DVDハイビジョンハンディカム「HDR-UX1」

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先ほど、銀座ソニービルへ行って、デジタルハイビジョンハンディカムの「HDR-UX1」を触ってきました。ショールーム・ファースト・インプレッションです!





ぐるぐる回る螺旋状のフロアになっているので、ここが一体何階になるのか、わからないんですが、サイバーショットコーナーの上がハンディカムコーナー。ここにDVDの「HDR-UX1」とHDDの「HDR-SR1」、そして既発売のDVテープに記録する「HDR-HC3」が3台並んで展示されていました。


 


あいにくHDDモデルの「HDR-SR1」はショーケースに入っていて触れるようにはなっていません。そのお姿だけ拝見という感じなんですが、この隣には実機をいろいろ触れるようになっている「HDR-UX1」がありますので、これを触りまくってみましょう!!


 


ヨシ!来た!! これが8cmDVDに記録するという新型のデジタルハイビジョンハンディカム「HDR-UX1」です。なんか、これまたエライぶっといレンズを搭載したかのようなスタイリングですね。


 


となりに置いてあるDV記録の「HDR-HC3」と並べてみるのですが、ふむふむ、ボディは一回り大きくなったような感じになるんですね。


 


長さにしてもボディの高さにしてもどこの角度でみても一回り大きくなった感じ。バッテリーもそういえば、HC3とは違い、従来のM型バッテリーを採用しています。HDR-UX1が大きいってよりはHDR-HC3が極端に小さいって話ですね。


 


なんだ、じゃあ「HDR-HC3」の方が良いや!って話になるかといえばそんなわけではなくて、やはりDVDハンディカムならではの利点があるわけですよ。



こんな風に案内がされていますが、これからは3種類のデジタルハイビジョンハンディカムがラインナップされますが、DVテープ採用のHDR-HC3は「コンパクト」がウリ。DVDのHDR-UX1は「使いやすさ」がウリ。HDDのHDR-SR1は「長時間記録」がウリ。ってことになります。


もっとも現時点ではHDR-UX1で録画した8cm DVDをそのまま読めるのは条件を満たしたハイビジョン対応のVAIOだけってことになってしまい、あまり恩恵は受けられませんが、これから発売されるPS3ではそのまま8cmDVDのハイビジョン映像がそのまま読めるようになるらしいし、おそらく今後発表されるであろうスゴ録シリーズもハイビジョン対応モデルであれば、再生対応になるでしょうし、そういう周辺機器が揃ってきたときに初めて「使いやすい」が実感できるんでしょうね。


先のコトを見越さないと「使いやすい」が実感できないんじゃダメじゃん!ってことになるかというとそうではなく、対応ハイビジョンスゴ録とHDR-UX1が揃えば、ダビングや再生の操作に関してももっとも手軽にハイビジョン映像を扱えるようになりそうだし(DVだとディスクのランダムアクセスとかの利点がないし、HDDだとVAIOでの編集が前提になってしまいますから。。。)、自分の親とか機会に疎い妻などに使わせるなら、はっきり言って、この「HDR-UX1」は購入させる第一候補になります。


だって、説明が一番簡単そうですもん。(^_^;)



で、気になるというか、今回一番見たかったのは、新規格「AVCフォーマット」を採用しており、その画質がどうにも気になって仕方がありませんでした。


詳しくは発表時のエントリーでも解説しましたが、DVテープで採用しているMPEG2では約25Mbps。このHDR-UX1で採用したAVCフォーマットでは最高で15Mbpsとなっており、ビットレートだけ単純に比較すると60%くらいしかないんですよ。


それで、HDR-HC3同様の高画質ハイビジョン映像が楽しめるのか?やっぱビットレートが低い分だけ低画質になっちゃうんじゃないの?という思いがどうしてもぬぐいきれず、それを見てみたかったんですよねぇ。


 


で、ここの展示機種を見てみると、HDR-UX1で再生している映像がそのままHDMI端子で液晶BRAVIAに接続されている様子。



中に入っているディスクはDVD+R DLの様で、ファイナライズされているため追記はできないものの、操作してみれば再生停止ができるので、中に入っているデモ映像を再生しているのは間違いありません。


じっくり拝見させていただきましょう!!


 


ディスプレイに出力されている映像を、さらにデジカメで撮影したところで、本来の画質なんてお伝えできないんですが、私の主観的感想で言わせていただければ「これはHDR-HC3で撮影しています」って言われても、なるほどそうですね、と、言えるレベル。


というか、これ、本当にAVCフォーマットの映像なの!?って感じで、はっきり言ってビットレートが60%程度に抑えられているものだとは全く思えません。



再生させているHDR-UX1の液晶を見ると「HD HQ+ ♪5.1ch」と表示されているので、表示通りなら15MbpsのAVCフォーマットの映像ということになります。


 


ハイビジョン特有の超高精細感はそのままですし。。。


 


波に洗われる貝や、ホテルの壁などを見てもハイビジョン独特のしっかりした質感もそのまま。


 


このウクレレを弾いているお姉さんの激しい手の動きとかもしっかり再現してくれているし、右のサーフボードをパンニングしている時の映像を見ると、この複雑な模様が画面全体で動いているにも関わらずハレーションしていたりぼけた感じになったりするわけでもなく、これだったらMPEG2の25Mbpsよりも画質的には上なんじゃないの!?とか思えてくる始末。


なんだ、スゴイじゃん! AVCフォーマットって!!


 


ちょっと良くを言わせてもらえばこういうシーンでの背景の森とか木とかの感じがやや色がベタッとしている感じがしないでもないんですが。。。



多分、それは液晶BRAVIAの方の設定の問題で、色を鮮やかに見せるために設定が「ダイナミック」とかにされているからなんだろうなぁ、という気がします。



馬のたてがみとか髪の毛の細かい質感とかはしっかりハイビジョンしているし、うわぁ、これ、家に持ち帰って使ってみたいですね。


なんだ、画質はこれ、結構良いぞ!!


 


よし、あとは操作性とかもちょっといじってみちゃおうかな!とか思ったら、メニュー構成が全く新しいスタイルになっていました。ソフトウェアも頑張っちゃっているみたいです。



ザッとしかいじっていませんが、従来の縦スクロールでぐるぐる回して探すような構造ではなくて、画面下のタブを操作して操作項目を探していくような作りになっています。



この画面下部のタブなんですが、これが絶妙の幅になっていて、こうして親指で操作しても誤操作することがない感じで、これは超使いやすくなっているかもしれません。


どんなメニュー階層になっているのか、またどんな項目があるのかが、まだ説明書を読んでいないので詳しいことはわかりませんが、今後発売されるハンディカムのメニュー構成がこんな画面になるんだったら、これは大きな進化かも!


 


ビットレートの選択画面で見てみると、一番低画質のモード「HD LP」では、約5Mbpsなんて表示も見えます。この5MbpsのAVCフォーマットハイビジョン映像というのも非常に興味があるんですが、記録できるディスクを持ってきていませんのでこれは試しようがありませんでした。


自前の8cmディスクを持ってきて試してみたかったなぁ。。。



再生メニューを呼び出してみると、ディスク記録ならではの、このインデックス画面の表示が出来たりして、ランダムアクセスでサクサク使えそうな雰囲気。うーん、コレ持ってそのままどこかに旅に行きたいです。。。


 


ちなみに、音の方もこれは5.1ch記録ができるんですよねぇ。レンズ脇にはドルビーデジタルのロゴマークがあったり、ボディ上面には4chマイクも装備されています。


うぉぉぉ、なんか物欲が高まってきたなぁ。当初はHDDハイビジョンハンディカム「HDR-SR1」こそが大本命だ! とか思っていたんですが、DVD-RWを使ってこまめにダビング出来るような環境を作ってしまえば、コッチの方がディスク管理とか絶対に便利なんですよね。



PS3の登場待ちになってしまいますが、ホームシアターシステムにプラスするデジタルハイビジョンハンディカムとして、これ、かなり魅力的に見えてきました。


 


8月14日からソニースタイルでは先行予約販売がスタートしており、スペシャルセットということで、外付けHDDストレージ、もしくはDVDダビングサービスをセットにしたお得なパッケージの販売もスタートしています。


吉田カバン製のオリジナルケースも、これまた使いやすそうだし、ちょっと、御一考されてみても良いかもしれませんよ!!


 



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