α7R、α7 銀座ソニービルショールーム展示レポート
昨日発表になったソニーのフルサイズミラーレス、デジタル一眼カメラ”α7″シリーズの特別体験会が今日からスタートしました。
早速、行ってまいりました。最初に申し上げておきますが混雑していたので私は実機を触っていません。展示状況のレポートだけさせていただきます。
新製品発表のあった翌日からショールームで特別展示がはじまるんですが、今日は久しぶりにちょっと長い行列をみてきました。やっぱり並ぶんですね、デジタル一眼カメラ”α”の場合は。
熱烈なファンの方の多さを思い知ります。
一応、開場前に行って行列を眺めてはいたんですが、こういう風に列になってしまっては私は触れません。その様子だけ拝見。
混雑時は10分となっていますが、これはどうやら一番行列が長くなっている時の表示。混雑状況は見ての通り差し替えることができるようになっていて、空いてくると20分とかの表示になることもありそうです。
用意されているカメラはα7R、α7合わせて8台で、レンズはSEL2870が4本、SEL35F28ZとSEL2470Zが2本ずつ、という状況。それ以外にEマウントレンズ各種が用意されていました。
こうして全部出てしまっていると希望通りのレンズセットは使えないんですが、みなさん、在庫状況を見ながら申し込みをして希望のボディ、レンズをお借りしています。
そんなところにα cafeでご活躍のNoirさんがお見えになっていて、ご厚意でお使いになっているところを一緒に見させていただきました。
まずはα7とSEL35F28Zのセットをレンタル。
しっかりと仕様表を読み込んでらして、α7Rとα7の違いを確認。
36Mピクセルと24Mピクセルで画素数、ローパスフィルター、本体重量の違い、像面位相差AFの有無などのほかにも電子先幕シャッターの有無も違いとしてあるとのこと。
α7の方は電子先幕シャッターを搭載しているんですが、α7Rの方は機械式の先幕シャッターになるんだそうです。それは気づきませんでした。
それがあるのでシャッター音が違うのと、微妙な差なんですが撮影時の微妙なブレなどを考えるとα7の方が有利かな?という考え方もあるそうです。
像面位相差AFが使えるのもα7の方の優位点。比較してみるとやはりα7の方が迷いなくフォーカスを合わせにいく感じはあるんですが、α7Rも多少迷うことがあるものの、それほどAFは遅くないんですよね。
画素数の違い、ローパスフィルターの違いなどもありますが、なるほど、オールマイティな撮影を考えるとα7も優位点が多数ありますね。
私は”α99″をスキップしてしまったのでこういう画面を見慣れていないんですが、操作系はフルサイズ一眼のα99に近いようですね。
ダイヤルは全部で5つもついていることになりますが、これならNEX-7のトライダイヤルを超えた操作ができそう。
これはファンクションボタンを押した時の画面でしょうか? なるほど、これも一覧性が高くていいですね。
その他、DMFをつかってフォーカスをマニュアルで操作した時に画面が拡大するのと同時に距離計が表示されることにNoirさんは感激。確かにフォーカスが全然あっていないときにどっちにフォーカスがずれているのか人間の目ではわかりませんが、ファインダーをのぞいている時とか、効果が高そうです。
場内にはα7Rの分解展示もあります。フルサイズのセンサーってこうして見てみるとやはり大きいですね。
そうこうするうちに体験会イベントの行列は待ち時間30分にまで伸びています。アテンダントさんいわく、朝と夕方が行列は長くなりがちとのこと。
今日の夕方も仕事帰りに立ち寄られる方が多そうです。
2周目に入って、今度はα7Rを体験。こちらは電子先幕シャッターが使えないので、確かにこれは懐かしいバッシャンという音でシャッターが切れます。
シャッター幕の音もフルサイズだとNEXシリーズよりも大きく動くので音が派手なのと、電子先幕シャッターに慣れているもので、確かにすごく大げさな音に感じます。でも、個人的にはフルサイズ感が伝わってくる感じで嫌いではないです。
いかにも大きなセンサーを使っている感じがします。
ですが、レリーズタイムラグもちょっと大きくなるし、そういう撮影するときの感覚的なものでいくとα7の方に軍配はあがるのかもしれませんね。
そして、ここでちょっとサプライズ。
4Fのαコミュニティ銀座の講師でおなじみの大西さんが降りてきてくれて、ここでα7R、α7のミニセミナーを開催してくれていました。
いつもの様なみっちりたっぷりのセミナーではなく、新機種のハードウェア的な説明と最後に作例をちょこっとという軽い内容ですが、いつも通りの魅力的な話でα7シリーズを案内してくださりました。
いまいちよくわかっていなかった「ギャップレスオンチップレンズ」というのも大西さんの解説でやっと理解。
フィルムと違い直進してくる光しか受光できないイメージセンサーなんですが光の入射角に合わせてセンサーとレンズの位置を調整してあるそうです。周辺光量落ちとかってレンズのせいだけではなく、こうした入射角のず
れとかも原因になるようで、こうした補正をしてより高画質な撮影ができるように工夫されていたりするそうです。
α7Rとα7についての話もしてくださったんですが、画質の違いはやはりあって、α7R、いいよー、って大西さんに言われてしまうと、やはり使ってみたくなるのはα7Rの方かも。
ラストは大西さんの作例をいくつかみさせていただき、カメラとレンズの特徴を教えていただいてきました。
すみません。そんなところで実機の様子についてはまた機会を作ってレポートしたいと思います。今日から始まった銀座ソニービルショールームの展示レポートでした。
★ソニーストア フルサイズミラーレス一眼カメラ「α7」シリーズのご案内はこちらから
☆当店blog 13.10.16「α7R、α7の本日のオーダーレポート」
☆当店blog 13.10.16「誰も作らなかったカメラ、フルサイズミラーレス『α7』シリーズ発表&発売」
☆ソニー商品情報「New α 始動。特別体験会開催」のご案内はこちらから
☆ソニー銀行『Sony Bank WALLET』のご案内はこちらから
Noir
2013年10月17日 @ PM 4:52
先ほどはありがとうございました☆
お腹のアップが・・・(>_<) 手タレするなら爪摘んでいけばよかった・・・ お見苦しいくて申し訳ないです・・・m(_ _)m 距離情報とゼブラ表示はずっと前からリクエストし続けていたので、うれしかったです(笑)
iTaLiA
2013年10月18日 @ PM 12:36
実機に触れなかったということですが、それでもいろいろと新たなことがうかがえます、ありがとうございます。
その後、冷静にスペックを確認すると、きちんとAE/AFが連動する連写が非常に遅いですね。7Rで秒1.5コマ、7でも2.5コマとか、ハイエンド機としてはあまりに低い数字だと思います。確かに、画素が増えた上に今回から画像処理が16ビット、RAWが14ビットになったとはいえ、刷新して3倍速くなったBIONZ-Xというのが、その程度なのだろうかという気もします(^^; 気になる連続撮影もあまりできないのかなと心配です。
また、ここでは触れられてませんが、先日の発表会ではSONYにしては珍しく、Aマウントのハイエンド機が開発中と発表され、ボディ自体はもう少し様子見した方が賢明な気がしました。
その発表会にZEISSが呼ばれて来年早々にマクロ、その後も(APS-C含め)続々リリースがあるようで、これも迷いますね。SONY ZEISSが品不足でも別の選択があるのは良いことで、当分、楽しく悩ませてもらえそうです。
PS NEX-7の時はずいぶんとゆっくりと後出しになった、Haselbradの兄弟機、今回は同時発表のようですね。個人的にはSONYのロゴの位置も、Hasselと同じ位置にしてほしかったです(^^;
http://photorumors.com/2013/10/17/of-course-there-will-be-a-hasselblad-solar-camera-based-on-the-sony-a7/
店員佐藤
2013年10月18日 @ PM 11:47
♪Noirさん、こんにちは。
今回も大変、お世話になりました。
とても勉強になりました。たくさんの情報を
ありがとうございます。
“α7”vs“α7R”の選択、予想以上に奥が
深いことを知りました。単なる上下機種ではなく
RX1同様にアナザーバージョン的な感じなんですね。
Noirさんの手、きれいじゃないですか。
私の手はもっとすごいですよ♪
お腹はシャッターを切った瞬間だけへこませる
奥義を身につけました。(^_^)v
店員佐藤
2013年10月18日 @ PM 11:52
♪iTaLiAさん、こんにちは。
連写枚数は確かに歴代“α”でも弱点だったりしますね。
今回も被写体を追従する連写が遅いんですが、優先モードでの
連写だと撮影枚数が大幅に増えてはいるみたいです。
(JPEGで約200枚など)
ちょっとずつ進化している部分もありますので、こういうリクエストを
伝え続けていくことが大事ですね。
発表会の様子はインプレスさんの記事で私も拝見しました。
プロ向けの機種で、Aマウントはそういう向きのカメラになって
いく気配ですね。