めまぐるしく変わる春の天候ですが、今日と明日は東京の天気が快晴の予報になっています。

発売以来、試してみたかったのですが“α6400”に望遠レンズを装着して、出勤前に浜離宮で春の風景撮影を試してきました。“α6400”に新搭載のリアルタイムトラッキングAFですが、これはやっぱりスゴいです。これからの撮影方法がガラッと変わってしまいそうです。

 

こんにちは、店員佐藤です。

久々の晴れ間です。今日は雲一つ無い快晴でしたので出勤前に“α6400”に望遠レンズを装着して浜離宮恩賜庭園でミニ写真散歩をしてきました。当店のお休みである日曜日と月曜日はまた天気が悪そうなので、この金曜日、土曜日が狙い目ですからね。

装着して使ったのは「SEL70200G」です。絞り値F4通しで使える軽量な望遠ズームレンズです。APS-Cセンサーに装着して使うと35mm判換算で画角は105mm～300mmのズームレンズとして使えます。

野鳥撮影に300mmではちょっと焦点距離的には厳しいのですが、野鳥をガッツリ撮るというよりは散歩のついでに見かけた野鳥を撮影する程度であれば充分使えます。

AFスピードも速いし、これで浜離宮で春の景色と野鳥探しをしてきました。

やっぱり“α6400”のAF性能、すごいです。腕があがったというよりも使い方を覚えればカメラが勝手に撮ってくれる感がすごい！

α6400+SEL70200G　F4.0　1/1000　ISO200　焦点距離200mm（35mm判換算画角300mm相当）

こちらはハクセキレイです。背面のライブビューモニターを使ってリアルタイムトラッキングAFでロックオンして、あとはすばしっこく歩き回るハクセキレイをフレームの中に入れて追いかけるのみ。

拡大して見ると。。。

バッチリピントが来ていて毛の1本1本まで鮮明に映っています。さすがにまだ動物瞳AFは使えないですし、こうして片目しか見えていない画角だと動物瞳AFの追従も期待できないのですが、現時点でもトラッキング機能でハクセキレイの体にロックオンすることはできます。

ずーっとフォーカスを合わせ続けてくれるので、シャッタースピードを上げておけば動体ブレもなくバリピンで撮れまくります。

α6400+SEL70200G　F4.0　1/1000　ISO160　焦点距離200mm（35mm判換算画角300mm相当）

浜離宮に入った途端に出会ったハクセキレイですが、つかずはなれずというか私の周りを行ったり来たりしてくれていたおかげでたくさんの写真を撮らせてもらいました。

Flickrにアップロードした写真はトリミングしていないカットです。セキレイは人間に対しての警戒心があまりないので300mm相当の焦点距離でもこんなドアップで撮らせてもらえます。

すごい、こんな風にフォーカスをばっちりと合わせ続けてくれます。なんかレンズ性能が上がったくらいの感じです。Gレンズの「SEL70200G」ですがG Masterレンズみたい！？

α6400+SEL70200G　F4.0　1/1250　ISO100　焦点距離200mm（35mm判換算画角300mm相当）

メジロも顔を出してくれました。一瞬だけやってきて梅の木の上の方にとまって、またそのまま林の中に戻っていってしまったのですが、これをトリミングで拡大して見ると。。。

こんなにバッチリと撮れています。

“α6400”のAF性能、最高です。ロックオンできれば、言い方悪いんですけど適当に撮ってもバッチリとフォーカスがとれます。

ちなみにどんな撮影方法をしているかというと。。。ちょっと機能を割り振って“α6400”を私ならではの方法で使っています。

まずは、こちらですが、普段使いの“α6400”として持ち歩きたくてスナップ撮影が簡単にできるよう、フォーカスエリアは「ワイド」のままで私は使っています。

ぱっと構えたときに“α”任せでフォーカスを取っても大体OK。ただ、木々に隠れることが多い野鳥撮影の際はスポットフォーカスエリアなどにして被写体を特定する必要があります。

野鳥を見つけたらスポットフォーカスエリアに切り替えて使うのですが、これを素早くリアルタイムトラッキング（従来のロックオンAF）に移せないかな、というところです。

“α6400”には「タッチトラッキング」機能が搭載されているので、どんな状態からでも画面タッチをすれば、それで被写体をロックしてくれます。なので普通の使い方だったらタッチパネルを触るだけで良いのですが、どうもタッチ操作だと被写体の特定があいまいになることがあります。

この場合もできれば野鳥の顔にロックオンさせたいわけで、そういうときはスポットフォーカスを使ってロックオンさせた方が正確だったりするんです。

そこで「フォーカスエリア登録機能」というのを使ってみました。

この機能はメニュー画面から設定を「入」に切り替えてから使います。

書いてある通りなのですが撮影画面で、すぐに呼び出したいフォーカスエリアの指定をして、その状態でファンクションボタンを長押し（約2秒くらい）することで記憶をさせることができます。

私の場合はすぐに呼び出したい「トラッキング：拡張フレキシブルスポット」を画面のセンターポジションにしてから登録をしました。

その後、カスタムキーのどこかに呼び出しできるようにアサインします。「再押し登録フォーカスエリア」というのをここではホイールコントロールの中央ボタンに設定します。

こうしておくことで、フォーカスエリアの設定をワイドエリアに指定しているときもホイールコントロールの中央ボタンを一度押すだけで、トラッキング：拡張フレキシブルスポットに一瞬で切り替える事が可能になります。

スナップ撮影をしているモードから、野鳥補足モードに瞬時に切り替えができます。タッチトラッキング機能を使うためにタッチパネル操作をしなくてもファインダーをのぞいたままですぐに切り替えられます。

再度、センターボタンを押せば、すぐにワイドエリアに戻るのでスナップカメラに速攻で戻ります。

α6400+SEL70200G　F4.0　1/320　ISO200　焦点距離200mm（35mm判換算画角300mm相当）

突然、林の中から猫が登場してもセンターボタンを押すだけでロックオンモードに早変わりします。

α6400+SEL70200G　F4.0　1/1000　ISO100　焦点距離200mm（35mm判換算画角300mm相当）

動物の撮影のときだけではなく、花の撮影の際にもどの花にフォーカスを合わせたいのか選んでセンターでロックオンすれば、あとは自由に構図を作ることができます。

昔のカメラではセンターフォーカスで合焦したら、あとはシャッター半押しでフォーカスをロックさせたままで構図を作る、ということをしていましたが、それを今はコンティニュアスAFで出来てしまう感じ。

正確に被写体を認識して追い続けてくれるので、撮影方法がこれでガラッと変わります。

ものすごい革新機能だと思います。

これが今月のファームウェアアップデートで”α9”に搭載されたらどんなことになっちゃうんでしょうね！？　現時点では“α9”と“α6400”のフォーカス機能は甲乙付けがたいくらいなんですが、“α9”の秒60回測距があれば鬼に金棒状態になりそうです。

 

そんな“α6400”を使っていただくべく、明日は浜離宮でミニ撮影会を開催します。

こちらが今日の浜離宮のインフォメーションボードです。菜の花が見頃で、各種ウメも開花しています。カンヒザクラも開花しているそうです。

菜の花畑の奥にある梅園ですが、今年は奥の通路が舗装工事をしていて、外周からしか観ることができません。ですが、ウメの木、今が最盛期をちょっと過ぎた頃。今週末がウメを観られる最後の週になるかも。

花木園も今はウメが主役です。

こういう撮影の時もリアルタイムトラッキングを使うと前ボケをガンガン入れる事ができます。“α6400”のタッチトラッキング、超便利です。

菜の花も元気に咲いています。これもリアルタイムトラッキングを使って撮影しています。撮影方法がいままでと全然違って、とにかく今までで言うロックオンAFに頼り切ってシャッターを切る感じになります。

α6400+SEL70200G　F4.0　1/1000　ISO125　焦点距離70mm（35mm判換算画角105mm相当）

しかし、天気が良いと何を撮っても画になりますね。明日もこんな天候みたいなので楽しみです。

α6400+SEL70200G　F4.0　1/1600　ISO100　焦点距離70mm（35mm判換算画角105mm相当）

菜の花はこれからどんどん伸びてしまって畑の中をとおっている通路も見えなくなってしまうほどになっていくのですが、まだ今週末なら小さなお子さんでも埋まらずに済むかも。

α6400+SEL70200G　F4.0　1/1000　ISO200　焦点距離142mm（35mm判換算画角213mm相当）

明日は朝9時よりミニ撮影会を開催します。ご参加希望の方は参加フォームからお申し込みください。

本日の18時まで受付をしております。

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