2分でわかる 首かけ集音器『SMR-10』プレスリリース
ソニーから人の声やテレビの音など、聞きたい音を大きく出来る「首かけ集音器」が発表になりました。
この秋に、こうしたネックバンド型のヘッドホンやスピーカーが続々と登場していて、似たいようなスタイルの製品はこれで3製品目になるのですが、こちらはICレコーダーの分野から開発された製品になります。補聴器ではありませんが、補聴器を利用する前の段階で利用ができる「集音器」というカテゴリーの製品になります。
プレスリリースの内容を簡単にまとめてご案内しつつ、ご不明に思われる点を解説します。
☆ソニープレスリリース「人の声もテレビの音も、聞きたい音を手軽に大きくできる首かけ集音器新発売」
こんにちは、店員佐藤です。
ノイズキャンセリングヘッドホンの「WI-1000X」はオーディオ事業部。ネックスピーカー「SRS-WS1」はテレビ事業部から発売された製品になりますが、こちらの集音器「SMR-10」はICレコーダーで開発された製品になります。
※印をつけて「これは補聴器ではありません」という案内があちこちに入っていますが、補聴器というのは利用される方、一人一人に最適になるようにカスタマイズして作られているのに対して、こちらの「集音器」というのは、一般的な製品として用意される、という違いがあります。
年をとってきて耳がやや遠くなったと感じた方が、日常生活に支障はないんだけど、より快適に生活を楽しむために用意された製品となります。
主目的は集音器として、周りの声や音を聞き取りやすくするためのマイクとヘッドホンを内蔵し、聞き取りやすくすることなのですが、そこにテレビ音声も楽しめるというおまけ機能も搭載されています。
ここが補聴器との一番大きな違いになるかもしれません。
それとデザインも特長のひとつかもしれません。
こちらの写真はこの秋に発売されたソニーのヘッドホン「WI-1000X」ですが、これと「SMR-10」のデザインがよく似ています。
補聴器を使われる方が感じる事の一つがそのデザインだそうで、いかにも耳が遠い人と見られることに抵抗がある、と言う方が多いんだそうです。ソニーの「SMR-10」なら一見、最新型のヘッドホンに見えなくも内、そのデザインの良さもあります。
一見するとスマートフォンで音楽を楽しんでいる様にしか見えないですもんね。
「SMR-10」はその成り立ちもちょっと変わっていて、通常は商品企画は上から降りてくるモノなんですが、これは開発現場から「こういう製品を作りたい!」で開発が始まった製品と聞いています。ICレコーダー発ではあるのですが、お手元テレビスピーカーの技術やオーディオ製品としてのヘッドホンの装着性、ハンディカムの技術なども、各部署を横断して協力をもらいつつ製品化された、ソニーらしい製品でもあるんです。
まずは、基本機能についての説明ですが、単に周りの音を大きくして聞こえるようにするだけではなく、環境に応じて音のバランスを自動調整するとなっています。基本は会話の声を大きく聞かせるわけですが、騒音と判断する音はそのまま音量を上げるのではなく、あくまで会話の声にフォーカスして自然に聞こえるようにしているとのこと。
また自分の声は一番マイクに近いところにあるので、一番大きく聞こえてしまいがちですが、自分の声については音を大きくしない「マイボイスキャンセリング」機能を搭載しており、自分の声を小さく自動調整してくれます。
これはソニーのハンディカムにも搭載されている機能です。撮影者の声がやたら大きく収録されてしまうのを防ぐため「マイボイスキャンセリング」を使うことで、カメラの前にいる被写体の声を大きく収録して、撮影者であるパパやママの声を小さくして録音してくれるのですが、こういうところにソニーのハンディカムの技術が活かされているわけです。
そして、テレビ音声を楽しむ機能ですがこれは「SMR-10」の充電スタンドをテレビと接続することで実現。テレビの音声を充電スタンドが電波に変換してSMR-10に伝送。SMR-10はイヤホンでテレビ音声を聞けるほか、イヤホンを外すとSMR-10本体に内蔵しているスピーカーからも音を出すことができるため、イヤホン無しでもテレビ音声を耳元で聞けるようにできます。
お手元テレビスピーカー「SRS-LSR100」のヘッドホン版モデルとも言えますし、イヤホン無しでネックスピーカーとして利用する際は新発売の「SRS-WS1」的な使い方とも言えます。
「SRS-WS1」はバイブレーション機能が搭載されているなど、エンターテインメントに振った製品になっていますが、これも耳元で音を鳴らすと必要以上にボリュームを上げなくても良いのと、台詞などの音声はかなり聞き取りやすくなるため、テレビ音声用の補聴器的な使い方ができそうだなぁ、とは思っていたのですが「SMR-10」ならよりスタイリッシュに軽く利用ができそうです。
(SRS-WS1本体は約335g、SMR-10本体は約90gで圧倒的に軽い作りになっています。)
また、バッテリー駆動もSRS-WS1がカタログデータで約7時間のスタミナ性能に対して、SMR-10は集音器として使う場合は約24時間、テレビ視聴をスピーカーで行っている時は約10時間となっていて、スタミナ的にも有利となっています。
無線通信はBluetoothがベースになっているものの、遅延をなくすための設計をしており、通常200m secほどの遅延が起こるところを60mm secほどにおさめているそうです。
テレビとの接続も光デジタルケーブルと、あとは電源ケーブルのみとなっていて、お手元テレビスピーカーやネックスピーカーと同様になっています。
テレビの音声をSMR-10の接続に使ってしまうとテレビから音声が出なくなってしまうのでは?と、心配される方もいらっしゃいますが、今時のブラビアは設定でどちらにでも使えます。イヤホン端子などにヘッドホンを接続すると音が出なくなるようにも、同時に音が出るようにも設定をすることが可能です。
こうした充電台があると、SMR-10の置き場所も決まるので部屋が片付きますしね。
製品には持ち出し用のキャリングポーチも付属します。家の中だけではなく、常時どこにでも持ち歩いて使える様にデザインされています。
実際の利用シーン、活用方法についてはソニーさんで紹介ビデオが用意されています。
ユーザーテストは2年近く前からスタートしていて、実際にご高齢の方にお試しいただきながら開発されているそうです。
おそらく、そのときのデータからこういう活用方法の提案ムービーも制作されているはずで、実際に役立つシーンがこれらのシチュエーションだったんでしょうね。
お手元テレビスピーカー「SRS-LSR100」もそうなのですが、こうした製品は必要な方ご本人が購入されるケースが半分、残りの半分はプレゼント用としての購入のケースになるそうです。
私も実家に「SRS-LSR100」をプレゼントしていますが、恩着せがましく買って行ったのではなく「テレビの音声が聞き取りにくくなった」という話を聞いて、それで敬老の日や誕生日にプレゼントをしています。
お手元テレビスピーカーの設置はそれほど難しくはないのですが「SMR-10」は、聞こえ方の調整機能などもついていて、利用前の準備はお手元テレビスピーカーよりは大変。
ですが、メーカーに利用方法についての案内ムービーも用意があります。
テレビ側の接続端子まで案内しているため、再生時間は6分とかなり長めになっていますが、このムービーに沿ってセッティングすれば補聴器の一歩手前までの利用ができるようになります。
親孝行できるチャンスがまた来ますね。
「SMR-10」は本日よりソニーストアにて先行予約販売を開始します。11月25日お届け目安で価格は34,880円になります。お正月の里帰りに持って行くのにちょうど良いかもしれませんね。
カラーはブラックとホワイトから選べます。
首かけ集音器 SMR-10 |
ソニーストア価格: 34,880 円+税 |
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発売日 | 2017年11月25日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 送料無料 |
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当店店頭 購入特典 |
開店4周年記念品プレゼント 店頭体験できます(11/25~) |
【比較検討したいお手元テレビスピーカーのご案内はこちらから】
お手元テレビスピーカー SRS-LSR100 |
ソニーストア価格: 19,880 円+税 |
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発売日 | 2015年9月12日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 送料無料 |
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当店店頭 購入特典 |
開店4周年記念品プレゼント 店頭体験できます |