銀座ソニービルショールーム『PlayStation VR 特別体験会』レポート
こんにちは、店員佐藤です。
今日から始まった「PlayStation VR 特別体験会」に参加させてもらってきました。体験会の一部始終をレポートしたいと思います。
さて、まずは銀座ソニービルショールームですが月曜日にソニービルの建て替えが発表になり、8月28日まででショールーム機能が引っ越しすることが発表されました。そのニュースがあってからお邪魔するのはこれが初めて。
アテンダントスタッフの方たちにお話をうかがうことができましたが、ショールームの引っ越しという50年目にして初めてのイベントに遭遇するわけで、それはもう貴重な体験になります。
9月のオープンまで1ヶ月の時間がありますが、引っ越し作業をしつつ、アテンダントさんの研修などをこの期間に本格的なものを集中的に行い、新しいショールームのデザインも楽しみですが、スタッフの方々のパワーアップも楽しみです。
こちらは1Fで営業しているイングリッシュパブの「カーディナル」さん。こちらも「SINCE 1966」となっています。銀座ソニービルショールームが出来たときに日本発の本格イングリッシュパブとしてオープンした歴史あるお店。
こちらのお店はどうなるのかなぁ。一度だけお邪魔したことがあるんですが銀座ソニービルが閉館になる前にもう一度お邪魔したいです。
さて、そんな銀座ソニービルショールームなんですが、なにか記念になるモノはないかなぁ、と、考えていたらいきなり1Fの受付で素敵なものを見つけました。
ソニービル限定のオリジナルデザインのおみやげがカウンターで販売されています。1年ほど前から販売されていたそうですが、これは記念になりますよ。
なんせロゴには「銀座ソニービルショールーム」の文字こそないものの、ショールームの住所をロゴにしていて、さらに銀座を象徴するようなデザインになっています。
販売されているのは「手ぬぐい(1,000円)」と「Tシャツ(3,000円)」です。マフラータオル(2,000円)もあったのですが、そちらは完売してしまっていて、もう、今後作る予定はないとのこと。
銀座ソニービルショールームへお邪魔したら、これは記念に買うべしです。
さて、目的の「PlayStation VR 特別体験会」ですが、私は15時05分からの回で参加させてもらってきました。現在、ショールームのイベントスペースとしては上記の1Fからひとつあがったフロアしかないんですが、許される限りの空きスペースを使って、体験ブースをできるだけたくさん確保して体験会を開催しています。
1Fの入口脇に2ブース。ここの1段上がったところに4ブース。
そして3Fのプレイステーションフロアに2ブースで合計8ブースを用意しています。それぞれを約20分で区切って大回転させています。
土日も1日250組の方で体験していただいていくんですが、4日分が予約開始から数時間で埋まってしまうほどの人気ぶり。ソニーのヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T1」の時の混雑を考えると非常にスマートにオペレートしています。こういうのもソニービルショールーム50年の歴史があってこそですね。
さて、こちらが今回体験させていただいた「PlayStation VR」です。ソニーの3Dヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T1」シリーズと比べるとあちこち違っています。
そもそも開発もHMZ-T1をベースにしているものではなく、SCEの方で新たに開発をはじめたというものなんだそうでコンセプトも違ってきています。
まず、最大の違いはこのヘッドマウントディスプレイの各部にあるライト。これでヘッドマウントディスプレイの「位置」を特定しゲームプレイ、視界に反映されるようになっています。
ヘッドマウントの動きを見ているのがこちらのPlayStation専用のカメラです。テレビの上部に設置され、これでユーザーの位置、ヘッドマウントの向きを検知しています。
そのため、プレイスペースとしてはこれくらいの距離、間隔が必要になるとのこと。基本は座ってプレイするゲームタイトルが多いのですが、中には立ってプレイするモノもあるのでソファとかではなく、こうして手軽に移動できる椅子を用意した方が良いのかも。
そして実際に使ってみるとわかるのですが、視界のエリアが大きく違います。HMZ-T1シリーズでは目の前に巨大スクリーンがある、という前提で中をのぞくと一面の大きなスクリーンがあったのですが、それはスクリーンサイズが16:9の横長のものになっていました。
PlayStation VRではスクリーンサイズの中に高画素を詰め込むのではなく、見えるエリアをグッと広げて視界のほぼ全体を覆ってくれているイメージ。特に上下方向の視野が広がっていて目の前にスクリーンがあるのではなく、現実の映像がある、というバーチャル体験をさせてくれます。
その分、画質自体(解像感)はHMZ-T1シリーズよりも劣ることになるかもしれませんが、そこにケチをつけたくなる感じはしません。視界が広い体験の方がバーチャルリアリティ的にはきっと効果が高いでしょうからね。
ちなみに「シネマティックモード」というのを搭載しており、PS4の通常の2D映像をスクリーン状にして見せるモードも搭載しているそうです。その方法を使うとBD再生やtorneの再生もPlayStation VRで可能になります。3DのBDソフトが立体に見えたりするのかどうかは謎です。
ソニーの
「HMZ-T1」はヘッドホンも本体に付属していましたが、PlayStation VRはヘッドホンは別に用意することになっています。「HMZ-T2」以降と同様というわけです。
体験会ではご覧の様にオーバーヘッドタイプのヘッドホンを使用していました。
今回の体験会で試すことができるソフトは3種類あります。自分で希望のソフトを選ぶことはできず、申し込み順ですでにタイトルは確定しているようです。
こちらは「The Deep」です。まだ「プロジェクト・モーフィアス」と呼ばれていたときにSCE(体験会当時はSCEですが現在はSIE)の体験会で見せてもらったことがあります。海の中で360度の視界を楽しめるソフト。これは会場内に1ブースしかなかったかと思います。
「プレイルーム VR」は今回の体験会で一番たくさんのブースが用意されているソフトです。全8ブースのうち、4ブースがこちらのソフトの体験になります。なので、体験会申し込みをすると半分の確率でこのアプリにあたるはず。
PS4登場時にもカメラを使ったアプリとして「THE PLAYROOM」がありましたが、今回もARボットがやってきた、という感じです。
ヘッドセットをかけると、目の前にはバーチャルな自分の部屋が見えてきます。写真でみると机がちょっと遠いのですが、テレビに近づくと机にも近寄れるようになっています。
ヘッドセットの角度によって見える角度も違ってきます。で、ここで遊べるミニゲームがいくつか用意されているので、その中から体験会ではひとつを選んで、アテンダントの女性と遊んでもらうことになります。
ユーザーが怪獣になって、アテンダントさんがARボットの1匹になって、鬼ごっこをすることになります。
逃げるARボットをユーザーが追いかけます。テレビ画面には3人称の目線での映像になっていますが、ヘッドセットの中では鬼である怪獣からの視点の映像になっていて、ARボットをとにかく追いかける、ということをしてます。
そうか、これもヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T1」との違いになりますね。PlayStation VRもヘッドセットだけではなくてプロセッサーユニットが付属。
ヘッドセットはユニットと専用ケーブルで接続されます。
プロセッサーユニットの裏側を見るとHDMI端子が2つ用意されており、これがPS4とテレビにつながる仕組み。
これで1台のPS4からの映像がヘッドセットとテレビの両方に出力できるようになっており、ヘッドセットと同じ映像(厳密にはヘッドセットの片目の映像)をテレビに同時出力するミラーモードが利用できるのと、プレイルームVRの様に違う映像をセパレートで出力するモードが使えるわけです。
このミニゲームの場合、鬼である怪獣はヘッドセット必須なんですが、逃げ惑うARボットは最大で4人のユーザーが参加して逃げることができ、お父さんだけが鬼になって、他の家族はみんなテレビを観ながら同時参加で遊ぶ、ということができるわけです。
特別体験会では4匹のARボットのうち、操作をされているのはアテンダントさんが操作する1匹だけです。簡単に鬼の勝ちになりそうなものですが、アテンダントさんも最後はフェイントをかけるなど技を駆使して、それなりに遊べるようにギリギリのところを攻めてきてくれます。
さすがプロですね。こっちのゲームも楽しそうだなぁ。
ちなみに、ゲーム中の自分の姿をスマートフォンやデジカメで撮影してくれるサービスもついています。体験している姿を撮って、それをSNSにあげてください、というSNS拡散を狙ってのことだと思うのですが、私が見ているとほとんどの方が撮影を依頼していました。
ということで、私も依頼して、自分の体験シーンをたくさん撮ってもらってきています。お目汚しになりますが、それで説明させていただきます。
私が体験させてもらってきたのは「ロンドンハイスト」です。8ブース中3ブースがこちらのタイトルです。モーションコントローラー「PS Move」を使うのはこちらのタイトルだけ。PS Moveのトリガーだけを使って操作します。
PlayStation VRのヘッドセットを装着してもらいました。ヘッドホンをして外部の音が聞こえにくくなっているところですが、アテンダントさんが耳元でいろいろ指示をしてくださるので、それに従ってゲームを進めていきます。
傍目に見るとこんな感じになってしまうんですが、状況としては高速道路を爆走するワゴン車の助手席に座っているところです。グローブボックスの中には無数のマガジンが入っており、それを銃に装着しては追っ手を打ちまくる、映画さながらの大変なシーンに出くわしています。
舞台がロンドンなので右ハンドル。助手席は左側なので窓から後ろに銃を撃つときはこんな感じになります。
このゲームを長時間やっていると良い運動になりそう。
これは銃にマガジンを装着しているところです。すごいリアル。銃は連射が効くのであっという間に空になってしまいます。今思えば弾が切れる前に次のマガジンを手にしておけば良かった。。。と、後悔しきり。
これは最後のシーンなので、前にバンが割り込んできて後ろが空いて滅多打ちにされているところです。
ここでゲームは終了。どれくらいの時間、遊ばせてもらったんでしょう。結構長かった気がしますし、あっという間だった気もします。
こちらのタワーの中にPS4が入っていることになっているのですが、お願いして中を見せてもらったところ、本当に普通にPS4が入っていました。特別な機械でもなんでもありません。
体験が終わると、その場でスマートフォンを使ってアンケートに答えます。QRコードを読み取って10問くらいのアンケートにその場で回答。回答が終わって送信済みの画面を見せると。。。
こちらのPlayStation VRのステッカーをもらうことができます。さて、これは何に貼ればいいでしょう?
今日のおみやげです。
おみやげと言えば、こちらの銀座ソニービルショールームみやげも買ってきてしまいました。手ぬぐい1,000円です。なにかのガジェットとかの方が良いような気もしますが、手ぬぐいだったらずーっと長持ちしそうです。使えるお土産になりました。
以上、銀座ソニービルショールームの「PlayStation VR 特別体験会」の様子でした。
購入権利があるのは「特別体験会&先行予約販売」で土日に開催されています。平日は「特別体験会」だけで、PlayStation VRの購入権利はついてこない抽選購入権のプレゼントになります。
今週土曜日の18日9時から一般販売がスタートし、そこでどれくらいのスピードで完売するかによるんですが、もしかしたら、この抽選購入権も価値のあるものになるかもしれません。抽選販売は7月11日まで申し込みの方が対象で当選すると7月下旬にソニーストアから連絡がくるそうです。
「特別体験会&先行予約販売」はまだ7月以降もあるのですが、もしもそのときに超品薄状態になっていたら、これが一番のプレミアムチケットになるかも。
ワクワクさせてくれる体験会でした。
銀座の6月分の「特別体験会&先行予約販売」は初日で満席になってしまいましたが平日に開催される「特別体験会」はまだ空きがあります。お時間の作れる方は是非、体験してみてください。
★PlayStation VR 特別体験会&先行予約販売について
☆PlayStation オフィシャルサイト 『PlayStation VR』の詳細はこちらから
☆当店blog 16.6.14「PlayStaion VR 特別体験会の申し込みスタート」
☆当店blog 16.3.16「PlayStation VR 商品情報の詳細がついに公開!」
☆当店blog 14.11.29「『Project Morpheus ユーザー体験会』で『サマーレッスン』やってきました」
☆当店blog 14.10.28「『Project Morpheus』ユーザー体験会のお知らせ」
☆当店blog 15.4.24「ヘッドマウントディスプレイ『HMZ-T3』が販売終了へ」
☆当店blog 13.11.26「『HMZ-T3』開梱&セッティングレポート」
☆当店blog 13.11.22「初・没入体験『HMZ-T3』を使ってみました!」
☆当店blog 13.9.23「東京ゲームショー2013 イベントレポート」
☆当店blog 13.9.4「『HMZ-T3W/HMZ-T3』ショールーム展示の実機レポート」
☆当店blog 13.9.3「ヘッドマウントディスプレイ『HMZ-T3』発表」