ソニーヨーロッパで新型のVAIO Tシリーズが販売開始
5月2日にソニーヨーロッパで発表になったVAIOの新シリーズ「T Series」がヨーロッパのソニーストアで販売開始になっていました。
連休中、当店blogでももっともアクセスの多かった記事でしたので、その様子を簡単に紹介したいと思います。
5月2日に発表になった新シリーズの「VAIO T Series」ですが、まだ日本国内での発売については公式発表はありません。あくまでもヨーロッパでの製品発表、製品販売についてのお話になります。この件で当店、およびメーカーさんへお問い合わせをされることはお控えください。
さて、発表になったのは13.3型モデルと11.6型モデルの2機種。
仕様表が公開されているのは13.3型モデルのみで11.6型モデルについてはまだ公開されていません。気になるのは本体重量なんですが、くまなく探したつもりなんですが、まだ11.6型モデルの重量についての記載はありません。こんなに本体重量を気にするのって日本だけなんですかね?(^^;) なお、公開されているデータでは新VAIO Tシリーズの重量は約1.6kgとのこと。ソニーヨーロッパのページでVAIO Zシリーズの重量が約1.46kgという表示になっているので、Zシリーズと比較するとやや重いことになります。
13.3型と11.6型の見た目のディスプレイサイズの違いは上記の画像の通りになるので、イメージとしてはやはりVAIO type S(もしくはtype Z)とVAIO type Tという感じなんでしょうか?
こちらはボディサイドの画像です。メディアドックと接続するための専用端子がついていないVAIO Zという感じ。メモリーカードスロットがSDとメモリースティックの共用になっているくらいで内容はVAIO Zとほぼ一緒。
プラットフォームはSandy bridgeのままで新しいIvy bridgeの採用にはなっていないようです。
賞品ページの説明を読んでいると、比較的大きく場所を割いて説明しているのがハイブリッドHDDについて。
ハイブリッドHDDというのはアクセスの遅いハードディスクにくわえて高速アクセスが可能なSSDも内蔵。SSDをキャッシュとして使うことによりデータのやりとりをなるべく高速化させるというものになります。大きなデータの読み書きがなく、SSDのキャッシュに搭載されたデータをやりとりするだけならHDDのディスクを回転させることもないので省電力に使えるというもので、価格を安くするメリットもあります。
これがSSDの他に選択できるようになっています。VAIO ZがSSD専用マシンになっていますので、それに対してVAIO Tシリーズは価格を下げられる方向へのチューンも可能、という見方ができます。
11型モデルがVAIO T11となっており629ユーロ~。13.3型モデルがT13シリーズになっていて679ユーロ~という価格設定になってます。
現時点で1ユーロが103.56円なので、これをそのまま計算してしまうと11.6型モデルが約65,140円~。13.3型モデルは約70,318円になります。
だいぶ安いモデルになっているのがわかります。
こちらが日本のソニーストアでいうところのオーナーメード注文のカスタマイズ画面なんですが、629ユーロからのスタートになっています。プロセッサーは固定で超低電圧版のCore i3-2367M 1.4GHz搭載。それとマイクロソフトOffice 2010 Starterというのが標準でインストールされていて、これははずせないオプションになっている模様。
これに4GBメモリー、320GBのハイブリッドHDD搭載モデルで629ユーロです。
こちらがその仕様表。うーん、やっぱり重量についての記載はありません。
ボディカラーの選択もシルバーのみとなっていました。
こちらがストレージ選択です。320GB、500GBのハイブリッドHDDには32GBのSSDが内蔵されるようです。それに加えてSSDが3種類用意されていますが、デュアルやクアッドSSDにはなっていなくてシングルでの搭載。
ディスプレイも1366×768ドットのみで、より高解像度のディスプレイは用意が今のところはないようです。
ということで、8GBメモリー、512GB SSDを搭載してみたところで計算したのがこちら。1569ユーロ、日本円で約162,487円となります。
うーん、どうやら新シリーズのVAIO Tシリーズなんですが、このままの状態で日本でも発表になるとしたらVAIO SBシリーズのドライブレスモデルという感じになるのかも。
VAIO PもVAIO Xもそうですが、一度シリーズって途切れると別のモデルになることがありますので、今回のVAIO Tシリーズもそういうことになるんでしょう。それでも「Tシリーズ」です。ソニーストアでのカスタマイズ項目に期待をかけてしまうんですよね。
ゴールデンウィークも明けたし、ここから新製品の発表がはじまるはず。期待して待ってみましょうね!
☆ソニーヨーロッパ「Laptops & all-in-one desktops > T Series」
☆当店blog 12.5.2「ソニーヨーロッパにてウルトラブック『VAIO Tシリーズ』がプレス発表!」
VAIO SZ&Z
2012年5月7日 @ PM 12:28
11型はバッテリー装着時で1.42kgのようです。http://www.sony.de/prloduct/vn-t-series/svt1111m1e
店員佐藤
2012年5月7日 @ PM 12:50
♪VAIO SZ&Zさん、こんにちは。
リンク先のページは見ることができませんでしたが
1.42kgでしたら、VAIO Yシリーズの約1.46kgと
ほぼ同じくらいというイメージになりそうです。
仕様によっても変わってくるでしょうし、まだ正確な
ところはわかりませんが。。。
情報、ありがとうございます。
VAIO SZ&Z
2012年5月7日 @ PM 1:46
上のアドレスに余計な文字が入っていたようです。正しくはhttp://www.sony.de/product/vn-t-series/svt1111m1e
失礼しました。
店員佐藤
2012年5月7日 @ PM 2:07
♪VAIO SZ&Zさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
こちらでも確認させていただきました。
バッテリースタミナがT11だと7時間になって
しまうのも発見しました。VAIO Yが5.5時間
なので、VAIO Yにはスタミナ&重量ともに
性能で上回っていそうです。
VAIO SZ&Z
2012年5月7日 @ PM 4:33
先程のドイツのサイトだと13型でもバッテリーは9時間ではなく7時間と表記されているのでひょっとすると誤記かもしれません。どうなんでしょうねえ?
http://www.sony.de/product/vn-t-series/svt1311m1e
店員佐藤
2012年5月7日 @ PM 6:06
♪VAIO SZ&Zさん、こんにちは。
なるほど、国によって計測方法が違っている
可能性もありますね。
いずれにせよ日本発表を待たなくては正確な情報は
わからないんですが、こういうのを推測するのも
楽しいんですよね。
iTaLiA
2012年5月10日 @ AM 2:23
あえてどなたも触れないのか、あるいはこの場では言いづらいのかもしれませんが、このモデルはこれまでのTやZ、Sとの比較・後継と考えるよりは、MacBook Airの対抗機と考えた方がいいですね。サイズといい、色といい、そのまんまって感じです(笑) ヨーロッパ先行での発表、11インチもTの変形サイズをやめて日本では現時点で未発表というのも、これまで主なターゲットは日本のモバイラーという感じもあったTとは異なるコンセプトになったと思います。
Windowsノート出している各社がMacBook Airへの対抗上Ultranoteへの対応が早かったのに、VAIOは事実上、これが最初なのだけど、満を持して発表したというよりも、やっと開発できたという感じがしなくもないです。特に重量について、光学ドライブが内蔵されてないのになんでこんなに重たくなるのでしょう? Ivy Bridgeの不採用は、バッテリー時間や熱との関係もあるでしょうが、スペック的にはAppleが1年前にできたことをやっと後追いしているという感じで、先進的だったVAIOはどこにという感じがします。
それでも、バッテリーをスリープ状態で90日保持できる機能はやっと戻って来たかという感じですね。この点は元々Type Tは優秀だったのに、TZあたりからダメになりましたね。同じモバイル機で初代Type Pはさらにひどくて、スリープ中にバッテリーがどんどんと消費されることで、安心して持ち出しができないという考えられないような欠点があり、それがイヤでVAIOをモバイルで使うのをやめてしまいました。
ただ、外見・デザインでの差別化、妙にとんがった機能だけを売りにするのでなく、日常的な使いやすさを重視し、余計な機能はつけず、価格も他社と遜色ない水準にまで落としてきているのは評価したいです。
辛口なことばかり書いてますが、今は亡きSteve JobsがMacBook Airを発表したときのプレゼンで、スペックの比較に持ってきたのは他ならぬVAIO Type Tでした。それが今や完全に逆の立場に追い込まれていることを、SONYの関係各部署の方々は反省していただき、VAIOの復活に向けて邁進していただきたいです。
店員佐藤
2012年5月10日 @ PM 2:51
♪iTaLiAさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
スペック重視ではなく使いやすさを重視した設計になったのは
設計・開発が全て長野に移った2010年くらいからだと思います。
VAIO SBノートが出てきた時に伺った話なんですが、その路線で
開発されたモデルになるんだと思います。
まだヨーロッパでの発表があっただけなので、日本向けに
どんなアプローチをしてくれるのか私は楽しみにしています。
VAIO Pシリーズは後継シリーズになってからはそういう問題も
最初からなかったので快適に使わせてもらっています。
今でも私のモバイルノートはVAIO Pの最終モデルです。
こんなモバイルノート、今はないですからね。(^^)/
VAIO T
2012年5月16日 @ PM 6:22
http://www.sony.de/product/vn-t-series/svt1111m1e
こちらのドイツサイトの重量1.42kgは13インチの物だと思いますよ!
重量のすぐ上の本体サイズが13インチのA4サイズだからです。
店員佐藤
2012年5月17日 @ PM 12:55
♪VAIO Tさん、こんにちは。
本体サイズ幅が297mmでディスプレイは294mmに
なっていますね。ドイツ語だとさっぱりわからないんですが
これが13型の重量だと言うことを願っています。