東海道53次ソニーの旅シリーズ02 品川~川崎編
当店の10周年記念企画の「東海道53次ソニーの旅」第2弾です。今回は発売されたばかりの新型サイバーショット「DSC-T100」をお供にして品川宿を出発です!
前回はハイビジョンハンディカム「HDR-HC7」をお供にして日本橋~品川宿を歩いてきましたが、今回はサイバーショットです。
例によって荷物満載。α100とVAIO type Tもバックに入れて、旅立ちました。週末は雨になりそう、と聞いていたので、ちょっとあきらめていたんですが、週末になってみたら見事晴れ! 前日は終電を乗り逃してしまうような飲み会だったにもかかわらず、お昼までには復帰して、なんとか午前中に自宅を出発。
電車を乗り継ぎ、目指すは前回のゴールだった品川宿です。
JR品川駅で降りたら、歩いて品川宿を目指します。時間は12時50分。
品川駅を出発してから八つ山橋を渡り、そのあと、そのまままっすぐ行ってしまって、旧東海道のルートからはずれてしまったんですが、橋を渡って最初の交差点、ここで右折するのが正解。
ここで交差点を右に曲がりましょう。
八つ山通りから1本道を入ると、北品川商店街。旧東海道に入ります。商店街に入ったすぐのところに、こんな観光案内所なんてありました。
ちょっとここで情報収集。
案内所ではイマドキ考えられないんですが、ガイドマップが10円で販売中。北品川商店街から鈴ヶ森までの名所マップになっています。この安さなら、もう迷わず購入。今回の旅の前半はこのマップを頼りに歩いていくことができそうです。
案内所の片隅では、子供達が折り紙教室とかを楽しんでいました。なんか古き良き時代が流れています。
ということで、さぁ、ここ品川宿から東海道53次、江戸時代の旅の出発です。
その出発地点には「問答河岸跡」なんてあります。
この近くに「東海寺」というお寺さんがあるそうなんですが、三代将軍の家光が、「海近くして東(遠)海寺とは如何に?」と見送りの和尚さんに問うと、「大軍を指揮して将(小)軍というが如し」という問答があったんだそうです。
そういう問答とかって、私は苦手なんで、そういう受け答えができる人って尊敬してしまうなぁ。
ということで、品川宿を出発して、しばらくは商店街の中を歩いていきます。
懐かしいですねぇ。こんな魚屋さんとかって、近所ではみかけなくなりました。(八百屋さんとかはありますが。。。)
歩いていると、たまにこの様な、立て札も見つけます。「土蔵相模跡」と、書いてあるんですが、幕末には高杉晋作、久坂玄瑞などが盛んに密議をした場所なんだとか。
なるほど、この辺りはもう江戸のはずれってことになるわけですね。
商店街をどんどん、歩きます。歩いても歩いても商店街。大きなスーパーとかがないと、こうして商店街って昔のままの姿で残れるものなんですねぇ。
ガイドマップを見ても、そういう大きなスーパーとかは載っていないみたいです。
なんて、ことで、もしもこの辺に済むとしたら、家賃はどれくらいなのか不動産屋さんで相場を見てみたりしながら、ちょっと夢をふくらませてみたりします。
あ、また、お休み処がありました。一見、なんでもない商店街なんですが、こうして旧東海道という歴史が、この様に観光地化してくれているのかもしれませんね。
「一里塚」って言葉はよく聞きますが、これがその一里塚の実物。日本橋から一里ってのは見つけられませんでしたが、ここで二里だそうです。
一里=3.9272キロメートルだそうです。ここで大体8キロくらいってことですか?
ちょっと先には前回のゴールってことで、北品川の本陣跡があります。多分、この辺りが、この品川宿の絵図の場所って、勝手に推測します。
一番近い駅は新馬場の駅って感じで、そういえば前回の帰りは体力切れで、新馬場から電車に乗って帰ったんでした。(^_^;)
時間は13:20です。品川駅からここまで30分でした。
品川橋を渡ったら、さぁ、ここからが本当の今日のスタートです。しかし、この北品川商店街ってすごいです。歩いても歩いても商店街。
今まで、歩いてきたなかで最も長い商店街かもしれません。
「ティシュー 198円」とか、表記はともかく、価格がこれまた安いし、荷物にならなければ、普通に買い物を楽しみたいところです。
で、ちょっと先まで行くと、今度は道路工事が目立つようになりました。この先の川崎についてわかったんですが、どうやらこうやって旧東海道をそれっぽく見せるための整備事業が進んでいるようで、これが完成した頃に、また来てみたいなぁ、と思えます。
鮫洲を過ぎた辺りで、左側はずーっと海だったんだよなぁ、なんて話をしていたのですが、ふと通りの左側をみると、菜の花が見えます。ちょっと休憩がてら、ちょっと寄ってみよう、ってことで通りをはずれてみると。
あらら、こんな素敵なところが。勝島運河というそうですが、このまま、海に出られるみたいです。
しばし、休息のあと、またまた出発。
浜川橋という、小さな橋を渡りますが、ここは昔「なみだ橋」と呼ばれていたそうです。この先の鈴ヶ森刑場へ送られる罪人を見送る別れの場所だったそうで、そう呼ばれていたそうです。
その涙橋から歩くこと7分ほどで、到着するのが「鈴ヶ森刑場」。
見せしめのために、火あぶり、磔(はりつけ)が、この人通りの多い街道沿いで行われていたとか。。。妻が、ヤバイヤバイ、こんなところで写真を撮ると、なにか写っちゃうかも。。。と、恐れていました。
10円マップの記載があるのもここまで。あとは、川崎宿を目指すのみ。
と、思ったら、そこからすぐの所に「しながわ水族館」がありました。そうそう、立派な水族館が品川にあるよ、とは聞いていましたが、ここがそうなんですね。
ちょっと寄ってみましょうか! 水族館はしながわ区民公園の中にあるそうで、公園の中をちょっとだけ散策です。ポカポカしていますが、気温は18度とのこと。うーん、18度もあるわりには、ちょっと肌寒いかな?
しながわ水族館は大人1,300円、学生さん800円という入場料でした。大人2人のチケットを買って、いざ、中へ水中散歩の旅です。
で、ここが思いの外、楽しくって、ひとつひとつの水槽は小さめながらも、かなりたくさんの水槽があるのと、圧巻はこの水中トンネル。楽しい!!
目玉?のクリオネも見学。うわぁ、こんなに小さいモノだったのかぁ。。。長さは大人でも1cmくらいしかないんですね。
っていうか、こういう水族館の写真とかって、なんか見た目にホワイトバランスとかすごく設定が難しそうなんですが、サイバーショットで撮影した写真を見たら、わりとまともに写っているので、ちょっと驚き。ここで100枚くらいの写真を撮ってしまったかも!!
今回は通り道なので、すぐに出てきてしまいましたが、今度は1日かかりで水族館遊びをしてみたい!!
水族館で40分ほど過ごして、またまた歩き始めます。時間はすでに15時過ぎです。
あ、なんか見覚えのあるところに来ましたよ。あ、そうだ。ここはあれだ。羽田空港脱出作戦の後に、歩いて麹町まで頑張ったときの道だ。
鈴ヶ森からここまで国道15号線を通ってきましたが、ここでまた脇道に入って、旧東海道を歩きます。
道路脇に、こんな石があるんですが、ガイドブックによると、この辺りはわら細工のお店が昔あったそうで、江戸に向かう人たちはここで、子供のためなどに、ここでわら細工の人形とかを買っていったそうです。
そういう話を知らないと、この絵とか見ても意味がわからないですね。街道歩きは、ある程度、ガイドブックで下調べをしてからでないと、楽しめないモノなのかも。
大きな通りをいくつかまたぎながら、旧東海道を歩きます。
昔の東海道もこの旧道くらいの道幅だったそうですよ。
そして、再び国道15号に合流。あとはもうガイドブックに見所案内もなく、とにかく、歩く、歩く。
蒲田駅の近くまで来ました。まだまだ歩く、歩く。鈴ヶ森の所までで大体半分弱くらいって感じで、あとはひたすら多摩川を越えるまで歩きまくります。なにもイベントがないので、とにかく距離が長く感じられます。
時間は16時過ぎ。だいぶ日が傾いてきました。もしかしたら、多摩川を渡る頃には、日が暮れてしまうかもしれませんね。
本当は品川を出発して、川崎までが9.8km、そこから横浜までが9.7kmなので、頑張れば、今日、一気に横浜まで行けるかな? とか、思っていたんですが、これは全然無理そう。
まぁ、水族館に寄ったり、あちこち休憩だなんだと寄り道してしまうので、こういう歩きかたをしていると、進みが遅いのかもしれませんね。
で、ここでサプライズ。元ヴェルディの北澤選手とすれ違いました。そっか、ウェルディって以前は川崎をホームにしていたし、この辺りで仕事、もしくはご自宅があるのかな? 普通に携帯で話をしながらすれ違いました。
東海道で会った初めての有名人です。(^_^)v
と、意外なサプライズがあったあと、いよいよ、本日の最大の盛り上がり。六郷渡りです。
六郷川というのは、今の多摩川。江戸初期には、ここに橋がかかっていたそうですが、それがたびたび洪水で流されてしまい、元禄2年(1689年)以降は舟渡しになってしまったとか。
今は、こんな立派な六郷橋がかかっていて、歩くのも便利に渡れます。
河川敷には、なんか仮設住宅らしきものがいっぱい。ある意味、景色の良いところで、ちょっと羨ましかったりします。
橋の途中で、東京都と神奈川県の県境をむかえました。さぁ、いよいよ、東京を出て、神奈川県の旅に突入します。
で、えーと、ここで東海道53次の風景を探さないといけないんです。プリントして持ってきた、この絵はがきでは背景に富士山が描かれているので、東京側から見た図ってことになるんですが。。。
ちょっとした家々と船が入っている風景って、ことで、こんなところでどんなものでしょうか? 現代の東海道53次「川崎」の図です。
で、あとは川崎宿を目指して、すいすいと歩いていきましょう。六郷橋を渡ったら、道路を右折します。
今度は川崎の街の中を「旧東海道」の文字を探しながら歩いていきます。
で、この「東海道53次」の旅なんですが、区間ごとのゴールが「ココ!」っていうところがありません。
前回の品川宿の時は最初の浮世絵の風景を見つけるまで!って感じにしていたんですが、それだとちょっと駅から離れてしまうしなぁ。。。ということで、今回の区切りは、この大名様がお泊まりになるという、本陣跡地を適当にひとつ選んで、ここをゴールってことに。次回のスタートもこの田中本陣跡にします。
あとは、川崎の駅を目指して、ひたすら繁華街を進みます。
途中のゲームセンターでは「科学戦隊ガッチャピン」を発見。そういえば、ガチャピン・ウォークマンの出荷ももうすぐです。
そのガチャピン・ウォークマンの時に話したかもしれませんが、ウチの妻は、このガチャピンに似ています。このガッチャピンが欲しいというので、久々にUFOキャッチャーに挑戦。
200円×2回目で、見事にゲットしました。おいおい、こんなでっかいぬいぐるみ、ここから持って帰るんですか?
で、そのまま川崎の駅ビルまで行き、地下で開催中のラーメンスタジアム風のところで、ラーメンを食べて、体を温めつつ、帰宅するための栄養補給。
うーん、はっきり言って、味がイマイチ。こういう時って何を食べても上手いモノなんですが、それでグッと来ないのはちょっとはずれか!?
旧東海道沿いのスポット情報はガイドブックで簡単に集められるんですが、こういう食事処についても、別途情報を集めておいて、美味しいお店とかの研究をしておかないといけないかも。。。
さて、これが本日の道のりです。距離は9.8キロ。歩数計測を忘れていたんですが、先日の日本橋~品川の時で1日歩数が32000歩、今回が30700歩だったので、ほぼ同じくらいですかね?
品川駅出発が12:40くらい。川崎駅到着が17:20でした。今回の徒歩時間は4時間半。水族館とか寄らなかったとしても3時間半くらいはかかっているようで、うーん、ちょっと歩みが遅いかも。
これが今日の行程。ちょっと上の方に日本橋が見えて、一番下のところが次の目的地「神奈川宿(横浜)」です。
うーん、道のりが遠いなぁ。。。
なお、今回はサイバーショット「DSC-T100」のスタミナテストも兼ねています。カタログデータでは約340枚のスタミナ性能となっていましたが、結果、421枚の写真を撮ってくることができました。
で、特筆すべきは。。。今回の写真なんですけど、最初のバッグの写真、最後のラーメンの写真以外は、実は私、全然レタッチしていません。いつもなら撮ってきた写真の9割くらいには手を入れていて、ホワイトバランスだったり露出をちょっとだけ補正したりしているんですが、DSC-T100の写真、まったくレタッチする必要がないくらい綺麗に撮れています。
特にホワイトバランスって被写体によって、かなりずれてしまったりする感じがあって、それが個人的に、とても気になるもので、自分のイメージのモノにすぐレタッチしてしまうんですが、それがありません。
猛烈に気に入っています。T100。こういう旅写真を撮るには、かなり良いかも!!
ただ、ワイコン「VCL-DE07T」も持って行っていて、装着しておくと0.77倍の広角がかなり使い勝手良くて、撮りまくりをしてしまうんですが、後から帰ってきて、写真を見てみると、広角が撮りやすすぎて、なんでもかんでもワイド撮影してしまっていて、ちょっと映像の歪みが多いものばかり。あともうちょっと工夫して画角を考えなきゃなぁ、というシーンが多かったりもしています。便利だからと多用してしまうと、記録写真的なものが増えてしまうのが、ちょっと考え物でした。(^_^;)
ワイコンの使いどころはもうちょっと考えないといけないですね。
詳しくは次号の当店メルマガでお話ししたいと思います。
さぁ、次は横浜までの道中なんですが、次もまた、サイバーショット「DSC-T100」を持ってきたいぞ!!
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