ウォークマンA840シリーズ実機レビュー店員の声
今日はちょっと早起きをして、こんなことをして遊んでいました。新型ウォークマンA840シリーズの16GBモデル「NW-A845」(ブラウン)の実機をお借りすることができたので、それをベランダで使ってみました。
ウォークマンX1000ユーザーなりの遊び方で♪
有機ELディスプレイ搭載、フルデジタルアンプ「S-Master」搭載で、ウォークマン最高峰モデルX1000シリーズに迫る高音質モデルとなった新型ウォークマンAシリーズです。気になるのはウォークマンX1000シリーズユーザーであれば当然のこと。
なかでも一番気になるのがこちら。
付属のヘッドホンです。デジタルノイズキャンセリング機能として同じものを搭載している本体ですが、ヘッドホンの形が今回は変更されていて、NC22スタイルの斜めドライブユニットを使っていたX1000シリーズ(写真右)に比べて、新型Aシリーズでは縦ドライブユニットNC300スタイルのヘッドホンを使っています。
ドライバユニットは同じ13.5mmではあるものの、後発のヘッドホンユニットですから、こっちの方が音とか良いのかなぁ。。。新型AシリーズのヘッドホンをXシリーズで使うことってできるんですか?と、ソニーさんの新製品発表イベントで製品担当の方にうかがってきたんですが、ノイズキャンセリングのチューニングなどが変わっているためメーカーとしては非対応としていますとのこと。
で、実際にX1000シリーズに新型ヘッドホンを使ってみると使えることは使えるんです。短時間でしたので、あまり効果の差を試すことができなかったんですが、ようやくゆっくり試す機会に恵まれました。
ちなみに、じっくりとこうしてイヤホンを見比べてみると。。。すみません、これ、改めて見てみると、Aシリーズ、Sシリーズのものの方(写真左)が樹脂製パーツだけで作られていて、コスト的には安く出来ているような気が。。。Xシリーズに付属する従来タイプの方がアルミパーツを使っているなど手がこんでいるんですね。
で、まずは気になるXシリーズに使ってみると。。。ふむふむ、この方が重低音が強めに鳴るというか、パワフルな鳴りになる感じ。ちょうど、MDR-EX90SLからMDR-EX700SLに乗り換えた時の様な感じ。高域のノビはそのままに低音がやや増強された感じになります。
肝心のノイズキャンセリングの効果なんですが、それも特に変化はないというか、それほど効果が減じられている気もしません。試したのは我が家のベランダで電車内とかではないんですが、家の前は線路なので、電車はそれなりに音を出して走っているんです。
そこでのノイズキャンセリングの効果を比較すると特に問題がある気はしません。というか、むしろXシリーズ付属ヘッドホンの方がノイキャン効果が少ない気もするんですが。。。もしかして、この私のイヤホンって断線していたりして。(^_^;) ちょっと気になるので今度、他のひとのヘッドホンと聞き比べしてみなくては。
ちなみに新型ウォークマンA840シリーズに従来型ヘッドホンを装着する実験もしてみました。これで使うとやや低音が不足気味。デジタルアンプならではの安定してノビのある高域の音が楽しめるんですが、ややパワー不足。
ヘッドホンが低域の音を強く出せるタイプになっているので、本体側のチューニングで低音をやや弱めにチューニングしているのかも。
私のX1000シリーズはイコライザーを使ってやや低音を増強させて鳴らしていましたので、そこに新型ヘッドホンを装着すると良い感じになりました。メーカーさんが推奨しないというのは、こういうチューニングレベルの話なんですかね? いずれにせよ、純正のヘッドホンで鳴らす分にはバランスのとれている音になるよう設計されているみたいです。
そのほか、比較してみると2.8型有機ELディスプレイのA840シリーズ、3.0型有機ELディスプレイのX1000シリーズ。並べてみるとこれくらいの画面サイズの違いになります。
スペックで比較すると2.8型も3.0型もあまり違いがないように思えますが実際に並べてみると、本体の一部がディスプレイで他に操作部があるAシリーズと、本体全面が画面パネルになるXシリーズという感じで、動画を再生する時や、表示ディスプレイを見ながらの操作をするときはかなり違った印象になります。
印象が違うというと本体の厚さもかなり印象が違っていて最薄部7.2mmはすごい薄さです。タッチパネル、ワイヤレスLAN、ワンセグチューナーを搭載しているX1000シリーズとは比較してはいけないんですけど、感覚的には半分くらいですね。
X1000シリーズユーザーとして負け惜しみを言うとするならば、ボディが厚い方がなんとなくパワフルに音が鳴るような気がする、なんてところでしょうか?(^_^;)
実際に外見を比較するとノイズキャンセリング機能のハードウェアスイッチがなくなっています。電車に乗っている際にはスイッチを入れて、電車を降りて歩行を始める際には安全のためノイズキャンセリング機能をオフにしている私としてはこういうところが、ちょっとクラス下を感じさせる部分だったりします。
それと、X1000シリーズを使い慣れてしまっているもので、ついつい、これをやるようになってしまいました。(^_^)v そう、タッチパネルになっているのはX1000シリーズだけなんですよね。たった5ヶ月くらいではあるんですが、すっかりタッチパネルに慣れてしまって、ハードウェアスイッチを触るのに、こんなに違和感を感じるようになってしまうとは。。。
今年の春まではウォークマンのA800シリーズを使い込んでいたのに、信じられません。
情報量が多い割にスクロールがなめらかでスピード感があるのもX1000シリーズ譲り。曲の再生中にオプションボタンから「クリアステレオ」「ダイナミックノーマライザー」などへのアクセスができなくなっている代わりに歌詞表示、DPC(スピードコントロール)などの項目が増えています。
おそらく一度にアクセスできる機能の数に制限をかけているんで
しょうけど、こういう所をみると、音楽に特化したX1000シリーズ、多機能なAシリーズという印象。
まだ試作品なので、製品版と一部仕様が違っている可能性があるんですが。。。背面をみると製品型番、シリアルナンバーなどがシールではなくて印刷されていました。ここはX1000シリーズ、負けた、って感じです。
従来モデルとは違い、前面パネルは素材を含めてツートンなデザインになっています。しっかりと素材感の違いを出すために溝まで入れているそうで、すっきりデザインのX1000シリーズとはここでも差がある感じでしょうか?(X1000シリーズジェラシー、そろそろしつこいですか?)
他、こうして歌詞表示ができる「歌詞ピタ」機能も新搭載。あいにく、歌詞をつけるためのソフトウェア「x-アプリ」が付属していません。製品版にもどうやらSonicStage Vが付属して、あとから自分でWEBから「x-アプリ」にバージョンアップするようです。
GReeeeNのキセキが歌詞付きで入っていたので、カラオケとかも試してみたんですが、別にこれでカラオケ遊びをするというよりは、音の響きとして耳から入ってきていた歌詞に意味があることを目で追って確認することができるというのは楽しいかも。
自分の好きな曲でこれができると楽しいんだろうなぁ。。。開発者の方たちもこの歌詞ピタを絶賛していたので、なんとか自分の持っている曲でこれを試してみたいです。
曲再生のオプションからは外れてしまったクリアステレオ、ダイナミックノーマライザは、ホーム画面からアクセスする設定>音楽設定にありました。ワンセグ、タッチパネル、無線LAN以外の機能は不足なく搭載されていて、これで16GBモデルが23,800円です。これはお買い得ですねぇ。
ということで、朝のコーヒーを飲みながら新型ウォークマンでひとときを楽しんでみました。素材感の伝わるデザインとのことでしたが、確かにこの薄さ、素材感なので、今までと違って金属感ではなくガラスを持って歩いている感じがしました。
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