ワイヤレスポータブルスピーカー『SRS-X11』開梱レポート
今週の土曜日21日から出荷が始まるワイヤレスポータブルスピーカー「SRS-X11」が一足早く当店に展示モデルとして入荷してきました。
VAIO Zの開梱レポートもしつつ、こちらも早速開けて使ってみました。これもすごく気になっている製品だったんです。しかも今回は秘密兵器付きです。
SRS-X11はキューブスタイルのシングルスピーカー。ペアで使うことができて、2個そろえるとステレオで鳴らすこともできるというモデル。
昨年は防水モデルのSRS-X1がありましたが、このモデルは防水性能はなく、代わりに出力が倍の10Wになった高音質タイプという感じ。
パッケージを開梱すると本体の他にマイクロUSBケーブル、専用シリコンストラップ、取説類が入っています。
最初にちょっと使ってみようと思ったらバッテリーはすっからかんでした。えーと、充電にはPCのUSB端子経由で0.5A規格だと約8時間。ACアダプターの高出力タイプのモノで1.5A使えれば約4時間かかるそうです。
これで満タン充電をすると12時間使えるようになります。
取説はやたらと説明が多いんですが、これはNFCを搭載していないスマートフォンなどとのBluetooth接続の方法が各バージョンごとに説明されているからです。NFC搭載のスマートフォン、ウォークマンをお使いでしたらこれらは全部読み飛ばすことができます。
NFC搭載スマートフォンだったらタッチ一発でペアリングOKです。あ、まだバッテリーが全然ないので試せませんでした。早く写真を撮って充電しなくちゃ。
こちらが専用のシリコンストラップです。だいぶ小さいわっかで私の手では手の平を通すことも出来ないくらいなのですが、これはサイバーショットとかで使えそう。
部品取りしたくなってしまいます。ボディと同色のストラップが用意されているので、これはスピーカーにつけなくてもなにかに使えるんじゃないですかね。
ストラップはスピーカーのこの部分に装着します。つけられる場所はここ1カ所だけです。
さ、写真が撮り終わったので1.5AのACアダプターで急速充電開始です。
その間に2個目の赤いSRS-X11を開梱、ストラップ装着をします。
あ、そうだ。ポータブル電源を使って充電しながら使うことってできないのかな?
ということで試してみたらあっさりと成功。充電まで同時に行っていないかもしれませんが、ポータブル電源から電源供給をしながら使うことはできます。
なんだかんだと試して最低限の充電ができたところで、ステレオペアリングして使ってみます。
2個のSRS-X11をステレオで使う方法ですが、3ステップで操作します。
- 1個目のSRS-X11の電源を入れて裏にあるADDボタンを長押ししてピコンと言わせる。
- 2個目のSRS-X11の電源を入れて裏にあるADDボタンを長押ししてピコンと言わせる。
- 1個目のSRS-X11とNFCタッチでスマートフォン(もしくはウォークマン)を無線接続する。
以上です。簡単、簡単。
底面に3つのランプがあって、ここに親になっているSRS-X11(真ん中のランプがついている)と、左右のどちらのスピーカーになっているのかがLRで表示されています。
向かって右側にRスピーカーを。左にLスピーカーを置けばバッチリです。スピーカーの左右を入れ替えたいときはADDボタンを押すと入れ替わります。ステレオではなくモノラルでツイン再生させたいときも同様にADDボタンで機能を送ります。
SRS-X11の良いところはこうしてスピーカーを離して置けるので単体のスピーカー自体は小さいモノのステレオ感を自分で好きなように広げることができます。
ただ、サイズがサイズだけに音場が広がる感じではなく、音源が離れるだけみたいな感じになるので、ある程度近づけてステレオ感を楽しんだ方が良いみたいです。
このサイズからは信じられないくらいの低域の音も鳴らしてくれるし、第一音量が結構出ます。なかなか音質的にも良いと思うんですが、これをさらに良い音で鳴らしてみようかな、ということで用意した秘密兵器がこちらです。
ソニーストアで限定販売されているオオアサ電子製オーディオボード「HWB-XS」です。
本来はSRS-X3、SRS-X33用として販売されているモノなんですがサイズ的にはSRS-X11のステレオ設置でも使えそうなのでチャレンジしてみました。
うわー、かわいー! こんな小さいのにオーディオボードです。
ショールームでも試聴をしてきましたが、さすがにあの環境では効果のほどがよくわからなかったので、やっと落ち着いて聞くことができます。
ちなみに最初に登場したSRS-X9用のオーディオボードと並べてみるとこのサイズの違いです。オーディオボードのミニチュアですね。
聞いたところではこのボードの中に円形の防振板が入っているそうですがSRS-X9のものにはそれが9枚入っているんだそうです。SRS-X3用は3枚。横並びの信号みたいな配列で埋め込まれているそうです。
SRS-X9とSRS-X11をそれぞれオーディオボードに載せて並べてみたところがこちら。かわいー!!(また、言っちゃった)
で、早速音を出してみるわけですが、こんなに小さいのに効果は絶大。SRS-X9同様でこれは誰が聞いても違いがすぐにわかります。低域の音の出方がガラッと変わります。
ボードの効果もありますが、床とちょっと離れることでも音の出方がだいぶ良くなっているんじゃないですかね。防振材が入っていないオーディオボードでもあれば実験してみたいなぁ。
ただ、この状態でしばらく聞いていると、どうも音が揺れている感じがしてしまいます。なんか音の定位がおかしいというか、不安定な感じがしなくもありません。
まだ満タン充電していないから、出力が安定していないのかな?とか思いつつ、こうしたら改善。
ちょっとだけ八の字にしてスピーカーを開いてあげるとぐっと良い感じになります。SRS-X11の左右にはパッシブラジエーターがあるとのことでしたが、2個並列に並べちゃうとそれが干渉してしまうのかも。
どういう角度で置くのが良いのかは、これからちょっとずつ開発するつもりで試してみよう、なんて楽しみができました。
こんな風にしてタブレットでジャズを再生させながらリビングでウイスキーの入ったタンブラーを傾けつつ、箱庭で音楽を楽しむ、なんて良くないですか!?
こちらのソニーの一番小さなワイヤレススピーカーですが、今日から当店のハイレゾ試聴コーナーの片隅に展示をいたします。
ご興味ある方、スマートフォンでお気に入りの音楽を持ってきていただいて、いろいろお試しになってみてください。
今週の土曜日から出荷スタートです。
★ソニーストア ワイヤレスポータブルスピーカー「SRS-X11」のご案内はこちらから
★ソニーストア オオアサ電子製オーディオボード「HWB-XS」のご案内はこちらから
☆当店blog 15.1.29「小さな箱から大きな音『SRS-X11』展示レポート」
☆当店blog 15.1.22「ポータブルスピーカー『SRS-X55/X33/X11』発表」