64ビットVistaのワイヤレスLANが不安定な話
ちょうど1ヶ月前の話になるんですが、VAIO type Tの64ビットOS搭載新型モデルのレビューを始めていますが、その後、まったくblogでもメルマガでもホームページでも紹介をしていませんでした。実はちょっとトラブルが起こっていて、紹介が出来ずにいたんですが、それがやっと、今日、解決したんです!
VAIO type Zも時たま同じ症状が出ていたんですが、type Tでは使い物にならなくらいのトラブル頻度に見舞われていました。解決方法は非常に簡単な話ではあるんですが(^_^;)、これから相当の数の方が、同様のトラブルに見舞われそうなので、ちょこっとその解決方法をご案内です。
開梱レポートだけして、そのあと記事できなかったんですが、この64ビットOS搭載のVAIO type Tではちょっと困ったトラブルが起こっていました。
それほど頻繁ではないんですが、私のメインの仕事用に購入しているVAIO type Zの64ビット版も同じ症状がでていました。
何が起こるのかというと。。。ウチの部屋でのワイヤレスLANでのインターネット接続が安定しないんです。
つながらないわけではなく、ある程度の時間はつながっているし、安定して長時間使えることもあるんですが、なんの拍子かわからず、勝手に回線が切れてアクセスできなくなり、その後は何をどういじってもだめで、一度接続を切って、再接続させるまでは、回線が復旧しないという症状を見せていました。
原因がどこにあるのかさっぱりわからず、VAIOのせいなのか?と、Smart Networkを外してもだめ、セキュリティソフトを外してもだめ。しまいには。。。
今月から一般公開されているWindows Vista SP2 RC版(64ビット)を入れたりもしているんですが、それでもだめ。
数時間大丈夫なときもあるんですが、それはまれで、数分から、ひどいとき数十秒で回線が切れる自体に見舞われていました。
特にマシンにトラブルがなく、あとは無線LANルーターとの相性くらいしか考えられません。 そういえば、自宅も会社も早めに無線LANを入れているからちょっと古いモデルなんです。ルーターのファームウェアも調べてみると、新しいバージョンがでているので、それをインストールしてみたりもしていますが、これも原因ではないのか。。。
で、あれば、ついでなので、そろそろ802.11n対応の無線ルーターでも買ってくるか?
え?
今なんて言った? >自分
802.11n?
そ、そうか!! もしかして!!
ということで、早速「コンピュータ」のプロパティを出して、そこから「デバイス マネージャ」を呼び出します。
デバイスマネージャの中から「ネットワーク アダプタ」を開いて、ここに無線LANのデバイスである「Intel Wifi link 5100 AGN」を開きます。
詳細設定を開くと、ありました。ここに「802.11nモード」というのが!! そう、ウチの事務所も自宅もまだドラフト規格だから、ということで新しい高速規格の802.11n対応の無線ルーターを入れていません。正式規格になったら買い換えようと思っているんですが、いつになったらドラフトから正式になるんだ? ですよね。
で、どうやらこれがネックになっていたようで、64ビットVAIOの無線LANの802.11n機能を無効にすることで、トラブルはなくなりました。
64ビットOSというのはハードウェア用のソフト、デバイスドライバがすべて64ビット用になっています。32ビットOSの無線LANドライバでは問題が起こらなくても、64ビット版ではこうして違う症状が出ることがある、ということです。
それと、無線ルーター(ブリッジ)が802.11n対応のものだと、こういうトラブルは起こらないのかもしれません。「相性」と一言で片付けるよりも、こうして原因がわかることもあるわけです。
今日はスペースシャトルの打ち上げ成功、WBC第2ラウンドでのキューバ戦の勝利など、明るいニュースが飾っていますが、私には、この64ビットOSのワイヤレスLANの安定通信がなによりも嬉しい!!
これで、お仕事マシンの方も安心して64ビットVAIO type Zにお引っ越しができます。さ、私も4月に向けて64ビットの新生活です。
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