DSC-RX100M2で撮ってきた世界文化遺産・富士山の最初の週末
6月22日に世界文化遺産登録が発表され、その週のうちの6月27日にプレスリリースされた新型サイバーショット「DSC-RX100M2」。7月1日に山開きして7月5日に製品発売日を迎えて、最初に撮りに行くのはやはり富士山しかないじゃないですか。
行ってきました。サイバーショット「DSC-RX100M2」を持って世界文化遺産登録された富士山へ。
出発は土曜日の早朝というか深夜2時のことでした。
実は金曜日は19時ぴったりで帰宅してすぐに寝ています。1時に起きて一路中央高速で富士山へ向かいます。ナブユー「NV-U77VT」によると2時間で到着するとのことでしたが実際には4時半になりました。
4時20分に日の出とのことで、うまく行けば5合目でご来光が見られるかな?という目論見もあったんですが、実際についてみたら雲の中状態。ご来光は残念ながらあきらめました。
世界文化遺産登録をした富士山ですが毎年7月1日が山開きで8月中旬頃までは山小屋も営業中。8月下旬になるとお休みになってきて9月にはシーズンが終わっているというのを繰り返しています。富士登山ができるのは短い期間だけで、しかも今年は世界遺産登録もあって最初の週末ということで混み具合がよくわかりませんでした。
富士スバルラインに入ったのは4時過ぎくらいだったんですが、その時に入口で言われたのは「もう駐車場はいっぱいで2kmくらい歩くことになりますよ」ということでした。やっぱり富士山五合目駐車場は混んでいるんですよ。
そこで私が狙ったのがここなんです。御庭バス停がある奥庭駐車場です。ここは5合目駐車場の手前2.8kmの地点にある駐車場です。
一度、来たことのある方ならご存じだと思うんですが富士山の登山道が始まる5合目駐車場がいっぱいになるとそこにたどり着くまでの道の両脇が駐車場になっていてそこにちょっとずつ車が止められて遅く来ると5合目駐車場の手前の方に車を止めることになるわけです。
日中だと観光で5合目だけ見に来る人たちがいるので、その時間なら観光の方たちが出ていった後に車を入れられるので、ちょっとずつ五合目駐車場の車列に並んで、駐車場に止めるのを待つことができるんですが、深夜、早朝に観光で来る人がいるはずがありません。
なので、思いきり手前の奥庭駐車場だったらいくら混んでいるといっても止められるはず、という読みで最初からここ狙いでやってきました。
天気が良ければ5合目駐車場を狙うんですが、もうご来光もだめそうなので奥庭駐車場で霧が晴れるまで仮眠を取ることに。
ちゃんと寝袋も持ってきているので、これで車中泊です。
トイレもあるし、ここに車を止めている人たちもちょっとずつ増えてきました。
ちなみに狙いは富士登山でもありません。装備も準備もしていないので山頂を目指すのは今回はやめて、もっと楽に富士山を楽しもう、ということで、今回は「お中道(おちゅうど)」というのを狙っているんです。
これは山頂を目指すのではなく山複を移動して大沢崩れという富士山の西側の崖崩れをしているところまでを往復してくるコース。
富士山に登ってしまうと富士山が見えなくなりますが、これだったら世界文化遺産の富士山をしっかり楽しめるのでは?ということで、山腹から見る富士山を楽しみにきたわけです。
奥庭駐車場に車を止めて下山方向に行くと「奥庭」、頂上方向に行くと「御庭」経由の大沢崩れ行というコースになります。
朝8時になっても天候は回復してこなかったのですが、霧ははれました。
とりあえず歩いて60分で一周してこられるという奥庭コースへ行ってみることに。
ここが入口です。奥庭荘まで歩いて15分。そこから30分くらいで奥庭を1周してこられるそうです。持ってきた朝ごはんを食べて、レインコートを着たら出発。
ここが奥庭荘です。売店を兼ねていて中にはお土産屋さんもあります。
お店の庭先には人口の池があるんですが、そこに野鳥がやってくる隠れたバードウォッチングスポットだそうで、朝早くからカメラがズラッと並んで野鳥がやってくるのを待っていました。
ここを左に折れて1周30分の奥庭周遊コースへ。
ぴょんと長く立っているのは「ベニハナイチャクソウ」で、下にたくさん咲いているのは「コケモモ」です。
あとで奥庭荘に立ち寄ったところ、このコケモモのジャムで作ったコケモモジュースをいただきました。そんなに美味しい花だったとは。
偏西風の影響で常に一定方向の風がふくとのこと。見ると木々がすべて一定方向に流れている変わった景観が楽しめます。
幸い、雨にも降られずに奥庭の一番奥にある奥庭展望台へ到着。
本当はここから富士山の姿が間近に見られるらしいんですが。。。
あいにく、まだ富士山は姿を見せてくれません。
この天気では仕方がありません。このまま大沢崩れまで行っても何も見えそうもないですし、ここはあきらめて、下山して、気分を変えて富士急ハイランドでも寄って遊んで帰りますか。
ということで、予定を変更して帰ることにして奥庭遊歩道を戻ります。
ちなみに東京スカイツリー、すごいですね。ここまで地デジワンセグ放送の電波が届きます。駐車場ではだめでしたが、奥庭を歩いていたらしっかりと受信ができました。
東京タワーからスカイツリーに電波塔としての機能を移したのが5月30日でしたが、これも2013年の記念すべきイベントです。
下山する前に5合目に行ってみようか、混んでたらUターンしてこようということになり行ってみたら確かに2km手前から列ができていたものの、それほど長くない列でした。途中で交通規制をして車を止めていて、駐車場が空いたら車を入れる、というシステムになっています。
朝の10時頃の段階で待ち時間15分ほどで駐車場へ入れてもらえました。
懐かしの富士スバルライン5合目に到着。
前回、富士山頂へ行ったのは2006年のことでしたので7年ぶりのことになります。あの時はα100が発売になって翌週にやってきたので、そうですか、α100が発売になってからもう7年になるんですね。
世界遺産登録になった富士山の山開きから初めての週末を迎えているということで、あちこちにテレビ局の取材が来ていました。奥庭駐車場でもテレビ朝日さんの中継車を見かけましたが、こちらはTBSさん。
この夜のニュースキャスターで緑の服のレポーターさんがテレビに出ていました。
こちらは日本テレビさんのZIPとのこと。これは来週の放送で登場するのでしょうか? 残念ながら私は取材されていないので間違っても登場しません。
世界遺産登録のお土産とかあるのかなぁ、と、探してみたんですが、お菓子のお土産とかにシールが貼ってあるものはありましたが、特に世界遺産登録記念饅頭みたいなものは見つけられませんでした。
あちこちにポスターとか看板はあるんですが世界遺産登録記念のお土産はみつけられず。
お土産屋さんの間から入る小御岳神社も見学してきます。
気温は14度。
私も下はTシャツですが、その上にパーカーとレインコートを着て歩いています。全然暑くはありません。
小御岳神社の奥には展望台があり、ここから山中湖を見下ろすことができました。ここからだったらご来光もみられたんだろうなぁ。
関東地方の梅雨明け宣言がこの後に出ているんですが、これが梅雨明けした時の関東地方の空模様ということになります。
さて、せっかく富士山の五合目に車を止められて、トレッキングの準備もしてあるんです。山頂までは無理としても六合目まで歩いてみようか、ということになり、急きょ、ここから六合目までの疑似富士登山アタックに挑戦。
今年から実験的に入山料を取るとのことでしたが、どこにもそういう徴収をしているところはありませんでした。
「STOP弾丸登山」という看板があり、休憩なしで山頂を目指すのはやめましょう。というのがあるんですが、私は弾丸登山でしか登ったことがありません。
弾丸登山だと14%の人が体調不良で登頂をあきらめているんだそうです。(通常5%)
一般登山者に比べて救護所利用者が3倍になるそうです。
2回とも無事に登頂できてよかった。
富士山の登山コースは主に3つあり吉田コースは一番ポピュラーなコース。私も最初はここから登りました。
六合目までは緩やかな砂利道の登山道で40分ほどで行けてしまうんです。7年前に来た時は夜中にここを通ったので景色はなにも楽しめなかったんですが、こんなに景色の良いところを歩いていたんですね。
泉ヶ滝です。
7年前に来た時にこんな分岐、あったっけ? 下に行くと佐藤小屋というところにでるそうです。そんなに遠い回り道でもないようなので、あえてここは下の道に行ってみればよかったかなぁ。
六合目を目指して進んでいきます。極力人の少ないシーンでシャッターを切っているんですが、それでも団体さんの姿があちこちに入ります。
人、多いんです。
東へ東へ進んでいくと河口湖も見えてきました。
ちなみに私はこんな恰好。六合目までの旅なので荷物は全部クルマに置いてきてウエストバッグだけで歩いています。荷物がないと歩くのがすごく楽。
これなら山頂を目指せるかも!?
フラフラと歩いて行ったら簡単に六合目に到着。
ここまでは本当に楽にやってこられるので、観光で5合目までやってきた人も2時間くらい時間を見ておいて、歩いてくると良いと思います。
六合目には富士山警備派出所があります。今日の気温は最高9度、最低で4度とのこと。夏の富士山でも標高が高いのでこんなものなんです。
毎年Tシャツ、短パンでやってくる外国人旅行者の姿がニュースになったりしていますが、寒いですよ。それだと。
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7年前に来た時も仮設トイレだったんですが、今も六合目は仮設のままでした。
トイレチップは7年前は100円だったと思うんですが今は200円になっているみたいです。ちょうど-7年前が切り替わりの時期だったのかなぁ。あの時は山頂近くになると200円だったと思います。
そして、ここから上を見るとやっと富士山の姿が8合目あたりまで見えてきました。
そうそう、懐かしいなぁ、これが富士山の姿なんですよね。目の前のすぐのところに8合目も見えて、ほんのちょっと先なのであそこまで普通に歩いたら1時間もかからないように思えるんですが、実際には3時間半ほどかかる距離。
六合目まではなだらかな道でしたが、ここからは急坂になって岩場もあるし本当の富士登山がはじまるんです。ちゃんとした装備をしてきていませんので、私たちはここまで。
山頂ではありませんが、最初からここを目標にして歩いてきたので、それなりの達成感も味わえました。
こんな石碑も発見。これは絶対に7年前にはなかったと思います。
登山道に関するエピソードがかかれていて、ここは江戸時代は5合5勺だったところなんだそうです。こういうウンチクが書かれたものが今はあちこちにあるんですかね。
全部読みにいってみたいです。
昨夜から富士山登頂に挑戦してこの時間に降りてきている人たち(ご来光を見てからゆっくり下山してきているとこのくらいの時間になります)と一緒に、5合目を目指します。
本当に疲れていてフラフラと歩いている方もいらして、声をかけながら私たちも歩いてきました。すっかり富士山に登頂した気分です。
お昼頃に五合目に到着。
さっきよりもにぎやかになっていて、これから登山をする人たちであふれかえっています。駐車場へ入るための車列も2倍くらいに長くなっていて、この時間が一番のラッシュなのかも。
山頂を目指さなくても、こんな風にゆるーく富士登山気分を味わうこともできました。
そして帰りは名物の吉田うどんをいただくために下山してから「車屋うどん」さんに立ち寄ってきました。
ここは3年ほど前に富士山一周の旅をしたときに見つけた名店。だだっ広い空き地にぽつんと立っているお店の姿と、アットホームな店内が特徴のお店。私のお気に入りです。
太くて固いうどんにキャベツが入っているのが吉田うどんです。今回は肉店うどん(450円)をいただいてきました。期待通りの味に満足。
帰ってきてからベランダ越しに夕陽を眺めていると、うっすらと富士山の姿が見つけられました。写真の中央よりちょっと右のところにある夕陽に浮かぶ山が富士山です。
スバルラインの4合目にある大沢駐車場からだったら雲海に浮かぶ夕陽が見られたのかも。
今回はあまり天気に恵まれませんでしたが、激混みを避ける富士登山の旅をしっかりと満喫してきました。また、天気がよいときに挑戦してこようと思います。次は大沢崩れまで行くか。。。それとも7合目アタックに挑戦かな?
使ってきたカメラはこちらの「DSC-RX100M2」です。作例作りとかではなく、私の慣熟
撮影みたいな感じでした。
紹介した通り、フィルターアダプターを付けて円偏光フィルターを使った空のきれいな写真を狙ってきたんですが、一番ありがたかったのはチルト液晶でした。
今までのRX100では撮影が難しかったローポジションの写真が撮れるようになり、これが一番の進化だったかも。カメラ本体のレビューはまた今度。
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