デジタル一眼”α”のセンサーを見ながらクリーニング『センサークリアルーペ2キット』
今日の秘密兵器の紹介です。店頭展示中のデジタル一眼カメラ"α"のお掃除グッズで今日からこんなモノを置くようにしました。
ハクバ製の「センサークリアルーペ2キット」です。
先日、カメラの清掃について話を聞いてきました。うちのお店の店頭でもお客様がお使いのデジタル一眼カメラ"α"のクリーニングサービスをできないかな?ということでならってきたんですが、結論からいうとサービスセンサーで行うようなセンサークリーニングは店頭ではできないのですが、通常のブロアーによるクリーニングまではしっかりやりたいな、ということになりました。
で、そのセンサークリーニングの時に使えるグッズということで、こんなものを使っていたので当店でも買ってみた、というわけです。
購入したのはハクバ製の「センサークリアルーペ2キット」というもの。amazonで販売していて7,500円前後で販売されています。
同梱品はルーペがひとつと、それに使う単4電池2本、ブロアー、センサークリア2という内容になっています。
ブロアーもセンサークリア2も特に必要ではなかったんですが、このルーペというのが秀逸。
ルーペの形状はこんなものになっていて、付属の単4電池2本でLEDランプが点灯する仕組みになっています。
これをデジタル一眼カメラ"α"のレンズをはずしてマウントにあててルーペでのぞき込んで、センサーについているホコリをチェックします。
のぞき込んでみると、これがよく見える。LEDライトのおかげでちょっとしたセンサーのゴミも浮き上がって見えて、それをルーペで拡大すると、肉眼では見えないほこりまで全部見えます。
これはすごい威力。
しばらく掃除をしていなかった"α6000"で試してみると一面に細かいほこりが見つかります。
※こちらの写真は店頭デモとして、ブロアーでゴミを飛ばせる状態を見てもらうためにルーペで見ながらブロアーを使っています。本来はブロアーを使う際はカメラを下向きにして行います。上記の使い方を推奨しているものではありません。誤解のないよう、ご注意お願いします。
これをルーペで覗きながらブロアーで吹き飛ばすkとができるんですけど、吹き飛ばすと、そこにまた新しいホコリがついてきて。。。というのを繰り返す事になります。ホコリの多いところでブロアーを使ってもだめなことがよくわかります。
これを使いながらセンサー表面のゴミをクロスなどで拭ければ良いのですが、販売店の店頭でそういうリスクを負うのはちょっと危険過ぎるという結論です。
というのも、このセンサーの表面には「ローパスフィルター」というものがあり、そこをホコリで万一キズをつけてしまった場合、もうあとはフィルターを交換するしか方法がなくなってしまいます。
フィルターだけの交換であれば、まだ数千円+技術力で済むのですがモデルによってはフィルター交換ではなくセンサーごと交換をしなくてはいけないモデルもあり、そういう場合は修理代が数万円に及んでしまうケースもあるとか。
販売店のみならず、ユーザーさんでも同様で、ブロアーで飛ばないゴミというのはセンサーに固着している可能性があり、そういうものに限ってクリーニングするとキズをつける可能性が高くなる、というのも考えられます。
センサークリアルーペと、ブロアーを使ってセンサー清掃をして、それでも残ってしまうゴミに関しては、サービスセンターへ持ち込んで清掃をしてもらってください、ということになります。
市販のセンサークリーニングキットなどもありますが、それらを使っても安全にクリーニングができる保証はないので、ソニーとしてはセンサー清掃はブロアーまで、というのが公式な見解になります。
当店でも同様です。
センサーのゴミが気になる際は、当店店頭でこちらのルーペでチェックいただき、ブロアーでゴミを飛ばしてチェックして、それでも取れないゴミに関してはサービスセンター扱い、ということにさせていただきます。
ちなみにセンサークリアルーペですが、すごい見やすいですよ。本当に細かいゴミまで全部見えます。
それほど高いアクセサリーでもないので、カメラを複数お持ちの方は購入して使ってみても良いかも。
当店の店頭でもご利用いただけますので、一度試してみたい、という方は当店店頭までどうぞ。
HAKUBA センサー クリア ルーペ 2 キット KMC-SC2KT
- 出版社/メーカー: ハクバ
- メディア: Camera