CEATEC JAPAN 2010 店員レポート
今日から9日まで、幕張メッセで開催している「CEATEC JAPAN 2010」へ、今年も行かせていただいてきました。先ほど自宅へ帰ってきたんですが、今日は自宅から会場の様子をレポートしたいと思います。
10/5(火)から10/9(土)まで開催されている国内最大のIT・エレクトロニクス展の「CEATEC JAPAN」ですが、今年はいつもとちょっとだけ違った雰囲気で開幕しました。
いつもは開催初日の午前中だけがプレミアムタイムと呼ばれる、プレスさんと特別招待状を持っている方だけの入場規制がかかるんですが、今年は初日全部がそのプレミアムデーになっていて、一般の方は入場できません。ということになっていました。
えー、毎年初日にきて会場の様子をレポートすることに使命感を感じている私なんですが、初日にこれないのでは意味が半分うすれるー(>_<)と、いつことでお願いしてその特別招待状を奇跡的に手に入れることができました。
この茶色いのが特別招待券です。これがあれば10/5(火)に朝から入れる!ということで、今日は朝10時に海浜幕張に到着。入場してきました。
で、事前登録で一応普通の申し込みもしていて、いつもの入場券ももらっています。いつもの券で入ることはやっぱりできないのかな?と、試しに入ってみたら、なんと、普通に入れてしまいました。
あーん、せっかくわざわざ特別招待券を用意してもらったのに、なくても入れたのか。。(^_^;) ま、それでも常識的には、入れないものとして一般の方はこの日に来られていないわけで、それでプレスデーというのが作られた感じでしょうか。
この時間にこんなことを書いてもなんの参考にもならないと思いますが、ま、一応試してみたらそうだったということです。来年もきっと大丈夫ですよ!なんてことは言いませんし、私も保証はしません。今年はこうだった、って話だけです。
さて、入場してから真っ先に向かうのはいつも通り、ソニーさんのブースです。正直言ってかなりこじんまりとしているというか、見かけはものすごいインパクトがあるんですが、このやぐらが四角い箱にはなっていなくて、1枚板になっていて、この向こうにはステージがあって、それだけ。ってことになっています。
今まで面だったものが、今年は線になった。今まで箱だったものが今年は板になったって感じで、実はスペースがかなり狭くなっています。
でも、展示内容はそれなりにボリュームたくさん。端から見ていきましょう。
まずはソニーディーラーコンベンションでも拝見させてもらったPS3×3Dブラビアの展示で11/3発売のグランツーリスモ5の展示があります。さすがプレスデーというか、ここに長蛇の列はできていないところがさすが大人な感じです。
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私もプレイしてみたかったんですが、まだ会場に入ったばかりだし、ちょっと我慢。
そこから一列になって展示スペースが並んでいて、それぞれの箱にBDレコーダーだったりBDプレーヤーだったりの製品が展示されているんですが、すべてテーマは「3D」で統一されています。ソニー製品の3D対応のものが今回は全部集められた感じ。
逆に3Dに対応をなにもしていないウォークマンなどの展示は今回はありません。こういう徹底ぶりはすごいなぁ。
その3D対応製品の中でも一番の注目が3D対応VAIOです。ついに技術参考展示が一般公開されます。来年の春発売予定との話ですが、このCEATEC JAPANを最後にあとは特に大きなイベントもないので、おそらく、これが最初で最後の一般公開になるはずです。
ソニーディーラーコンベンションでも同じものを拝見していますが、写真撮影禁止だったので、私はこれを初めて写真に撮ることがここでやっとできました。
カバーまで外してもらって、もう思い残すことはありません。(^o^)
えーと、本体は普通のVAIO F クリエイティブエディションの様ですが、液晶が通常の陰極管ではなく、LEDになっていて、さらに4倍速駆動をするブラビア並のスペシャル液晶パネルが搭載されています。
これは本当に必見。黒挿入入りの4倍速駆動の3D表示なので方式としては現行ブラビアの最高峰モデルLX900シリーズと同じ方法で3D表示をしています。3Dメガネもブラビアと同じものを利用できて、画質もブラビアそのもののなめらかな立体映像が楽しめます。
ディーラーコンベンションでこれを見て「うわ!VAIOがブラビアと全く同じ画質だ!」となってしまって、それきっかけで私も3Dに対するテンションが思い切りあがってしまいました。これは今回のCEATEC JAPANに来てソニーブースに寄ったら絶対に見ておいた方が良いですって。
あまり目立ったニュースにはなっていませんが、これは個人的にソニーブースの中で一番のおすすめです。
ちなみに3Dメガネとの同期を取るためのトランスモジュール機能は現在はこのあたりに仕組まれているとのこと。
現行のVAIO Fシリーズでは「S1」ボタンになっているプログラムボタンの真ん中ですが、これが3Dというマークになっています。これがブラビアの3Dボタンに相当するようですので、3D対応コンテンツの再生時にこれをおすことで2Dと3Dの切り替えができるみたいです。
3Dブラビアを自分で操作してみてわかりましたが、意外と2Dと3Dの切り替えって頻繁に行うと思うんです。特に最初の頃は。この3Dボタンが用意されていて一発で切り替えができるかどうかは、使い勝手の上で、かなり重要。
参考展示とはなっていますが、是非、このまま遅れることなく来年の春モデルで登場してもらいたいですねぇ。
いざ、製品発表になるまでは、おそらくこれが最後の3D対応VAIOの展示になります。ここでサイバーショット、αなどの3Dスイングパノラマの立体視映像が楽しめますので、3D対応VAIOに興味のある方は是非、足を運んでみてください。
その隣にはPS3の無料ダウンロードソフト「プレイメモリーズ」の紹介があります。ここにはNEX-5、NEX-3の展示があるんですが。。。フォトキナで参考展示された8色のカラバリモデルとか、7本のEマウントレンズは出品されていないようです。
なんだ、Eマウントレンズの国内初登場に期待をしていたのに(T_T) ということは、来年の2月のCP+(シーピープラス)までお預けですか、そうですか。はい、楽しみにしています。
こちらはサイバーショットとα55、α33の展示ブース。ここではHDMI端子経由で3Dスイングパノラマの写真が楽しめるというデモを行っています。
3D対応ソニー製品総動員!なんですが、ここも新型α中級機の展示はなし。カメラのことはカメラのショーでって割り切りか。。。それとも展示スペースが今回は本当に狭いので出すことができなかったんでしょうね。
続いては既発表のシアタースタンド、3D対応BDプレーヤー、BDレコーダーの紹介なんですが、すごいものを発見。
マイケル・ジャクソン「THIS IS IT」の3Dバージョンと思われるディスクの3Dバージョンが再生されていました! しかも噂に聞いていたスリラーの再撮影部分ではなく、これはスムースクリミナルのワンシーンなんですが、ここが立体映像になっているんです。
もしかして疑似3D処理しているのか!?とも思ったんですが、それにしては完璧な奥行き感だし、疑似3Dよりも立体感が大きいんです。
再生されているディスクを見たかったんですが、勝手なことをしてしかられるのもまずいので、すべて未確認。わーい、なんか嬉しい。
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製品登録を10/1に行ってキャンペーン申し込みもしましたので、早ければ来週の火曜日あたりにはブルーレイ3Dソフトが当店に届いていると思うんですが、まもなく、3Dのマイケルが観られます。
他にもBDレコーダーAX2000、AX1000に搭載の「CREAS Pro」の説明などがあるんですが、そうか、まだ各社3D映像の高画質化には手を入れていないんですけど、ここで階調などにすでにソニーは手を入れ始めてるんですね。
PS3との画質比較とかしてみたいなぁ。
続いてはブースをぐるっと回り込んで裏というか、たぶん、こっちが表だったんだと思いますが、ソニーブースのステージ面を見てみます。
展示ブースの反対側は全部ステージになっています。超巨大ディスプレイが組まれていて、これが3D映像のスクリーンになっています。
3Dプロジェクターで投影しているようで、アクティブシャッターではない偏光グラスを渡されて、これでステージを観ることになります。(コメント欄にご指摘があったとおり、プレスリリースにもあるんですがLEDディスプレイだそうです。)
そうすると、さっきまでブレブレだったステージの映像がくっきり3Dに。映画館もそうなんですけど、こういう巨大サイズで観た方が3D映像って観るのが楽なのかも。
その3Dステージの手前には何人ものスタッフの方たちがコンソールに張り付いています。
ここがステージ上のスクリーン映像を制御している部分の様で、要はソニーはレンズからリビングまで。撮影現場のカメラからそれを編集して送り出してテレビに映し出すまで全部オールソニーで作れるんです。というコンセプトの展示になっているようです。
スタッフの方たちは全員3Dメガネをかけているんですが、なんかかっちょいい~。こういう演出ってソニーさんはうまいなぁ。
ステージ上にもグランツーリスモ5がコックピットごと展示しています。ブラビアの3Dモデルと、PS3最強のソフトウェアでこの年末は盛り上がってください光線が出っぱなしです。11/3が本当に楽しみです。
3Dプロジェクターの「VPL-VW90ES」の静展示というのがこちら。あらら、実際の映像は見られないの?というところですが、これは製品の都合ではなくて明らかに展示スペースが作れなかったから、だと思われます。
ソニーディーラーコンベンションではしっかり稼働していたし、映像に特に問題はないはずです。秋葉原で行われるA&Vフェスタで動展示をされるそうですので、そちらにもお越しください、とのことでした。
以上、ちょっと寂しいのですがソニーさんの展示ブースレポートでした。昨年は単眼立体映像のカメラがあったり、3D映像の展示も派手にやっていたし、VAIOのコンセプト展示などもしてくれていたんですが、今年はそういう技術発表ができるものがない、もしくは隠しておきたい年なんでしょう。
こういう年もあるんですよ。きっと。ま、そんなわけで、いつもはお昼からしか入れていないのに今年は朝から入れた上に、ソニーブースのレポートがあっという間に終了してしまいました。
他社さんのブースものぞきに行ってみましょう!
まずはソニーさんのお隣のパナソニックさんから。
パナソニックさんはソニーさんと違ってスペースがいつも通り、どかんと広く取られています。
CEATEC JAPAN全体の今年のテーマはエコだそうで、パナソニックさんのブースの1/3くらいはエコ商品の展示に割かれています。
そうそう、エアコンなんですが我が家のエアコンも実は16年経ってまして、エコポイント制度がある今年のうちになんとか買い換えられたらなぁ。。。とは思っているんです。電気代がモニターできるエアコンが欲しいんですが、パナソニックさんのエアコンも候補に挙がっているんです。
じっくり話を聞いてみたかったんですが、さ、すぐに次へ行きましょう。
ステージには3Dビエラのステージがあり、ここのエリアへの入場者の長蛇の列があります。それは飛ばしてブースに入らせてもらおうと思ったら、そこにも列ができています。
ブースに入るのに人数規制がいきなり入っているんですか? まだ午前中ですよ!? そんなに混んでいるのかと思いきや。。。
ここのブース内を回るのに3Dメガネが必要だそうで、それをブースに入るときに貸し出しをしていて、あとで返却をする、という仕組みになっています。このメガネの数=入場者上限になってしまい、ブースの中はそれほど混んでいないのですが、ブースに入るのに行列ができてしまう、というところでした。
今回のCEATEC JAPANですが、東芝さんの裸眼3Dにばかり注目が集まっていますが、実はこちらのパナソニックブースの方が入場するのが大変かも。私たちはソニーさんが終わってすぐに入っているので11時前くらいだったと思うんですけど、それでも15分待ちとかになっていました。
東芝さんは皆さん並ぶと思いますが、こちらのパナソニックブースも激戦区です。明日以降、一般デーに入場される方はパナソニックブースの方にもご注意ください。
で、こちらのパナソニックさんの注目商品がこちら。GH2というミラーレスカメラに、二眼方式の立体写真用レンズが用意されていて、これで立体映像が撮影できるとのこと。
ソニーさんの場合は3Dスイングパノラマという方式でソフトウェア的に3D映像を作り出してしまいますが、こちらはハードウェアで立体映像を作り出してサイドバイサイド方式で記録しちゃおうというものになります。
ソニー3Dスイングパノラマだと、動きのあるシーンではどうしてもブレが出てしまって制止物でないと撮影ができないんですが、この方法だと動きが多少あっても瞬間を切り取れます。人物撮影でも差がでますが、水面の撮影が上手く撮れるのがうらやましい感じ。
ただ、レンズ自体は焦点距離12.5mm(35mm換算で65mm相当)、絞りF12に固定されてしまうとのこと。また、立体映像もテレビの面と面合わせになるのが1m先の被写体でそれよりも手前のものは飛び出して、それよりも距離のあるものは奥に引っ込むということで、映像の奥行き感が3Dスイングパノラマに慣れている私からみると、ちょっと焦点が手前過ぎとも思えます。
人物撮影などに向いているんですが風景撮影で使うとほとんど全部奥に行ってしまい平坦な写真になってしまうかも。こういう3D撮影術はまだ全然語られていなくて、これから私も手探りで映像を作っていくことになるんですが、なるほど、こういう選択肢もあるのか。
この二眼立体レンズは現時点ではGH2のみの対応となっているそうですが、パナソニック製のミラーレスカメラでファームウェアアップデートで対応できる可能性もあるし、今後発売されるカメラでは3D対応になっていく予定とのこと。
マネになってしまいますが、ソニーさんもこれと同じもの出してみて欲しい~。
シチュエーション別にいくつかのレンズが必要になりそうですが、αでも使ってみたいです。
こちらは世界初の民生用3Dビデオカメラ。こちらも二眼式レンズアダプターを装着しているそうですが、うーん、ここの会場での画質を観るとちょっと話になりません。ホワイトバランスも合ってないみたいだし、ちゃんと設定した状態で使わないとなんとも言えないですね。
サイズはご覧の通りテレビリモコンと同じくらいのサイズなので、写真でみるよりも全然小さかったです。ソニーさん、一歩遅れてしまっていますが、きっと、このカメラ以上のものを出してくれることでしょう。
こちらは業務用のカメラで1台約210万相当になるそうです。こちらのカメラもサイドバイサイドの二眼式ですが、ちゃんとズームも使えるし、さらにテレビ画面のツラをどこに合わせるかの視差調整ダイヤルも装備。
どこまで画面より飛び出させて、どこから画面の奥に入れるのかまで調整ができるようになっています。
その視差の様子をファインダーで確認ができるようになっていて、なるほど、これは調整幅がズーム、フォーカスに加えてさらにもうひとつ増えることになってしまいますが、ここまでできないと立体映像って撮れないんじゃないの!?という理解ができました。
なるほど、このレベルのハンディカムが欲しいですねぇ。
いやぁ、こちらもレンズからリビングまで、3D映像については商品化がどんどん進んでいます。
続いてはシャープさん。ここは他のメーカーさんと比べると技術展示が少なく、製品展示ばかりでした。一昔前のCEATEC JAPAN風。
4原色のクアトロンというのを展示していますが、デモ映像の色がどぎつすぎて正しい色ってどれなんだろう?と、思うことしきり。ちょっと平衡感覚を失います。黄色が強くて、その場では綺麗に見えるんですけど、これ、正しい色なのか?というのがわからないんですよ。
ちょっと私には評価が難しくてよくわかりません。m(_ _)m
こういうデバイスも、あちこちで見かけるんですが「iPadみたいなもの」でひとくくりにしてしまう私にはちょっと評価ができず。。。ただ、このiPadとiPhoneの中間くらいのサイズの文庫本サイズのデバイスがなんかサイズ的には私にはちょっとピン!と来てしまいました。
実際に本を読むとかの電子ブックとして使うならこれくらいがジャストサイズじゃないですかね? そういえば、昔あったソニーのリブリエもこれくらいのサイズでしたね。
続いてはマスプロさん。なぜ、いきなりマスプロさんなのかというと。。。たまたま、シャープさんの隣にあったからで、流れで立ち寄っただけなんですが、ここで度肝を抜かれました。
マスプロさんがミッキーマウスなどのディズニーとコラボレーションって、何をするのかと思いきや。。。
これ、BSアンテナだそうです。パラボラアンテナのお皿にミッキーマウスのお面をかぶせると、なんとこんなにもキュートなものになるとは!!
これ、一軒家の屋根とかマンションのベランダに設置されていたら、絶対に話題になりますよね。お子さんのいらっしゃるおうちでしたら、友達に家の場所を教えるときとか、これが目印になるし。
アンテナ設置したら是非、この首の下に洋服とか干しておきたくなるはず。これはナイスアイデア!
こちらは地デジ用のアンテナですが、なるほど、こうなるとアンテナではなくてクーラーの室外機っぽくなるかも。絵柄がかわいくて自宅の壁面をこれで飾れるっていいですね。
なんと、室内アンテナにもミッキー型が。。。マスプロさん、これはすごいです。
その後、お昼休憩をはさんで後半戦。後半戦はブースの反対側から攻めていくことにして、まずは毎回話題の村田製作所さんです。
いろいろなデバイスの展示をされているんですが、中にTransfer JetのSDカードモジュールなどがありました。
おお、ソニーさんの中だけで進んでいるだけの近接無線通信技術、Transfer Jetですが、着々とこうして開発が進んでいたんですね。ちょっと嬉しい他社さんブースで見かけたソニー製品って感じです。
村田製作くんは、ブース裏のステージで練習中でした。ステージが始まるまで30分の時間があくとのことで、今回はあきらめて次のブースへ。
これも今回のCEATEC JAPANの顔になりそうですね。「Tyco Electronics」さんというところです。なんの会社なのかよくわからないんですが、通路の目立つところでブースを構えているのでインパクト大。
こちらには圏央道の案内ブース。他にも地方都市のブースがあって、なんでこんなブースが。。。と、思ったらこれらは企業誘致のために出展されている皆さんみたいです。
なるほど、ここはB to Bの出会いの場所なんですね。
こちらはKDDIさん。IS03というアンドロイド端末を発表したばかりですが、ブースもIS03で一色です。
なんか、ドコモさんのXperiaが発表されたときのソニービルを思い出しますが、試用機を皆さん、一心不乱にいじっています。このスマートフォンの熱って本当に熱いですね。
その裏にやっと見つけました。小さいブースですが「Transfer Jet」のコンソーシアムです。会場の隅っこでこれは目立たないですねぇ。こういうのも予算の都合なんでしょうか。
いろいろな展示がありました。こちらは携帯電話にビデオ、本、音楽などのコンテンツをタッチするだけで転送する、というデモ。昨年はソニーさんのブース内でおこなっていたものになります。
私は初めてみたんですが、こちらはアイ・オー・データさんのTransfer Jetのクレードルで、その隣にあるのはHDDストレージ。カメラをタッチするだけで写真データをバックアップすることができるとのこと。
なるほど、VAIOで私がやっていることをPCレスで行えるわけですね。
こちらはソニーのサイバーショットのデータを、アイ・オー・データさんのTransfer Jetのクレードル経由で東芝さんのテレビに映し出す、というデモ。対応製品の幅広さをアピール。
こちらはエプソンさんのプリンタで、それにソニー製のTransfer Jetクレードルが接続され、カメラを乗せるだけでプリントが始まる、というデモです。
なるほど、これはなにかのイベントで写真サービスをする、とかいうときに使えそうな技です。
サイバーショット同士でタッチして写真データをコピーする、というデモも実際にやってもらって見させてもらいました。
Transfer Jet対応のサイバーショット同士でないとできないことではあるんですが、これ、実際にやってみるとおもしろいですね。送る側だけ操作して受ける側はなにもしなくてよいことがわかったというか、操作方法がこんなに簡単だとは知らなかったもので試したことがなかったんですよ。
今度やってみよっと。
続いては活気にあふれるドコモさんです。携帯電話のことはよくわからないし専門外なので説明も見所もありません。
ふらっとして興味を引いたのは。。。
なんと、ここにも3Dカメラ。なにをするんだい?
3Dカメラは実は別にどうでも良くて、それをXperiaで立体視することができる、というのがここでのデモンストレーションのポイント。
なに!? Xperiaの画面って実は3D対応だったのか!?
というと、そうではなくて、これは最新型のサイバーショットにも搭載されている機能なんですが、マルチアングル3Dで撮影した立体写真の再生を本体でしたときにカメラを傾けると映像がそれに併せて斜めアングルの映像とかにスムーズに切り替わるんですよ。
それをXperiaでも専用アプリで再生してますよ、ということでした。
なるほど、これはサイバーショットのマルチアングル3Dファイルと、Xperia用の再生アプリだけ作ればすぐに実現するじゃないですか!? ソニーさん、これは受けますよ。是非、すぐに作って公開してください!
こちらは携帯電話からナノイーが出るというコンセプトモデル。
こちらはプラズマクラスターを出す携帯電話。
なるほど通話口の近くにイオン発生器をおくことで空気除菌ができますよ、ということのようです。ついに携帯電話もここまできたのか、というイメージです。
パナソニックさんから発表されたLUMIX携帯。これすごいですね。背面からみるとデジカメ以外のなにものにも見えません。ここまでデザインを徹底するとは。。。ソニーさんも次は完全にNEX-5と同じ形をした、レンズ交換式携帯電話NEX携帯を作るしかないですよ。
是非、Eマウント採用の携帯電話をお願いします!
そのドコモさんの開発系ブースがこちら。
春先にきたワイヤレスジャパンでしたっけ? あのときに観ていた裸眼3Dディスプレイがさらに進化していました。今度はスタイラスでカメレオンと遊ぶというコンテンツになっていて、これがなかなか。スタイラスには磁石が仕込まれているそうですが、ディスプレイの磁性と瞬間的に反発させることによって、ペン先にショックを与えることができるようになっています。
画面の中のカメレオンがスタイラスをずーっと見ていて、それに舌をのばすんですが、そうするとペンがブルッと震えてショックを感じる、というデモ。
なんてことのないギミックと思われるかもしれませんが、やっている内容はこれ、すごいなぁ。こうやって技術ってちょっとずつ進歩していくんですねぇ。商品化されるときはどんな風なコンテンツになるんだろうなぁ。
そして、これでほぼ一周してきて、いよいよ、今年のCEATEC JAPAN 2010の主役というか顔とも言える、一番注目されているであろう、東芝さんの裸眼3Dテレビコーナーにやってきました。
出ました。90分待ち。
実はあまりマークはしていなかったんですが、11時頃の段階ですでに60分待ちという話を聞いていました。正直、今日のプレスデーで、ここまで並んでいる列はありません。ここが最長の列を作っているんだと思います。
それほど混んでいるわけでもないプレスデーでこんな状態になっているということは、これ明日以降はすごいことになっていそうです。話によると16時前には待機列へ並ぶことを制限していたみたいで、会場が17時までになっているので、それを逆算して列がそれ以上になるときにはお断りをされてしまうようです。
なので、今年のCEATEC JAPAN 2010の必勝法ですが、まず最初に、東芝さんに行くかパナソニックさんに行くか、どちらかを選択する必要があるんじゃないでしょうか?(すみません、明日以降の様子がなんとも予想できないので、確実な案内はできません。)
なお、この状態で90分待ちです。手前にはさらに並べるように列が用意されていて、これを勘案すると最大で180分待ちくらいまでは対応ができそうなスペースになっています。
ちなみに私もさすがに90分待ちでは並べない、ってことで、近所をぶらぶらして、東芝さんはあきらめるか?と、思ったところで見たら60分待ちに短くなっていて、さらに実際に並んでみたら45分で見られるラッキーな状態に。
プレスの方々が引き上げたというよりは、今日来ていたのはほとんどがスーツ姿の方。おそらく出展企業さんから「特別招待券」をもらっているサラリーマンさん方でいっぱいだったんです。で、そういう方たちは「わーい、仕事にかこつけて今日はCEATEC JAPANで遊んで過ごせる~。あ、でも5時までには会社に戻って帰り支度をしなくちゃ。」なんて方々が多かったんでしょう。
15時頃からちょっと空いてきていたのかもしれません。
ということで、暇な時間をXperiaでTwitterチェックしながら過ごし、いざ、裸眼3Dテレビ。。。いや、グラスレス3Dレグザとご対面。
その前に簡単なプレゼンテーションを並んでいる最中に聞かせていただきます。ふむふむ、800万画素越えのディスプレイを用意し、それを横方向9分割してそれを丸い円柱に映し出して見せるというのが原理。
昔の立体写真とかだと3方向くらいのものを見せていましたが、あのギザギザした映像をテレビにするわけです。
ドコモさんで見た裸眼3Dディスプレイも同じ理屈で、あちらの場合はその角度に寄って見れる映像をすべてCGで作り出しているのにたいし、グラスレス3DレグザではCELLによって計算して映像を作るんだそうです。
なるほど、これはすごいことをしますね。800万画素と言ったらハイビジョン4倍。つまり4K並の多画素ディスプレイを用意してそれのうちの2/9だけを使って立体映像を観るということをするわけです。
メガネを使わないことのメリットをこういうオーバースペックなことをして生み出すとは。。。ものすごいチカラ技です。ただ、こういうチカラ技ででもできてしまうことがわかれば、あとはそれに向かって技術革新、技術向上でなんとかなってしまうところを、有機ELディスプレイやブルーレイディスクで見てきてしまっているので、本当に期待してしまうんですよね。
その裸眼3D映像がしっかり見られるのであれば。
えーと、ここからはソニーショップの店員だから悪く言うとか、ショップ店員のくせに偉いほめすぎとかいうのは無しで、普通に映像を見た感想をレポートしたいと思います。
現在、商品化されている3Dテレビはアクティブシャッターを使った3Dメガネを利用したもの。こういうのは突然ポッと出てきたものではなくて、何年も前から技術展示とかメーカーさんの新商品発表会とかでデモを見せてもらっているんです。そこで「おお!この画質なら全然OKじゃないですか!」なんてものが数年かけて商品化されてくるわけですが、私は未だに裸眼3Dで高画質だ、これならコンテンツ視聴にも耐えられる、今のハイビジョンテレビ以上のものになる!って思ったことは一度もありません。
裸眼3Dになると縦線なり横線なり不自然な走査線みたいなものが感じられて、どれもイマイチ感が漂うんですが、今回は12月に商品化します、という裸眼3Dテレビです。
やっぱり期待してしまうんですよね。
で、45分待って中に入ってみると。。。
えーと、ここだけは撮影禁止なんだそうです。AV Watchさんには写真入りで紹介されているんですが、プレスデーとなっていても、我々は写真を撮ってはいけないそうです。ちょっと不思議。
そんなわけで写真はないので言葉だけで紹介するんですが、私の様に半信半疑で見るとかなり感動するかもしれません。おお、ついに裸眼3Dもここまできたか!!という感じ。一見すると今までの裸眼3Dとは一線を画す映像で、それほど強い立体感はないもののその分画質が良く見える感じ。
最初は12型モデルを見ることになります。3台の試作機が3つのブースみたいなところにあって、それを2~3人で見る感じです。ブース内は真っ暗でほとんど明かりがないのと、視野角はかなり狭く限定するようで縦長のスペースで見ることができる角度をかなり制限して見せている感じ。
嫌らしい言い方をするとコントラストが取れず、視野角もおそらく45度くらいというような狭い角度になるんでしょう。それでも裸眼で3Dを見るということの引き替えにこれらの条件はまだ良いかな。ただ、表示している映像ですが、これはかなり解像度が低いですね。おそらくVGA解像度もないくらい。ま、12型というディスプレイサイズですから、これくらいで十分というところなのかも。(AV Watchさん記事によると466×350ドット表示だそうです)
さらに20型が3台並び同じような展示に。黒い紐状のスダレがブースの入り口に掛かっているんですが、なんか淫靡な感じがするところでまた見ます。
20型の裸眼3Dの方はしっかり解像感もあります。たぶんワイドXGAとかくらいの解像度があるかも(AV Watchさん記事によると1,280×720ドット表示だそうです)。で、ここで気がつくんですが表示するコマ数がかなり少ないんです。秒30コマとかはとてもなくて、秒15コマとか下手すると10コマくらいになっている可能性があります。
これは映像ソースがそうなっているのか、リアルタイム処理をしているというCELLレグザエンジンが処理に間に合っていないのかがわからないんですが、どうも映像がスムーズには再生されていないんです。シーンによってスムーズにみえるところもあるので、たぶん、レグザエンジンが処理仕切れずにいるんでしょうね。
最後は1台だけ用意されている52型ディスプレイを見ます。ここも視聴位置が決めてあって画面から2mくらい離れた狭いスペースから見るようになっています。おそらく、この52型はちゃんとしたハイビジョン映像に近いはず。
「他のお客様がいらっしゃるのでご覧になりましたら後列にお回りください」と促されてしまい、長時間見ることはできないんですが、その2mからちょっと寄ると見えるんですよ。裸眼3Dでよく見る黒い線みたいなのが。。。なるほど、2mという距離というのはそういうアラを見せないための絶妙な距離なんですね。
ということで、以上が私の感じた東芝さんの裸眼3Dテレビの感想です。想像以上にちゃんと見られました。裸眼3Dテレビについては、最初に言ったとおり、まだ高画質に思える映像を見たことがなかったので、いつか10年先くらいになったらそういうテレビがでてくるかな?程度に思っていたんですが、東芝さんの裸眼3Dは結構な進化をしています。これだったら5年先くらいが楽しみ!と、思えました。
で、東芝さんではこれを12月に発売されるそうですが、うーん、どういう人が買われるのかなぁ。
これは個人的な感想ですが、3Dメガネをかけて3Dコンテンツを見るというシチュエーションは簡単に考えつくんです。映画を見たりスポーツを楽しんだりというのを家族と一緒に少人数で楽しむ。なんて使い方。
一方裸眼3Dで映像を楽しむというと。。。たとえばですが今週末に行われるF1日本グランプリをうちのテレビでみんなでみない!?と、友達を誘って自宅でプライベートパブリックビューイングをしてみよう!なんて時には良いかも。そういう見方をするときは強く画質にこだわる必要もないし、人数分の3Dメガネを用意するのも大変だし。
そんな風な使い分けというか、必要なシーンの違いが出てくるかもしれません。
しかし、これ本当にあと2ヶ月で商品化するんですか?(^_^;) 家電販売店の店頭はかなり明るいし、視野角もでたらめなところから見ることになりますよ。
明日もたくさんの方がご覧になりに行くと思いますが、是非、実機をご覧になってみてください。私は3Dメガネをかけてでも、ブラビアの様な高画質でなめらかな映像の方が好きなんですが、こういう画質・映像で裸眼の方が良い、という方もいらっしゃるはず。実物を見てみないとこれはわからないでしょうね。
そんなわけで今年のCEATEC JAPANの見学レポートは以上です。
今年の一番の驚きは。。。このマスプロアンテナさんのミッキーBSアンテナかなぁ。これはインパクトがありました。まさに3Dテレビ時代の3Dアンテナって感じです。このまま他のキャラクターも増やしてくれると日本のマンションの風景がおもしろくなりそうです。
【追記】
マスプロ ミッキーマウスBS・110°CSアンテナ BSC45RMC-SET
- 出版社/メーカー: マスプロ
- メディア:
コメント欄でSOさんから高いですよ、とのことで調べて見たらamazonさんで販売されていました。なるほど、通常の2倍くらいですかね!?
そういえば、ミッキーと言えばソニーストアのウォークマンS750シリーズです。こちらも貴重なディズニーコラボレーション製品。ディズニーファンの方は是非、こちらもご覧になってみてください。
★ソニースタイル ウォークマンS750シリーズ Disneyハートコレクションのご案内
★ソニースタイル ウォークマンS750シリーズ オリジナルモデルのご案内はこちらから
☆当店blog 10.9.22「新型ウォークマン『NW-S754K』ファーストインプレッション」
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