PS3ソフト『Filmy』って知ってます?
PS3ソフトの「Filmy」ってご存じですか? 2週間ほど前からPlayStation Storeで配布が始まっているんですが、ハンディカム、サイバーショット、デジタル一眼αでハイビジョン動画を撮影している人には、ちょっと知っておいてもらいたいソフトなんです。
今回、ソニーさんからお借りしていた新型ハンディカム「HDR-X560V」のレポート作成をしつつ、ついでに使ってみよう、ということで試しただけなんですが、これがなかなか使えるんですよ。
体験レポートにちょっとだけおつきあいください。
まずは「Filmy」を見つけると体験版とライセンスコード(500円)のふたつが見つかると思います。なんだ、有料なのか。。。というと、そうではなくて、別にライセンスコードがなくても普通に全機能が使えます。15分だけ。
そう、制限は15分連続使用というだけで、機能面での制限はなにも設けていません。しかもその15分というのもたった1回だけとか1日に15分だけとかの縛りはなく、単に連続15分というだけの制限。15分ごとにゲームを起動し直せばそれで使えるのか試してみたら、使えちゃうんです。
なんの意味があっての15分なのか。。。実際に使ってみると15分って結構長くて、無料版だけでも全然OKな感じ。ま、金額も500円だけですのでお金を払うのもやぶさかではありませんし。
利用できるのはソニーのAVCHDハンディカム、AVCHD対応のサイバーショット、AVCHD対応のデジタル一眼αだけ、ということになっています。
そういえば「Filmy」って何のソフト?というところですが、これはAVCHD動画の再生ソフトになります。PS3自体にも動画再生機能は搭載されていますが、それをちょっとデコレーションして楽しむためのソフトという感じでしょうか?
↑こちらがFilmyのメインメニュー画面になります。再生画面は二つだけで日付順とマップビューだけ。
失礼、マップビューではなくて「アースビュー」というそうです。先日のカメラショー「CP+」にあったソニーブースでデモをしていたのもこのアースビューになります。google Earthのごとく、地球儀を回して、地球上のどこで撮影した動画なのかを分類して見せてくれるのがこのアースビューになります。
これが海外旅行を頻繁にしている方でしたら地球のあちこちに映像が散らばって楽しいことになると思うんですが、私の場合はがんばってこのくらい。せっかく地球儀を用意してもらっていますが、関東甲信越地方くらいまで寄って、これでようやく地図のあちこちに分散している図が見られます。
画像についている位置データはGPS搭載モデルを使って位置データを書き込んであるファイル。もしくはソニーの画像閲覧ソフトPMBに取り込んでGPSユニットのデータとひもづけて位置データを打ったものがこうして地図表示をしてくれます。
地域を選ぶとこうして指定の場所で撮影した動画のサムネールが出てきます。
サムネールを選ぶと、こうしてAVCHD動画のフルハイビジョン映像が再生されます。さすがPS3らしく、動作は超キビキビしていてゲーム感覚で動画再生ができるのが楽しい~。
こちらは日付ビューです。時系列で撮影した動画が並ぶので、これもサムネールからシーンを選ぶのが爆速ですみます。なるほど、単にフォルダから選ぶよりもこの方がつながりが見えて楽しいかも。
これが無料で15分使えるならいいじゃん!
とか思うんですが、このソフト、PS3に取り込んだ動画では使えません。あくまでも見られるのはメモリースティック、SD、接続したカメラ本体のメディアなど、外付けのメディアだけなんです。
でも、逆にそこが良いのかも。このスタイルだったら録画してきたメディアから長時間かけてデータをコピーする必要もなく、そのまますぐに再生が楽しめるんですから。
ということで、AVCHD撮影を楽しんでるソニーデジタルイメージングユーザーさん、無料でダウンロードして時間以外の制限なしで使えるソフトです。是非、一度試してみてください。
★ソニーストア 320GB HDD搭載PS3 レコーダーパックのご案内はこちらから