フラッシュ『HVL-F20AM』プチ店員の声

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厚さ24mmの薄型コンパクトフラッシュの「HVL-F20AM」の実物サンプル機を先ほどさわらせてもらってきました。これ、正直かなり使いやすいです。買いです。これ。

フラッシュの様子をちょっとお伝えしたいと思いますが、簡単ですよぉ。これ使うの。

 

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まず、デジタル一眼レフのフラッシュって、なんか普通のフラッシュライトと違ってえらい難しそうなんですよね。たかがフラッシュなのに、いろんなランプがついていて、ちょっと取っつきにくそう。ただ、フラッシュを使うためだけになんかいろんな事を覚えなくちゃいけないような気がするし、大体、フラッシュ使うと不自然な写真になることが多いので、フラッシュは嫌い、使わない、という方もいらっしゃいますが、いやいや、そうではありません。フラッシュをきわめてこそのα写真路です。

この新発売の「HVL-F20AM」は使いやすいですよ。使うときはこうしてアタッチメントを立てるだけ。これで電源オンで使用準備完了です。(本体側の設定もしなくてはいけないんですが、それは別に内蔵フラッシュと同じです。)

使わないときはボディ側に折りたためばそれで電源オフ。これだけです。

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ただ、ちょっとした調整項目はあります。フラッシュ部をよく見ると左側につまみがありますが、これは光を拡散させるための拡散板の使用の有無を決めるためのものになっています。今は正面フラッシュで光拡散板を使うときの状態。光拡散板をダイヤルを回して後ろに持って行くと、直接フラッシュ部が出てきて、より遠くに光が届くことになります。

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向かって右側にはスライドスイッチがあります。これがフラッシュを正面にするか、上方向75度にするかを設定するスイッチ。上方向75度にフラッシュをたいて撮影することを「バウンス撮影」と言います。天井に光を当てて、天井全体を光らせて、柔らかい間接光を被写体に届かせて、より自然な撮影するために使います。

昔、実験したことがあるので、ちょっとその違い、様子を見てみましょう。

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まずはこれ、フラッシュなしで撮影した写真です。効果がわかりやすいようにちょっと部屋の明かりを落として暗くして撮影しています。不自然になるのがいやだから、ということでフラッシュを使わないで撮影している写真、見た目通りの写真というのがこういう写真になります。

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直接フラッシュ光をあてて、撮影すると、明るく撮影ができることはできるんですが、AIBOのあごの下に暗い影があったり、こちら側全面に光が均一にあたるため、のっぺりした写真になります。

こういう不自然な光のあたり方が嫌いだから、ということでフラッシュを使わないという方はかなり多いはず。私もちょっと前まではそうでした。

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で、最後の3枚目は「バウンス撮影」をした写真です。フラッシュを天井にあてて反射させることで自然な影ができているのと、ほとんど真っ暗に近い場所で撮影しているにも関わらず、ちゃんとした色も出ているし、何より自然に映っています。

そう、フラッシュの使い方が上手い人は、フラッシュの存在がわからないようにフラッシュを使うんです。よく見るとAIBOの顔の反射の仕方が違っていて、3枚目は天井全体が光っていることがわかります。一点からの光ではなく、天井全体を発光させることで柔らかい影が出るようになりました。

でもこの3枚の写真を見比べたら、誰だって3枚目の写真がよい!って思えますよね!(意図的に暗い写真を撮りたい、という場合は別ですが。)

こういうバウンス撮影ができるのが、外付けフラッシュの利点なんです。

 

ちなみにフラッシュってただ光っているだけではありません。このモデルではADI調光方式と言って、プリフラッシュして帰ってくる光の量と、カメラのフォーカス距離を測って光の量を調整することをしています。バウンスではなく直接光を当てても、極力目立たないような撮影をするように工夫されています。

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ということで、電源のオン・オフ、バウンス撮影、拡散板の有無というこの3つの操作だけでシンプルにできているのがこのフラッシュ。これもデジタル一眼レフαを使いこなす一助になりまくります。

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唯一、ちょっと困ったちゃんなところは、このスイッチを兼ねるシュー部分。カメラとの通信はしているはずなのに、こうしてカメラから外した状態で、スイッチを入れても電源が入ってしまうんです。

運搬時にこれを外して運ぶときはちょっと、このスイッチ部分の扱いには注意です。もっとも付属品にケースがついてくるらしいので、それにしまえば問題は起こらなさそうですが。

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それと電源は単4電池2本です。他のフラッシュでは単3電池4本を使ったりするんですけど、電源もコンパクトです。アルカリ電池ではもったいないので、サイクルエナジーブルー電池とかを別途用意しておきたいです。

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光量を表すガイドナンバーは20。内蔵フラッシュは12だそうで、より強力なフラッシュを使えることと、やはりバウンス撮影ができるというのが大きなメリット。昨日、製品発表されたときから、チェックしていましたが、このシンプル機能は本当に魅力的。

この薄型ポケットサイズのフラッシュがソニースタイルで12,285円です。これも最初はモノすごい争奪戦になりそうです。発売は7月の予定となっています。これだけちょっと発売が遅いんです。

 

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