東海道53次ソニーの旅シリーズ09 大磯~小田原編
東海道53次ソニーの旅、シリーズ第9話になります。6日目は1区間だけなんですが、前回の大磯のちょっと先、二宮駅から小田原城のある、小田原宿までの旅です。
今回も大量120枚の写真を使っての旅日記となっています。ナロー回線の方は、お気をつけて「続きを読む」のクリックをどうぞ。
さて、時刻は6/5(火)の早朝になります。東海道ロケは今回で6日目になるんですけど、出発地点がかなり自宅から遠くなってきました。
今回は大磯宿~小田原宿の15.6km区間を歩きます。
前回は大磯まで来た後で、そのままちょっと先の二宮というところまで行けました。できれば、そのまま小田原まで歩きたかったんですが、大雨だったんですよね。夕方から。で、この小田原の次が、東海道最初の難所になる、箱根越えがあるため、小田原はひとつの句読点にせざるをえません。
今回は小田原までの旅になります。途中の二宮までは歩いていますので、そういう意味では今回の旅はラクなんです。
その代わり。。。このスタート地点の二宮までが遠いこと、遠いこと。池袋から快速で79分とかになっています。
おなじみの湘南新宿ラインなんですが、今回も朝からグリーン席をゲット。行きながら、新型VAIO type Tを使って今までの旅の写真整理を行います。
先日の八丈島ロケの時にも思ったんですが、type Tの液晶輝度、十分な明るさがあるので、文章入力や動画再生の時は暗くしてもOKなんですが、写真閲覧のときだけはコントラストが欲しくなるので、結局輝度を8段階中6くらいまであげてしまいます。
それでも、持ってきたのが最長18時間の大容量バッテリーなので、スタミナ的にはまったく問題なし。液晶を全開輝度にしても、7時間くらい使えるそうです。
さて、そんなわけで、朝6時半前に自宅を出ているんですが、スタート地点についたのは9時ちょっと前。日帰りでの東海道の旅はそろそろ限界にきているかもしれません。
ということで、9時ピッタリにスタート! 目標は小田原城のある、小田原宿です。
歩き始めてすぐに発見したんですが、リュックを背負って、同じ方向に歩いているご婦人がいます。あちこち立ち止まって撮影をしていく私よりもはるかに速いペースで歩かれていたので、すぐに姿を見失ってしまいましたが、たまに、こうして東海道を歩いている方を発見します。
四国八十八カ所の時はかなりのお遍路さんがいらしたので、その比ではありませんが、一応、こうしてたまに見かけることはあるんです。お仲間さん。
さて、歩き始めて、まだ15分くらいしか経っていませんが、ここで朝ご飯をゲットです。朝ご飯というか、本当はおトイレをお借りしたかったんです。(^_^;) なんか運が悪いことに、ここまで駅のトイレを利用しようとすると清掃中だったりして、利用できずにいたもので、もう、ここが限界。
おにぎりとお茶をゲット。これを最初の一里塚とかでお弁当にしていただいてみましょう。
コンビニから、本日最初のターゲットの一里塚までは数分。よくあるパターンなんですが、現在の東海道(国道1号)とちょっと分かれて細い旧道が残っていて、そこが旧東海道というところにありました。
ここが日本橋から18里目の一里塚跡です。塚の形はまったく残っていません。
一応、ここで予定通り、朝ご飯をいただくんですが、周りは普通の住宅街なんです。なんか失敗したなぁ。
特に行動食の用意とか、歩行中の栄養補給については何も考えていないんですが、こうして歩き始めに食事をしておくと、最後まで元気に歩けるような気がします。
朝ご飯が終わったら、そのまま住宅街を歩いていきます。野菜を売りに来ているおじさんが「これは30円、こっちは50円」とか、かなりリーズナブルな会話をしているのが聞こえてきます。野菜の物価が、こっちは相当低いみたいですね。
ここに松屋本陣跡というのを発見。
この大磯~小田原間というのは15.7kmと距離がかなり空いているため、その宿場間の休憩所として、この辺りはちょっとした休憩所として、その昔は栄えていたんだとか。その休憩本陣の跡地ということになっているんですが、ここに本陣を築いていたのが和田さんという方。
で、よく見ると、このお宅、お名前が和田さんというお名前になっています。そう、本陣跡地をそのまま子孫の方が継いでらっしゃるようです。
なので、こうしてひいてみるとわかるんですが、完全に普通の一軒家なのに、その敷地内に跡地の看板があったりします。うわぁ、なんか感激してしまいます。江戸時代から続いているおうちです。
そこから間もなくするとなかむら川というところに到着。海もすぐそこに見えます。ここから小田原までは西湘バイパス沿いに、ずーっと海辺を歩いていくんです。
だらだらと歩いていますが、スタートから1時間、小田原市に突入です。
今回はこんな格好をして歩いています。そう、今回のメインイベントは、小田原市のライブカメラに写る!という目的なので、少しでもわかりやすく、ソニースタイルさんからいただいた電測スタイルでの参戦なんです。
さぁ、どんどん歩いていきましょう。
ある時は桜だったり、昨年の四国八十八カ所のときはコスモスだったり、季節ごとに花
を楽しむことができるのが、ウォーキングの魅力だったりしますが、今回はあじさいが最盛期みたいですね。
道中、あちこちで変わった色のあじさいを見つけます。こんな青紫のあじさいとかって、ウチの地元では見ることがありませんが、なにか変わった品種なんですかね?
こちらは街道沿いのおみやげ屋さん風の前なんですが、本当に天日干しで干物を作っているみたいです。うわぁ、ここでおみやげ買いたいんですが、まだ道中、長いしなぁ。。。
はい、こちらもあじさいです。なんか東海道と関係のない写真、話ばかりですが、そう、実は小田原宿に着くまで、なんのイベント、モニュメントもないんです。この辺り。
ただ、ひたすら歩くだけなもので、ついつい、こういう話になります。
歩き始めて1時間半。国府津駅付近まできました。天気は晴れているんですが、雲が多く、伊豆半島の方までせっかく開けているのに、あまり見通しがよくないですね。このあと、広重ポイントでは富士山が必要になるので、できれば晴れてもらいたいんですが、うーん、無理かなぁ。
国府津駅を過ぎて、商店街を歩きます。時間は10時半すぎ。うん、なかなか良いペースです。これならお昼頃には小田原に着いてしまいそうです。
10kmも歩く、なんていうとすごく大変なことの様に思えていたんですけども、なんか慣れって言うのは恐ろしいですね。10kmは、今やたったの10kmになっています。
そうそう、忘れないうちに。。。これが小田原市のマンホールです。小田原城が描かれているのと、それと手前のふんどしの人は酒匂川を渡るための川越人足(かわごしじんそく)さん達みたいです。奥の山は当然、箱根の山ということになります。
これも定番のシリーズ化です。地域のマンホールシリーズです。
さて、バス停に「一里塚」の文字を発見。でも前後を見ても一里塚跡がみつかりません。
しばらく探してみると、この案内看板を見つけられました。ここで日本橋から19里です。小田原は20里をちょっと行ったところですから、もうすでに今日の行程の半分を来てしまいました。早い、早い。
こちらはご同輩と、言って良いのかどうか。。。「東海道」というたすきを掛けて歩いているので、多分東海道の旅を楽しんでいる方だと思うんですけど、こんな竹馬にのって頑張ってしまっているんですね。
もしかして、歩くよりもあの方がラクなのかな!?(そんな訳はありませんね。)
そして、11時過ぎにこんな看板を発見。「印刷局入口」です。
そう、下調べをしていてわかったんですが、財務省の印刷局がここを曲がったところにあるんだそうです。日本のお金を刷っているところですよ。見ていたいですねぇ。それ。
ということで、東海道から離れて寄り道してやってきたのが「国立印刷局 小田原工場」です。社宅や運動場、プールなど、敷地内にはいろんな娯楽施設もあるようですが、なるほど、これがお金を作っているところなんですねぇ。
ウイスキーの蒸留所を勝手にイメージしてきていて、どこかに見学コースとかおみやげ屋さんとかないかなぁ、とか思っていたんですけど(^_^;)、全然そんなところではなくて、高い塀に囲まれて、厳重な警備体制になっているみたいです。
うーん、ウイスキーの試飲のノリで、ちょっとくらいお金をもらっても良かったのになぁ。
これがグルッと一回りして、高台からのぞいてみたところ。なんかやけに高い煙突がありますが、もしかして印刷に失敗したお札とかをあそこで燃やしたりしているんでしょうか!? 多分、お風呂屋さんとかではないと思うんですが、うーん、結局謎だらけでした。
国立印刷局を通り過ぎて、JR東海道線を超えると。。。
そこは、今回の旅の第1中継地点。小田原市のライブカメラがとらえた「巡礼街道」が写っている場所です。
このミニストップの看板の下に立って、しばらく(10分くらい)立っていたときの様子がこちらのエントリー。そして、kotatoさんがその様子をキャプチャしてblogに掲載してくださったおかげで、後日、私もその自分の姿をみることができました!
ユーチューブとか、動画が流れているこの時代に、あえて、静止画のライブカメラに写る、という、このローテク具合がなんか楽しいんですよね。
☆kotatoさんblogにてライブカメラ巡礼街道がご覧になれます。
ちなみに、そのライブカメラが設置されているのはこの消防署の火の見やぐらの上の様でした。
写真には写っていませんが、私がライブカメラ出演中に立っていた場所、そこは操車場みたいなところで、トラックの運転手さんがジロジロ見ていて、非常に恥ずかしかったことを追記しておきます。
ということで、約50分ほど
の寄り道でした。いそいそと、東海道ルートに戻って、小田原宿を目指します。すでに時刻は正午を回っていますが、寄り道しなければ、今頃、小田原城についてるんだろうなぁ。
間もなく、酒匂川へ出るのですが、地名もこの辺りは酒匂(読みはサカワ)と言います。中学校も小学校も酒匂という地名が入るんですが、中学校はすごいですねぇ。略すと「酒中」ですから。
「交通安全・酒匂不動尊」なんて書いてあっても、なんか説得力がないような。。。地名、恐るべし。
間もなく、酒匂川到達なんですが、その手前にもあじさいがいっぱい咲いているところを発見。1日でこんなにいっぱいのあじさいを見た事ってないかも。
で、ようやく到達、ここが酒匂川です。
江戸時代は、江戸防衛の要所ということになっていて、橋を渡すことも船を渡すことも禁じられていて、人足で渡るしか方法はなかったそうです。箱根の山もそうなんですが、西からの攻撃に対して、こうして手間のかかる場所を作って、敵の体力をなくそうと試みていたんだそうです。
いつもの広重版画ですが、小田原宿の版画はこんな感じ。箱根の山を奥に、その酒匂川と思われる川が描かれています。ちょっと、川の角度が違っていますが、まぁ、こんな感じだったのかな?
あいにくのお天気で山がはっきりと描かれていませんが、これが店員佐藤的、東海道53次の小田原宿の図です。
酒匂川を越えたら、もうあとは小田原市内まであとわずか。先を急ぎましょう。まだ13時ですから、これなら小田原の街でいっぱい遊べそうです。
と、空を見上げてみると、虹を発見!! 多分、肉眼では見つけることが難しいと思うんですが、サングラス越しだとはっきり見えます。この写真ではちょうど真ん中辺りに虹が反対の曲線を描いているのがわかりますか?
光彩とかって言うんでしょうか? 見上げれば太陽を中心に円を描くように2重の虹が見えます。珍しい現象なのかと思って写真に撮ったんですが、あまり綺麗に写っていないですね。
13:11、町並みが商店街の中って雰囲気になってきました。まだ小田原駅まで距離があるんですが、こんなところから商店が並び始めるということは、これ、かなり大きな街なんですね。小田原。
見れば電話ボックスもこうしてお城の造りになっています。
銀行の現金自動払い機も、こんなお城の中にあるみたいです。なんかアトラクションがあちこちにあるみたいで、楽しいですね。
そして、中心街まであと、もうちょっとってところまできてみて。。。
お目当ての小田原市民会館に到着。
別にこの小田原市民会館自体が目当てってことではなく、多分、ここの屋上にライブカメラが設置されていて、ここから2方向に撮影をしているってことがわかっているんです。
脇の道に入って、小田原城に向かうと。。。
はい、見えてきましたよ。あの赤い橋が「ライブカメラ小田原城」で撮影している場所です。ここで今回のライブカメラ出演の第2弾スタートです!
現在、ライブカメラに出演中。正面の白い建物の屋上にカメラが設置されているはず。
で、距離的に今回出演するライブカメラ3台のウチ、ここが一番遠いところになるので、見つけにくいはずなんです。ということで大の字になって立ってみたり、いろいろするんですが、ここも別にライブカメラで撮影しています、みたいな告知は全くされていません。
一応、会社に電話して、コトー君に「写ってる!?」みたいな、子供がテレビに映ったときと同じようなリアクションをして手を振ったりしてみるんですが、周りの人は「この人は一体、何をしているんだろう?」という顔をしながら通り過ぎて行きます。
恥ずかしいです。
ここではテレマーカーさんが、私を発見してくれてキャプチャー画面をblogエントリーしてくださいました。テレマーカーさん、ありがとうございます。m(_ _)m しかし、これは誰だか、お知らせしないとまず、わかりませんね。
☆テレマーカーさんblogにてライブカメラ小田原城がご覧になれます。
さて、お次のイベントですが、ここでFONの利用に挑戦します。FONというのは、今年になって私が大騒ぎしている、ソーシャルネットワークサービス。マップで調べたところ、この小田原市内に2カ所のFON設置が確認できていますので、それをPSP「みんなの地図2」にマークしておきました。
そして電波サーチにはこれ!ってことでmyloも持ってきています。パソコン開いて電波探しをするのは非常にきついんですが、myloだったら楽々です。ネットワーク探しの必需品です。
で、2点あるFONのポイントのウチ、最初のひとつめがここでした。あれ?ここはもしかして「駐車場」っていうのではないですか?(^_^;)
まぁ、これらのクルマのウチのひとつにADSLでも引けていれば。。。ってことで、調べてみるんですが、はい、電波が出ているわけがありません。FONのネットワークの広がりはありがたいんですが、結局、こうして実際に使ってみると、プライベート情報保護のためとかで、登録場所をわざとずらしたりする場合があって、結局、こうして使えないことが多いんです。
自慢ではありませんが、今のところ、自宅と職場以外のところで、しらない人のFONアクセスポイントを使ったことがありません。
APがもっと、格段に増えて来てくれると話が違ってくるのかもしれませんが、こうして、前準備をしっかりしてきても、最後コレですからねぇ。うーん、使えないなぁ。
気を取り直して、もう1カ所。PSPに従って、もうひとつのFONアクセスポイントに移動します。
場所はマンションのふもとみたいなんですが。。。あ!あそこか!! この巨大マンション2つの間にマークされています。これは期待できるかも!!
しかもマンションの前には私の様な旅モバイラーのため(なのかどうかは謎)に、こんなベンチまで用意してくれています。ちょっとここで休憩がてら、FONにつないでみますか。。。
結論からいうと、ここでもFONを使うことはできませんでした。
なんだかんだ言っても、マンションの高層階にFONが設置されている場合は地上まで電波が届かなかったりするんですよね。まぁ仕方がありません。
電波サーチしていたら、セキュリティ保護をしていないネットワークを発見。つないでみたら、パスキーの入力も必要なく、そのままWEB接続ができてしまいました。
ちょっとだけですがWEB巡回。みなさんのたくさんのコメントが嬉しい瞬間です。
次回からはなんとか、PHSカードとかを用意して私もリアルタイムに書き込みをしたいです。
ということで、FONの旅も終わって、また再び市民会館前。ここで東海道、国道1号線は左折して市街をぐるっと回って反対側に抜けていきます。
その左折をしたところが、今回のライブカメラ写り込み計画の第2弾です。見覚えがなんとなくある、この看板のしたところでライブカメラ撮影に挑戦です。
結果は、ここでもテレマーカーさんがキャプチャしてくださいました。かなり小さいのですが、なんとか写っているみたい。テレマーカーさん、ありがとうございました。
☆テレマーカーさんblogにてライブカメラ国道1号がご覧になれます。
ちなみに、この場所の真向かいが交番でした。なんか怪しい動きをして、職務質問とかされるのもいやだったので、あまり派手は行動はできません。
本当は手旗信号くらいやってみたかったんですけどねぇ。
ということで、モブログしていたのはここまで。この跡の足取りは特にモブログしていませんでしたので、本邦初公開です。
せっかく小田原まで来ているので、小田原城の見学もしたいし、市内観光もしたいですね。時間はまだ15時前です。まずは市内観光からしてみましょう。
最初は写真の「小田原宿なりわい交流館」というところにおじゃましました。無料の休憩所なのと、市民活動の発表の場となっているそうです。
ここで小田原の案内などもしてくれているので、ちょこっとだけ情報収集。
すると、この街では「街かど博物館」制度とかいうことをやってるみたいで、早い話が昔からの商店がミニ博物館みたいにして、地元の文化の案内をするってことをしているんだそうです。
うん、これが楽しそうなので、何軒か寄ってみましょう。
1軒目は、となりにあった呉服屋さん。特に興味もないんですが。。。
あ、あった。東海道五十三次手ぬぐいです。420円かぁ、これ欲しいなぁ。と、商談中のご主人が「手ぬぐい?あるよ!」ということで、さっとお声がけくださり、売ってくれました。ミニ博物館っていうよりも単なるおみやげ屋さんみたいな感じでしたが、こんなリュック姿の人が呉服を買って帰るとは思えないでしょうしね。どうぞどうぞ、そのままご商談をお続けください。
はい、これで、私の個人的なおみやげはひとつ調達できました。
続いては、また歩いて50mくらいのところにある、このお店。
かつおぶし博物館となっています。後から知ったんですが、かまぼこで有名な「籠清(かごせい)」さんの分家らしく、こちらはかつおぶしのお店になっています。
お店の中に入ってみると、元気そうなおばあちゃんにひとしきり鰹節の話をうかがえます。削ったあとの削り節しか見たことはなくて、こうした本物の鰹節って私は見た記憶がありません。写真だけの知識でしたが、なるほど、これが本物なんですねぇ。
昔は縁起物ということで「勝男武士」でかつおぶしと呼ばせたり、男の子の節句とかにも用いられたそうです。「勝男武士」とは、これまた元気が良さそうですね。
で。その場でかんなを使って削り節
を作ってくれたりして、それをすぐに食べさせてもらえたりします。わーい、こういう試食って大好きです!
で、鰹節だけでなく、ソウダガツオやサバの削り節なども売っていて、それらをちょっとずつ味見させてくれたりもします。味が違う、というよりも、用途によって使い分けるそうで、おそば屋さんなどはソウダガツオでだしをとることが多いそうです。
で、ここのお店もそういう料亭や宿に卸しているそうで、個人向けに販売するのを主にしている訳ではなさそう。
こうして説明を聞いてしまうと、買わなければいけないみたいに追い込まれてしまう、なんて思えそうですが、そんなことはなく、だから別に買って帰らなくて良いんだよ、とかまで言われてしまいました。
でも、こうして味見させてもらって、ちょっとおみやげに買いたくなってきているんですよねぇ。
なんかおみやげにおすすめのモノはないですか?って聞いたら、削りくずみたいなものがあって、これがカツオ、ソーダガツオ、サバの削りくずを全部合わせた粉状のものになっているとのこと。これなら茶さじ1杯分をちょこっと、お味噌汁とかに入れだけで風味がでて美味しくなるんだよ、お好み焼きとかにかけても良いねぇ。なんて言われたので、それを200g購入。値段は210円でした。これはおみやげに良いかも!!
おばあちゃん、ありがとう!!
最後に、こんな「街かど博物館ガイドマップ」なるものを渡されます。
スタンプラリーになっていて、お店を回った記念にスタンプを押してもらっておいで、と、言われました。うーん、今日1日では無理ですが、次回の箱根宿の出発の時にまた寄れるかなぁ。
ということで、この「街かど博物館」にすっかり感動してしまって、第2のおばあちゃんを求めて、今度はかまぼこ屋さんに突入。この「う」っていうマーク、そういえば、ここに来るまでの間にあちこちで見た気がします。
ところが、こちらのお店はさっきのおばあちゃんとは大違い。私がお店に入るまでは奥で談笑していたようなんですが、私がお店に入った瞬間にピタッと話し声が止まって、あとはカウンターにずーっと女性が立っているだけ。
お客さんは私以外には誰もいなくて、なんかずーっと見られているような気がして試食を試すのもためらってしまうような。。。(^_^;) カウンターの中にはウン千円のかまぼことかが並んでいて、なんかちょっと間違って入ってきたような雰囲気になっています。
仕方がないので1本800円の一番安いかまぼこを買って退散。そうか、こういうお店もあるのか。
で、その後は、見逃してしまっていた20番目の一里塚を探しにちょっと道を戻ってきたんですが、見つけることができずに、フラフラと小田原城に戻ってきます。
そう、実は時間制限があって、昨年の2月に店員コトー君が箱根ワンセグ駅伝をやっているんですが、そのときに時間が遅くて小田原城に入れなかったという話をしていました。
どうやら比較的早い時間に入場を打ち切ってしまうようです。すでに時間は16時。小田原城に登りたいので、急ぎましょう。
で、これがお城の中が広いこと、広いこと。入り口がどこにあるのかわからずに、グルッと回っていきます。
途中、なんかお花畑も発見。
そうそう、花菖蒲のフェアをやっているそうで、たくさんの花菖蒲が咲いています。
わぁ、時間が無いのにぃ!! と言いつつ、お城の中に入ってしまうと、完全に陽が傾きそうなので、花菖蒲を撮影するのも今が最後のチャンスです。
良く見ればあじさいもお城の中に咲き乱れています。なんだ、街かど博物館よりも先にこっちだったな!!
で、ひとしきり写真を撮ったら、また登って、登って。。。
さすが難攻不落の小田原城だけあって、城内も登りに登ったところにやっと天守閣登城口を発見。
入場は16:30までで、現在16:12です。なんとかぎりぎりセーフですね。
お城の中は4階建てで、中には他のお城の写真、防具というか武具、刀など、外国の観光客さんが喜びそうなモノがたくさん陳列されています。ゆっくり見て回りたかったんですが、なんせ時間がありません。
それと館内は理由がわかりませんけど、撮影禁止になっています。ガラスケースに入っているので撮影自体も難しいんですが、なんで、こういうところって撮影が禁止されるんだろうなぁ。こうして駆け足で回るときは写真にしておけることで、あとでゆっくり見られるのに。
で、撮影禁止の館内を駆け抜けて、ここが見晴台の4Fです。コトー君、これが君が夢に見ていた、小田原城からの景色だよぉ!!
石垣山一夜城というのは、豊臣秀吉が小田原城を攻める際に1夜にして築いたというお城なんだそうですが、本当は80日ほどかかったというお城なんだそうです。ゆとりがあれば寄りたかったんですが、今日はもうちょっと無理です。
ぐるっと反時計回りにお城を回ってみましょう。これが伊豆半島ですって。よく見えます。結婚する前に妻とよく遊びに行きました。伊豆の特に白浜が大好きでした。
そして、こちらが伊豆大島。知ってますよ。先週、間近で見てきましたよ。
三浦半島方面ってことですが、うーん、ちょっと見えませんね。天気は良いんですが、なんか視界が全然悪いですね。
それと、これが小田原駅。JR東海道線、小田急線、箱根登山鉄道、そして新幹線も止まる大きなターミナル駅です。あそこから今日は帰ります。
で、これが次に向かう、箱根宿です。あの谷間から登って芦ノ湖を目指します。
そして、この景色を見終わったのが16時半。これで最終入場で、17時が閉館ってことになっているんですが、館内はすっかり営業終了という雰囲気になっています。こうして見晴台を1周している間に窓という窓が全部閉められていて、私が出入りする戸だけが開いている状態。
17時までが営業時間のはずなのに、おみやげ売り場の方もレジ合わせを始めています。実質16時半で営業終了ってことになっているみたいです。
最後に出るときも扉が完全に閉鎖されていて、そこに警備員さんが来てくれたから助かったんですが、どこから出たら良いんですか?って聞いて通用口を開けてもらって出てきました。出たのは16:34です。
他にお客さんもいなくて、まさに私一人だけのために営業している状態ではあったんですが、なんか感じ悪いなぁ。まぁ、平日の観光地なんてこんなものなのかな? 仕方がありませんね。(ああいう雰囲気で堂々と見物して回るほど、私も強くないモノで。。。)
滞在時間20分で、料金は大人一人400円でした。
さて、ここでいよいよ「みんなの地図2」の最大の見せ場です。東海道を歩いているときはひたすら私がマークした街道沿いに歩くだけなんですが、ここで初めて「みんなの地図2」のルート検索機能を試します。
ちょっと下調べしてあって、お昼ご飯を食べたい店は決まっています。そこまで、このお城からどうやって行くのかをナビゲートしてもらいたいんです。まずはそのお店の場所をゴール地点に設定して、ルート検索。
はい、出ました、出ました。この緑の道を歩いていけばいいんですね。
では、案内にしたがって歩いていってみましょう。みんなの地図2のルート検索は基本的に徒歩のことをメインで考えている機能になっており、距離が長いルート検索はできないんですが、こうして東海道でのゴール後の疲れているところでの目的地移動には、ホント助かります。
なんせ、もう疲れていて、無駄な歩数は1歩も歩みたくない状態になっていますので。
ルートに従って歩いていくとあと73mまできました。もうちょっとです。
到着したのはこんな商店街のど真ん中です。
そして、目当てのお店はここ。「小田原城下らーめん宿場町」って、なんかネーミングがもろに東海道チックで良くないですか!? こういうラーメン甲子園みたいなところ、私は嫌いではありません。
ところが。。。博多のキャナルシティで寄ったときはお店の半分が博多ラーメンのお店だったのに、ここには小田原ラーメンみたいな地元ラーメンみたいなものがありません。仙台、博多、山形、池袋の4店になっているそうです。まぁ、いいか。
店内に入ると。。。おお! これはなんか雰囲気ありますよぉ。
が、雰囲気があるのは壁紙だけで、中はいつものラーメン甲子園風な造りになっています。まぁ、なんでも良いです。おなかも空いているんですが、のどの方もすごいことになっています。
まずはビール!! ゴクゴクゴク。。。なんだこれ? もしかして発泡酒か? と、思ったらドライビールだったみたいです。自分で飲みたいビールの銘柄とか選びたいですね。こういう時は。
で、そのドライビールを飲みながら店内にある、小田原の街情報マップを見ていたら、先ほどのかつおぶし屋さんのおばあちゃんが言っていたかまぼこ屋さんを発見。この「花かまぼこ」ってのが良かったなぁ。値段も1本420円ですって。今度来たら、この籠清さんを探してみましょう。
で、出てきたラーメンがこれ。ちょっと最近つけ麺に凝っているんですが、これは仙台の「みそつけ麺」。大体和風しょうゆが多いつけ麺に味噌味は珍しいなぁ、と思ったんですが、これがうまい!! いやぁ、今日1日の疲れがすっ飛びます。
次回、箱根宿に出発するときもこの味噌つけ麺を食べてからスタートしたいですねぇ!!
ということで、小田原駅に向かい。。。
ここから東京に向けて帰ります。
あいにく時間が合わないというか、頼みの綱の「湘南新宿ライン」は1時間に1本程度になっているみたいで、それが出た直後に着いたため、普通に東海道本線
で大船まで行き、そこから乗り換えて帰ることにします。
今日、歩いていた道のりを電車で移動して、そのあと、今まで歩いてきた道のりをさらに電車で移動します。いやぁ、6日もかかっているとはいえ人間の足でずいぶんな距離が歩けたみたいです。
ちなみに自宅まで2時間半かかりました。
次回、出発するのにそれだけ時間がかかるんですねぇ。だんだんつらくなってきています。
ここからは帰ってきてからの写真です。これがかつお節屋さんのおばあちゃんから買ってきた、削りくずです。
なんかおがくずにしか見えませんが、これを夕飯のお味噌汁に入れて試してみました。茶さじ1杯で十分とか言っていましたが、そんな少量で味がするわけないじゃん、とか思いつつ、茶さじ2杯分くらい入れてしまったんですが、そうすると確かに風味が強く出過ぎます。
これは本当に茶さじ1杯で良いみたい。
おばあちゃんに言われたとおり、冷蔵庫の野菜室にしまっておくことにします。これからしばらく、我が家のお味噌汁はパワーアップするぞ!
それと、これは私の腕。すんごい日焼けをしてしまっています。
痛くて仕事にならないんですけど。。。っていうのは言い訳にならないですね。
さぁ、次はいよいよ、東海道最大の難所「箱根の山越え」です!! いつ実行になるかなぁ。。。
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