ウォークマンA300で使えるGND分離のonso製 3.5mm 4極端子イヤホンケーブル 2023年モデルが発売
新型ウォークマンA300に搭載されたGND分離の3.5mm 極端子に対応したイヤホンケーブル「01シリーズ」の2023年モデルが発売になりました。今ならamazonで購入可能です。
こんにちは、店員佐藤です。
1月に発売になった新型ウォークマンA300シリーズでは、従来のノイズキャンセリングヘッドホンの対応がなくなってしまったのですが、音質を重視して、GND分離のイヤホンジャックを採用しています。
※写真は「onso 03シリーズ」です。今回発売になったのはブラックジャケットの「onso 01シリーズ」です。
『グランド分離』という単語を初めて聞いた、という方も多いと思います。私もよく知らなかったのですが、ウォークマンA300発売時に、いろいろ調べてみたところ、なるほど!なことが判明しました。
まずは通常使われている3.5mmのステレオミニ端子ですが、よくみると端子の先の形状が違うモノがあることに気づかれると思います。昔から使われている3.5mmステレオミニ端子というんは3つの層に分かれていて、これが左右のプラス端子、それとグランド端子というマイナスにあたる端子になっていて、これで電気信号を通している仕組みになっています。
スマートフォンなどでマイク端子がついているヘッドセットがありますが、それらは、先っぽが4つの層に分かれていて、これは左右のプラスと、グランドに加えてマイクが足されています。それぞれマイナス信号についてはグランドで共有化していて、これで左右のステレオ音声とマイク音声の信号をやりとりします。
ウォークマンA100シリーズなどはさらに細かく5層の端子になっています。どういう配列になっているのかわかりませんが、これでノイズキャンセリングも行っています。
これら通常のステレオミニ端子に加えてマイク入力対応、ノイズキャンセリング対応などの3種類の端子があるんですが、一般的ではないのですが一部で「グランド(GND)分離」端子というものも流通しています。かなりマニアックな端子で、従来は左右一緒にしていたマイナス端子(GND)を左右でわけて伝送することができるようになっています。
端子の配列は上記の通りで、グランド端子を左右でちゃんとわけることにより、左右の信号を完全に分離しクロストークをなくす、ということをしています。
オーディオに詳しい方は「これって、バランス端子じゃん!」と、思われるかと思いますが、バランス端子の場合はグランドではなくマイナスにもアンプを用意していてプラスとマイナスで2個のアンプ、それを左右で用意するので4個のアンプで駆動します。
グランド分離の場合はプラス側にしかアンプがないので2個のアンプで駆動するのですが、プレーヤーからヘッドホンまでの伝送だけみると、そうなんです、4.4mmバランス端子と同じことを3.5mmのGND分離端子でやれていることになります。
片チャンネルで2個のアンプを使うバランス接続と、GND分離の1個のアンプの違いですが、長縄跳びをするときに1人で回して片方は木にくくりつけているのがGND分離、左右に2人の人が立って2人で縄を回しているのがバランス、というイメージなんだそうです。(by AV Watch)
方式の違いを詳しく調べてみたい方は「グランド分離」とか「GND分離」とか「疑似バランス接続」などの単語で検索してみると、いろいろ知ることができると思います。
このGND分離出力ですが、調べてみると2015年発売のウォークマン「NW-ZX2」から採用されていたようです。NW-ZX2の時の評判はあまり良くないみたいですが、その後のZX300やZX500シリーズでも採用されていて、それがいよいよAシリーズに降りて来た!というのが今回のニュースなわけです。
注意点としては、このケーブル、普通のスマートフォンや従来のウォークマンA100シリーズでは使えません。スマートフォン「Xperia PRO-I」につないでみたところ、ご覧のようにヘッドセットとして使えない、というメッセージが出ます。音は出ませんでした。
また、ウォークマンA100シリーズなど、一般的なプレーヤーだと左音声しか聞こえなくなります。
一般に流通している規格のヘッドホンコードではないため、かなり注意が必要なケーブルになります。
ところが、これをウォークマンA300シリーズにつないで聞いてみると。。。もともと、普通の3.5mmステレオミニ端子で「左右の音が混ざっている」なんて感じたことはないので、そんなに派手にクロストークが聞こえるものから完全分離している!と、驚く様なものではないのですが、音像定位がよりクッキリした感じにはなります。
試聴にはIER-M7を使っていて、元々付属しているケーブルの質がこれまた良い物なので、音質的には純正のケーブルの方がヌケの良い音に聞こえなくもないのですが、なるほど、違いは確かによく分かります。
はっきりした違いは感じられるので3.5mm端子でもバランス接続風の楽しみ方ができるかと思います。ハイレゾ最高級イヤホンの「IER-Z1R」などをつないで最高音質を楽しみたい、というのではなく数万円程度の入門者向けイヤホンモデルで、あれこれケーブルやイヤーピースを変えて、楽しむ、自分だけの小さな趣味的に音楽を楽しまれている方には、新しい楽しみ方が増えますね。
ただ、イヤホン側の端子「MMCX」なんですが、ソニーのMMCX端子はメーカー側で拡張させた独自端子になっていて、従来のMMCX端子とは若干形状が違うそうで、付け替えを行ううちに壊れるという現象もあるそうです。
今回、amazonで発売になった「MMCX2023」が、それに対応しているモノなのかは不明ですが、従来のonso製品とは違うものになっているようです。
蛇足ながら、私はonsoさんの3.5mm 4極端子のイヤホンケーブルに「EXK-MMCX」変換コネクターを装着してソニー「MDR-EX800」を装着して使っています。
肝心のウォークマンA300シリーズをまだ私は購入していないのですが、これでZX507の音を楽しんでいるところです。
こうしたイヤホン遊びが楽しくなった、新型ウォークマンA300シリーズですが、まずはこの争奪戦になっている3.5mmの4極端子 GND分離のイヤホンケーブルで楽しんでみていはいかがでしょうか?
4N-OFCを使った01シリーズ(7,700円)と6N+4N OFCケーブルの03シリーズ(9,900円)が2023年モデルとして発売されています。
※ソニーウォークマンと他社製イヤホンコード、ヘッドホンの接続をメーカー及び当店が保証するものではありません。
☆amazon「onso 03 3.5(4極)-MMCX(L/R) バランス接続・グランド分離接続用イヤホンケーブル 2023モデル」
☆amazon「onso 01 black line 3.5(4極)-MMCX(L/R) バランス接続・グランド分離接続用イヤホンケーブル 2023モデル」
ウォークマンAシリーズ NW-A300 シリーズ |
ソニーストア価格: 46,200円 税込 |
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発売日 | 2023年1月27日 | 商品情報ページはこちら | ||
延長保証 | 3年ワイド:5,500円 3年ワイド/5年ベーシック:3,300円 3年ベーシック:無償 |
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A300専用 ソフトケース CKS-NWA300 |
ソニーストア価格: 3,960円 税込 |
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発売日 | 2023年1月27日 | 商品情報ページはこちら | ||
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A300専用 シリコンケース CKM-NWA300 |
ソニーストア価格: 2,310円 税込 |
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発売日 | 2023年1月27日 | 商品情報ページはこちら | ||
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