【新製品】AIプロセッシングユニット搭載のCinema Line『FX2』プレスリリース
ソニーから映像製作用カメラのフルサイズモデルとして新機種「FX2」が発表になりました。
こんにちは、店員佐藤です。
映像制作向けのカメラでプロフェッショナル向けのCinema Lineシリーズに新型モデル「FX2」が発表になりました。このモデルの立ち位置としてはフルサイズセンサー搭載のFX3の弟分、APS-Cセンサー搭載のFX30とほぼ同じ立場になるカメラで、これからプロを目指そうとするクリエイターさん向けのモデルになります。
APS-Cセンサー搭載のFX30と横並びになって、こちらは4K/120Pなどのスローモーション撮影が出来ない代わりにフルサイズセンサー搭載で、フルサイズとSuper 35mmでの撮影ができるモデルとなります。
プロ向けのカメラとして装備しているログ撮影機能では「Cinema EI」などのモードを搭載。このあたりがデジタル一眼カメラ”α”と大きく変わる点になります。
初期設定でPP11のS-Cinetoneが設定されているのもソニー”α”シリーズとしては初めてのモデルになります。
クリエイティブルックも搭載しているのですが、そちらにはFL2、FL3という新しいモードも搭載されています。FLはフィルムルックの略になりますがFL2はよりコントラストの高い映像。FL3は低いコントラストの仕上げになるそうです。
アナモフィックレンズという横方向を圧縮して撮影出来るレンズを装着した際もそれをデスクイーズ表示する機能を搭載。これはFX3、FX30などと同等になります。
従来モデルでは「スロー&クイック」という撮影モードを搭載していましたが、それがなくなり「FPS設定」という項目で録画するフレームレートを決定します。
これにより「動画モード」と「S&Q」モードが一体になり、撮影設定を自分で気を付けて統一しなくても、動画と同じ設定でスローモーション、クイックモーション撮影ができるように進化しています。
底面にはこれも”α”シリーズで見ることがありませんが2つのネジ穴を装備しており、プレートに固定する際に軸がずれないよう設計されています。
そしてCinema Lineシリーズでは初めてAIプロセッシングユニットを搭載しています。
”α7R V”で初めて搭載されたAI被写体認識機能がついにFXシリーズにも搭載されます。
ダイナミックアクティブ手振れ補正も搭載し、プロ向けのCinema Lineカメラとして全部載せみたいなカメラになっています。
センサーは3300万画素センサーでメカシャッターも搭載しています。カメラ性能としては”α7C II”に近い性能を発揮します。
そして、これもシリーズとして初めて、静止画のS-Log撮影に対応します。動画撮影時に、効果として静止画撮影を行い、それを動画編集ソフト上で、動画と一緒にグレーディングすることができるカメラとなります。
また静止画自動切り出し機能を搭載しており、動画撮影時にアサインしたシャッターボタンを押してショットマークをつけることで、動画データの記録時に最後に静止画の書き出しも一緒にしてくれます。
新機能、満載です。
昔、ハンディカムにも搭載されていたチルト式の電子ビューファインダーも搭載されています。アイポイント33mmで、やや離れたところから見ても全体像が見えるのと、0.7倍というファインダー倍率は動画向けのものとなります。
アイカップは左右どちらの向きにも装着出来るそうで、左右どちらの目でものぞくことができるとのことです。
ホーム画面は「BIG6」と呼ばれる、CineAlta VENICE2と同じ画面になっており、タッチ操作でこれらの設定を変更可能。
シャッタースピードのところが⊿のマークのついた「⊿72.0」という表示になっているのですが、これはシャッター角度設定というもの。シャッタースピードとは違いフィルム映画の世界で使われていた「ロータリディスクシャッター」の表現をしています。
FX2ではデフォルトで「シャッター角度設定」になっています。1フレームの間にどれだけシャッターが開いているのかを設定するシステムになっていて、通常は180度で設定。これは30フレームで撮影する場合はシャッタースピード1/60にするのと同じ意味になります。これを60フレームで撮影する際には自動的に1/120秒のシャッタースピードに変更されるというものになっていて、映画業界のカメラではこれが主流なんだとか。
というかフレームレートの半分の1/シャッタースピードに設定するというのは、シャッター角度設定180度から来ていたんですね。これだとスローモーション撮影やクイックモーション撮影でフレームレートを変えた際もシャッタースピードの計算をしなくて済むようになります。
ボディ内蔵空冷ファンも搭載しており、今回はボディ背面でファンが見える仕様になっているそうで、より冷却性能がアップしているようです。
説明によると連続撮影時間は13時間まで可能とのこと。
ソニー”α”のコンテンツサイトにもFX2が登場しており、このカメラを使ってのクリエイターコンテンツが準備されています。
プロフェッショナルカムコーダーCinema Line カメラ FX2 発売前先行体験・展示について
ソニーストア店舗での展示は持ち回りとなっており、今週末はソニーストア銀座での展示からスタート。全国のソニーストアをツアーして回っていき6月30日からは全店展示になっていきます。
すべて予約制になっているので上記サイトにて詳細のご確認をどうぞ。
発売を記念してのキャッシュバックキャンペーンも発表になりました。
ソニーストアでの予約販売開始は6月3日(火)10時からとなっており、8月1日から出荷開始になる予定です。メーカー希望小売価格は416,900円(税込)となっています。
ハンドルは別売りになっているのはFX30Bと一緒。FX30と同様にこれから映像クリエイターになっていく方々と、プロフェッショナルの現場ではサブ機としての利用を想定しているモデルとなります。
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Cinema Line カメラ ILME-FX2 |
メーカー希望小売価格: 416,900円 税込 |
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![]() 6月3日(火)10時より予約販売開始 |
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発売日 | 2025年8月1日 | メーカー商品情報ページはこちら | ||
延長保証 |
5年ワイド:**円(税込)
3年ワイド/5年ベーシック:**円(税込) 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ | |||
テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
業務用マイク「ECM-XM1」取り扱い
ご成約記念品プレゼント テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
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