【レビュー】4Kハンディカム『FDR-AX60/AX45』展示レポート
明日、2月9日発売になる新型4Kハンディカム「FDR-AX60」と「FDR-AX45」の発売前展示モデルの実機レポートをお届けします。
すでに展示されているモデルは製品版となっています。2018年モデルの4Kハンディカムをソニーショールーム/ソニーストア銀座からレポートします。
こんにちは、店員佐藤です。
プレスリリースがあったのは1月26日だったのですが、なかなか時間がとれず実機を拝見させてもらうのが今日になってしまいました。
2年ぶりのモデルチェンジになる空間光学手ぶれ補正機能搭載の4Kハンディカムです。どんな違いがあるのかというと。。。
ズバリ、これです。「新・ハイライトムービーメーカー」です。
以前より「ハイライトムービーメーカー」はFDR-AX55、AX40に搭載されていたのですが、4K撮影時のショートムービーに対応をしていなくてAVCHDでの撮影でないと利用ができませんでした。
ずばり「FDR-AX55」を購入するユーザーさんは当然4K動画を撮影するためにこのモデルを購入しているわけであり、4K撮影で使えない「ハイライトムービーメーカー」は機能としてないに等しいわけです。あれ?そんな機能あったっけ?って、思われるはずです。私もそうでした。
FDR-AX55もそうですが、アクションカムの「FDR-X3000」も同様で4K撮影をしてしまうと自動編集機能は使えなくなります。
なので短い動画を撮影してFacebookなり、Instagramに投稿しようとしても、4Kで撮影してしまうと「お家に帰ってから編集」をしてアップロードするしかなかったのですが、新型モデルでは「XAVC S 4K」と編集用のMP4ファイルの同時記録をすることで、MP4ファイル(解像度は720P)を自動編集してスマートフォンにアップロード、することができる、というわけです。
外観上の違いはここのハイライトムービーメーカーボタンだけです。ちなみに2016年モデルのFDR-AX55では、ここはマイボイスキャンセルボタンでした。
明日が発売日ということで、今日までは展示モデルでの撮影画像を持ち帰ることはできません。なので新ハイライトムービーメーカーの編集動画をお見せすることができません。
なので作成途中の様子だけのレポートになりますが、こちらが撮影した動画を再生している画面です。ここで右上に「4K/MP4」と言う表示があり、下に「ハイライト」のボタンがあるところが新しいんです。
こちらはFDR-AX55の画面になります。AVCHDで撮影した時に限り同時記録したMP4をハイライトムービーメーカーで編集することができます。なので右上にあるアイコンが「HD/MP4」になっているのですが、ここが4Kになっているところが新しいというわけです。
ショールームに展示されているFDR-AX60はワイヤーでつながれているので、自由に持ち歩くことができません。なので、その場で当店から持ち込んだFDR-AX55を使ってaiboの4K動画撮影を行い、持ち込んだSDカードに記録しました。
それをFDR-AX60に移して新ハイライトムービーメーカーでの編集を試したのですが、AX55で撮影したデータでも編集はできました。
FDR-AX55でもXAVC S 4Kの100MbpsとMP4の同時記録は可能なので、本当にハイライトムービーメーカーの対応ファイルの違いだけがAX60とAX55の違いになります。
うーん、FDR-AX700の登場でHDR(ハイブリッドログガンマ)の記録に対応したので、FDR-AX55の後継モデルではHDR撮影機能が付いてくれるんだろうなぁ、そうしたら本当に2018年がHDR元年になりそう!とか、思っていたのですが、それはなかったようです。
ショールームで撮影したaiboの動画を読み込ませて、そのままハイライトムービーメーカーの編集に入ります。細かい設定をすることもできて、BGMなどはPlayMemories HomeからMP3ファイルをハンディカムに流し込むことで、好きな曲での編集とかもできます。
ここではPlayMemories Homeに入っているのと同じ曲での編集になります。(どこか水曜どうでしょうのエンディング曲を彷彿させるあれです)
完成した動画はUSB接続してパソコンに転送するか、スマートフォンに転送します。
発売前と言うことで編集した動画の持ち帰りはできなかったのですが、再生してみると普通に簡易編集ができていました。PCなどでの編集作業をせずに、旅行先でもその場で動画編集が完成して、そのままスマートフォンでWEBにアップロード、ということができます。
AVCHDなら出来たことが、4K撮影をするとこれができなかったわけです。リアルタイムに動画を共有するか、後々のために4K画質で映像を残すかは人によっては究極の選択になってしまっていたと思います。
アクションカム「FDR-X3000」で同様の思いをしていて、画質をすててAVCHDで撮影したこともありますが、そうなるとなんのための4K対応カメラなのかわからなくなりますからね。
非常にありがたいアップデートだと思います。ファームウェアのアップデートで済むのなら是非FDR-AX55でも。。というところですが、そういう対応はないかな?
■「FDR-AX60」と「FDR-AX45」の違い
ハイライトムービーメーカー以外の違いは特にありません。元々、FDR-AX55、AX40が出たときにスゴいモデルだな、とは思っていて、究極のハンディカムに思えていたので、性能面で特に不満もないかと思います。
強烈な手ぶれ補正効果を見せてくれる「空間光学手ぶれ補正」は手持ちで4K動画撮影を可能にしてくれる唯一の機種だと思います。4K映像=4Kテレビでみるわけですが、ソニーのラインナップを見ると一番小さいサイズで43インチ、一番の売れ筋が55インチになります。4K動画を再生する=大画面再生をする、なわけで、手振れが気になるのはハイビジョンハンディカムの比ではありません。
α7シリーズやFDR-AX700、AX100でも4K動画撮影ができるカメラがありますが、これらの機種では基本的に三脚を使ってカメラを固定しないと人様にお見せできる4K映像にはなりません。
ところが、このFDR-AX55以降のモデルに搭載される空間光学手ぶれ補正はかなり強力に補正がかかります。
まるで三脚に載せて撮影しているかの様な映像が撮れます。
搭載しているセンサーもAX55の時に新開発のものが用意されていて、従来はスチルカメラ用の3:2などの画角のセンサーを搭載していたところが、ハンディカム用に16:9のセンサーが載っています。そのため空間光学手ぶれ補正ユニットの小型化や高画質化に相当寄与しているはず。
以前のAXP35と比較するとテレ側の解像度が劇的に上がっていました。AX55と同じ光学系になっていますので、こうした画質面も大きなアドバンテージがあるままです。
究極の4Kハンディカムとしての性格はそのまま。
で、AX60とAX45の違いなんですが、撮影時に大きく違うのはマニュアル機能になります。
写真左がAX45で写真右がAX60になります。レンズ周りにリングがついているのがAX60で、よく見るとレンズの根元には「MANUAL」という表示のあるボタンもついています。
AEシフト(写真でいうところの露出補正)などの機能を割り当てておきリングを回してある程度自分で映像の補正をしやすくなっているのがAX60になります。
それと電子ビューファインダーの搭載もAX60のみとなります。液晶パネルを開いてのライブビュー撮影もできますが、より手振れを防ぐ撮影をするためにはビューファインダーを使って両手と目で固定した方がブレはなくなります。
あと、使用頻度はあまり高くないと思いますが赤外線を使って暗闇での撮影ができるナイトショットをAX60は搭載しています。
価格差は3万円もあるのですが、やはりちゃんとした映像を撮るならファインダー付きモデルです。
以上、新型の2018年モデルの4Kハンディカムの紹介でした。
4Kハンディカム登場当時は編集できるソフトがなかったり、いろいろ大変でしたが、今はVegas Proを使えばAVCHDと同様の編集ができます。ファイルサイズが大きめになるのと、レンダリングにものすごい時間がかかりますが、完成したときの感動もすごく大きいですからね。
4K動画での作品作りを目指す方でしたらFDR-AX700や”α7R3″などをオススメするのですが、普段使いでお子さんや日常を4K撮影したい、というのであれば、空間光学手ぶれ補正の搭載されているFDR-AX60、AX45にはかなわないと思います。
Vegas Proによる動画編集が難しそうでできるかな?という不安のある方も当店店頭で1時間、頑張って店員佐藤の4K動画編集セミナーを受けていただければ、作品作りは可能になります。
4月1日までは「ソニー春の4Kハンディカムご購入キャンペーン」で録画データの保存用に1TBの外付けHDDがもらえます。4K動画デビューをしたい方は是非、このモデルでご検討ください。
デジタル4K ビデオカメラレコーダー FDR-AX60 |
ソニーストア価格: 129,880円+税 |
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発売日 | 2018年2月9日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:13,000円 3年ワイド/5年ベーシック:7,000円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 送料無料(~2/14) |
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テックスタッフ 店頭購入特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 |
デジタル4K ビデオカメラレコーダー FDR-AX45 |
ソニーストア価格: 99,880円+税 |
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発売日 | 2018年2月9日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:10,000円 3年ワイド/5年ベーシック:5,000円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 送料無料(~2/14) |
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テックスタッフ 店頭購入特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 |
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