【新製品】音源に付与する正確な空間情報を再現! 立体音響制作のクリエイター向け背面開放型モニターヘッドホン『MDR-MV1』プレスリリース
ソニーからクリエイター向けの新型モニターヘッドホンが発表になりました。立体音響やハイレゾコンテンツなどの制作に適した背面開放型の新機軸のヘッドホンとなっています。
ソニーストア価格は59,400円で、本日より先行予約がスタートしています。お届けは5月12日頃の見込みです。
■クリエイター向けヘッドホン「MDR-MV1」新登場!
こんにちは、店員佐藤です。
モニターヘッドホンとしては2019年にハイレゾ対応のプロフェッショナル向けヘッドホンとして「MDR-M1ST」が発売になっていて、業務用途だけではなく一般の方々もソニーストアで購入ができるので利用者さんは多いかと思います。
現在ラインナップされているオーバーヘッドタイプのモニターヘッドホンは下記の製品になります。(MDR-7506はソニーストアでは販売していません)
密閉型 | 開放型 | ||
MDR-CD900ST |
MDR-7506 |
MDR-M1ST |
New MDR-MV1 |
1988.5.21 | 2002.7.1 | 2019.8.23 | 2023.5.12 |
19,800円 | 19,800円 | 34,650円 | 59,400円 |
Hi-Res | Hi-Res・360RA |
.
こうした製品は突出した高性能ヘッドホンとかではなく、どこのスタジオに行っても同じ音で聴けるようにリファレンスヘッドホンとして「変わらない」ことが特徴。MDR-CD900STはなんと1988年発売の製品なので35年も販売されているヘッドホンということになります。
レコーディング現場ではスタンダードなヘッドホンとなっていますが、そのハイレゾ対応モデルとして登場したのが「MDR-M1ST」です。フラットな特性で感動する音質とかではなく、素のままの音が聴けるのが特徴。
そこへ持ってきて今度は立体音響の盛り上がりがあり、立体音響のモニターヘッドホンとして登場するのが「MDR-MV1」になります。
ちなみにソニーのホームページを見ると「MDR-CD900ST」も「MDR-M1ST」も360 Reality Audio対応となっていますが「MDR-MV1」は開発された背景が違うようです。
☆ソニーグループポータル「360 Virtual Mixing Environment」
当初、ミキシングルーム不足を補うために、ヘッドホンで立体音響のサウンド制作をする研究をしていたものが、コロナ禍でスタジオが使えなくなる中、ソニーピクチャーズの制作現場と協力して作りあげたのが「360 Virtual Mixing Environment」で、その効果を最大化できるヘッドホンとして開発されたのが「MDR-MV1」ということになるようです。
メインターゲットは音楽プロクリエイターなのですが、同じものをHi-Fiリスナー、他ジャンルのプロクリエイター、そして一般の音楽ファンも購入できるモデルとして発売されます。早速その詳細を見ていきたいと思います。
■背面開放型モニターヘッドホン『MDR-MV1』詳細
1. 立体的な空間表現を実現する音響構造
「360 Reality Audio」をはじめとするさまざまな立体音響の音源をヘッドホンで再生する際には、信号処理により空間における反射音の情報を付与することで、仮想的に立体音場を再現します。「MDR-MV1」は、ドライバーユニット背面を音響的に塞がない背面開放型のハウジング音響構造を採用し、ヘッドホン内部の反射音を低減することで、信号処理で付与された反射音への影響を抑えて正確に音場を再現します。
また、ドライバーユニットの前面と背面をつなぐ開口部を広く設けており、音響レジスターによる通気のコントロールを最適化。不要な空間共鳴を排除しながら、色付けの少ない自然で充実した低音域再生が可能で、クリエイターが意図した音場を表現します。
360 Reality Audioは、全方位に広がる音に包まれるような新たな音楽体験です。ソニーの個人最適化対応の認定モデルでは「Headphones Connect」アプリであなたの耳の形やヘッドホンの特性に最適化することで、よりリアルな臨場感をお楽しみいただけます。
2. 専用開発されたドライバーユニットによる超広帯域再生
専用開発されたドライバーユニットは、5Hz~80kHzの超広帯域再生と、広ダイナミックレンジ再生を実現する、歪みにくく柔軟な振動板を搭載し、立体音響音源がもつ定位感や空間情報を正確に再現します。
さらに、ドライバーユニット背面に音響負荷ダクトを直結したビートレスポンスコントロールにより、振動板の動作を最適化。背面開放型音響構造では調整が難しい低域の過渡特性を改善し、充分な量感の低音域再生と中音域との分離感を両立し、リズムを正確に表現します。
3. 長時間使用にも快適な装着性
イヤーパッドには、肌触りが良いスエード調人工皮革と、十分な厚みのある低反撥ウレタンフォームを使用することで、快適な装着感を実現しています。
音楽制作の現場では、ヘッドホンの継続使用が6時間を超えることもあります。長時間の作業による負荷を減らすために、ヘッドホン本体の軽量化にも最大限努め、これまでの数々のヘッドホン開発で得られた知見を活かし、細部にわたり軽量化が行なわれ、質量はわずか約223gとなっています。
4. メンテナンスや多様な接続先に対応可能な着脱可能式ケーブル
ケーブルプラグは、制作現場で広く使われるφ6.3㎜ステレオ標準プラグを採用。付属のプラグアダプターを使用することで、φ3.5㎜ステレオミニジャックを備えたPCやスマートフォン、Walkman等との接続も可能です。ポータブル機器等、リスナー環境での試聴にもお使い頂けます。
ケーブルの本体側は着脱可能となっており、不慮のケーブル断線にも対応しやすい仕様です。本体との接続部はスクリュー式で固定されるため、ケーブルが誤って外れてしまうことを防ぐことができます。
ストア価格は59,400円で、お届けは5月12日頃の予定となります。なかなか言葉で説明するのは難しいのですが、色付けのない素の音というのはどんなものかお試しになってみると、その音の解像度に驚かれるかもしれません。
映像クリエイターや、動画編集や音楽編集を趣味でしている方にも作業用のヘッドホンとして良いかと思います。
ソニーストア直営店では「MDR-MV1」発売前先行体験・展示を4月11日(火)より行っていますので、ぜひご体感くださいませ♪
■最速実機レビュー公開しました!
☆当店blog 2023.4.11「【最速レビュー!】ムチャクチャ音が良い! 背面開放型モニターヘッドホン『MDR-MV1』実機レポート」
モニターヘッドホン MDR-MV1 |
ソニーストア価格: 59,400円 税込 |
|||
発売日 | 2023年5月12日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:6,600円(税込) 3年ワイド/5年ベーシック:3,300円(税込) 3年ベーシック:無償 |
|||
ソニーストア 購入特典 |
24回分割手数料【0%】 ソニー提携カード決済で3%オフ |
|||
テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
☆テックスタッフ店頭ご利用特典 |
★ソニーニュースリリース「優れた空間表現で、立体音響などの制作に適したクリエイター向け背面開放型モニターヘッドホン『MDR-MV1』発売 」