【レビュー】これはtype Rの再来か!? Core i9搭載『VAIO S15 ALL BLACK Edition』実機レビュー
今年の春にモデルチェンジしたばかりの「VAIO S15」がリフレッシュモデルチェンジをしました。基本的なスペックは変わりませんがプロセッサーを第9世代のものに載せ替えており、さらに8コア Core i9プロセッサーを搭載したスペシャルモデル「VAIO S15 ALL BLACK Edition」が登場しました。
早速、実機をお借りすることができたのでベンチマークをとってみました。このモデル、すごいことになっています。
こんにちは、店員佐藤です。
「VAIO S15」は光学ドライブも搭載したオールインワンPCです。ソニー時代はPC初心者向けのモデルという位置づけでしたがVAIO(株)になってから一変。デスクトップPCが搭載する標準電圧版のHプロセッサーを搭載するようになり、デスクトップPCばりのパフォーマンスを持ったオールインワンPCに変身。またSSDとHDDのデュアルストレージ構成が選べるモデルとなり、写真や動画編集などの創作活動をするのに非常に便利なノートPCになっています。
今年の5月にフルモデルチェンジして新筐体になったのですが、その際には4Kディスプレイを選択可能にするなど、デジタル一眼カメラ”α”の写真現像、また4K動画の編集などに、より威力を発揮するマシンとなり、今年の春には当店でも大ヒットモデルになっています。
購入されるスペックもほとんどの方がCore i7、32GBメモリー搭載ということで、4K動画編集を主眼にしている感じでした。9月にはHDR出力に対応した「VEGAS Pro 17」が発売になりましたが、4K HDR編集では32GBメモリー搭載が推奨されており、実際にレンダリングさせると30GBくらいのメモリーを消費しています。
まさに4K時代のPCが登場!というところだったのですが、ここでさらに「VAIO S15」が進化。
第9世代プロセッサーを搭載しなおし、さらに6コア→8コアになった「Core i9」プロセッサーを搭載する「ALL BLACK Edition」が発表になりました。VAIO S15でALL BLACK Editionが選べる様になるのはこれが初です。
Core i9プロセッサーを搭載できるのはALL BLACK Editionだけとなっており「シルバーボディでCore i9」とか「ALL BLACKでCore i7マシン」などの選択はできません。
価格は301,800円~と、かなり高額な設定になっています。
ベースモデルは内容的に「Core i9」+「16GBメモリー」+「4Kディスプレイ」+「第3世代ハイスピードSSD 256GB」+「BDドライブ」となっています。
ノーマルモデルで「Core i7」のモデルを組み立ててみると226,800円になるので、ALL BLACKとCore i9のアップグレード価格が75,000円に設定されていることがわかります。価格設定がどういう感じかわかりませんがALL BLACKが+1万円で、プロセッサーのCore i7→Core i9アップグレードが+6.5万円というところですかね。
ベースモデル価格が30万円と聞くと、うわー、ちょっと高いなー、というところですが、ベンチマークをかけてみると、Core i9の威力に驚きます。
当店では現行の第8世代Core i7搭載のVAIO S15があるのと、2016年モデルの第6世代Core i7搭載のVAIO S15トイストーリーモデルが自宅にあります。
さらに4Kディスプレイ搭載のモバイルノート「VAIO SX14」も揃えて、4台でベンチマークソフト「Cinebench」にかけてみたところが下記の結果です。(2017年モデルのVAIO S15の結果は以前、計測したときのものを使用しています。)
これを見るとスゴいことになっていませんか!?
現行のモバイルノート「VAIO SX14」って3年前のデスクトップ用プロセッサーと同じくらいのパフォーマンスを出すんだー、というのと、そんなに遅いとは思っていなかった、我が家のVAIO S15 トイストーリーモデルなんですが、こんなにスペックに開きがあるの!?というところです。CPUベンチではすでに2.3倍ものスピードになっています。
プロセッサーが熱にゆとりがあるとオーバークロックさせて一時的に計算能力をあげるターボブースト機能が搭載されていますが、なんとターボブーストが最高にかかっているときは5GHzとかで動くんですね。第8世代プロセッサーからターボブーストの効きが顕著にあがっていましたが、第9世代のCore i9はさらに輪をかけてパワーアップしています。
Open GLというグラフィック性能の計測では、CPUほどの違いは出ません。内蔵グラフィックUHD630のパフォーマンスだとこれくらいになりますが、VAIO S15 2019年モデルはThunderbolt 3対応になっています。USB type C端子に外付けのグラフィックボードをつなげると、ここのパフォーマンスがグッとあがる可能性があります。
ベンチマークソフトではなく、実際の編集も試してみました。
ソニー“α”の現像が無料でできる「Capture One 12」で2400万画素の“α6600”で撮影してきたRAWファイルを150枚読み込んでJPEGに現像出力させるというのを3台のVAIO S15で行い比較してみました。
それと、個人的にもっとも興味がある「VEGAS Pro 17」での 4K HDR HEVC出力もどうしても試してみたかったんです。従来のVEGAS Proと違い、HDR出力が可能になったのと、より高圧縮のHEVCも使える様になり、レンダリング時間が飛躍的にたくさんかかるようになってしまっていて、自宅のVAIO S15だと実時間の10~20倍くらいかかるイメージなんです。このレンダリングに先ほどのCPUベンチの威力がどれくらいあるのか試したかったんですが。。。
どうも「VEGAS Pro 17」では不具合が起こるみたいで動画編集がCore i9のVAIO S15でうまくできませんでした。
なので、代わりに「VEGAS Pro 13」で普通に4K XAVC Sでレンダリングテスト。57秒の動画レンダリングにかかった時間を比較してみます。
「タスクマネージャー」を開いて見るとわかるんですが、Capture Oneによる現像出力ではGPUを主に使うのでそれほど大きな差はでません。
それが動画編集のレンダリングだとプロセッサーパワーをふんだんに使います。CPUでレンダリングするとご覧の様な差が出ました。すごいです。2016年モデルの最強仕様VAIO S15の半分くらいの時間でレンダリングしてしまっています。
というか、動作時代も非常に軽く、レンダリングなどの重たい作業をしていなくても、なにをやっても動作が速いのがCore i9搭載モデル。なるほど、このパフォーマンスのための+65,000円(推定)はそんなに高くないかも。
新機能をいろいろ試していきます。2 in 1 PCの『VAIO A12』にだけ搭載されているWindows Helloの顔認識機能がVAIO S15にも搭載されます。
普段、あまり使うコトがないディスプレイの上にあるPCカメラですが、顔認識機能を使うようになると、超便利になります。今まではパスワードを入力したりPINコードを設定してログインするか、指紋認証を使って指で認証タッチをしてWindows にログインしていましたが、顔認識があるとPCの電源を入れるだけで、そのまま顔が見えていればログイン完了なんです。
設定を試してみましたが横向いたり上を向いたりというのはなく、初期設定でじっとしてカメラを見ていれば設定完了です。
えらい簡単に使える様になっています。これ、ほしーなー。
BDドライブを搭載して4Kディスプレイを搭載していれば当然、4K映像のUltra HDソフトの再生を試したくなります。UHD BDソフトを再生するためのソフトウェアとして「PowerDVD」がプリインストールされています。
「PowerDVD」を使うコトでUHD BDソフトのVAIOでの再生を可能にしています。
ただし、HDRについてはディスプレイが対応していないため出力されません。4K SDRでの再生になります。今回は試していませんが、第8世代プロセッサーの「VAIO S15」で試した際に外部出力をして4K HDRディスプレイである4KブラビアにHDR出力ができないか試したコトがあるのですが、最終的にはHDR出力ができなかったため、今回もHDR再生はできないものと思われます。
その他、2016年モデルのVAIO S15と比較すると羨ましいのがマウスのタッチパッドです。2016年モデルはセパレートボタンになっていないのと、タッチパッド自体の解像力が低く、全然思い通りのマウス操作ができません。普段はBluetoothマウスを使うのでタッチパッドは緊急時用にちょっと使うくらいなのですが、2017年モデル以降のVAIO S15では高解像度タッチパッドを採用しています。普通に使えるのが羨ましいです。
■VAIO買い換え応援キャンペーンでお得!
★ソニーストア 買い替え応援キャンペーンのご案内はこちらから
さて、ソニーストアでは2020年1月23日までの期間限定で<VAIO S15>の本体価格が5%OFFになるクーポンのプレゼントをはじめました。Core i9搭載のVAIO S15 ALL BLACK Editionを購入する場合、ベースモデル価格が301,800円になっていますが、5%オフになると15,090円もお得になります。Core i9のプロセッサーアップグレード代の+65,000円(推定)が50,000円相当になる計算です。
さらに、購入時に「下取宣言」を選択しPCを下取りすると査定額に追加で10,000円をキャッシュバック! キャンペーン期間は査定額も+5,000円の増額中です。
計算してみましょう。
私の自宅で使っている2016年モデルのHプロセッサー搭載初代モデルの「VAIO S15」トイストーリーモデル改ですが、これはCore i7+16GBメモリー+SSD 512GB+2TB HDDです。こちらのページからデジタルリユースの買い取り価格を調べてみると、選択肢で一番安いのがHDD 500GBなので、それで計算してみると。。。
本体の上限買取額が32,000円だそうです。これに+5,000円の査定額アップがあるのと、別途、10,000円のキャッシュバックがあります。計算上は最高額で47,000円くらいになるかもしれません。(天面のキズなどがあるのとパームレストの色落ちがあるので、ここから数千円は落ちるはず)
むむむ、これで5%オフクーポンと合わせて計算すると+65,000円のCore i9アップグレード代はほぼ全て吸収できてしまうかも!?
PCの買い換えサイクルですが、ちょっと前までは2~3年で買い換えるケースが多かったのですが、今は7~8年使える様になってきてしまっていて、テレビなみの耐久消費財になってきています。これから7~8年使って、しかも“α”や4Kハンディカムをお持ちで、4K動画編集をバリバリやってみたい、HDRも今年からより身近に編集出来るものになってきているし、挑戦する余地を残しておきたい、という方には、これは良いチャンスかもしれません。
Core i9+32GBメモリー+SSD 512GB+HDD 1TBという現実的なスペックにすると379,800円という価格になりますが、これは昔ソニーで販売していたデスクトップPC「VAIO type R」並みの価格です。あのときは液晶ディスプレイを足すと50万円とかになっていましたが、ノートPCでこの価格は安かったかも!?
4K動画編集を快適に行いたい、と言う方、モンスターPC「VAIO S15 ALL BLACK EDITION」を検討されてみたはいかがでしょう?
パーソナルコンピューター VAIO S15 ALL BLACK EDITION VJS1541 |
ソニーストア価格: 301,800円~+税 |
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発売日 | 2019年11月22日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証サービス | 3年ワイド:8,000円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 限定クーポン取得で<VAIO S15>の本体価格が5%OFF <VAIO 買替応援キャンペーン>で下取りPCが5,000円アップ+1万円キャッシュバック |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
3年ワイド3,000円オフクーポンプレゼント テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
パーソナルコンピューター VAIO S15 VJS1541 |
ソニーストア価格: 119,800円~+税 |
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発売日 | 2019年11月22日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
長期保証サービス | 3年ワイド:8,000円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 限定クーポン取得で<VAIO S15>の本体価格が5%OFF <VAIO 買替応援キャンペーン>で下取りPCが5,000円アップ+1万円キャッシュバック |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
3年ワイド3,000円オフクーポンプレゼント テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
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