超望遠ズームレンズ【SEL100400GM】&テレコンバーター【SEL20TC】完全レビュー

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フルサイズEマウントレンズ「SEL100400GM」に関する当店の記事をまとめたページになります。機能や実機の様子、実際に「SEL100400GM」で撮影した店員による作例などをご覧いただけます。

1.「SEL100400GM」の機能まとめ

2.「SEL100400GM」詳細

3.テレコンバーター「SEL14TC/20TC」

4.「SEL100400GM」「SAL70400G2」「LA-EA3」撮影比較

5.店員が実際に撮影した「SEL100400GM」作例

6.レンズ購入前に!ソニーストアおすすめサービス

7.テックスタッフ店頭購入特典

 

■「SEL100400GM」の機能まとめ

  • 妥協のない光学設計と高速・高精度なAF駆動により、シャープな描写を実現した超望遠ズームレンズ
  • G Masterの高い設計基準を満たす新規光学設計により、ズーム・フォーカス全域での高い解像性能を実現
  • G Masterならではの美しいぼけ描写
  • フローティング機構の採用により、最短撮影距離0.98m、最大撮影倍率0.35倍を実現。近くの被写体もシャープに描写が可能
  • 被写体のとっさの動きにも対応する、フォーカスレンズの素早い動き出しを実現
  • ピントを合わせ続ける追随性に優れたAF駆動
  • 動画撮影に適したAF駆動
  • 質量約1,395g(三脚座除く)を達成。軽量なEマウントボディと良好なバランスで、安定した撮影をサポート
  • フィールドワークをサポートする優れた操作性
  • 手持ち撮影時に便利な光学式手ブレ補正機構を搭載。流し撮りに効果的なMODE2も選択可能
  • ズームリングの回転の重さを調整できる、ズーム操作感調整リング搭載
  • 脱着式三脚座を採用
  • レンズ最前面にフッ素コーティングを採用
  • 防塵・防滴に配慮した設計
  • 別売りの1.4倍と2倍のテレコンバーター「SEL14TC/20T」に対応

 

 

■「SEL100400GM」詳細

こちらが「SEL100400GM」の製品パッケージを開いたところです。レンズ本体と前後のキャップ、レンズフード、そしてキャリングケースがセットになっています。

400mmクラスの望遠レンズになると普通のカメラバッグには収納することが出来なくなります。レンズの購入と同時に望遠レンズを入れるための新しい大型のカメラバッグの購入も考えないといけません。カメラバッグの購入までの期間は付属のキャリングケースが役に立つと思います。キャリングケースにはベルトもついているので、当面はこれで持ち運べます。

本体にはコンティニュアスAF時でもピント位置を固定できるフォーカスホールドボタンを搭載。フォーカスホールドボタンはボディでのカスタマイズにより、好みの機能を割り当てることも可能です。スポーツ撮影で「瞳AF」を利用したい際はここに割り当てると瞳にビシッときます。

他にも、あらかじめ合焦する範囲を限定し、迅速なフォーカシングを可能にするフォーカスレンジリミッターをはじめ、PLフィルターが操作しやすい開閉式の操作窓付きフードの対応、撮影中や携行時にフードが外れたり、回転したりするのを防ぐフードロックスイッチなど、フィールドワークをサポートする高い操作性を備えています。

さらに、光学式手ブレ補正機構の内蔵により、手持ち撮影時でも被写体をシャープに捉えます。

「ズーム操作感調整リング」はズームリングの回転の重さを調整できる機能です。「SEL100400GM」の場合、レンズ筒自体がかなりの重量になるので「ズーム操作感調整リング」を「SMOOTH」にしたままだと、下へ向けたときにスルッとレンズ筒が伸びてしまいますが、「TIGHT」にすることでそれを防ぐことが出来ます。

逆にズーム操作を頻繁に行う際は「SMOOTH」にすることで手に負担をかけずに撮影が行えます。

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“α7III”+SEL100400GM F36 1/8 ISO100

手振れ補正スイッチの下には「MODE」切り替えボタンも装備しています。1と2を切り替えて使うのですが、通常は1にして利用します。

2は流し撮り専用モードで、シャッタースピードを遅くして被写体に合わせてレンズを振り、風景のみを流すような撮影をする際に、流している横方向については手振れ補正をキャンセルして、上下動のみ手振れ補正を行う、ということをしてくれます。

これを使うと、流し撮りの際に波打ってしまても、すっと横一直線へ補正してくれます。自分の腕が上がったと錯覚してしまうスイッチになっています。流し撮りをする際には是非、挑戦してみてください。

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フィルター径は77mmです。SEL70200GMやSAL70400G2と同じフィルター系になりますので、PLフィルターなどは共通して同じ径のものが利用できます。(写真はMCプロテクターを装着しています。)

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三脚座はアタッチメント方式になっており、レバーで脱着ができます。ネジを緩めて根元にあるボタンを押すと簡単に外すことが出来るので、三脚装着しているところから手持ち撮影に切り替えるときもワンタッチです。

ダイレクトドライブSSM(DDSSM)(前側)とダブルリニアモーター(後側)を採用し、高精度かつ静粛なフォーカスレンズ駆動を実現。

高い近接撮影能力はもちろん、高速性・追随性に優れたAFも実現しています。特に、メインモーターにダブルリニアモーターを採用したことにより、フォーカスレンズの素早い動き出しが可能となり、スポーツや野生動物の撮影などで、被写体の一瞬の動きにもピントを合わせられます。


超望遠ズームレンズは、クラシカルな設計ではフォーカスレンズ群が重くなり、高速AFには程遠い光学系になってしまいますが、「SEL100400GMG」ではフローティング機構が採用されており、フォーカスレンズ群を2つに分割することで各群を軽量化。高速AFが可能な光学系を実現しています。

また、2つのレンズ群を個々のアクチュエーターで完全に独立して動かすことができるため、飛躍的に収差が補正でき、ズーム全域・フォーカス全域の光学性能の底上げ、最短撮影距離の短縮に繋がっています。

近くの被写体が撮れるというのは大きな利点ですし、400mmでは最大撮影倍率が0.35倍あるため、テレマクロ的な撮影も可能です。

スーパーED(特殊低分散)ガラスとEDガラスを効果的に配置し、望遠レンズで発生しがちな軸上色収差を抑制。加えて、黒が締まったヌケの良い描写を実現するソニー独自のナノARコーティングなどの採用により、ズーム・フォーカス全域において画面周辺部まで鮮明に描写します。

ナノARコーティングはレンズの表面にナノサイズの突起を規則的に並べることでレンズ表面の境界面をなくすものなのですが、似たような技術は他メーカーさんでも用意をしているそうです。

ただそれらは、コストがかかる方法であまり規則的でなかったり、安いコストだけど効果が薄いコーティングだったりするそう。

しかし、ソニーの場合、ブルーレイディスクの生産を行なっており、その技術を応用しているため、先の丸められた突起を規則正しく並べられ、しかも低コストで実現可能になっているとのこと。

BD-R、BD-REはもともと単価を下げるための努力をしているので、その技術が使えるというのはかなりメリットになっています。この話をうかがってソニーのレンズは逆光に強い、という話の裏付けが取れた気がしました。

 

 

■テレコンバーター「SEL14TC/20TC」

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写真は2倍テレコンの「SEL20TC」です。この他に1.4倍の「SEL14TC」もあります。

購入するなら焦点距離が伸びる2倍の方が断然良いでしょう!ということはなく、倍率があがるとその分、絞りが暗くなります。テレ側の場合、SEL100400GMではF5.6になるのですが、2倍テレコンを使うとF11になります。絞り開放でF11というかなり暗いレンズになってしまうんです。

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そのため、動体を撮影するのにはちょっと難しく、野鳥撮影をするならカワセミが水に飛び込むときはテレコン無しで使い、木に止まって休んでいる野鳥はテレコンを使って撮る、といった使い方になると思います。そういう狙いで当店では2倍テレコンを用意しています。

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そして、現時点でこのテレコンを使えるのは「SEL70200GM」と「SEL100400GM」の2本だけです。他のEマウントレンズでは使えません。LA-EA4やLA-EA3などとも接続できません。

SAL70400G2とLA-EA3を使っている時にテレコンが使えれば、800mmの望遠レンズとして使えないかと思っていたのですが、LA-EA3のマウントの口にテレコンのレンズの出っ張りは入らないようになっています。

 

 

■「SEL100400GM」「SAL70400G2」「LA-EA3」撮影比較

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「SEL100400GM」と「SAL70400G2」、そしてテレコン「LA-EA3」で3パターンの撮影を行ない、解像感を比較してみます。

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手順としてはベンチに座り、50mほど離れている看板を狙って撮影します。

中心に見えるイベント情報アプリの紹介にフォーカスを合わせて撮って、ドットパーピクセルで等倍切り出ししたものが下記になります。

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こちらがSEL100400GMで撮影したものです。帰りは太陽が雲に隠れてしまい、やや暗くなっているためISO感度が結構あがってしまっています。

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こちらはLA-EA3を介したSAL70400G2のものです。それほど大差はないのですが、SEL100400GMの方がやや解像感が高い感じはします。

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そしてSEL100400GM+SEL20TCで撮影した画像です。

見ての通りですが、やはり情報量がかなり異なります。スマートフォン画面の中の文字が読めるのは焦点距離800mmで撮ったものだけです。400mmで撮影したものをどうやって拡大しても「ナノハナとウメが見ごろです」は読めません。

像面位相差AFが使えるのは”α9″だけですが”α7R2″のコントラストAFで使っても、この解像力のアップさがあるならテレコンを使うのもありですね。

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余談ですが2時間ほどの写真散歩をして、これは必須!と思えたのがグリップエクステンション「GP-X1EM」です。”α9″+SEL100400GMで約2.5kgの重量になるのですが、これを片手で持ち歩こうとすると、小指のかかりがあった方がかなり楽になります。

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さらにこのグリップエクステンション「GP-X1EM」の底面の固定ネジはクリップ部分を立たせることができます。これを立たせた状態でテーブルに置くと、こうして大口径レンズのときはカメラの底面を持ち上げてくれるのでより安定した置き方ができます。

これもSEL100400GMと、”α9″、”α7R2″、”α7 II”などと合わせて使う時には一緒に用意されると良いと思います。

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「SEL100400GM」はメーカー公表値によると最短撮影距離が0.98mとなっていて、かなり近接撮影ができるとなっています。

ではテレコンを付けているときはどうなのか、ということを試してみました。

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デジタル一眼カメラの世界では「最短撮影距離」というのを指すときに測るのはレンズの先端から被写体の距離ではありません。カメラのセンサー部分からの距離を測ります。カメラの天面を見ると○に線が入っているマークがあるのですが、それがセンサーの位置になります。そこから被写体までの距離を測ります。

小さなマスコットを置いて、カメラのフォーカスを合わせながら一番近い距離でAFが合ったところを測定しました。

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これはSEL100400GMのテレ側、焦点距離400mmでの最短撮影距離の写真です。測定したところワイド端で約95cm、テレ端で約97cmでの撮影ができます。結構、寄れるんです。

これにテレコンをつけてみると。。。

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すごいですね。SEL20TCを装着してのワイド端が約97.5cm、テレ端が約102cmでした。最短撮影距離は変わらず撮影倍率はかなりあがります。テレコンを使うとほとんどマクロレンズです。

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SEL100400GM単体でもこれだけ寄った写真が撮れました。長距離を狙う以外に、こんな使い方もできるとなると、山旅にも持ち歩きたくなりますね。

 

 

■店員が実際に撮影した「SEL100400GM」作例

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“α7III”+SEL100400GM F5.6 1/500 ISO250

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“α7III”+SEL100400GM F5.6 1/500 ISO320

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“α7III”+SEL100400GM F5.6 1/500 ISO320

☆当店blog 2018.3.27「【レビュー】α7III+SEL100400GMで撮る『桜とシマリス』 」

 
“α7III”+SEL100400GM F5.6 1/320 ISO1600

☆当店blog 2018.2.13「α9+SEL100400GMで撮る冬の野鳥」

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“α7III”+SEL100400GM+SEL20TC F11 1/1600 ISO4000

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“α7III”+SEL100400GM F5.6 1/30 ISO400 with ND100000

 ☆当店blog 2018.2.13「SEL100400GMで撮る『部分日食2019 その1』 」

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“α9”+SEL100400GM F25 1/15 ISO100

 

 

レンズ購入前に!ソニーストアおすすめサービス

ソニーストアでαレンズを購入してみようか?という方に、ソニーストアで購入することのメリットをご案内したいと思います。

メーカー直販のソニーストアでのレンズ購入というと価格が高いのでは?と思われるかもしれませんが、実は保証を視野に入れると、そうでもありません。

というのもソニーストアではかなり強力な保証サービスを付けて購入する事ができます。ただ、レンズ購入時にはちょっとしたコツがあり、それを知らないと損をしてしまうことも。そこで簡単にその内容をご紹介致します。

ソニーストアではメーカー直販ならではの保証サービスがあります。

まず通常のメーカー保証は1年ですが、ソニーストアでは「3年ベーシック保証」というメーカー保証が最初から3年に延長されたものが付いてきます。

そしてそこから有料でソニーストアの保証をさらにアップグレードすることが可能。

5年ベーシックは通常1年のメーカー保証を5年にするものなんですが、魅力なのはこちらではなく、3年ワイド保証と5年ワイド保証になります。ワイド保証は落下破損や水没などの事故の際も全額保証をしてくれる動産保険の様な保証サービスです。

たとえば撮影時に誤って手を滑らせて落下させ、外傷が出来てしまった場合はメーカー保証もベーシック保証も効きませんが、ワイド保証ならそれが無料で直してもらえます。免責金額などの設定もありません。無料で修理してもらえます。

盗難や、日本海溝に水没させてしまうなど、本体がなくなってしまった場合は補償されませんが、これが魅力でソニーストアでソニー製品を購入される方はかなり多くいらっしゃいます。

こうしたワイド保険が3年で本体価格の5%、5年で本体価格の10%で用意されています。是非、こちらに入って購入していただきたいところ。カメラ本体もそうですが高額なレンズもワイド保証に入れて購入できるのがソニーストア最大の魅力なんです。

初めてソニーストアをご利用になる方は保証のアップグレード料金を払ってワイド保障にすることになりますが、実は当店店頭で購入いただくと、3年ワイド保証を半額にするクーポンがプレゼントできます。

店頭クーポンは残念ながらレンズが対象外になりますが、レンズと一緒にカメラボディを購入したいという方は店頭にお越しになるとよりお得にすることが出来ます。

ではレンズ購入時に、お得にワイド保証に入るにはどうしたらよいのか、というところですが、「αあんしんプログラム」というソニーストアの会員サービスに入ってからαレンズを購入する方法があります。

αあんしんプログラムは2017年3月1日からスタートしたサービスで、入会金が3,000円、年会費が6,000円かかるサービスです。入会すると5つの特典がもらえます。

4月1日~3月31日の期間、切れ目無く会員になっていると翌年の6月に3,000円分のお買い物券がもらえるため年会費は実質3,000円。それでレンズの3年ワイド保証、5年ベーシック保証が無料になり、5年ワイド保証も半額になるのです。

ワイド保証の価格はレンズ価格に対して3年ワイドで5%、5年ワイドで10%に相当するため、15万円のレンズだと3年ワイドでも7~8千円に設定されます。

SEL100400GMなどの20万円クラスのレンズを1本購入すると、その時点ですでに「αあんしんプログラム」年会費の元が取れてしまう計算。ソニーストアでαレンズを購入するなら絶対に入会しておいた方が良いシステムになっています。

αあんしんプログラムの年会費は月払いと年払いの2種類が用意されているのですが、オススメは年払いです。

というのも、月払いにしても最低契約期間は1年なので12ヶ月分払うことになります。1年の会費は同額なのですが、1年経ったときに月払いでは自動継続になってしまうところ、年払いでは1年後に継続手続きをしないと更新にはなりません。1年経ったときに簡単に退会できるのが年払いの方ですので、当店ではこちらをオススメしています。

レンズ購入前に先に「αあんしんプログラム」に入会していただくと、月払いの場合は翌日正午以降、年払いの場合は2時間ほどで会員専用ページにアクセス出来る様になります。館員限定ページでαレンズを購入すると3年ワイドが無料、5年ワイドは半額で購入できます。

SEL100400GMは3年ワイド保証が15,000円、5年ワイド保証が30,000円に設定されていますので、これ1本で元が取れる計算です。

 

 

■テックスタッフ店頭購入特典

東京新橋にあるソニーショップテックスタッフ店頭ではソニーストア製品の店頭オーダーを承っています。当店店頭からレンズをオーダーしていただければ、感謝の気持ちを込めてソニーロゴ入り手帳をプレゼントしています。

その他にもお得な購入特典をご用意しています。新橋にある当店までお越しになれるお客様は是非、ご利用ください。

 

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Eマウント用レンズ
G Master 超望遠ズームレンズ
SEL100400GM
ソニーストア価格:
290,380 +税
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発売日 2017年7月28日 商品情報ページこちら
長期保証サービス 5年ワイド:30,000円
3年ワイド/5年ベーシック:15,000円
3年ベーシック:無償
ソニーストア
購入特典
ソニー提携カード決済で3%オフ
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