Camera Apps『スカイHDR』試用レポート
こんにちは、店員佐藤です。
昨日、PlayMemories Camera Appsにて新しいカメラアプリ「スカイHDR」がリリースされました。早速、購入してサイバーショット「DSC-RX100M3」にインストールしてみました。
価格は1,028円ということで、タイムラプスと同じ高額アプリになります。
効果としては空と大地などの輝度差が激しいシーンで見た目のイメージに近い写真作品を撮れるようになります。
従来から「HDR」という機能が”α550″から搭載されていて3枚の写真撮影をして合成することでハイダイナミックレンジな写真を撮影することはできたのですが、その場合はRAWでの記録はできず、JPEGだけしかデータが残せなかったのですが、このアプリを使うとRAWでハイダイナミックフォトが記録できます。
使い方はWEBページ詳しく掲載されているのですが、自分で輝度差のある風景の境目を決めて、そして三脚を使うことを前提で撮影します。HDRよりもやや間隔の広い連写で2枚の写真を撮影して、それをカメラ内で合成。RAWファイルでデータが残る、という仕組み。
実際にインストールしてみるとご覧の5つのモードがあり、最初はここからモードを選んで使います。
ここではわかりやすく「ブルースカイ」を選んで試し撮りしてみます。
まずは、これがすべての機能を切って撮影した写真です。サイバーショット「DSC-RX100M3」を使っています。
これはDレンジオプティマイザーオートで撮影した写真になります。
画面下1/3の建物のところがやや明るく見えるようになりました。これは1枚の写真データから暗部をやや明るく加工して撮影したデータになります。
こちらは「オートHDR」です。3枚の写真データを合成して明るいところも暗いところも別々に撮影してそれぞれしっかりと描写します。
Dレンジオプティマイザーよりも建物が明るく見えます。
こちらはHDRを最高レベルの6に設定したものになります。画面全体が白っぽくなりますが、全てがしっかりと描写されています。
これが従来の機能を使っての撮影になります。
新しいアプリの「スカイHDR」を使うとこうなります。
空と大地の境をしっかりと決めて撮影し両エリアとも適正露出にしており、空はより青々となりました。
後から色調をフォトショップなどで修正しなくてもここまで極端に補正がされているのはすごいですね。しかもデータはこの状態のRAWデータが残ります。
こちらは光源が画面にないので、もうちょっと輝度差が少ないケースでの撮影です。まずはノーマル撮影でDROもHDRも切って撮影しています。
これはオートHDR設定です。明部が白く飛ばずに色を載せたいときにはHDRやDROを使って撮影していましたが、新アプリの「スカイHDR」を使うと、よりすごい結果になります。
これが「スカイHDR」を使った時のショットです。
手持ちではなく三脚を利用する必要があるので、手軽に使える機能ではないのですが風景撮影などで三脚使用をしているときに、選択肢のひとつとしてこの機能を使って撮影しておくのは良いかも。
詳しくはPlayMemories Camera Appsにて。
★PlayMemories Camera Apps「スカイHDR」のご案内はこちらから
☆PlayMemories Camera Appsのご案内はこちらから
【当店のタイムラプス 関連blogエントリーはこちらから】
☆当店blog 15.7.1「新カメラアプリ『アングルシフト アドオン』リリース」
☆当店blog 15.5.20「PlayMemories Camera Appsのバージョンアップ」
☆当店blog 15.5.6「PlayMemories Camera Apps『タイムラプス Ver.3.0』レビューレポート」
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☆当店blog 14.7.25「”α7″シリーズで撮る稲妻タイムラプス」
☆当店blog 14.2.21「4Kタイムラプスに挑戦してみました」
☆当店blog 14.1.10「α7Rで『新タイムラプス』の夕暮れ撮影テスト」
☆当店blog 14.1.9「Camera Apps『タイムラプス』がバージョンアップ!」
☆当店blog 13.8.5「上高地をタイムラプス撮影! アクションカム『HDR-AS15』」
iTaLiA
2015年12月19日 @ PM 9:18
HDRでも同じだと思いますが、精度が悪いのを覚悟すれば手持ちでも使えそうでしょうか?
あと画質はいかがでしょう? 等倍でどうなんて厳密なことでなく、A4くらいの画面で見て、ぱっと見でノイズが乗るとか、解像感が弱いとかはないでしょうか?
店員佐藤
2015年12月21日 @ PM 6:50
♪iTaLiAさん、こんにちは。
手持ちで使うと境界線のところの映像が
ダブって写ってしまうんです。HDR撮影で
人が動いてしまっているとき、みたいな状態です。
なので、三脚は必須で、最悪でも手すりなどを使って
動かないようにして撮らないとぶれると思います。
画像は普通に綺麗に撮れます。撮影後に境界線の
場所や境界線の幅などをあとから微調整することも
できるので、パッと手早く使うアプリではなくて
きっちりと設定をして使うアプリみたいです。
是非、天気の良い時の絶景撮影用に準備されてみては?
iTaLiA
2015年12月27日 @ PM 1:10
いろいろとアプリのクセを教えてくださりありがとうございます。
なるほど、三脚必須の理由がわかりました。
じつは、あろうことか三脚を持ってきていなくて、じっくりと景色を撮る、また星空・星景を撮るにはいい環境でありながら、まだやっていません(^^;
店員佐藤
2015年12月28日 @ PM 7:07
♪iTaLiAさん、こんにちは。
大型三脚ではなくてもミニ三脚でもテーブルの上とかに
載せれば星景写真撮影に使えると思います。
お手持ちの機材で是非!
ご帰国を楽しみにお待ちしています。