PlaceEnginePortableの話

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さて、この写真ですが、これ、なにをやっているところかというと、ソニーの位置情報サービスの「PlaceEngine」の最新版をインストールして、オフラインになっている地下鉄の中で自分のいる場所を地図で表示しているところです。




って、いきなり言ってもなんのことだかわからないとは思うんですが、PlaceEngineが先日、Vista対応になって、ついでにMac対応版も発表になっているんですが、同時にローカルDB機能を装備したおかげで、どこででも緯度経度の測定ができるようになっているんです。


ついでに、GoogleEarthと連動するウィジェットも用意されて、Wi-Fiの電波で位置測定ができれば、オフラインでGoogleEarthの衛星写真を見ることができるようになったってわけです。



地下鉄内は駅ホームだけ、ホットスポットの電波が飛んでいるので、そこでPlaceEnginePortableを使うと、こうして、自分のいる場所がわかるようになったんですね。PSPみんなの地図2みたいなことをノートパソコンで出来るようになったってことで、ちょっと役に立つかどうかは別にして、それを試してみたわけです。


GoogleEarthもディスクキャッシュを貯め込むことができるので、キャッシュにデータをため込んでおくと、確かに、こうしてみんなの地図2的なことができます。


そのやり方は決して簡単ではないのですが、それをちょっとだけご案内してみたいと思います。


 



では利用方法です。まずはPlaceEngineのサイトへジャンプして、ここでWhat’s Newの2007.6.8の案内になっている、PlaceEngineクライアント新バージョン公開をのぞきます。


そのページの中に「PlaceEngineとGoogleEarthを連携させるウィジェット」のお知らせがあるので、そのリンク先へジャンプ。


そのジャンプ先に利用方法、インストール方法は詳しく書かれているんですが。。。



別にわかりにくい説明でもなく、説明通りに作業を進めれば、利用できるようになります。ただ、私の場合、1カ所だけちょっと引っかかったところがあったので、それを案内しつつ、こちらでもインストールの流れを簡単にご案内します。


インストール作業は必ず、PlaceEnginePortableのページの説明を見ながら行って下さい。



説明によると、最初にするのは「GoogleEarth」のインストールです。私は、新品のVAIO type Tを使っていますので、まだGoogleEarthはインストールしていません。Googleサイトからダウンロードしてインストールしましょう。


☆GoogleEarthのダウンロード・インストールはこちらから


 



インストールが終わるとおなじみの地球儀が出てきて、世界中を飛び回れるいつものソフトが起動します。初めて使う人は左上の検索窓に近所の駅名とか、知っている地名を入力してみて下さい。検索するとスーパーマンか、マトリックスの覚醒後のネオになったがごとく、ビュンビュンと地球を飛び回れます。



で、PlaceEnginePortableの説明によると、


インストール後、以下のコマンドを実行してGoogleEarth COMの登録を行ってください。
“C:\Program Files\Google\Google Earth\googleearth.exe” /RegServer


とあります。うーん、これは多分、コマンドプロンプトの画面で実行すれば良いんだろうな。と、あたりをつけて、スタートボタンからアクセサリ>コマンドプロンプトで、DOSの画面を出して上記のコメントをコピー&ペーストしてEnterキー。


なにも変わらないんですが、きっとこれでよいんでしょう。


 



つづいてはPlaceEngineクライアントをダウンロード・インストールするとのことで、またまたPlaceEngineの画面に戻ってソフトをダウンロードインストールします。


説明に従ってマイクロソフトの「.NET Framework 2.0 再頒布可能パッケージ」を先にダウンロード・インストール。なんか個別に使うソフトがいっぱいありすぎて、ちょっと大変。とてもこれはパソコン初級者向けのものとは言えません。が、やってやれないことはありません。



おなじみPlaceEngineのクライアントソフトもインストールします。



インストールするとこんなソフトが起動します。PlaceEngine自体はそんなに大げさなソフトではないもので、非常にこざっぱりしたものになってますね。



左下の緑色のPlaceEngineロゴをクリックすれば、ブラウザが開き、こんな地図画面も開きます。インターネットにつながっている状態であれば、いつでもこれが利用できるので、Wi-fi電波さえあれば、これが利用可能。


画像:pelocaldb.png


今度の新バージョンでは、位置測定のためのPlaceEngineのローカルデータベースが利用できるので、設定画面から、このローカルDBのダウンロードを行っておきます。さぁ、これで準備の2/3くらいは済みましたよ。あとは1/3くらいの作業です。


 



これは「Yahoo!ウィジェット」のダウンロード画面。ここでYahoo!ウィジェットのダウンロードインストールを行います。Yahoo!ウィジェットというのは、知っている人は知っていると思うんですが、私は今回初体験。Windows Vistaにもガジェット機能というのがありますが、あれとほぼ同じようなソフトみたいですね。


Windows画面上にミニプログラムを配置することができるんですが、使ってみると、Vista搭載のガジェットよりも、ちょっと使い勝手が良く工夫されている感じがします。



詳しい機能はYahoo!ウィジェットのページでご覧いただくとして、これがインストールが終わったところの画面。ヘッドアップディスプレイ機能のF8キーはそのままだと、日本語入力時に非常に邪魔になるので私はF10キーに移動してしまいました。とりあえず、これらのウィジェットパーツは必要なければ全部右クリックして隠してしまいましょう。


これで、インストール作業の90%は終わりです。



あとは最終段階。「PlaceEnginePortable」のウィジェットをインストールするだけです。説明に従って、ダウンロードページに移ろうとすると。。。



あれれ? なんかエラー画面が出ます。何度やってもダメ。もしかして、これはリンク先が間違ってるんじゃないの?とか思っていたんですが、どうやらそうではありませんでした。


私はここで引っかかって、もう先に進めないかと思ったんですが、そうではなくて、私のやり方が間違っていたみたいです。



上記のリンク先なんですが、リンク先はダウンロードページになっているわけではなく、リンク先、そのものがダウンロード対象なんです。なので、ここでリンク先を右クリックして「対象をファイルに保存」というのを選択。そのままデスクトップにでもダウンロードしてしまいましょう。



で、ここでちょっとWindowsの設定を変更する必要があります。ダウンロードしたファイルの拡張子は「.xml」になっているので、これを「.widget」という拡張子に変更します。Windowsのフォルダオプションを開いて「登録されている拡張子は表示しない」のチェックボックスを外します。



これで、さきほどダウンロードしたファイルの拡張子を「.xml」から「.widget」に変更。


あとはMy Documentsにあるウィジェットフォルダに移して、Yahoo!ウィジェットに登録してあげればインストール作業は終わりです。


ここまで長かったです。私の場合、要領がわからなくて3日かかりました。


 



あとはPlaceEngineのプログラム本体を起動させている状態で、PlaceEnginePortableのウィジェットで緑色のボタンを押せば、自動でGoogleEarthが起動して、オフライン状態で衛星写真を見ることができます。



無料で試すことができる機能ですので、ノートパソコンをお持ちの方、お試しになってみてはいかがですか? ノートパソコンのデモをするときにちょっと驚くようなことができます。(^_^)v


 


★PlaceEnginePortableのご案内はこちらから


 

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