“α”ブランドの最高峰! CenemaLineカメラ『FX6』がソニーストアにて受注開始
ソニーストアにて業務用ビデオカメラ CinemaLine カメラのFX6が本日10時より先行予約販売を開始しました。
レンズ付きで869,000円(税別)というものすごいごっついカメラなんですが、これ、実は“α”ブランドのカメラになります。中身も“α7S3”がコアになっているモデルです。
“α”ユーザーさん向けに簡単にどんなカメラなのかご案内したいと思います。
こんにちは、店員佐藤です。
こうした業務用カメラは「特機」と呼ばれていて、特別な契約のあるお店でないと取り扱いができません。当店は通常のソニーショップですので、こうした特機の取り扱いはできませんし、カタログなども入荷しなければ、商品情報なども特に案内されることはないのですが、今回は特別。
ソニーストアでの取り扱いがあるので、当店でもソニーストアさんを紹介する形で取り扱いができます。商品についての情報などはないのでご購入後のアドバイスなどはできませんが、これ、その気になれば自分でも買えるっていうのがすごいですね。
さて、業務用カメラのラインナップは私も全ては知らないのですが、今回発表になっている「Cinema Line」というのは業務用カメラの中でもフルサイズセンサーを搭載したレンズ交換ができる業務用ビデオカメラとなっています。
長男にCineAltaブランドの「VENICE」があり、次男にXDCAMブランドの「FX9」がラインナップされていたのですが、今回はもっとも小型モデルとして“α”ブランドにて「FX6」が発表になり、今日から販売開始になったというものになります。
「FX6」のコア部分は今年発売になった“α7S3”で、センサーは同じモノを使っています。スペックを見てもα7S3と同等になっているものが多く、動画向けの“α7S3”を本当に動画専用機として設計されたカメラになります。
センサー部を見るとわかりますが、“α7S3”と違って写真は撮れません。シャッター幕がないし手振れ補正ユニットも搭載されていないのが見てとれます。スペック表を見ると有効画素数に違いがありますが、写真では3:2センサーとして1200万画素になるところが動画専用機では16:9になり1000万画素程度の有効画素になるという違いはあります。
ボディ形状もまったく違いますが、このボディの半分はクーリングシステムになっていて排熱のためのヒートシンク、ファンなどを内蔵しているため、こういう大きさになっています。またボタン類の数もデジタル一眼カメラ”α”と比較すると数倍のボタンが搭載されています。
業務用カメラの場合、これらのボタン類になにをアサインしてというのはなく、単機能が振られていて、他のカメラとほぼ同様のボタン配置になっているそうです。なので、業務用カメラを使える人は同じメーカーのカメラであれば、すぐに習熟することができるんだとか。
他にもいろいろな違いがあるんですが可変NDフィルターを内蔵しているのも“α7S3”との大きな違いです。NDスイッチオンでND4が入り、そこからは無段階でND128まで使えるとのこと。絞りやISOで調整する露出ですが、絞り、ISOを変更せずに露出変更できるのが特徴。“α7S3”にも是非、搭載して欲しい機能ですが、サイズ的に絶対無理なんだそうです。
本体パーツはこうして取り外しが可能で、全てを外してドローンに載せたり、肩載せにしたり、ハンディタイプにしたり、そのときの撮影方法によってスタイルを変えられるというのも特徴。
動画の記録形式も「XAVC S」ではなく「XAVC」を採用しており、テレビ局などのプロフェッショナルな場面では標準的に使われるフォーマットが利用できるとなっています。
スチールカメラにはプロとアマチュアの境界がなく、同じカメラを使いますが、ムービーカメラはこうして歴然としたプロとアマチュアの境界線が存在しています。
アマチュア撮影のムービー最高峰のモデルが”α7S3”だとして、その一線を越えると「FX6」になる、という感じです。“α7S3”で動画撮影を究めて、もう一歩向こうに行きたい、というときに検討するカメラになるでしょうか。
ソニーストアではボディのみと、レンズキットが販売されていて、レンズキットに装着する”α”レンズは「SEL24105G」になります。
“α7S3”にSEL24105Gを装着すれば、理論上はFX6と同じ画が撮れますね。
ちなみにFX6にはボディ内手振れ補正機構は搭載されていませんが、ジャイロでブレの情報は記録しているそうで、それを業務用のソフトウェア「Catalyst Browse」で補正する機能などが使えるようです。「FX9」用の機能なんですが、次のバージョンアップなどでFX6も正式対応するかもしれません。(と、言っても、業務用カメラは三脚固定で撮影するし、意図したブレを演出するとかの使い方しかしないので、この機能を利用する方がいるかどうかはわかりません)
ソニーストアでは通常のAV商品として取り扱われており、試してみたところ、My Sony 会員の方がお持ちの「AV商品10%オフ」クーポン、「3年ワイド無料」クーポンなどは普通に使うコトができました。ご愛顧感謝クーポンや、その他のお買い物券なども利用することができます。
ソニーストア銀座では常設展示しているほか、持ち回りで全国のソニーストア店舗にて展示を行うそうです。ご興味ある方は怖がらず?に、映画カメラマンになったつもりで操作にチャレンジしてみてください。
ちなみにUIは“α”とはまったく別物です。
★ソニープレスリリース「フルサイズイメージセンサー搭載でシネマの印象的な映像表現を実現する Cinema Line新商品 コンパクトな映像制作用カメラ『FX6』発売」
CinemaLineカメラ FX6 ILME-FX6V |
希望小売価格: 726,000 円+税~ |
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発売日 | 2020年12月11日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 (予想) |
5年ワイド:73,000円 3年ワイド/5年ベーシック:37,000円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
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