【レビュー】4K HDR対応ハンディカム『FDR-AX700』ショールーム展示レポート

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先週土曜日からソニーショールーム/ソニーストア銀座にて展示がスタートし、今週末から出荷がはじまるハンディカム「FDR-AX700」の実機レポートです。

ソニー初のハイブリッド・ログ・ガンマを使ったHDR撮影に対応したモデルで、今までのS-Logとは違いカラーグレーディングと呼ばれる後処理無しでHDR映像を再生することができるカメラになります。

簡単に展示機の様子を紹介します。

 

こんにちは、店員佐藤です。

プレスリリースも業務用カメラと一緒のプレスリリースになっていた異色のハンディカムです。民生用モデルではありますが開発は業務用機と一緒に行われていて、通常モデルのハンディカムとは一線を画したモデルになっています。

ソニーショップの店員と言っても扱っているのは民生用モデルだけで業務機は取り扱いもないため、どんなカメラなのか興味津々。「お一人様5分まで」という案内になっていますが、すでに展示開始から数日経っているので自由に見させていただいてきました。

 

■まずはAX700とAX100の比較から

まずはサイズ比較なのですが、弟分となるFDR-AX100(写真左)と比べるとサイズはご覧の感じになります。

なんだ、そんなにサイズは違わないしデザインも共通ですね、という風に見えますが上から見ると印象が大きく変わります。

ご覧の様に右手のグリップ部の厚さが2倍以上あります。

 

■FDR-AX700の操作画面

操作系もかなり変わっていて、普通のハンディカムの様に持って液晶を開くと電源が自動で入るのまでは一緒なのですが、ここで設定変更をしてみようとすると。。。むむむ、メニューの呼び出しボタンがないようです。

一体、どこにメニューボタンがあるんでしょう? AX55とかだとタッチパネルに「MENU」の文字があるので、すぐに設定画面を呼び出せるんですが。。。

あった、あった。ありました。メニューボタンはなんと液晶パネルの向こう側。ボディ下部にあるジョグダイヤルの脇です。これは見つけるの大変です。

また、操作するときのジョイスティックもなんと右側の録画ボタンの隣です。

実際に操作するときにはこれを使うことでグリップを握ったまま右手で設定変更ができるので理にかなってはいます。なるほど、業務機のエッセンスがこういうところに入っているですね。

メニュー操作も今までに見たことの無い画面で行います。どうなんでしょう。プロのカメラマンの方がプライベートで使うカメラにAX700を購入されると同じUIなので使いやすい、とか感じられるんですかね。

記載されている項目は読めばわかるしシースルーで画面を見ながらの操作ができるので便利といえば便利。

 

■注目のハイブリッド・ログ・ガンマについて

注目のHDR撮影機能もチェックします。カメラ設定の中にピクチャープロファイルがありますので、これを選びます。

α7R2だとPP7のS-Log2まで。α7S2やα6500だとPP9のS-Log3まで選択項目がありますがFDR-AX700にはPP10が搭載されていました。今までにないピクチャープロファイルです。

ピクチャープロファイルの内容は細かく自分で設定を変更できるようにはなっていますが、通常は設定されたプロファイルのままで使うモノと聞いています。

下手にいじってしまうと撮影した時のデータがわからなくなってしまうのでS-Log2で撮るときはPP7、S-Log3 /S-Gumat3.cineで撮るならPP8、S-Log3 /S-Gumat3で撮るならPP9にしておくので、おそらくPP10もそのままで使う物になるんだと思います。

が、PP10に「ガンマ>HLG2」という項目が見えます。カラーモードもBT.2020とかありますが、そのガンマの方だけチェック。

なるほどー。HDR用のハイブリッド・ログ・ガンマですが、無印の他に1~3まであるんですね。

おそらく、無印のHLGは業界共通みたいなガンマカーブで、HLG1~HLG3はソニーオリジナルのもので明るいとき、中間、暗いときで使い分けるのかも。いじってみると露出が一瞬だけパッと変わった感じがします。

これらの「ガンマカーブ」の話をご存じない方にはなんのこっちゃ?という話になってしまいますが、ご興味ある方はお店までご来店くださいませ。簡単にご案内します。

今まではS-Logで広い色域のものを圧縮して収録し、あとからカラーグレーディングと呼ばれる調整を行い完成させていたのですが、この収録するときのガンマをハイブリッド・ログ・ガンマにすることで、再生時にカラーグレーディングをしなくてもHDRで出画させることをします。

ハイブリッド・ログ・ガンマ自体がBBCとNHKの共同で作られたガンマカーブで、生放送などでHDR収録をするためのガンマになっています。こうしたハンディカムでの収録でHDRを利用するのにも向いているんですね。

なおS-Logの時と同様に「ガンマ表示アシスト」が搭載されているので、この機能を「オート」にしておけばHDRではありませんがSDRで不自然にならない色、輝度でモニターができるようになっています。

なので、PP10を使ってもS-Logみたいな白っちゃけた薄い映像をモニターしなくても普通のハンディカムとして映像がみられます。

撮影したHDR動画はハンディカムに入ったSDカードからハンディカムを通して出力させることで4KブラビアでHDR再生ができます。HDMI接続だとHDRフラグが立った信号として受け付けられないため手動でHDR設定をする必要があるとのこと。

面倒そうなので当面はハンディカムからのUSB出力ですね。

できれば、ここでテスト撮影してファイルを持ち帰っていろいろ実験をしたかったのですが、展示されているAX700はまだ最終製品ではないようでデータの持ち帰りはできませんでした。週末には製品版が出ますので、どこかでファイルを入手して試してみたいと思います。

 

■像面位相差AFについて

FDR-AX700も1インチセンサーに像面位相差AFを搭載しています。DSC-RX10M4で思い知ったのですが、像面位相差AFを動画で利用すると変なフォーカスのボケがなくなり被写体にフォーカスがあったままとなります。

動画撮影はマニュアルフォーカスで、という話をしていましたが、もう全然問題なし。

AF駆動速度などもこうしてスピードを自分で変更が可能。

また追従させる範囲などもこうして設定できるんですね。

これはまたお借りしてリスの撮影に行かなくては。

 

■FDR-アX700ならではの機能

そして個人的に気になる「PlayMemories Camera Apps」ですが、ハンディカムには搭載されていた機種がありませんので、ま、当然、FDR-AX700にもアプリ画面はありません。

ただ、AX55にはタイムラプス撮影モードが搭載されていてアプリ無しでもタイムラプス撮影ができます。FDR-AX700にはタイムラプス撮影機能は搭載されていないモノの「S&Q MOTION」というものが搭載されています。

スロー&クイックモーションの略で、これを使うとタイムラプス撮影ができます。

フレームレートを「1fps」と、すると1秒間に1コマだけ撮影をするタイムラプス撮影ができます。これ以上長い時間に設定ができないので最長のタイムラプスが1秒間隔になってしまうんですが、1fps以外にも2fpsや5fpsなどの設定ができます。

今までの”α”ではできなかった1秒に2コマとか1秒に5コマというもうちょっと短い撮影間隔でのタイムラプスができます。撮影間隔を長くするのはコマを間引いてしまえばできるので、実はこうして撮影間隔がちょっとだけ短い撮影ができるというのは便利。

いいなぁ、これ。αにも搭載してくれないですかね。

あとはボタンのカスタム登録。「ASSIGNボタン登録」という機能があり、ここでボタンのカスタマイズができるようになっています。

カスタマイズできるのはこうしてボタンに番号が大きく振られている場所です。

なるほど、こういうわかりやすいところに「MENU」ボタンとか割り振ると良いかも。

以上、簡単でしたがFDR-AX700の実機の様子でした。撮影した録画ファイルが手に入りましたら、今度はHDRファイルの編集方法について、試してみたいと思います。

 

 
デジタル4Kビデオカメラ
FDR-AX700
ソニーストア価格:
199,880 +税
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発売日 2017年10月13日 メーカー商品情報ページ
延長保証 5年ワイド:20,000円+税
3年ワイド/5年ベーシック:10,000円+税
3年ベーシック:無償
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☆当店blog 17.9.20「3分でわかる4K HDR撮影対応のハンディカム『FDR-AX700』プレスリリース
☆当店blog 17.9.16「4K HDR録画が可能な新型ハンディカム『FDR-AX700』が海外発表」

 

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