ノイズキャンセリングヘッドホン『MDR-NC300D』発表
新型のデジタルノイズキャンセリングヘッドホン「MDR-NC300D」がソニーから発表になりました。
MDR-NC500Dが先日販売終了になっていたんですが、その後継のMDR-NC600Dと同時に、インナーイヤータイプとしては初めてのデジタルノイズキャンセリングモデルとして登場です。
ノイズキャンセリングヘッドホンは、周りの騒音をマイクで拾い、それと逆位相の音をわざと鳴らして音を打ち消して、それで外のノイズを低減するヘッドホンです。
従来はアナログ回路でそれを行っていたんですが、昨年よりデジタルタイプのものが登場し、よりノイズ低減効果の高い機能にパワーアップしています。
新発売の「MDR-NC300D」はフルデジタルアンプS-Masterを搭載したデジタルノイズキャンセリングヘッドホン。仕組みとしては、4月に発売になったウォークマンX1000シリーズのノイズキャンセリング部分だけを搭載した様な製品になります。
音質調整を行うイコライザ、サウンドエンハンサーなどでやや音質を調整することができるのも、ウォークマンX1000シリーズゆずりなんですが、プレスリリースを見るとちょっとウォークマンには含まれていない機能も発見できます。
これがその「ノイズキャンセリング調整機能」というものなんですが、なんでも耳とヘッドホンの隙間から空気が漏れることにより、騒音が入り込む場合があり、その個人差をこの機能で調整できるということになっています。
ウォークマンX1000シリーズにも調整項目があり、-15から+15までの調整項目があるんですけど、なるほど、それと同じものだとすると、この-15から+15の調整項目って、キャンセル量の大小を調整するわけではなく、空気漏れの量を調整するためのものだったようです。
派手に+15とかにした方がノイズ低減の効果が高い!なんて方はイヤーピースのカタチが自分の耳に合っていない可能性があります。(私も+7くらいにした方が効果が高いのでちょっと空気が漏れているのかも!?)
重低音を取り除くモードB(電車・バス)、中低域のノイズを取るモードA(飛行機)、広域で働きのあるモードC(室内)など、場所によりモードが変更されるのも、このMDR-NC300Dではオートになっています。ウォークマンはマニュアルでの変更になっていたので、このあたりもかしこいところです。
ですが、一番魅力的なのはこれ。ヘッドホン自体が新しいタイプのものになっている点。
ウォークマンで使われているのは13.5mmドライバを搭載したもの。MDR-NC300Dでは垂直にドライバを立ててより口径の大きな16mmドライバを搭載しています。
また、イヤーピースも最高級タイプのものと同様、直径の大小だけではなく奥行きの調整も可能な7サイズタイプのモノが付属。自分の耳のサイズに合わせて細かく調整をすることができます。
イヤーピース自体も低硬度と高硬度のふたつの素材を使ったハイブリッドタイプになっており、より高い密着性を保ちます。
これ、ウォークマンX1000シリーズでも使える用になりませんかねぇ。音質にこだわってデジタルノイズキャンセリング方式を採用しましたが、次はハードウェア的にも高音質を狙ったモデルがでてきた感じ。ノイズキャンセリングヘッドホンの全盛時代がこれからやってきそうです。
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☆ソニー製品情報 プレスリリース「高精度なデジタルノイズキャンセリングヘッドホンにインナーイヤータイプ登場」