秒12コマ撮影を可能にした新型デジタル一眼『α57』発表
ソニーさんから新型のデジタル一眼カメラ「α57」が発表になりました。
Aマウントシリーズのエントリーモデルになる機種なんですが、なにやら今までの“α”には搭載されていない新機能が搭載されているのと、なんと現在の最上位機種“α77”で実現している秒12コマ撮影もできるとのこと。
これ、一体、どんなエントリーモデルなんでしょう!?
私もまだ、資料をザッとしかみていないんですが、どうやら画像の中央部分をトリミングすることで、処理するデータ量を減らし、それを秒12コマの高速連写にする、ということをやるみたいです。
ある程度条件がついてしまっていますが、それでもAF追従で秒12コマがエントリークラスのモデルで実現できてしまうって。。。すごいですね。
さらに、これはソニーカメラで初登場の新機能。オートポートレートフレーミングということで3分割構図を勝手にしてくれるんだとか。作例がこうして出ていますが、なるほどだいぶ寄ってくれるんですね。
カメラに相当なれないと、こういう寄った写真、ポートレート写真って撮影するのがなかなか難しいですけど、それをカメラがアシストしてくれるってすごいぞ。
ちなみに三分割の構図ってどういうことかというと。。。
たとえばですが、これ、人に撮ってもらった写真です。普通にカメラを渡して「シャッターを押すだけです」と言ってお願いするとこういう写真になってしまいます。人の顔が画面の中央にやってくる「日の丸写真」の典型例です。
別にこれではだめ、やっちゃいけないというわけではないんですが、写真路的にはあまり好ましくないというかいかにも構図を考えずに撮った写真ということになってしまうんです。
で、一般的には3分割構図というのがあって、こうして画面を三分割にして、その交点に被写体(この場合は人の顔)を持ってきてあげると構図としては落ち着いたものになる、というのがあるんですね。
同様に水平線や地平線など、背景でラインが引かれる様な場合も画面の真ん中にやってくるよりは画面の2/3が空、1/3が海とかにするのが良いとされていて構図のことがよくわからないという方もとりあえず、それに従って撮影すると、結構、それが様になるようなってきます。
これも三分割構図で撮った写真になります。下1/3が岩になっていて被写体になるカメラもちょっと真ん中からずらして、左下1/3くらいのところに位置していますが、こうするとちょっと雑誌の挿絵風になった写真に見えませんか?
どうやらこういうことをカメラが自動でやってくれるみたいですね。
自分で利用するというよりも、人に渡して記念写真を撮ってもらう時とかに威力を発揮しそう。なるべく広角に撮ってもらえる様、ややワイド側にズームリングを回しておいて、それで「シャッターを切るだけです」と言って写真を撮ってもらえば、ちゃんとポートレート風の写真になりそうです。
うん、いいぞ、これ。
そして、サイバーショットで昨年の夏から搭載になったソニーのDRC技術に近いモノを織り込んでいる全画素超解像ズームがデジタル一眼カメラ“α”にも搭載。
DRCもアナログ放送のノイズに弱かったんですが、それが光学的にも非常に有利になるデジタル一眼カメラで使える様になると、これは相当期待ができるかも。単なるデジタルズームではなくデータベース参照をして最適な処理をして解像度を上げる技術です。
これは上位モデルの“α77”をいつもは使っている私でも興味ありありです。ためしてみたーい。
バッテリーはM型タイプを使います。いわゆるNEXで利用されている小型のものではなく、“α77”“α65”などの最新のAマウントカメラを含めて“α550”“α350”“α100”などと共通になります。
M型バッテリーを使うとスタミナ性能の意識をする必要がないくらい、すごいスタミナ性能を発揮します。ボディはやや大きくなりますが、この方がデジタル一眼カメラエントリーの方には良いだろうなぁ。
こんなアクセサリーキットも登場するそうです。
このケースをつけてくるところあたりから考えると、やはり女性向け、家庭向けのエントリーカメラという位置づけになりそうです。
なるほど、一眼デビューをするのに、今までは“α65”というややごついカメラをお勧めするか、NEX-C3、NEX-5NというEマウントのミラーレスカメラを進めるかしかなかったんですが、こういうアシスト機能を大量に搭載したモデルを用意するなんて、さすがですね。
“α65” | “α57” | “α55” | |
有効画素数 | 2430万画素 | 1610万画素 | 1620万画素 |
ファインダー | 有機EL236万ドット | 液晶144万ドット | 液晶144万ドット |
背面モニター | 3.0型液晶92万ドット | 3.0型液晶92万ドット | 3.0型液晶92万ドット |
連続撮影速度 | 最高10コマ/秒 | 最高12コマ/秒 | 最高10コマ/秒 |
使用電池 | NP-FM500H | NP-FM500H | NP-FW50 |
撮影可能枚数 液晶モニター使用 |
約560枚 | 約590枚 | 約380枚 |
本体質量(撮影時) | 約622g | 約618g | 約500g |
外形寸法 | 132.1×97.5×80.7 | 132.1×97.5×80.7 | 124.4×92×84.7 |
ボディのみ価格 | 94,800円 | 79,800円 | 64,800円 |
レンズキット価格 | 99,800円 | 84,800円 | 69,800円 |
Wレンズキット価格 | 119,800円 | 104,801円 | 89,800円 |
※表中の価格は3月21日現在のものです。“α55”は“α57”の発表と同時にソニーストアでは販売を
終了しました。ここでは販売終了直前の価格を掲載しています。
発売は4月13日です。ソニーストアではメール登録の受け付けをはじめています。
★ソニーストア デジタル一眼カメラ“α57”ダブルレンズキットのメール登録はこちらから
★ソニーストア デジタル一眼カメラ“α57”ズームレンズキットのメール登録はこちらから
★ソニーストア デジタル一眼カメラ“α57”ボディのメール登録はこちらから
☆ソニープレスリリースはこちらから「オートフォーカスを効かせた秒間最高約12コマの高速連写や60pフルHD動画撮影が可能なレンズ交換式デジタル一眼カメラ“α57”発売」
たかさん
2012年3月21日 @ PM 2:44
例によって日本はスルーかと思ってたので嬉しいですね。
AUTO ISO3200までに高感度への自信が見てとれます。
個人的には77/65よりもこちらが大穴の大本命ですし画質は下克上すると勝手に想像しています(笑)
店員佐藤
2012年3月21日 @ PM 7:20
♪たかさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
なかなか面白そうなカメラですよね。
自宅の“α550”の乗り換えにしたいです。
K
2012年3月21日 @ PM 8:42
おじゃまします
個人的には出るたびに良くなってきているEVFの見え具合が気になります。
さらに良くなっているんだろうなあ^^♪。
店員佐藤
2012年3月22日 @ AM 7:31
♪Kさん、こんにちは。
今回は有機ELではなく液晶を使っているみたいです。
α55と同じ144万ドットなんですが、パネルサイズが
違うみたいなので、α55と同じファインダーということ
ではないようです。
後ほど、銀座に行って見てきますね!
おーくてぃ
2012年3月24日 @ AM 6:41
おはようございます。
α57の発売は嬉しいですね。
ソースは忘れましたが、α55は144万のうち92万しか使ってない
α57は144万使っているって本当なのでしょうか?
α55は144万のファインダーってずっと思っていたのに
騙された気分です。
店員佐藤
2012年3月26日 @ PM 12:30
♪おーくてぃさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
カタログを見るとα55の場合、総画素数が144万で
有効画素数が115万ドット相当となっています。
α57の場合は有効画素数最大144万ドット、標準125万ドットと
なっていました。
ということはファインダーの総画素数はもっと多いのかも
しれませんね。α57。映像が表示されている範囲を
有効画素数と呼んでいるのかもしれませんね。