みんなの地図2のPE測位精度を向上させよう!
月末業務で、それどころではないんですが、気になってしょうがない「みんなの地図2」。まだ全然いじっていないんですが、PlaceEngineの使い方でちょっとコツがあるみたいなので、簡単にご案内。
見てみると、説明書にもしっかり書かれているので、別にわざわざ、ここでご案内する必要もないんですが(^_^;)、流れだけ、流れだけご案内したいと思います。
今回の「みんなの地図2」には前作と違い、GPS、もしくはPE(PlaceEngine)を使って自分の場所を測位することができます。特に目玉はPEと表記されるPlaceEngineの方で、身の回りに飛んでいる無線LANの電波を使って自分の場所を特定します。
無線LANには位置情報の発信などはされていなくて、MACアドレスというワイヤレスLAN機器固有の信号があるくらなんですが、これを位置情報に利用してしまおう、というのが、ソニーさんの「PlaceEngine」の仕組み。
人間が特定の場所でWLANの電波を取得。それに位置情報を加えてサーバーに登録し、そのサーバーに蓄積された情報を使って、今度は逆に場所を特定しようって作業をしています。一度サーバーに位置情報を蓄積しないと使えない、というところがキモ。これがあったので、ソニースタイルさんの7周年記念イベントでは「電測大会」などが開かれていたってわけです。
さて、そんなわけで、今まではデータを蓄積する一方だったPlaceEngineだったんですが、そのデータベースをようやく利用するときが来たって訳です。
早速、利用してみましょう。
まずは、PSPのマップを出して、そこでスタートボタンを押します。マップメニューが出るので、ここで測位機能を選択。
測位するためのメニュー項目がでます。WLANが近くになさそうなときは「GPS」。逆に衛星の電波が捕まえられない室内などでは「PE」を選択します。このハイブリッドで測位ができるところが偉い! ここではウチの事務所の室内で試すので測位方法を「PE」にしておきましょう。
これで現在位置を測位すると。。。
はい、今、測位しています。待つこと5秒くらいですかね? GPSと比べると、かなりのスピードで位置を特定してくれます。
で、場所が出たんですが。。。ん?ここはどこだ?って、あ、これ、ウチが引っ越しをする前の麹町じゃないですか!?
実は説明書に書いてあったんですが、UMDディスクに収録されているデータは07年1月までの電波情報なんだそうです。なので、これは昨年12月以前にPlaceEngineに登録された、ウチのワイヤレスLANの情報を元に、位置を割り出したってことになりそうです。
そう、ワイヤレスLANはこうして引っ越しされると、精度が思い切り下がるんですよね。
で、ここで正しい位置にカーソルを移して、○ボタンを押すと、なんかPEログ保存とかいう、それらしいメニューが出てきます。
ここでPlaceEngineログを取得しますか?とか聞いてきますので、取得すると、このデータがメモリースティックに書き込まれます。
これで、次からはPE計測すると正しく四谷を示してくれるのか?っていうと、これはそんなことには利用できないんです。ここではログを取得しているだけ。ここで入力したデータはPSP単体では反映されないんです。
で、ここで登場するのが。。。
はい、ペタマップなんです。これはログインした後の画面なんですが、ここではっきり言っておきましょう。ここから先のペタマップの利用ですが、ID登録してログインしないと何もできません。「みんなの地図2」を、しっかりと使いこなすにはペタマップの利用が不可欠です。
悪いことは言いません。ペタマップに新規会員登録しましょう。
で、たぶん、この画面はログインしなくても見られるはず。まずはここで概要を読んでいただきたいんですが。。。とりあえず、先に進みますね。
ペタマップに会員登録して、利用できることってかなりあるんですが、ここでは「PlaceEngine」の精度をあげる方法だけご案内します。
ログインしてから上部メニューの一番右にある「PlaceEngine」という項目をクリックすると、PlaceEngineのマッピングデータダウンロードページに入れます。詳しくはそのページをしっかり読んでいただくしかないんですが、ここで先ほどのPlaceEngineのワイヤレスLANマッピングデータの最新版をダウンロードすることができます。
PCにダウンロードができたら、そのファイルを案内に従って、メモリースティックDuoの中にフォルダを作って所定の場所にファイルを置きます。
このあたりの操作は自動ではなく、全部手動。ダウンロードするファイルは今日の時点では16MBほどのサイズになっていました。案内の通りにメモリースティックDuoの中にコピーして、再度PSPへ差し込みます。
で、このダウンロードの案内と一緒にデータのアップロードの案内もあるんですが、実は先ほどの「PlaceEngineログ」というのはここで使うんです。これもメモリースティックDuoのどこにしまわれているのか案内があり、これをアップロードすることで、先ほどの自分で作ったログをPlaceEngineのサーバーに送ることになり、その後、データが反映されたマッピングデータをダウンロードすると、自分で入力した「PlaceEngineログ」が、自分のPSPで使えるようになるわけです。
まさに、みんなで作るマッピングデータシステム。これこそ、本当の意味で「みんなの地図」ってことになるわけです。
で、実はソニースタイル7周年イベントの参加準備で、当店のある四谷界隈については3月からワイヤレスLANの電測をしまくっている状態。何度も測位しているので、もしかしたら日本で一番精度が高い地区なのでは!?と思えるくらい。
先ほどダウンロードしたマッピングデータを使って、再度PE測位してみると。。。
はい、今度はバッチリ、当店の場所を正しく指してくれています。
おそらく、ここから四谷の駅までの間はかなり精度の高い測位ができるはず。これから帰宅途中に試してみたいと思います。
ということで「みんなの地図2」なんですが、PlaceEngineの測位精度を高めるためにも、まずはペタマップの会員登録。それとPlaceEngineのマッピングデータのダウンロードです!!
ダウンロードデータは現時点で16MBありますので、メモリースティックDuoは少なくとも32MB以上のものを用意しましょう!!(って、今時、そんな小容量のメモステを使っているのは私くらいかな?)
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・07.3.16「首都東京の巨大地下街を『電測』せよ!を攻略しよう!」
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・07.3.18「現在、電測中」
・07.3.26「電測大会のイベントレポート掲載」