Androidスマホで音ゲーの音飛びが起きる? Xperiaで確認しておきたい設定項目

SNSで「Androidスマホで音ゲーをすると効果音が正常に鳴らない」という話題を見かけました。
実際に「Xperia 10 VII」と「Xperia 1 IV」で検証したところ症状は再現できませんでしたが、Androidでは音声処理や省電力機能、Bluetooth接続などが原因で音詰まりや音飛びが発生するケースがあります。今回はXperiaユーザー向けに、確認しておきたい設定項目と改善方法をまとめて紹介します。
■音ゲーで音飛びや音詰まりが起こる理由

こんにちは、店員よねっちです。
先日SNSで、Androidのスマホで音ゲーをプレイしたときに効果音が正常に再生されない場合がある、といった投稿を見かけました。
実際に「アイドリッシュセブン(アイナナ)」で検証してみましたが、今回試したXperia 10 VIIとXperia 1 IVでは症状は再現できませんでした。
しかし、Xperiaに限らず、Androidスマートフォンで音ゲーをプレイした際に「効果音が詰まる」「同時押しで音が欠ける」「音がバリバリ鳴る」「リズムが崩れる」といった現象が起こる原因はいくつかあります。
というのも、音楽ゲームではBGMに加えて、ノーツを叩いた際の効果音やボイスなど、多数の音を同時に再生します。特に高難度譜面になると短時間に大量の効果音が発生するため、スマートフォン側ではそれらをリアルタイムで合成して出力しなければなりません。
Androidでは複数の音声を同時に処理して再生する仕組みが採用されており、この処理負荷が高まるとゲームや端末の設定環境によっては効果音の再生に影響が出る場合があります。

↑Xperia 1 VIIIでは最新のSnapdragon 8 Elite Gen 5 Mobile Platformを搭載
また、近年のXperiaに搭載されているSnapdragonプロセッサーは高性能である一方、省電力制御も非常に積極的に行っています。ゲーム中であってもCPUやシステムが負荷状況に応じて動作を調整しているため、ゲームプレイ時の挙動に影響するケースもあります。特にバッテリー節約機能やSTAMINAモードを利用している場合は、その影響が現れやすくなります。

さらに、Dolby AtmosやDSEE Ultimateといった音質向上機能も影響する場合があります。これらの機能は再生される音をリアルタイムで加工して臨場感や音質を向上させるものですが、音楽ゲームのように大量の効果音を高速で再生する環境では処理負荷が増え、結果として一部環境では音飛びや音詰まりに影響する可能性があります。
音飛びや音詰まりが気になる場合は、一度OFFにして動作を確認してみるのもひとつの方法です。
Bluetoothイヤホンを使用している場合は、さらに無線通信による影響も加わります。Bluetoothでは音声データを圧縮して送信するため、電波状況が悪かったり周囲に無線機器が多かったりすると、音声データの伝送が不安定になり、効果音の遅延や音切れが発生することがあります。特に駅や繁華街など2.4GHz帯が混雑している場所では症状が出やすくなります。
■Xperiaで確認したい設定
音楽ゲーム用途なら以下を試す価値があります。
◆設定
- STAMINAモード OFF
- バッテリー最適化 OFF
- Dolby Atmos OFF
- DSEE Ultimate OFF
- 360 Upmix OFF
◆接続
- Bluetoothより有線
- USB DAC使用も有効
◆ゲーム設定
- SE(効果音)音量を少し下げる
- ノーツ音を軽量タイプに変更
- 120Hz表示を有効
「STAMINAモード」はバッテリー残量が少なくなった際や、長時間バッテリーを持たせたい場合に有効化すると、バックグラウンド動作や一部機能を制限して消費電力を抑える機能です。
「設定」→「バッテリー」→「STAMINAモード」をタップして、次の画面の「STAMINAモードの使用」からON/OFFを設定できます。STAMINAモードがONになると、消費電力の少ないダークテーマが有効になります。
バッテリーの最適化はAndroidの省電力機能の一つで、アプリのバックグラウンド動作を制御してバッテリー消費を抑える仕組みです。
STAMINAモードがスマートフォン全体の消費電力を抑える機能なのに対し、バッテリーの最適化はアプリ単位で動作を管理する機能になります。
「設定」→「アプリ」→「特別なアプリアクセス」→「電池の最適化」で設定が行えます。ただし最近のXperia 10シリーズ(10 V、10 VI、10 VIIなど)は、実質的に「設定」→「バッテリー」→「アプリのバッテリー使用量」 → 「制限なし」が同等の設定として使われています。
Dolby AtmosやDSEE Ultimateの設定は「設定」→「音設定」→「オーディオ設定」から行えます。
なお、同じXperiaを使用していてもゲームによって症状の出方が異なることがあります。また、Android版だけ発生してiPhone版では起きないケースもあります。これはゲームごとに採用している音声エンジンや最適化の状況が異なるためです。実際には端末性能の問題というより、Androidの音声処理方式とゲーム側の実装の組み合わせによって発生しているケースが少なくありません。
特に近年のXperiaでは処理性能自体は十分高いため、音詰まりの発生要因は端末性能だけではなく、音声処理の仕組みやゲーム側の実装など複数の要素が関係していると考えられます。とりあえずは一度設定を見直して、それで改善されるかお試しになってみてください。
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