最新アプリ『RECOPLA』を使ってみました
Sony Tablet をテレビにしてしまう新アプリ「RECOPLA」ですが、今日は午前中からこればっかりいじっています。
昨日はシステムソフトウェアアップデートがあり、インストール方法、設定方法などを中心に紹介しましたが、今日は実際の使いこなし面をレポートしてみたいと思います。
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さて、まずは「RECOPLA」って何!?というものを簡単に紹介したいんですが、詳しい紹介はソニーさんの公式ホームページでご覧いただくとして、一言で言ってしまうとソニーのBDレコーダーを使ってSony Tabletをテレビにしちゃおう、というアプリです。
対応するBDレコーダーがあり、ホームネットワークがあり、そこにSony Tablet がやってくれば、それだけでSony Tabletがテレビになってしまいます。10年ほど前にエアボードという製品がありましたが、あれのデジタル版で、機能面では10倍くらいに進化しちゃったものがやってきた感があります。
で、セッティングについてですが、とても重要な条件もあります。対応するBDレコーダーは2011年モデルのホームネットワーク機能を搭載しているソニー製BDレコーダーだけ。
こちらに詳しい対応表がありますが、Sony TabletでBDレコーダーの録画番組が再生できるのは現時点では「BDZ-AT2700」「BDZ-AT970T」「BDZ-AT950W」「BDZ-SKP75」「BDZ-AT770T」の5モデルだけになります。
2010年モデルの対応記載もありますが、録画コントロール、接続したテレビでの視聴コントロールができるだけで、一番肝心な「Sony Tablet でのテレビ視聴」機能は実現しません。対応するBDレコーダーが少ないのが残念ですが、BDレコーダー側でタブレット視聴用のエンコードをするという、すごいことをやっているので仕方がありません。
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ただ、BDレコーダーの価格もかなり下がっています。機能が対応するBDレコーダーで一番安価なモデルになる「BDZ-AT770T」(64,800円)とSony Tablet Sの16GB WiFiモデル(34,800円)を同時に買ったとしても99,600円なんです。ソニーストアのAV商品10%オフクーポンを使えばBDレコーダーは値引きがあるので93,120円!
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こちらで3,000円分のソニーポイントももらえるんです。全部合わせると実質85,584円で購入できることになります。
おそらくエアボードを買うよりも安く済むようになってると思います。(^_^)v
ネットワークに接続して使うことで、どういう使い方をするのかイメージがわかない方もいらっしゃるかもしれませんが、実際に使ってみると最初の設定さえ出来れば、あとは専用機みたいに使うことができます。
で、具体的になにが出来るかというとBDレコーダーに録りためた録画番組の視聴が一番大きな魅力。
画質は720Pというハイビジョン画質での送信をしてくれているので、しっかりとハイビジョンらしい精細感のある映像が楽しめます。従来のSD画質よりも上の質感を味わえるのはどなたにもわかると思います。
字幕などの表示を見るとはっきり、くっきりしていますからね。
仕組みとしては録画した番組をSony Tabletへの送出用にBDレコーダー内で一度映像を変換していて、720P 3Mbpsというデータ量に小さくして送っています。ビットレートがやや低めになっているので、無線LANを使った伝送でもコマ落ちなどはしにくくなっています。
無線アクセスポイントからTabletが離れていたり、電子レンジを使用するなど周りの状況によって電波条件が悪くなると電波が途切れがちにはなるので、そういう保証はしていませんが3Mbps程度であれば、ま、普通に見ることはできるでしょうね。
が、実はこの3Mbpsというビットレートが結構くせ者。
ソニーのBDレコーダーは2010年モデル以降、ERモードというのを搭載しているんですが、これが2Mbpsというビットレートでの録画をしているんです。現行モデルでのビットレートを表にしてみると。。。
DRモード | 17Mbps~24Mbps |
XRモード | 16Mbps |
XSRモード | 11Mbps |
SRモード | 8Mbps |
LSRモード | 4Mbps |
LRモード | 3Mbps |
ERモード | 2Mbps |
ということで、タブレットへの転送ビットレートよりも低いビットレートでの録画も可能になっているわけで、これで画質に影響がないんですか? というお問い合わせを今朝いただきました。
まだ、私もそこまで使い込んでいないので早速テスト。
録画しているDRモード
、SRモードなどでは特に問題もなさそうなので下位ビットレートを試してみたんですが、なるほどERモードだけはちょっとおかしいですね。(^^;)
画質字体は問題なく、解像感もはっきりとハイビジョンな画質ではあるんですが、1秒当たりのフレーム数が減っているような気がします。ワンセグ放送(15fps)ほどではありませんが、どこかカクカク、パタパタした映像に見えるので1秒あたりのフレーム数を減らして変換している気がします。
標準モードがSRモード(8Mbps)とうたわれていますので、これくらいの画質で録画をしておいた方が個人的にはよいと思うんですが、タブレット用に画質を落として録画したい、という場合もLRモード(3Mbps)を最低限にしておいた方がよいと、思いました。
あとはタブレットならではの強力な検索機能を使って、番組検索、管理ができるのが特長ということになるんですが、それをさらにパワーアップする方法がいきなり用意されています。
「レコプラボ」という機能です。
「RECOPLA」自体が正式にはまだベータ版なのですが、その中でもさらにこの「レコプラボ」は実験機能。REOPLAアプリの設定画面を出して、その2段目のところにあります。
ここで「レコプラボを有効にする」と言うチェックボックスを入れると、人名検索についてのオプションが利用できるようになります。
通常であれば「ジャンル」しか無いところに「人名」というタグができて、ここになにやらアイウエオというボックスが並んでいます。
このボックスを開くとびっくり。中に人名がどばーっと入っていて、人名リストが思い切り広がるんです。
主にテレビ出演者の名前をここでデータベース化して並べてくれているんだと思いますが、録画番組の詳細データに登場する人名が全部列挙されているってすごいですね。
これがあるなら人名検索機能を使うより、こっちから番組検索をした方が速いですよ。
それほどたくさんの番組を録画しているわけではない、当店のBDレコーダーなんですが、それでも、相当数の人名が並びます。中には「徳川家康」さんもいらっしゃるので、なにかと思えば、ウォーキング番組で徳川家康ゆかりの地を歩く、というときの人名を拾ってきたようです。
すごい、そんな人名まで拾ってくるとは。
さらに調べてみると「レオナルド・ダ・ヴィンチ」も発見。こちらはTHE 世界遺産のイタリア・フィレンツェ地区の説明から見つけてきています。
歴史上の人物名も拾ってくれるって、歴史ファンの方には便利じゃないですか?
こうして見つかった人名ですが、それをタップするとその人に関わりのある番組が右枠に表示されて、そこから再生番組を選ぶ、ということができるようになります。
しかも、この検索は1台のBDレコーダーの中だけではなく、2台、3台のBDレコーダーがホームネットワークにつながっていたら、それらを横断して探してくれる、ということをします。RECOPLAのすごさがこれでちょっとおわかりいただけるでしょうか!?
複数台のBDレコーダーが家にある、という状況は私も一度だけ経験したことがあるんですが、それをやると、どっちのレコーダーに番組を録画したのか忘れてしまう、ということがあるんですが、これならそれを気にせずに探すことができます。
なお、録画した番組ではなく、自分で撮影してきたAVCHDの動画はどうなるのかというと、当初はジャンル不明のところに入っています。AVCHD動画もRECOPLAで管理、再生することができます。
RECPLA上でタイトルを変更することもできます。従来であればBDレコーダーのリモコンを使ってテンキーでちょこちょことタイトルを入力しなければいけなかったんですが、ソフトウェアキーボードが使えるタブレットでタイトル入力ができるというのも魅力。もちろん、音声入力にも対応しているので、声で入力することもできます。
当然、ここで編集したタイトルはBDレコーダーにも反映します。
そして、これはちょっと裏技というか番組録画をするときの技になるんですが、レコプラからの番組録画操作もWEBアプリの「CHAN-TORU」というのを利用することになっています。一見、レコプラのアプリから操作をしているように見えるんですが、実はブラウザを使ってWEB上でアプリを使っているんですね。
で、その「CHAN-TORU」にアクセスできるのはレコプラだけではなく「S-Entrance for Android」というアプリからもアクセスができるんです。
これを別途Sony Tablet にインストールしておけば、番組予約の時はこちら、視聴の時はRECOPLAという使い方ができます。
これがS-Entranceの初期画面ですが、一番上にCHAN-TORUの起動ボタンがあります。ちょっとした裏技です。
で、これの機能の切替は画面一番左下にある3つボタンのウチ一番右にある「履歴キー」を押すことで切替ができるようになります。
この履歴キーはWindowsでいうところのタスクバーみたいなもので、ここに起動させたアプリを一覧で表示させることができるんです。ここをタップしてアプリを切り替えると簡単にレコプラとCHAN-TORUを行ったり来たりすることが可能。
で、これも裏技なんですが、この縦に並んでいるアプリのサムネールですが指で右にずらし
てあげると消えてくれます。
こんなにアプリを起動させちゃってるの!?という時はこれで邪魔なアプリを消してしまうことが可能なんです。覚えておくと、よりSony Tabletを使いやすく利用することができると思います。
RECOPLAはまだ昨日登場したばかりなんですが、すでにアップグレード予告が二つでています。
来週5月31日には放送中の番組をみることができるようになるアップグレードがあります。そして7月にはネットワークレコーダー「nasne」との連携ができるアップグレードも待っています。
ソニーのAV環境はこのnasneで大きく変わりそうですが、その相棒になるのが現時点ではSony Tabletです。
単純にテレビとして使える端末が34,800円で購入できて、そして、このSony Tabletで他にもいろいろな事ができるわけで、価格の安さもすごいんですが、機能面のアップグレードの期待度もかなり高いですよ。
繰り返しになりますが、まさに機能はSony Tabletが無料で新型モデルに切り替えてもらったくらいのインパクトがあります。
新橋の当店店頭ではいつでも、このSony TabletとBDレコーダーの動作をデモしています。実機の操作をしてみたい、試してみたい、と言う方は、当店店頭でも是非お試しになってみてください。
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七田幸男
2021年9月27日 @ AM 4:48
BDZ-EW1100は対応していますか?
tecstaff
2021年9月27日 @ AM 8:14
ソニーのホームページに対応表が掲載されています。こちらによると対応しているモノの再生条件があるそうですのでご確認ください。
https://knowledge.support.sony.jp/electronics/support/articles/S1206159004282?s_srch=all