東海道53次ソニーの旅シリーズ07 藤沢~平塚編

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東海道53次ソニーの旅シリーズの第7話になります。


平日なんですが、いろんな事情により、5/10(木)に、一応、製品レビューのため!ってことでロケ扱いにしてもらって、旅に出てきました。自宅出発は朝の5時台。いつもの早朝出発で、まずはスタート地点に向かいます!





さて、今回のレビュー製品は「VAIO type G」のゼロスピンドルモデル。でも残念ながら、今回の東海道53次ソニーの旅ではあまり登場しません。というのも、これは仕方がないんですが、旅の最中にPCを使うことってあまりないんですよね。


休憩の時にモブログしたり写真データのバックアップには使うんですが、移動が自分の足になるものであまり積極的に使えません。これが泊まりの旅で夜になったらバリバリとVAIOを使って、記事を書いているとかなら、紹介することがいっぱいあるんですけどねぇ。


ちなみに、この文章入力は帰ってきてから「VAIO type G」で書いています。



今回も湘南新宿ラインという便利な電車に乗って、スタート地点の藤沢宿まで移動します。まずは、この移動時間にtype Gを使おうと思っていたんですが、東海道線ってスピードが速すぎるんですかね?全然通信ができませんでした。


うーん、まずはこれが最初の計算違いでしたね。


向かいの席に座った方もノートパソコンを使ってメールの整理とかをしているみたい。空いている朝の下り電車ならではの風景かもしれません。



風景といえば、スタート地点へいくまでの道のり。当然、東海道本線で向かうんですが、途中の風景はすでに今まで、私が歩き終わった区間を通るわけです。うわぁ、こんなに歩いたんだぁ、と感動するとともに、前回終わらせたポイントまで、時間を巻き戻してくれているような効果があるようです。


だいぶ、スタート地点が遠くなってきました。今回は移動時間1時間半ちょっとです。



そして、到着したのがここ。小田急線の藤沢本町駅です。小田急線の藤沢駅で、どの電車に乗ればよいのかわからなくなってしまい、予定よりも1本遅い電車での到着になりました。この藤沢本町駅での下車なんですが、やけに女子高生が多いというか、男子高校生の姿が全然見えないぞ! そういえば四国へ行ったときも、こうした通学風景をみると女の子ばっかりで、男の子の姿が見えなかったんですが、なにか時間差通勤とかしているんでしょうか?



で、駅で待っていてくれたのが、藤沢君。私の大学の時の友達です。藤沢君は本名ではありません。藤沢から通学していたので、藤沢君というあだ名がついていて、本当は別の名前なんです。


別に誘ったわけではないんですが、藤沢を歩くならちょっとは手伝わせてよ、と言ってくれて、今回の案内役、ガイドさんを買って出てくれました。僕は藤沢君になにかやってあげた覚えはなにもないんですけど、結婚式の二次会を段取ってくれたり、その他諸々、なんでもかんでも面倒をみてくれます。


今回も、まさか東海道の旅のガイドさんをしてくれるなんて。。。



ということで、最初に案内されたのが藤沢本町駅近くにある、湘南高校。なんでもここは石原都知事のぼこうだとかで、有名な高校なんだそうです。って、いろいろ解説してくれるんですが、すみません。この東海道53次の旅はそういう趣旨の旅ではないんですけど。(^_^;)



そういえば、まだ藤沢君と合流してからミーティングをしていません。どういう趣旨の旅をしているのか、キチンと説明をしないといけませんね。


というか、なんでこんな朝早くから頼みもしないのに、東海道の旅についてきたのか聞いてみると、このあたりは完全に彼の地元なんだけれど(子供の頃から藤沢市の市民)、普段、歩くことなど全然ないので、一度歩いてみたかったと。で、半休をとって今回、おつきあいくださっているんだとか。



さすが、地元だけあって、かなり詳しく、この引地橋を渡るときも、昔はここに有害物質が工場から垂れ流されていて、死の川になっていたのに。。。



今では魚が住めるくらい綺麗な川になっているとか、いろいろ話をしてくれます。


いや、でも東海道53次の旅は、そういう最近の話ではなく、歴史をたぐる旅ですから。(^_^;) まぁ、今回はそういう趣旨で旅をしていきましょう。



と、ここで小さなお地蔵さんを発見。



「おしゃれ地蔵」というんだそうです。女性のお願い事ならばなんでも聞いてくれるお地蔵さんで、願いが叶ったら、おしろいを塗ってお礼をすると伝えられているんだそうです。


なんて都合のよいお地蔵様でしょう。さすが藤沢・湘南地区にある、おしゃれなお地蔵さんですね。



どうやら御利益は相当なものがあるようで、顔にはおしろいではなくファンデーションが厚塗りされていました。よくみると口紅もついています。きっと恋のお願いを相当聞いてあげているんでしょうね。



そのまま先に行くとメルシャンワインの工場前を通過。なんでも今はワインではなくチューハイを作っているとか。。。って、なんでそんなことまで知っているの!?



さらに先に行くと石材屋さんを発見するんですが、むむむ! なんかこれを見て、思うところはありませんか?


そう、今、テレビで中国の国営遊園地がディズニーなどのキャラクターを無断で使って運営しているって報じられていますが、それよりも、もっとリアルなコピーをされているようなものが。。。



す、すごい技術です。これ、石なんですよね?



全部、商標とか知的財産権とかクリアしているのかな? なんか心配になりつつ、通り過ぎていきます。お隣の国の話をするよりも、マスコミの方はこういうのも問題があれば指摘してくれますよね?



それと、歩いてて気になったのがこの雑草。なんて名前の草なのかわかりませんが、これがやたらと街道沿いに生えています。で、私が住む埼玉ではこれ、全然見かけません。藤沢君に聞いてもわかりませんでした。彼にとっては見慣れた草らしいんですが、地域が違うとこうも知らないモノがあるんですね。



おしゃれ地蔵はガイドブックには載っていないスポットで、ここが初めての藤沢宿のガイドブックスポット。大山道標です。大きな交差点の近くにありました。



ほんのちょっと歩くとさらに一里塚もあります。日本橋からは13番目の一里塚後になります。ここからしばらくの間、切れ切れになりながらも松並木が続きます。当時から生えているモノではなくて、街道の整備をしてから、植えたモノなんでしょうけど、東海道の雰囲気が楽しめるようになってきました。


昔は旅人を日照り、強風、雨などから守ってくれたそうですが、今はこうして旅人の癒しとなってくれていますよね。



藤沢市を出て茅ヶ崎市へ突入。いろいろ無駄話をしながら歩いているので時間が経つのが早く感じられるんですが、ここで出発から1時間ほど経ったところです。相棒が朝ご飯を食べてきていないというので、ここでファーストフード店を探します。



で、どこにでもあるマクドナルドで、朝マック。普段、朝からこんなところへ来る事なんてないので、朝メニューがとても新鮮です。ここで小休止しつつ。。。



道中でモブログしている記事にいただいたコメントのご返事などもしてみます。ここでtype Tユーザーである藤沢君にtype G ゼロスピンドルマシンのデモをするんですが、やはりこの軽さに驚きますよね? 私が初めて見たときと一緒で「これ、電源入るの?」とか聞いています。そう、あまりにも軽すぎてモックアップだと思ってしまうんですよね。


今日は本当はゆっくりと4時間の道中を8時間かけて、あちこちで休憩して、type Gでモブログしまくっていこうと思っていたんですが、結局、道中に開いたのはここだけ。


なんせ、話に夢中になってしまい、それどころではなかったんです。



朝マックが終わったら、また東海道53次を再開。ここで妙なモノに気がつくんですが、どぶのフタにあいている取っ手の代わりになる穴ってあるじゃないですか? それがこうして全部ではないんですが、ところどころプラスチックでフタをされていたりします。


ウチの近所では見ることがないんですが、これ、神奈川県で流行っているのかな!?



流行っているといえば、これはマンホール。良く見ると「ちがさき」とか書いてあります。そうかぁ、そういえばマンホールって地方によって独特のデザインになっているものとかありますよね。今まで忘れていましたが、これから、こうしたオリジナルデザインのモノがあったら、全部記録に残していきたいと思います。



で、ここが茅ヶ崎高校だよ、と教えてもらいました。マンガ「湘南爆走族」で出てくる学校の校舎はここがモデルになっているとか。建物の半分が新品に見えますが、これは色を塗り替えただけなのかな?


しかし、湘南高校とか茅ヶ崎高校とか、このあたりは地名がブランドになっている感じがして、なんか学校の名前もかっこよく感じられます。茅ヶ崎高校とかも、なんかいかにもサーファーがたくさんいるような感じがして、羨ましい。


って、私の東海道53次はそういう旅ではないんです。ここで趣旨をもう一度説明。



そう、最大の目的は、こうして広重の版画と同じ風景を探して、それを写真に収めることなんだよ! とりあえず平塚宿の絵はがきを渡して、このポイントを探して行こう!と、話をします。



松並木を通り抜けると茅ヶ崎の駅前繁華街に突入。そこにまたまた「茅ヶ崎の一里塚」を発見。ここは日本橋から14番目の一里塚になります。日本橋から約56km。



さっきの13番目の一里塚からずいぶん早いんですが、はっきり言います。藤沢宿~平塚宿間って距離が長いものの、名所旧跡があまりないんです。ガイドマップを見ても、ここは、ただ歩くだけに徹するような区間になっていて、ここに、ゲスト藤沢君が登場して、ああでもない、こうでもないという話をしてくれると、大変助かったりするんです。



藤沢~平塚間は13.7kmということで、実は区間距離も一番長かったりします。平塚の駅まではあと6km。さぁ、頑張って歩いてきましょう。



で、この何もなく、ただ歩いている時にいろんな話をします。昔、ダウンタウンの番組で「アイスコーヒーはどこまでアイスコーヒーなのか?」ということで「アイスモーヒー」とか「オーヤン・フィーフィー」で、アイスコーヒーを注文することができるのか!?なんて企画をやっていましたが、それと通じる話?で、カレーライスはどこまでカレーライスでいられるのか?とか、くだらない話をしながら歩きます。


というのも、カレーライスとかのおいしいものって、いろんな具が入っている事が多いけど、どこまで材料を減らして、人は「カレー」を感じなくなるモノなのか?とか実験したいよねぇ。なんて話。


それが終わると次はラーメンはどこまでラーメンなのか!? とか、いろいろ話のネタにつきないんですが、要はそれくらい道が長いんです。この辺りは。



というところで、数少ない名所スポットに到着。ここは「南湖の左富士」というスポット。海岸に沿ってあるいていく東海道なので、富士山を常に右前方に見ながら歩くことになるんですけど、ここのスポットでは珍しく左手前方に富士山が見られるんだそうです。



あいにく、霞がかかっていて富士山自体が見えないんですが、道路の左側にここで富士山を一瞬だけみることができたんですね。残念。代わりに私の記念写真を撮ってもらいます。



しばらく歩くと新湘南バイパスと道が交差しますが、その近くに、巨大なオートバイのマーケットを発見。「バイクの駅」なんていう看板も見えるんですが、この一角に大型バイクショップが6軒か7軒ほど集まっています。


よく、ここでテレビの撮影とかもあるらしいよ、なんて話を聞きました。地元の人がいると、なんでも簡単に話が聞けるので助かります。



そして平塚宿まで最後の行程です。幅の広い相模川(馬入川)を渡っていきます。道路標識の上では、ここで日本橋から62km地点を迎えます。



新築のマンションが橋のたもとに立っているんですが、ここ、なんとバルコニーが4mもせり出しているんですって。近くに寄ってみると、これもんでバルコニーがあります。こうなると一つの部屋ですよね。


休日のたびにここでバーベキューパーティとかするのかなぁ。。。あ、でもさすがに炭火は使っちゃいけないんだろうなぁ、とか余計な心配をしつつ、そのマンションの脇を通り過ぎていきます。



また一里塚です。こんなにたびたび一里塚が出てきてしまうと言うことは。。。本当に、このあたり、なにもないんですよ。


ちなみにここは「馬入の一里塚」があったところ。ウマイリと読んだら「これはバニュウって読むんだよ」と教わりました。こういう地名の呼び方ってルールがなくて、とにかく理由なく呼ばれ方を覚えなければいけないので、大変。



PSP「みんなの地図2」に入力してあるスポット情報の位置を少しずつ直して、ついでに読み仮名とかも入力していきます。今回もみん地図2は大活躍。おそらく、もうゴールするまでPSP「みんなの地図2」は使い続けることになると思います。


難点を言うと、私みたいな長距離歩行に使うとバッテリーの保ちがやや弱いところ。バッテリー1本で今回も4時間は頑張ってくれたんですが、もう1本、予備が欲しいところですね。



バニュウの一里塚を過ぎるとそこは平塚の市街。比較的駅に近いところを旧東海道が通っているので、こんなに近くに駅をみることができます。



平塚は七夕祭りで有名だそうで、藤沢君も七夕には平塚に遊びにくるそうです。飾り付けもかなり派手でおもしろいよ、と言いつつ、そのお祭りをやっていないときの平塚の街を歩くのは初めてだそうで、なるほど、本当はこんな街だったのか、と言って歩いていました。


大きなスーパーがないのか、ここは商店街もとても元気。藤沢、茅ヶ崎まではあまり感じなかったんですが、この平塚に来てみたら、なんか急に「田舎」を感じるようになってきます。



で、今までのルートだと、旧東海道を観光地化しよう!というエネルギーを感じられるものの、地域によってかなり温度差があり、「保土ヶ谷」なんてのは今までで一番楽しい街だった、なんて話をしていましたが、この平塚についても、ちょっと気合いが入っています。


平塚宿~大磯宿というのは約2.9kmしかなくて、非常に近い宿場になっているんですけど、その短いところに名所旧跡がてんこ盛りです。



ここは江戸見附跡です。平塚の駅を過ぎて400mくらいはあるのかもしれませんが、ここが平塚宿の宿場の入り口だったところですね。



となりの和菓子屋さんには、平塚宿 見附まんじゅうなんてのも売っていました。



ここからは短い距離のところに脇本陣、本陣跡など、宿の旧跡案内が細かく点在します。さっきまではなにも見所がなく、ただ歩くばかりだったのに、急に忙しくなってきています。



ちなみにここは旧東海道。平塚の商店街を突き抜けているのは旧道の方で、国道1号線はもうちょっと南の方にあります。


お正月の名物番組、箱根駅伝も昔は、この平塚宿の旧東海道を走ってくれていたそうですが今は国道の方を通っているんですって? それをまた旧道にもどすべく、商店街の方達でがんばって運動しているみたいですね。


いやぁ、藤沢君、君はなんでも知っているんだね? あ、そう。松浦あややもこの平塚の出身なんですか?聞いていませんから。そういうのは。



で、脇道をちょっと外れて平塚の塚へ行きます。



ガイドブックには平真砂子という人がここで没して、それを弔って塚を築いたので「平塚」になったとあるんですが、現地ではまた別の人がここに埋められて、その塚の上が平らになったので「平塚」になったと案内されています。


うーん、どっちが本当なのかまったくわかりません。


調べようもないので、さぁ、次に行きましょう。



で、また藤沢君が何かを見つけます。ここは上方見附跡のあるあたり。見附跡の碑でも見つけたのかな?



はい、ここはやはり上方見附(看板には京方見附とあります。)なんですが、なんでも、ここは広重の版画を描いた地点ではないかと推測されるポイントとのこと。


なんだ、広重ポイントを今回は探す手間無く、ここ!と案内がされていたんですね。これは助かります。



これが広重版画です。ポイントは高麗山という、丸い山が描かれていて、その手前に松並木があるというところ。高麗山のちょっと右には富士山も見えているので、方角的にもここで間違いなさそうですね。富士山が見えないのが残念ですが、ここで東海道53次 平塚宿の図として写真を撮りましょう。



はい、チーズ!!


あいにく、近くに松並木がなかったので、見附跡の松の木を利用させてもらいました。これで平塚宿のゴールです。


 



せっかくなので、私の記念写真も撮ってもらいました。


 


ところで、お気づきの方はお気づきとは思いますが、今回の旅のレポートに使っている写真はすべてソニーのデジタル一眼α100を使っています。しかも全部同じ単焦点レンズで撮影しています。画角は全部同じ!! で、何ていうレンズを使ったのかというと。。。



単焦点レンズ(28mm F2.8)「SAL28F28」販売価格29,400円


私がもっとも撮りやすくて、気に入って使っているレンズです。αレンズ中、最軽量のレンズになり、画角もAPS-Cサイズ、35mm換算で42mm相当になります。これをf2.8の絞り開放で使うと、シャッタースピードもかなり速まるし、広角で被写界深度が浅いと、なんか自分で見た目にもかなり近い映りになり、私は感覚的にこのレンズが大好きなんです。


価格もお手頃価格なんですが、スナップ撮影に、これをα100に装着して使うと、今までとはまた違ったαの魅力が引き出せるかも!!


次号の平塚~大磯宿編も、同様にこの28mm単焦点レンズだけで撮影していますので、そんなところを気にしつつ、続きをご覧下さい。


 


★この続きの第8話は掲載までもうしばらくお待ち下さい。


 



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