ソニー『VLOGCAM ZV-E10 II』『SELP16502』プレスリリース ソニー”α”初機能も搭載 未来のホームビデオ
先ほど23時にソニーから新型のVLOGCAM『ZV-E10 II』が発表になりました。FX30やα6700に搭載されたAPS-Cサイズの2600万画素 裏面照射型CMOSセンサーを搭載する3機種目のカメラとして登場。
先代のZV-E10から全面的なパワーアップをしたカメラとして発表になっています。ボディのみで153,000円前後、キットレンズとして新型の「SEL16502」も同時発売になります。
こんにちは、店員佐藤です。
大幅なパワーアップをしたAPS-Cセンサー搭載の「ZV-E10」の後継モデルというか上位機種が発表になりました。ZV-E10は2021年発売のVLOGCAMで、それまで動画撮影と言えばハンディカムだったものがデジタル一眼”α”に置き換わっていって、ファミリー層向けにもついにデジタル一眼スタイルのカメラで普及モデルが登場したか!という印象のカメラでした。
今回の「ZV-E10 II」では、そこからさらに進化してフルサイズセンサー搭載VLOGCAMの「ZV-E1」の技術を詰め込み、”α6700″と同じAPS-Cサイズの裏面照射CMOSセンサーを搭載したAPS-Cサイズの上位モデル的な機種として発表されています。
★本格的で多彩な映像表現を簡単操作で実現するAPS-Cミラーレス一眼カメラ『VLOGCAM ZV-E10 II』発売
プレスリリースによると第2世代モデルという紹介になっており、やはりZV-E10の後継モデルということになるのですが、今後もZV-E10は併売されるということなので、ZV-E10が本当のレンズ交換式入門用VLOGCAMで、ZV-E10 IIが上位モデル的な扱いになるんだと思いますが、操作性の簡単さはそのままに上位機種の技術を詰め込んだ高画質モデルとも言えるかと思います。
搭載するセンサーは裏面照射CMOSの2600万画素のもので、Cinema Line Camera FX30や”α6700″と同等のものになります。
ボディ内手振れ補正は搭載されていないのと、メカシャッターを省略しておりこれで軽量化も図られているものと思います。
センサーの読み出し速度はZV-E10搭載の2400万画素センサーを比べると2倍に高速化されているそうで、多少のパン程度であれば動画撮影時のローリングシャッター現象もかなり軽減されているそうです。
画像処理エンジンもBIONZ XからBIONZ XRへアップデートされています。ZV-E10は旧世代のメニューでしたが、ZV-E10 IIは最新のメニューUIになっているのと、さらにソニー”α”初の機能も搭載。
それが縦位置時のメニュー表示で、撮影時にカメラを縦位置にしたときにタッチメニューがすべて縦位置表示されるようになります。タッチメニューだけではなく、Fnキーを押して表示するファンクションメニューについても同様で縦位置撮影時にタッチメニューボタンが見やすく表示される初の機種になります。
※メニューボタンを押して再生するメニュー画面は縦位置表示には対応していません。
4K動画撮影についても大幅にパワーアップ、ZV-E10では非対応だった4K/60P撮影が可能になったのと、4K30P撮影時に1.4倍にクロップされていたものがなくなり全画面での撮影が可能になっています。
※4K/60P撮影時は1.1倍クロップがあります。
本格的なVlog撮影をされる方にもありがたい、4K/60P 4:2:2 10bit撮影も可能。XAVC HSや、Ali-Intraなどの撮影フォーマットも利用できるようになり、こうした面ではZV-E1並みの機能が使えるようになっています。
スロー&クイック撮影でも念願の4K画質での撮影も可能になっています。
これ1台でなんでも撮影したい!という方にはタイムラプス動画撮影も可能になっています。ZV-E10では非対応だったものが、こうして続々と機能搭載されていて全身がかゆかった人にも全部手が届いている感じがします。
BIONZ XRは搭載しているものの、AIプロセッシングユニットは非搭載なので、飛行機や車、昆虫といった被写体検出には対応していません。鳥AF対応のリアルタイムトラッキングは利用可能になっています。
そして製品情報ページでは記載がないのですが「ダイレクト ライブ ストリーミング」という新機能も搭載。ネットワークに直接接続してカメラから直接ライブストリーミングすることが可能。「サポートされているプロトコルはRTMP / RTMPS / SRT」となっており、配信先のURLとストリームキーは事前にCreators’ Appを使って登録して利用するとのこと。
こちらはYouTubeのライブ配信の設定画面なんですが、ストリームキーとしてRTMPなどの項目があるので、YouTubeへの配信がZV-E10 IIひとつだけで可能になるですかね。
こうしたライブ配信の経験値がないので、詳細が当店ではわからないのですが、これもソニー”α”として初の機能搭載になりそうです。
従来通り、USBストリーミング機能も対応しているのでPCやスマートフォンに接続してのライブ配信もできます。
インテリジェント3カプセルマイクはZV-E10からアップデートし、フルサイズモデルZV-E1と同等のものが搭載されます。
3つのカプセルマイクにより前方、後方、全指向性の切り替えをカメラの内蔵マイクだけで選択可能になります。
インターフェイスシューはデジタル対応になっているので、ソニーの最新マイクを接続してデジタル録音も可能。
ボディ上面から見ると「背景ぼかし」のボタンがC1に割り振られているなど、操作性についてはZV-E10と同様。ボタンで切り替えていた写真、動画、スロー&クイックはレバー式に変更されています。
バッテリーはNP-FZ100というフルサイズセンサー搭載の”α7″シリーズで使われている大容量タイプのものが採用されました。
これによりスタミナ性能は飛躍的にアップ。
静止画での撮影枚数や連続動画撮影時間は約1.5倍になっています。
これでソニーのVlogcamはなんと5機種のラインナップに増加。最初はZV-1 というサイバーショットベースのモデルが1台だけだったものが一挙にフルラインナップになってきています。
さて、ZV-E10 IIを比較検討しようとすると、ZV-E10以外だと、やはりデジタル一眼カメラのの”α6700″になるでしょうか。
非常にざっくりとした比較をすると下記の様になります。
ZV-E10 |
ZV-E10 II |
α6700 |
|
ソニーストア価格 | 88,000円 | 約153,000円 | 218,900円 |
発売日 | 2021.9.17 | 2024.8.2 | 2023.7.28 |
センサー | APS-C 2400万画素 | 2600万画素 裏面照射型 | |
処理エンジン | BIONZ X | BIONZ XR | |
AIプロセッシング ユニット |
非搭載 | 搭載 | |
手振れ補正 | 電子式アクティブモード | 電子式アクティブモード (進化バージョン) |
ボディ内手振れ補正 +アクティブモード |
シャッター | 電子シャッター ~1/4000秒 |
電子シャッター ~1/8000秒 |
メカ+電子シャッター ~1/8000秒 |
電源バッテリー | NP-FW50 USB Type C |
NP-FZ100 USB type C PD対応 |
|
重量(バッテリー含) | 343g | 377g | 493g |
.
“α6700″と比較すると価格差がかなりあるので、これが機能差になっているとも言えるかと思います。
ただ、USB Type C端子がPower Delivery対応になっているなど、急速充電ができるようになっています。大容量バッテリーのNP-FZ100を搭載していますが、急速充電をすれば、専用充電器と同じくらいの時間で満タン充電ができるかと思います。使い勝手も向上しているのでどなたにでもオススメできるVlogcamになっているかと思います。
同時発表の「SELP16502」は先日、単品販売が終了したばかりの「SELP1650」から約20gほど軽量化されたレンズになります。光学設計はそのままなので画質の向上などはないのですが、ズーム中のAF追従や、連写中のズーム操作などができるようになっています。
“α9 III”の120枚連写に対応していたり、ブリージング補正に対応していたり、さらには手振れ補正の協調補正にも対応するなど、実は最新機能はすべて装備したレンズになっています。非常にコンパクトなAPS-Cレンズですので、万が一のときのバックアップ用レンズとして常備しておくと良いかも。
写真では見えにくい角度にありますがズームレバーは装備されているのと、ズーム動作時の静音化もはかられているとのことで動画撮影時のズーム音も低減されているようです。
ソニーでは「ZV-E10 II」の発売キャンペーンとしてZV-E10 IIの他に、対象のレンズやアクセサリーを購入された方にキャッシュバックするイベントを開催します。10月15日までの期間にキャンペーンページに記載のレンズ、マイク、予備バッテリー、シューティンググリップ「GP- VPT2BT」を購入されると最大1万円のキャッシュバックが受けられます。
ZV-E10 IIの他に超広角ズームレンズ「SELP1020G」と予備バッテリー、シューティンググリップを購入すると15,000円のキャッシュバックになります。
購入額はZV-E10 IIが153,000円として、SELP1020Gが99,000円、NP-FZ100が10,780円(7/11時点での価格)、GP-VPT2BTが14,300円なので合計で277,080円。My Sony IDを事前にお作りいただければAV商品10%オフクーポンがもらえるのでそれを使うと249,372円。ここから15,000円のキャッシュバックが受けられるので234,372円相当で一式揃えられる計算です。
日常を切り取るのに超広角ズームレンズSELP1020Gはかなり使いやすいし、シューティンググリップがあると撮影する映像もかなり安定すると思います。オススメです。
本体実機は今週末の7月12日(金)から全国のソニーストア店舗にて先行体験展示がスタートします。
以上、駆け足でしたがZV-E10 IIの速攻紹介でした。
1月に発売された”α9 III”以来の新型ボディでしたが、やはり新機能がしっかりと搭載されています。縦位置動画撮影の操作性向上、さらにはライブストリーミング機能のアップグレードなど、使ってみたい機能がいくつもありますね。
製品名 | セット内容(単品価格) | 市場推定価格 |
ZV-E10M2 ボディのみ |
ZV-E10M2(153,000円) | 153,000円前後 |
ZV-E10M2K パワーズームレンズキット |
ZV-E10M2(153,000円) SELP16502(35,000円) |
164,000円前後 (約24,000円オトク) |
ZV-E10M2X ダブルズームレンズキット |
ZV-E10M2(153,000円) SELP16502(35,000円) SEL55210(36,960円) |
186,000円前後 (約38,960円オトク) |
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ZV-E10 IIはレンズ付きの製品を含めて3製品で発売になります。それぞれ単品購入するよりもセットで購入した方が大幅に安くなるように価格設定されています。すべて市場推定売価での計算になるのですが、おおよその価格でお得度を計算してみました。
ソニーストアでは7月17日(水)10時から予約販売がスタートします。是非、ご検討になってみてください。
Vlogcam ZV-E10 II |
ソニーストア価格: 152,900 円 税込 |
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発売日 | 2024年8月2日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:15,400円(税込) 3年ワイド/5年ベーシック:7,700円(税込) 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |
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Eマウント用レンズ SELP16502 |
ソニーストア価格: 35,300 円 税込 |
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発売日 | 2024年8月2日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:4,400円(税込) 3年ワイド/5年ベーシック:2,200円(税込) 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |
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