【Tips】ウォークマンA105の空き容量が足りなくなったときの話
多くの方がご存じだとは思いますが、Android OS搭載のウォークマン「NW-A105」固有の問題で「端末の空き容量が2GB以下になりました」という警告が出たときの対処方法をいろいろ試してみましたのでレポートしたいと思います。
スマートフォンなどで本体メモリーの空き容量に困っている方もご存じでなければ参考にしていただけると幸いです。
こんにちは、店員佐藤です。
Android OS搭載のウォークマンA100シリーズが発売になったときから問題になっていたのですが、シリーズで選べる16GB、32GB、64GBの各モデルですが、従来モデルと違って全部のメモリーを音楽データに使うことができません。
Android OSが動作するシステムプログラムも込みの容量となっていて、それを使った上での全容量の表示になります。
「Android OS搭載だからウォークマンアプリで音楽を聴きながらゲームをプレイしたり、SNS投稿でも閲覧しよう」とか思っていると、ほぼ何もプログラムが入れられず、もっというと音楽データも入れられなくなります。
そのあたりの話は大前提で使うのがAndroid OS搭載のウォークマンの使い方で、別途、メモリースロットがあるので、こちらにマイクロSDカードを入れて、こちらに音楽データを入れて持ち歩く、というのが正しい使い方。
本体容量を16GBから64GBにするとソニーストアの価格で35,200円→51,700円になるためプラス48GBのために16,500円の差額が出てしまいますが、amazonで探すとマイクロSDカードで512GBなら1万円弱で購入できます。容量的なコストパフォーマンスとしてはこちらの方がはるかにお得なので、当店でもマイクロSDカードで容量を増やそう!というご案内をしているんですが、本体の内蔵メモリーに関しては増やしようがありません。
アプリをインストールしたり、ユーザーデータについては内蔵メモリーに入れるしかないですからね。
ということで、ウォークマン本体には私も音楽系のアプリしか入れないで使っているんですが、いつの間にか、上記のメッセージ「端末の空き容量が2GB以下になりました。システムアップデートのため、2GB程度の空き容量を確保することをお勧めします。」が毎度表示されるようになっています。
いつの間にか、とは言いましたがタイミングははっきりと覚えていて、昨年の春に「360 Reality Audio」を試してからなんです。「360 Reality Audio」がサービスインするまでは、amazon music か mora qualitasくらいしかアプリを入れていなかったので問題なかったんですが、「360 Reality Audio」の対応アプリを2~3入れてから本体メモリーの容量が圧迫されていて、ずっと表示が出ています。
2GBの空き容量を作るとメモリーの使用率は87.5%程度におさめなくてはいけないんですが、ふむふむ、割とギリギリの容量で足りないと言われているだけなんですね。
なお、私は私物で2台のウォークマンA105を使っています。J-POP用と、JAZZ用みたいに分けているんですが、今回は1台を初期化してどんな感じでメモリーを消費しているのか試してみることにしました。
まずは初期化した状態でネットワークにもなににもつながずに計測したのがこちら。
買ったばかりでセットアップを何もしていなければ、どのモデルもこういう表示になるかと思います。内蔵ストレージで9.29GB、58%の使用率になっています。残容量は6.7GBほどになります。
まだ、なにも入れてないのにこんなに容量が消費されているってどういうこと?ですが、システムですでに9GB近く使ってしまっているみたいです。
ウォークマンAシリーズはこのままの状態でももちろん動作するようになっているので、6.7GBのところに音楽データを入れてあげればスタンドアローンのハイレゾミュージックプレーヤーとして使うコトはもちろん可能ですが、せっかくWi-FiもAndroid OSも搭載しているんです。今が全盛期のミュージックストリーミングサービスを利用しないともったいないです。
と、いうことで、ここでWi-Fi接続をしてGoogle アカウントを設定して、アップデートを始めます。
30分ほどかけてインストールされているアプリのアップデートをすべて行ったところ、ここで11.35GBの使用になりました。システム容量は増えていませんが、「その他のアプリ」というのが1.7GBほど増えているようです。全体では2GBの増量。
なにもしていなくてもアプリのアップデートだけで2GBも使ってしまう計算。
さらに、ここに最低限必要なアプリをインストールします。ここでは「amazon music」と「Music Center」そして360 Reality Audioが楽しめる「Airtst Connection」の3つのアプリをインストールし、それぞれのアプリの設定を進めてユーザーデータが反映される形にしました。
これで12.33GB/77%使用で抑えられています。残容量2GBになってしまう14GBまで1.7GBほどの余裕があるので、まだ音楽系のアプリをインストールしても大丈夫そうです。
ただし、音楽データを入れるときはすべてマイクロSDカードに置くことは絶対的なお約束です。
「Music Center for PC」を使って、PCから音楽データをコピーするときは転送先をメモリーカードに設定できるので間違いはないのですが、amazon musicでの音楽データのダウンロードの際はアプリ内の設定を変更して置く必要があります。
amazon musicアプリを起動して画面右上にある設定ボタン>「設定」>「保存先」で設定を変更できます。保存先をSDカードに変更すれば、Wi-Fi環境で聞きたいアルバム、プレイリストを選んでダウンロードしておくことで、オフラインでも楽曲再生ができるようになります。
ただし、使っているうちにアプリ内のユーザーデータは増えていくようで、どうやらこれが私のウォークマンのメモリーを圧迫していたみたいです。
Androidの設定画面から「アプリと通知」を選び、Amazon Musicアプリを選択すると、そこにストレージの消費量が表示されます。アプリのサイズは205MBしかないんですが、ストレージは1.26GBも消費しているのがわかります。
最初にインストールしてセットアップをした直後は400MB以下だったのに、使いこんでいるうちに1GB近くまで増えていました。こういうときはキャッシュを削除ではなく「ストレージを消去」で一度ユーザーデータをすべて消すしかありません。
再度、amazonアカウントでの設定が必要になりますが、これでかなりのメモリー消費を抑えられるようになります。
※「Google 開発者サービス」というアプリも似たような感じでストレージが肥大していることがあるので、こちらもたまにチェックすると良いかと思います。ストレージを消去しても無効化しなければ自動で必要最低限のデータをダウンロードして環境を再構築してくれます。
さらに、アプリ情報からウォークマンでは使わないであろうアプリを「無効」にして容量を稼ぐことができます。
例えばGoogleカレンダーやGoogleドライブ、Googleフォトなどはウォークマンでは使わない、と決めたら、それらのアプリを無効にすることでアップデートされたファイルを削除することが可能。
完全にアンインストールすることはできないのですが、ここで無効設定にすることでホーム画面にも表示されなくなるし、動作しなくなるし、メモリー消費も最低限にすることができます。
ただし、Googleフォトを消してしまうとウォークマンのホーム画面の壁紙変更すらできなくなってしまうので、Googleフォトの無効化の前には気に入った壁紙に変更しておくのをおすすめ。
なお、Windowsと違ってAndroidの良いところはこうしてユーザーがいじってアプリの動作を止めても、Android自体は壊れないで動作します。使いにくくなってしまっていたら「有効にする」として直してあげればすぐに元に戻ります。壊れないOSというのは安心してこういう実験ができます。
他にも「Google Play Music」や「Google Play ムービー」などを使っていないのであれば、これらも無効にすることができます。「mora qualitas」も残念ながら3月末でサービスが終了してしまいます。アプリを無効化することで77MB→3MBへ容量節約ができます。
「YouTube」や「Google Map」「Gmail」などもウォークマンでは使っていないので、ドンドン無効化していきます。
あとはウォークマンにプレインストールされているサンプル曲が2曲あるので、それを本体のMusicフォルダから削除できるのと、ルートディレクトリにヘルプガイドが置いてあるので、これもみる必要が無ければ削除して問題ありません。
こうして、徹底して不要アプリの無効化をすることで「amazon music」と「Music Center」「Airtst Connection」の3つのアプリを入れても11.51GBにしかならないメモリーダイエットが可能でした。
あとは使い込むウチにユーザーデータが大きくなっていく「amazon music」のユーザーデータをたまに掃除してあげると良いかと思います。
ダイエット操作だけで12.3GB→11.5GBへ800MBもの節約ができました。これなら音楽系のアプリをまだいくつかインストールしても大丈夫そうですね。
以上、ウォークマンA105のメモリーダイエットのお話しでした。
最初からいくつかのアプリを入れて使いたい、ウォークマンでスケジュール管理をしたい、メールチェックをしたい、ということであれば32GB、もしくは64GBメモリーのウォークマンA106、A107を選択するのもありなんですが、なんせ、コラボモデルのウォークマンがA105ばかりなんですよね。(^_-)
大事なコラボモデルなので保存用に大事にしまってしまう方もいらっしゃるかと思いますが、ハイレゾストリーミングをジャンジャン楽しみたい!という方は上記の方法を参考に快適な環境を作ってみてください。
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ウォークマンAシリーズ NW-A100シリーズ |
ソニーストア価格: 35,200 円税込 |
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発売日 | 2019年11月2日 | メーカー商品情報ページはこちら | ||
延長保証 | 3年ワイド:4,400円(税込) 3年ワイド/5年ベーシック:2,200円(税込) 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 24回払いまで分割払手数料【0%】 |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
店頭にて実機展示中 テックスタッフ店頭ご利用特典 |
■Tony Stark Collection
ウォークマンA100シリーズ Tony Stark Collection NW-A105/TS |
ソニーストア価格: 37,200 円税込 |
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発売日 | 2022年3月187日 | メーカー商品情報ページはこちら | ||
延長保証 | 3年ワイド:4,400円(税込) 3年ワイド/5年ベーシック:2,200円(税込) 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 24回分割払手数料0%キャンペーン |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
10%オフクーポン(併用不可)プレゼント中 テックスタッフ店頭ご利用特典 |
■Spider-Man: No Way Home Collection
ウォークマンA100シリーズ Spider-Man: No Way Home Collection NW-A105/NWH |
ソニーストア価格: 36,700 円税込 |
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発売日 | 2022年2月1日 | メーカー商品情報ページこちら | ||
延長保証 | 5年ワイド:4,400円 3年ワイド/5年ベーシック:2,200円 3年ベーシック:無償 |
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ソニーストア 購入特典 |
ソニー提携カード決済で3%オフ 24回払いまで分割払手数料【0%】 |
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テックスタッフ 店頭入特典 |
テックスタッフ店頭ご利用特典のご案内 |
■アベンジャーズモデル
ウォークマンA100シリーズ Avengers Collection NW-A105/AV |
ソニーストア価格: 37,400 円税込 |
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発売日 | 2022年1月17日 | メーカー商品情報ページはこちら | ||
延長保証 | 3年ワイド:4,400円(税込) 3年ワイド/5年ベーシック:2,200円(税込) 3年ベーシック:無償 |
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テックスタッフ 店頭ご利用特典 |
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■スパイダーマンモデル
ウォークマンA100シリーズ Spider-Man Collection NW-A105/SM |
ソニーストア価格: 37,400 円税込 |
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発売日 | 2021年10月17日 | メーカー商品情報ページはこちら | ||
延長保証 | 3年ワイド:4,400円(税込) 3年ワイド/5年ベーシック:2,200円(税込) 3年ベーシック:無償 |
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