コロナウイルス感染予防のため、マスクや消毒スプレーなどの品薄が続いています。普段からストックをしている人は大丈夫ですが、準備をしていなかった方は用意がなかなかできずにいるかと思います。

普段からの備えが大切、というのを思い知らされる感じがしますが、災害時にいつも品薄になるのがラジオです。

たくさんの機種を揃えているソニーのラジオを3Dで動かして体感できるコンテンツがありますので紹介したいと思います。

 

こんにちは、店員佐藤です。

災害に備えたラジオというと、おなじみの手回し充電ラジオ「ICF-B09」や「ICF-B99」を想像してしまいますが、私の自宅にある防災ラジオとは上記のモデルです。

今は販売が終了してしまっていますが、以前「山ラジオ」という、山岳地帯で使うラジオ「ICF-R100MT」が販売されていて、これが我が家の災害ラジオとして常にスタンバイしています。

山歩きなどで山岳地帯に入っていくと、普通のラジオ電波が届かず、中継局の電波を拾う必要があるのですが、それを地域毎にインプットしており山の名前でエリア指定すると自動で中継局を選んでくれる、というモデルです。

かなり昔の話ですが、尾瀬に遊びに行っていたときに大きな地震に出会ったことがあります。湿原が海のようにうねるほどの揺れだったのですが、当時、携帯電話の電波は尾瀬ヶ原の湿原には届いていなかったため下山するまで、どこが揺れたのか分からずにいました。

電波がつながってからすぐにニュース検索をした（当時はiモードコンテンツでした）ところ最大震度6の新潟県中越沖地震だったことが判明しました。

情報がなにもないことの恐怖を感じ、この後に発売された「山ラジオ」に飛びつき、それを今も山に入るときはもって行くようにしています。

で、このラジオがたまたま、ラジオアクセサリーの充電キットに対応していて、3年程前に「BCA-TRG3KIT」という充電スタンドキットを追加購入してこれに載せて常に充電しているスタイルにしています。

こちらが「BCA-TRG3KIT」のパッケージに入っている内容物です。充電スタンド本体とACアダプター、単4サイズのニッケル水素充電池が2本と、ラジオ本体の形状によって必要になる充電アタッチメントが入っています。

付属の電池は「特定機器専用」となっていますが、充電容量は800mAhになっています。通常の市販されているサイクルエナジーの単4電池が750mAhなのでそれよりも大容量のものになっています。

充電中はこうして充電ランプがつくそうです。ICF-R100MTの場合は約3時間で充電できるとのこと。よくあるタイプの過充電防止装置などはついていないようで、ラジオ側がタイマーで充電動作しているようです。一度、クレードルから外すと、再度、充電時間のカウントをやり直すという説明がありました。

なので、この充電クレードルもラジオを載せっぱなしにするのではなく、本来は電池を使いきってから充電をやり直して使う、というのが理想的な使い方なんだと思います。私みたいに普段は使わないんだけど山にだけ持っていく、という人は山行の数日前にクレードルへのラジオの抜き差しを一度しておくと良いかも。

防災用に使われる方も1～2ヶ月に一度、クレードルからラジオを持ち上げてセットし直す、ということをすると良いと思います。

 

このスタイルでラジオを使うと普段から動作をチェックできるし、いざと言うときも2本の電池があるので、当面のラジオ受信が可能になります。

この充電クレードルの対応機種は11機種あり、それが下記のモデルとなります。

・XDR-64TV、SRF-R356/T355/T355K/R433/R431
・ICF-RN931/R353/R351/R100MT/R354M/R354MK

さすがにラジオの型番だけではどんなモデルかもわかりませんが、基本的には名刺サイズラジオと呼ばれる機種に対応しています。

下記のバーチャル展示コンテンツで実機の様子を確認することができます。（IE非対応となっています。ご了承ください）

サイズで選ぶのところで「コンパクト」「ポケット」にチェックを入れて表示が残っている4機種はすべて充電クレードル対応になっています。

充電クレードル「BCA-TRG3KIT」と合わせて購入して防災グッズとしてご家庭に用意してみてはいかがでしょうか？

食材などのローリングストックと同様に、実際に使える状態で保存しておき、たまに使用することで動作チェックをするというが良いと思います。

 

東日本震災の時にラジオの修理をお持ち込みいただいたお客様に「なぜ、こういうときに修理の受付ができないんだ」と、お叱りを受けたことがありますが、災害時には物流も止まります。残念ですが、そういう災害時にはユーザーさんの普段の準備、メンテナンスに頼ることになります。

災害時に強いラジオ！　一家に一台の備えをどうぞ。いつになるかわかりませんが、災害にあったときの自分への、もしくはご家族へのプレゼントになります。

 

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