静止画が楽しめる「HLG静止画モード」国際規格で定義されるHLG(ハイブリッドログガンマ)に対応したHLG静止画モードを新たに搭載。本モードで記録したHEIF画像は、ソニー製のHDR(HLG)対応テレビと本機をHDMIケーブルで接続すれば、従来より広いダイナミックレンジをもつ臨場感のある映像を大画面で楽しめます。※α UniverseのコンテンツではHDR(HLG)の再生の場合はUSB接続が必要という記述があるのでHLG静止画モードでのHDR出力はできても動画再生については従来通りUSB接続が必要になるのかもしれません。詳細は現在確認中です。
進化したAFアルゴリズムにより、測距可能輝度範囲の下限値が従来機『α7S II』のEV-4からEV-6(AF-S時、F2.0、ISO100)に大幅に進化しました。肉眼で被写体を捉えにくい暗いシーンでの撮影に便利です。
また、最高10コマ/秒の高速連写性能や、大容量バッファメモリーと高速処理性能による1000枚以上の非圧縮RAWファイルの連続記録なども可能です。
■画素加算なしのフルサイズ領域での全画素4K読み出しが可能
フルサイズ領域で、画素加算のない全画素読み出しによる4K(QFHD:3840×2160)動画の本体内記録に対応。
フルサイズならではの表現力はそのままに、全画素情報を間引きや画素加算なく読み出して使用するため、モアレやジャギーを抑えた、より解像感の高い4K映像を実現しています。圧倒的な高感度・低ノイズ性能、広いダイナミックレンジと合わせて、夜景などさまざまなシーンで高画質な4K動画を記録できます。
また、最大120pのハイフレームレート動画を4K解像度によるカメラ内記録に対応。4K解像度で最大5倍のなめらかなスローモーションにより、印象的な映像表現が可能です。
4:2:2 10bitのサンプリングにも対応し、従来の4:2:0 8bit比で約128倍の情報を保有しているため、カラーグレーディング時の微細な階調・色調整が可能です。圧縮方式においては、従来のLong GOPに加え、フレーム単位で圧縮し高画質記録を行いスロー&クイックモードでの撮影時は最大1200Mbpsの記録ビットレートとなるAll-intra(XAVC S-I撮影時)方式や、高効率圧縮コーデックのMPEG-H HEVC/H.265を採用したXAVC HSに新たに対応しています。高い圧縮効率により、同じファイルサイズの場合、従来よりも高画質に記録できます。
ソニーの業務用カメラに搭載されているS-Log3/S-Gamut3にも対応し、カラーグレーディングを前提とした映像制作時の業務用カメラとの親和性を高めています。 S-Log3動画撮影時のISO下限値は常用640、拡張なら160まで設定可能になりました。
またXAVC S-Iの4K記録を含む各記録方式の動画を記録する際に、低ビットレートのプロキシー動画をHD解像度で同時記録することができます。さらに、インスタントHDRワークフローを実現する4:2:2 10bitのHLG(Hybrid Log-Gamma)記録にも対応します。撮影した映像をHDR(HLG)対応のテレビで再生することで、カラーグレーディングをしなくても肉眼で見た画に近いリアリティーのある映像を楽しむことができます。
■映像表現の幅を広げる動画撮影時のフォーカシング自由度の向上
AFトランジション速度を7段階に、AF乗り移り感度をそれぞれ5段階に設定できるため、撮影シーンや撮影者の表現・意図に合わせた細かなフォーカス表現が可能です。加えて、追従する被写体をタッチ操作ですばやく変更できるようになり、インタビュー取材などフォーカス合わせに集中できないシーンでも直感的な操作ができます。
マニュアルフォーカス中に、タッチフォーカスによるピント合わせも可能です。さらにモバイル機器にインストールしたImaging Edge Mobile(Ver. 4.2以降)からも、タッチ操作によるフォーカシング操作が可能になりました。
■カメラ単体で思い通りの表現が可能な「クリエイティブルック」
撮影する静止画、動画を思い通りの雰囲気に仕上げることができる「クリエイティブルック」を新搭載。全10種類のモードがカメラ内にプリセットされており、ユーザーの好みに合わせた画づくりを選べるほか、選択したモードをベースにさらに独自の画づくりを楽しむこともできます。
コントラストがありながら落ち着いた発色と印象的な色味の[FL]や、マットで柔らかな質感の[IN]など、色合い、色の濃さ、明るさ、コントラスト、シャープさなど、多くの要素を組み合わせた多彩なモードを搭載。細やかな調整を行う場合には、画面を見ながらコントラスト、彩度、シャドウなど最大8項目による画像の微調整が可能です。また、自分好みの設定をカスタムルックとして登録することもできます。
αシリーズ初、HDMIケーブル経由でカメラから対応する外部レコーダー(ATOMOS社 NINJA Vモニター/レコーダー)への16bit RAW動画の出力が可能になりました。
高度なポストプロダクションにおいて高い編集自由度を提供します。また、フルサイズ4264×2408 (16:9アスペクト)、16bitの映像出力が可能で、フレームレート(60p/50p/30p/25p/24p)が設定できます。さらに、XAVC HS 4K/XAVC S 4K/XAVC S-I 4K動画の本体内記録をしながらHDMI経由でRAW映像を出力が可能なうえ、プロキシー記録も選択できます。
手持ち撮影に特に有効な5.5段分の光学式5軸ボディ内手ブレ補正機能を搭載。(従来モデルα7SIIは4.5段) カメラに内蔵した高精度な手ブレ補正ユニットとジャイロセンサー、最適化されたアルゴリズムにより、αシリーズボディとしては初めて、手ブレ補正効果を向上させる動画専用の「アクティブモード」に対応しました。
リアルタイム処理能力に優れた新画像処理エンジンが、手ブレ量を高精度に検出し光学的に補正することで、4Kを含む各フォーマットで圧倒的に安定した動画撮影が可能です。
世界初、クラス最高解像度の約944万ドットの高精細OLEDを採用し、接眼光学系や機構も大幅に進化した電子ファインダーを新開発。
従来のUXGA Tru-Finderに比べ約1.6倍の高解像度化を実現したほか、 世界最大0.90倍のファインダー倍率、撮影画像の対角視野角約41度(全表示領域では約43度)、25mmのハイアイポイントと周辺までの歪みの低減で、すみずみまでクリアな映像を映し出します。
静止画撮影時の[ファインダーフレームレート]を[標準(60fps)]・[高速(120fps)]から選択可能。[高速(120fps)]モードでは、ファインダー内で被写体の動きがよりなめらかに表示されるので、動体撮影時も被写体を追いやすくなります。
スマートフォンなどにも用いられる熱伝導性に優れたグラファイト素材を、ソニー独自の「Σ(シグマ)形状」に加工し、手ブレ補正ユニットに組み込み、手ブレ補正時のイメージセンサーユニットの円滑な動作を妨げることなく、本体内の温度上昇の主要因となるイメージセンサーからの発熱に対し、従来の約5倍の放熱効果を得ることに成功。
バッテリー容量を使い切るまで、1時間を超える高精細4K60p動画記録を可能にしています。
α Eマウントボディとして初めて、バリアングルタイプの横開き背面モニターを搭載します。横方向に176度、上方向180度、下方向90度と自在に可動するバリアングル機構で手持ちの動画撮影時、ジンバルに搭載している場合や状況記録用の自撮り、また地面すれすれのローポジションでの迫力ある撮影など、静止画・動画撮影を問わず、状況に応じた自由なポジションやアングルでのフレーミングが可能です。
また、約144万ドット、3.0型の大型のタッチパネル液晶を採用。屋外撮影時の視認性に配慮し、屋外晴天モードや手動設定に対応しているほか、タッチトラッキングやタッチフォーカスに加え、新たにメニューやファンクションメニューのタッチ操作が可能になりました。
■USB PD(Power Delivery)対応による高速充電
αシリーズとして初めて、USB PD(Power Delivery)に対応。より高い電力供給に対応することで、カメラ内のバッテリーを消耗することなく撮影が可能になりました。
電源を入れてカメラを使用している間はバッテリーへの充電はされませんが、 USB Type-C端子に接続したUSB PD対応ACアダプターやモバイルバッテリーと比べて3 – 4倍の電力で給電またはカメラ内電池の充電が行えます。
■世界初CFexpress Type Aメモリーカードに対応したデュアルスロット
世界で初めて、CFexpress Type AカードとSDXC/ SDHCカード両方に対応したスロットを2基搭載しています。これにより、4K 4:2:2 10bit XAVC S-I映像を、リレー記録で長時間撮影ができたり、2つのメモリーカードへの同時記録でバックアップができたりするなど、プロが求めるニーズに応えています。
CFexpress TypeAカードは、連続撮影や高ビットレート4K動画撮影に適した小型のメモリーカードで、その高速書き込み処理性能により、静止画・動画の膨大なデータ処理においてもカメラ本体のバッファーを迅速に解放し、クリエイターの撮影中のストレスを低減します。
また撮影後のワークフローにおいても、SDカード記録比で約1.7倍のPCへの高速データ転送が可能になるなど高速性能を備えるとともに、小型サイズでカメラの小型設計にも寄与しています。
■高音質録音が可能なデジタルオーディオインターフェースに対応
カメラ本体の「マルチインターフェース(MI)シュー」に、デジタルオーディオインターフェースを追加。これにより、別売のショットガンマイクロホン「ECM-B1M」やXLRアダプターキット「XLR-K3M」との組み合わせで、音声をデジタル信号のままダイレクトにカメラに伝送、劣化のない高音質録音を実現します。
また、XLR-K3Mと本機を組み合わせることで、αとして初めてデジタル4chや24bitでの音声収録もサポート。音声の記録フォーマットを48kHz/16bit 2ch、48kHz/24bit 2ch、48kHz/24bit 4chからメニューで選択できます。従来のMIシュー接続と同様にケーブルフリー・バッテリーフリー仕様のため、αシステムとして動画撮影時の自由度が上がります。
以上、『α7S III』新機能のまとめでした。なお、α7SIIIの市場予想価格41万円前後となる見込みで、ソニーストアでの販売は8月4日10時からとなります。
予約販売解禁に伴い、当店テックスタッフはこの日、特別早朝営業をいたします。ソニーストアのクーポン利用など、8月4日期限のものがありますので、α7S3のご予約は予約開始日のこの日のオーダーがお勧めです。
8月4日は朝9時30分から開店いたしますので、ぜひお立ち寄りくださいませ♪
デジタル一眼カメラα7S III ILCE-7SM3 |
ソニーストア価格: 409,000円+税 |
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発売日 | 2020年10月9日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:41,000円+税 3年ワイド/5年ベーシック:21,000円+税 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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