『VAIO S15』と『PC TV Plus』で番組書き出し
先日、ブルーレイディスクメディアの比較記事をご案内しましたが、その時に「nasneに録画した番組をPCで書き出すことができるんですか?」という声をいただいたので、簡単にご案内したいと思います。
こんにちは、店員佐藤です。
日曜日は年賀状作成とふるさと納税の寄付先選び(ワンストップ制度を利用できるのは12月までなので)と、BD-REへのドラマ「真田丸」の全話書き出しをして過ごしました。
日曜日の夜には「真田丸」の最終話の放送もあり壮絶な最期を拝見させていただき、大河ドラマの長い旅に感動させてもらいました。私は一気視聴で1ヶ月弱で50話全部を観ましたが、これを演じている役者さん、撮影スタッフ、関係者の方々には1年以上の長い制作期間で本当に長い旅をされてきたんでしょうね。
感動をありがとうございました。あとはこの感動をまたいつか味わうためにブルーレイディスクに書き出して永久保存したいと思います。
さて、録画は寝室に設置しているネットワークレコーダーの「nasne」で行っています。我が家には2台のnasneを設定していて、2台目に購入したほうの内蔵1TBのHDDに記録。
これを家でつながっているPS3、PS4、PS Vita、ブラビアなどでLAN経由でアクセスして視聴をすることが出来るのと、外出先からのスマートフォン、タブレットからのアクセスでも観ることができます。
それらを駆使して1ヶ月弱で50話のドラマを見続けてきたわけですが、nasneのHDDに記録されている録画番組をPCを使うことでディスクに書き出すこともできるんです。
利用するのはソニーストアで販売している「PC TV Plus」、もしくはソニー製VAIO向けに提供されている「VAIO TV with nasne」です。
ソニーがPC事業を終了したときに、それまではVAIO向けだけしかなかったアプリケーションを「PC TV with nasne」として販売をはじめ、現在はnasneだけではなく、ソニー製ブルーレイディスクレコーダー(2011年製以降のモデルが対象)にもアクセスして番組の予約録画や番組視聴をすることができます。
外出先から自宅のnasneにアクセスして番組視聴をすることがスマートフォンみたいにできると良いのですが、まだそれは実現していないのですがホームネットワークで接続しているときにPC内に転送したり、ディスクに書き出すことは可能。
ビデオタブから、録画番組の一覧を表示すると画面下部に操作ボタンが出てくるのですが、ここに「再生」「PCへ転送」「書き出し」というボタンが並んでいるのが見えます。
PCにドライブが内蔵、もしくは外付けドライブを搭載すればブルーレイに番組書き出しができるんです。
ドバッと選んで一気にBDメディアへ書き出しが可能。おおよその書き出し時間なども表示されます。
今までもこの機能をたまに使うことはあったんですが、大河ドラマとかこんな大容量の番組の書き出しをするのは私もはじめてです。時間がどれくらいかかるものなのか検討もつかなかったんですが、やはり50話もあるとすごいことになりますね。
全部録画はnasneの方で3倍モードで録画していました。1話45分で大体3GBくらいになっていて、全部合わせると170GBくらいになります。これを2枚のディスクに今回は書き出すことにしました。3層100GBのBD-REディスクを1枚と2層50GBのBD-REディスク1枚に分けていれます。
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書き換え可能なBD-REを使うのは、万一書き損じたときにやり直しが出来る様にするための保険です。
3層100GBのディスクは「BDXL」という規格のもので、あとから登場した規格。現在発売されているドライブではほとんど対応をしています。
自宅の「VAIO S15」を購入するときに内蔵ドライブをDVDのままにするか、+8,000円でブルーレイディスクにするか、ちょっと悩んだんですがBDドライブにアップグレードしておいて良かったです。
VAIO S15のBDドライブもBDXLに対応しています。
今は内蔵ドライブがあっても、ソフトウェアのインストールはほぼすべてオンラインでできるし、CDのリッピングくらいにしか光学ドライブを使うことはなかったんですが、こうしてnasneからの番組書き出しに使えるというのは嬉しい誤算でした。
で、50本の45分番組を書き出すわけですが、これがむちゃくちゃ時間がかかりました。ワイヤレスLAN経由ではあるんですが書き出しにかかった時間は約15時間。ほぼ1日かかりました。
それと、先週のアップデートで録画モードの変更を書き出し時に行うことができるようになっています。今まで3倍モードで録画していたのですが最終話だけDRモードで録画して、それも試しています。3倍モードに変更すると書き出しにかかる時間は実時間の倍以上になる模様。55分の番組を2時間かけて変換して書き出しをしています。
全部合わせると17時間かけて書き出しをしているのですが、特にトラブルもなく書き出しは終了しました。
無事にnasneからBDメディアへ番組データが移ったのでnasneから「真田丸」を消すことができます。nasneの中にある170GBものデータをこれで空けることができるので、来年もNHK大河ドラマを録画することができます。
書き換え可能なBD-REを使っているのでチャプター編集もできます。
「nasne」+「PC TV Plus」の組み合わせだと前後の余白部分を削除したりチャプターを移動したりする編集が一切できないのですが、書き出したBD-REをソニーのBDレコーダーに入れるとディスクに入っている番組の編集をレコーダーで行うことができます。
「チャプター編集」を呼び出してBD-REディスク上の番組を直接編集。これで余白部分のカットも、予告編や紀行部分の頭出しのためのチャプターも打てます。
家族で使っているテレビに接続されたBDレコーダーでも録画はできるのですが、そちらは今までもいろいろ事故(誤って番組を削除)されていたり我が家では非常に危険な?レコーダーになっているもので、こうして自分専用の録画場所があって、そしてこうして保存用にディスク書き出しができると便利なんですよね。
以上「PC TV Plus」と「nasne」と「VAIO S15」のご案内でした。VAIO S15のご購入の際に、今度からは「PC TV plus」についてもご案内するようにしたいと思います。
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